「聖アントニウスの誘惑」 MashudaBBS2004.08.07-08.09
王位戦第3局回想1 グランダイアのヘソ 45地点から56地点へ
王位戦第3局回想2 2004.08.07囲碁将棋ジャーナル 王位戦第3局解説 教皇迫真の指摘
2004.08.07銀河戦 松尾VS丸山 相掛り28飛
2004.08.05銀河戦 谷川VS西尾 横歩取り85飛
2004.08.07近鉄将棋まつり 谷川VS鈴木 相振り
2004.08.08第31回近鉄将棋まつり 森内VS井上 4手め74歩戦法
2004.08.08NHK杯 野月VS丸山 手損角換り「聖アントニウスの誘惑」
王位戦第3局回想3 「皇国日本」「鬼畜米英」「集団自決」


王位戦第3局回想3 「皇国日本」「鬼畜米英」「集団自決」 No: 6247 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/08/09 Mon 23:24:11

週間将棋によると王位戦第3局感想戦で副立会いの郷田が52手め62銀はどうかと聞いたらしい。これは敵軍に投降して機を窺う手。苦し紛れでも本譜の玉砕よりマシという意味で郷田は言ったはず。本気でそんな手を郷田が考えて谷川に勧めたならばもうあの顔は見たくない。ところが谷川はそれでも羽生が53手め34歩を同銀と取るものと思い込んでいる。「俺を相手にこの歩が取れないのか?」というのが感想戦の谷川。一方の羽生はもし谷川が一旦白旗掲げて62銀なら53手めは26銀と言う。これはマシュダ一家が躊躇なく指す手。これは正調「銀の泡踊り」のため。羽生はすでに1歩入手したのでいくらでも手が作れるが谷川は銀を引くと46角以外に楽しみがない。ところが谷川が最後の楽しみに飛びついて歩を取ると負ける。

MF38 52手め62銀変化 最後の晩餐46角
先手:羽生+マシュ一家
後手:谷川+玉砕愛好会
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽5四歩
▲2五歩 ▽5五歩 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽5二飛
▲6九玉 ▽6二玉 ▲4八銀 ▽7二玉 ▲6八銀 ▽8二玉
▲2八飛 ▽2三歩 ▲4六歩 ▽3五歩 ▲4七銀 ▽5四飛
▲6六歩 ▽7二銀 ▲7九玉 ▽2四飛 ▲2五歩 ▽3四飛
▲9六歩 ▽9四歩 ▲7七角 ▽4二銀 ▲8八玉 ▽5三銀
▲3八飛 ▽1四歩 ▲3六歩 ▽同 歩 ▲同 銀 ▽1三角
▲3五歩 ▽7四飛 ▲6七銀 ▽3四歩 ▲4八金 ▽3五歩
▲同 銀 ▽3四歩 ▲8六角 ▽6二銀 ▲2六銀 ▽4六角
▲3七桂 ▽1三角 ▲4五桂 ▽5四飛 ▲3三歩 ▽同 桂
▲同桂成 ▽同 金 ▲4二角成 ▽投了
63手で先手の勝ち

もし桂跳ねを阻止して56手めに33桂や44歩などを指せばその瞬間に羽生が入手した1歩を35地点に打たれ次の47金で角が死ぬ。そこで56歩と命の位を捨てて角交換となるがそれでは後手負け。とにかく先手に桂馬を使われただけで後手は勝てない。その上に命の55歩を生殺しするようでは投げるしかない。46歩は角で取ることはできない。
では54手めに何をすればよいのか?
後手には何もない。だから羽生が平然と26銀と下がりますと感想戦で言ったときに谷川は愕然としたであろう。13角は悪手でしたと認めるしかないどころか37桂を阻止できない。角の位置の関係で桂交換は先手に有利。教皇指摘通り94歩が緩手どころか悪手に逆行相転化する構造。62銀-26銀変化で54手めからデザインし直せと言われても当家は即座に断る。
話は飛ぶが近代将棋編集長日記によると、NHKのドキュメンタリー再放送に感化されて「沖縄渡嘉敷島でおきた大勢の島民の自決事件」に涙が止まらなかったという。森内の千日手回避手順に涙したあの編集長である。沖縄決戦では多くの島民が自殺を強いられた。米兵が来る前に親は子をカマで殺した。NHKが事件という言葉を使うのは、駐留日本軍のデマで村人が自殺を強いられたことが終戦後明らかになったため。これは一種の国家犯罪であるとNHKは言えないので控え目に「事件」という言葉を使う。太平洋戦争を教える教科書にでてくる「集団自決」という言葉は「皇国日本」「鬼畜米英」と同じ意味の洗脳用語。
ではどうすればよかったのか?
村長も校長も軍の言いなりで村人に自決を勧めて手榴弾や青酸カリを配った。それに反対した者は村八分どころか殺された。米軍はすでに捕虜にした日本人を村に送って投降を勧めたがその日本人さえ指導者層は殺した。村人には「鬼畜米英」どころか同じ村の日本人が一番怖かったという教訓をどのように見ればよいのか?
神風特攻隊と聞けば涙を流すのが小泉純一郎と石原慎太郎。
藤井の特攻と聞くと最近「バカかよ」と言うのがマシュダ一家中枢。
谷川もそれはよく知っている。
ではなぜあの谷川でさえ自陣の駒を「集団自決」させたのか?
感想戦で谷川本人が62銀変化では羽生なら34銀だろうと告白した背景は当日のMF変化を追うとよくわかる。3筋の中空三角理論変化では羽生は34銀と歩を取る。ところがそれは玉砕しかないと羽生は当家の途中図と同じように読み、二日目86角に予定変更したことは時間の推移から明白。二日目の谷川13角がハッキリおかしい。本人は絶対に言わないと思うが「手が滑った」のが真相であろう。
あの14歩はすでに初日の実況&分析で言及した通り。
これが忠臣蔵なら14歩とは頭を扇子で叩く手。これが今までの谷川と羽生の戦いの合図であった。しかし羽生は裏切るようになった。そして谷川自身が忠臣蔵を演じてしまった。
だからね、谷川。
谷川は羽生と握手などしてはいけなかった。
感想戦に戻るが、羽生の言う26銀は正しい。



2004.08.08NHK杯 野月VS丸山
手損角換り「聖アントニウスの誘惑」
 
No: 6246 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/08/09 Mon 16:10:11

日時:2004.08.08
棋戦:第54回NHK杯二回戦
戦形:後手番手損角換り
先手:野月浩貴六段
後手:丸山忠久九段

▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8四歩
▲2五歩 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽2二銀 ▲3八銀 ▽3三銀
▲1六歩 ▽1四歩 ▲3六歩 ▽7二銀 ▲3七銀 ▽6四歩
▲4六銀 ▽6三銀 ▲3五歩 ▽4四歩 ▲3四歩 ▽同 銀
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三金 ▲2八飛 ▽2四歩
▲7七銀 ▽4五歩 ▲3七銀 ▽3三桂 ▲6六銀 ▽5二金
▲3二角 ▽2二金 ▲2四飛 ▽2三歩 ▲3四飛 ▽3二金
▲3六飛 ▽2七角 ▲2六飛 ▽4九角成 ▲同 玉 ▽6九角
▲6八金 ▽4七角成 ▲4八歩 ▽2五馬 ▲2八飛 ▽8五歩
▲7七銀 ▽4六歩 ▲3六銀打 ▽4三馬 ▲5六角 ▽4四金
▲4六銀 ▽5四馬 ▲2六飛 ▽4三金右 ▲3五銀左 ▽5五金
▲4七銀 ▽5六金 ▲同 歩 ▽3四歩 ▲4六銀引 ▽4四馬
▲2八飛 ▽5四歩 ▲5八玉 ▽7四歩 ▲3六銀 ▽6五歩
▲4七歩 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽7五歩 ▲同 歩 ▽3九角
▲3八飛 ▽7五角成 ▲7六歩 ▽6四馬 ▲3五歩 ▽4五歩
▲3四歩 ▽4六歩 ▲3三歩成 ▽同金直 ▲4六歩 ▽同 馬
▲3七金 ▽6四馬 ▲4八飛 ▽6二馬 ▲3五桂 ▽4四金直
▲4六金 ▽3四歩 ▲4五歩 ▽3五金 ▲同 銀 ▽同 歩
▲3四歩 ▽同 金 ▲5五歩 ▽同 歩 ▲5六歩 ▽同 歩
▲5五金打 ▽8四馬 ▲5七歩 ▽同歩成 ▲同 金 ▽6九銀
▲同 玉 ▽5七馬 ▲6四金 ▽4八馬 ▲6三金 ▽5九飛
▲7八玉 ▽8七金 ▲同 玉 ▽9五桂 ▲9六玉 ▽8七銀


後手番手損角換りをやりたい場合まず32金の形からやるのかという問題がある。14歩とするのはいかにも手損角換りをやるという態度なので谷川は32金から入り結果手損角換りを敢行できずに王位戦第3局を負けた。14歩には羽生は森内のように25歩を突かないかもしれない。先手の棒銀成功例が多い。特に羽生相手に嫌な思い出がある。
こちらのNHK杯で丸山は32金から入った。そして84歩も突く。ここで横歩取りでも丸山なら必勝。横歩取りの覇者はこんな所でも相手にプレッシャーを与えている。丸山が後手番手損角換りを見せるのは芸。横歩取りは飽きられたとキチンと自覚している。相手の意図を感じる為の84歩。この手はムダ手になる場合があるが、相手がアレを知っているかどうかを見極める相停滞手として有効。おそらくここまで読んで指さないと84歩は緩手になる。それほど序盤は進化してしまった。だからこそ谷川は王位戦第3局でこの84歩が指せずに54歩としてしまったのであった。

野月は13手めに16歩を突いた。おそらくこれで丸山は勝ちを確信する。14歩と応じた為にコイと言っている態度で判る。野月は森内のように早繰り銀でくるとわかっている。16手め72銀も用意周到。62銀は狭い。
丸山は序盤から相手を過激に誘う。だから谷川のような緩手62銀はおろか康光のような飛車先不突きという合理的な指し手も拒否した。
早繰り銀変化では後手は23金と受けて29手めに28飛というのが大きなパターン。康光は森内相手に30手めに27歩を打って36角を打つという手順から馬を作成したが歩切れとなり苦戦に陥った。丸山は24歩。
31手め77銀は野月の故意の緩手のはず。そうでないならただのラクチン将棋。
32=45歩。この位を取られた為にあとは野月は暴れる以外に勝機はない。丸山は流れる1本の線。84歩以外はムダがない。だから野月は84歩を緩手にしようとした。ところが丸山は84歩で誘った。45歩まで指されるとそれが見えるはず。野月には見えなかった。
36=52金。丸山の最後の誘惑。
聖アントニウスの誘惑という文芸史上の題材がある。
王位戦第3局がマックス・エルンスト版ならこちらはボッシュ版。
野月の32角は誘惑に耐えられずに打たされた角。根は84歩。
この角を打たせた丸山は現実世界を見渡す。
佐瀬門下は筆頭弟子米長のおかげで全員険悪な仲となった。特にこの将棋の解説を行った高橋道雄は丸山を親のカタキのようにコキおろしている。コキおろしてもマシュダ一家のようにそこに愛情があるのではなく彼らには憎しみが宿っている。この憎しみは米長から伝染した。米長の笑いは冷酷。タカミチやブタセンは自虐。中井は笑うと痛い。米長と犬猿の仲にある西村と門下の藤井、三浦に至ってはまともに笑えない。彼らに共通していることは「言葉を自己正当化の為に操る」こと。これはすべて米長から発している。
今日はタカミチがどのようにして「言葉を自己正当化の為に操る」か見てみよう。
43手めの局面でタカミチは丸山なら25角と述べそれが「激辛流」と何度も誇張した。NHKまで丸山が「激辛流」と連呼するようになったのは高橋道雄のようなオマヌケ棋士のおかげである。当家では「激辛流」とは羽生や森内の将棋のことであって丸山などにはもったいなくて使えない言葉。連盟棋士並の幼稚な表現を使うなら丸山のトンデモ将棋は最初は暴走族、後半は爆笑流である。丸山は自虐タカミチの予想25角を裏切って驚きの27角。これを見て言葉を失ったタカミチはしばらくして「これが丸山流」と言葉を変えた。さすがにこんな激しい手を見せられてはもはや「激辛流」と言う言葉を撤回しないといけないはずであった。ところがタカミチは単に「激辛流」を「丸山流」に呼び変えて自己弁護するしかなかった。ならば最初から「丸山流」と呼べば良い。彼らが「激辛流」と呼びたい感情の根底には怨念がある。
54手め85歩。これで序盤の誘惑手84歩まですべて1本に繋がった。
目も覚める指し回し。あまりに鮮やかなのでキムチの色を思い出してしまった。半島の人々は朝起きると目覚まし代りにキムチを食べる。辛い方が目が覚めると彼らは言う。
さてタカミチは104手めは39銀などと言う。おそらくタカミチの終盤力では39銀では野月に前回同様NHK杯で逆転される。そこで明るい笑いを覚えていただきたい。タカミチレベルにあわせた野月大逆転の漫画をオチとしたい。

ボッシュ版「聖アントニウスの誘惑」大逆転篇
日時:2004.08.08
棋戦:マシュダ一家青春杯
戦形:後手番手損角換り
先手:野月浩貴が本気を出した場合
後手:タカミチなんちゃって九段
▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8四歩
▲2五歩 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽2二銀 ▲3八銀 ▽3三銀
▲1六歩 ▽1四歩 ▲3六歩 ▽7二銀 ▲3七銀 ▽6四歩
▲4六銀 ▽6三銀 ▲3五歩 ▽4四歩 ▲3四歩 ▽同 銀
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三金 ▲2八飛 ▽2四歩
▲7七銀 ▽4五歩 ▲3七銀 ▽3三桂 ▲6六銀 ▽5二金
▲3二角 ▽2二金 ▲2四飛 ▽2三歩 ▲3四飛 ▽3二金
▲3六飛 ▽2七角 ▲2六飛 ▽4九角成 ▲同 玉 ▽6九角
▲6八金 ▽4七角成 ▲4八歩 ▽2五馬 ▲2八飛 ▽8五歩
▲7七銀 ▽4六歩 ▲3六銀打 ▽4三馬 ▲5六角 ▽4四金
▲4六銀 ▽5四馬 ▲2六飛 ▽4三金右 ▲3五銀左 ▽5五金
▲4七銀 ▽5六金 ▲同 歩 ▽3四歩 ▲4六銀引 ▽4四馬
▲2八飛 ▽5四歩 ▲5八玉 ▽7四歩 ▲3六銀 ▽6五歩
▲4七歩 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽7五歩 ▲同 歩 ▽3九角
▲3八飛 ▽7五角成 ▲7六歩 ▽6四馬 ▲3五歩 ▽4五歩
▲3四歩 ▽4六歩 ▲3三歩成 ▽同金直 ▲4六歩 ▽同 馬
▲3七金 ▽6四馬 ▲4八飛 ▽6二馬 ▲3五桂 ▽4四金直
▲4六金 ▽3九銀 ▲4七飛 ▽4五歩 ▲同 金 ▽同 金
▲同 飛 ▽4四歩 ▲4七飛 ▽1九馬 ▲4三金 ▽2九馬
▲3三金 ▽4七馬 ▲同 銀 ▽4八飛 ▲6九玉 ▽4七飛成
▲4二金打 ▽6一玉 ▲2五角 ▽7二玉 ▲4七角 ▽4八銀成
▲2九角 ▽8七金 ▲4九歩 ▽7七金 ▲同 桂 ▽4九成銀
▲7八金打 ▽4六桂 ▲3一飛 ▽5九銀 ▲1一飛成 ▽8九銀
▲7五香 ▽7四歩 ▲6五桂 ▽6八銀成 ▲同 金 ▽8六飛
▲7七銀 ▽7八金 ▲同 金 ▽同銀成 ▲同 玉 ▽8七金
▲6八玉 ▽7七金 ▲同 玉 ▽8五香 ▲9八金 ▽9五馬
▲8七歩 ▽同飛成 ▲6六玉 ▽6八馬 ▲8三銀 ▽同 玉
▲8一龍 ▽8二歩 ▲同 龍 ▽同 玉 ▲7三金 ▽8一玉
▲8二歩 ▽7一玉 ▲8三桂 ▽6一玉 ▲5三桂不成▽投了

173手で先手の勝ち


2004.08.08第31回近鉄将棋まつり 森内VS井上 4手め74歩戦法 No: 6245 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/08/09 Mon 02:24:35

日時:2004.08.08
棋戦:第31回近鉄将棋まつり 2日目
戦形:4手め74歩戦法
先手:森内俊之
後手:井上慶太
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽7四歩 ▲7八金 ▽3二金
▲4八銀 ▽7二飛 ▲5六歩 ▽7五歩 ▲同 歩 ▽同 飛
▲5七銀 ▽5二玉 ▲6九玉 ▽7二金 ▲6六歩 ▽6二銀
▲6八銀上 ▽9四歩 ▲5八金 ▽9五歩 ▲6七金右 ▽7四飛
▲4六銀 ▽4二銀 ▲5五歩 ▽4四歩 ▲5七銀上 ▽4三銀
▲5六銀 ▽3三桂 ▲3六歩 ▽4五歩 ▲5七銀 ▽1四歩
▲6五歩 ▽1三角 ▲6六角 ▽3五歩 ▲同 歩 ▽同 角
▲7九玉 ▽3四飛 ▲3七歩 ▽1三角 ▲8八玉 ▽6一玉
▲2五歩 ▽7一玉 ▲1六歩 ▽8二玉 ▲3八飛 ▽3五飛
▲2八飛 ▽3四飛 ▲6八銀 ▽7四歩 ▲5七角 ▽同角成
▲同 金 ▽7三銀 ▲6七銀引 ▽5四歩 ▲同 歩 ▽同 飛
▲6六金 ▽4六歩 ▲同 歩 ▽4七歩 ▲7五歩 ▽同 歩
▲5八飛 ▽同飛成 ▲同 銀 ▽4八歩成 ▲6七銀右 ▽2八飛
▲5一飛 ▽2九飛成 ▲5五角 ▽5四歩 ▲7四歩 ▽5五歩
▲7三歩成 ▽同 金 ▲6一飛成 ▽4四角 ▲6四歩 ▽同 歩
▲5三歩 ▽7二金 ▲7五金 ▽5六歩 ▲7七桂 ▽7一歩
▲7三歩 ▽同 桂 ▲5二歩成 ▽5七歩成 ▲同 銀 ▽9三角
▲6四金 ▽5七角成 ▲7四銀 ▽7七角成 ▲同 玉 ▽8五桂打
▲同 銀 ▽同 桂 ▲7六玉 ▽7五銀 ▲6五玉 ▽6四銀
▲同 龍 ▽7三桂 ▲投了
116手で後手の勝ち

中井「井上先生4手め74歩ですか?」
淡路「84歩のつもりで指したら間違えたんやね。メー悪いから」
中井「5手め78金は最善ですか?」
淡路「ようわからん。角交換は損。25歩は無駄」
中井「6手め32金なら先手得したよーな」
淡路「最近レジでよー計算まちごーとる子おるけど48銀は?」
中井「48銀なら8手め72飛はいけそーな」
淡路「慶太がどやーこれが74歩戦法やーと言うとる」
中井「9手め56歩は48銀の反省?」
淡路「反省するよーな名人とちゃいますやろ」
中井「10手めで75歩とは喧嘩を売っているような」
淡路「高校生のファーストキッスみたいやね」
中井「いつごろのお話ですか?」
淡路「今時の中学生はやりほーだい?」
中井「私に聞かないで下さい。先手から角交換は王手馬取りですね」
淡路「ハゲにはホンマきーつけなかん」
中井「13手め57銀で一応先手も筋が通っていますか?」
淡路「マシュダ一家なら39銀と戻すやろ」
中井「(爆笑)角交換して馬作られますけど」
淡路「ほなら58飛から66角で飛車香取りでウマー」
中井「ほんとに長手数が好きそうですね」
淡路「74歩がもともとアホやから」
中井「14手め52玉は角交換から86角ふせいだ手ですが」
淡路「不正な手に聞こえん?もー飛車まわれんシー」
中井「69玉も形と?」
淡路「形と言うより本能やね。桂馬のフンドシあるし」
中井「17手め66歩はラシーですね」
淡路「鈴木君なら66角?」
中井「今日は私ですいません。21手めで94歩は名人受けませんね」
淡路「(歌う)リーブ21」
中井「(歯を見せて)フツー受けますか」
淡路「角が窮屈。サイズがちゃう靴履くとあんなカンジせーへん?」
中井「名人は角を玉と勘違いしてるかも」
淡路「大きさ似てるとよー間違う」
中井「私は間違えたことは(笑う)」
淡路「泥つけた靴はお店によーかえせんし」
中井「27手め55歩突きましたー!」
淡路「嬉しそうにいいまんなー」
中井「名人は25歩を突きませんけど」
淡路「主砲の先は突かんのが主義だと奥さん大変かも」
中井「45歩で銀が退却では手損?」
淡路「加藤一二三なら敗着は94歩を受けなかったトコと言いまっしゃろ」
中井「位がふたつもとられましたもんねー」
淡路「なんや千日手になってしもーた」
中井「57手め68銀で名人打開しました」
淡路「あとはバサバサやって負けなあかん」
中井「見どころは?」
淡路「関西将棋連盟のHPがあればタイトルはアホに付き合う時には千日手
中井「名人竜王に勝っていいんですか?」
淡路「ホンマこれ一年間ネタかいな」
中井「これで74歩戦法が流行りますね」
淡路「でファーストキッスはいつ?」
中井「10手めと覚えておけばよろしいかと」


2004.08.07近鉄将棋まつり 谷川VS鈴木 相振り No: 6244 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/08/08 Sun 04:44:29

日時:2004.08.07
棋戦:第31回近鉄将棋まつり 公開対局
戦形:相振り
先手:谷川浩司
後手:鈴木大介

▲6八飛 ▽3二飛 ▲7六歩 ▽4二銀 ▲5八金左 ▽3四歩
▲7五歩 ▽5四歩 ▲4八玉 ▽5三銀 ▲3八玉 ▽6二玉
▲2八銀 ▽4四歩 ▲2六歩 ▽5二金左 ▲7八飛 ▽7二銀
▲6八銀 ▽7一玉 ▲9六歩 ▽6四歩 ▲8六歩 ▽9四歩
▲8五歩 ▽8二玉 ▲2七銀 ▽4五歩 ▲1六歩 ▽1四歩
▲4八金直 ▽2四歩 ▲7七角 ▽同角成 ▲同 銀 ▽2二飛
▲8八飛 ▽2五歩 ▲同 歩 ▽同 飛 ▲2六歩 ▽2四飛
▲8四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8三歩 ▲8六飛 ▽3三桂
▲7六銀 ▽4四角 ▲7七角 ▽5五歩 ▲8五銀 ▽6三金
▲9五歩 ▽同 歩 ▲8四歩 ▽同 歩 ▲同 銀 ▽8三歩
▲9五銀 ▽9三歩 ▲5六歩 ▽同 歩 ▲4四角 ▽同 銀
▲4三角 ▽6二金直 ▲8四歩 ▽同 歩 ▲2五歩 ▽同 飛
▲3四角成 ▽2六歩 ▲3六銀 ▽2七角 ▲3九玉 ▽3六角成
▲同 歩 ▽2七歩成 ▲2六歩 ▽同 飛 ▲4四馬 ▽2八と
▲4九玉 ▽2七飛成 ▲8四銀 ▽8三歩 ▲同銀不成 ▽同 銀
▲同飛成 ▽同 玉 ▲8四歩 ▽同 玉 ▲9五銀 ▽7五玉
▲8四銀打 ▽6五玉 ▲8七角 ▽7四玉 ▲7五歩 ▽投了
101手で先手の勝ち

内藤「コレ勝ったら鈴木君も生きて東京に帰れヘンな」
中原「中国の日本敵視教育でもソコまでイワネーヨ」
内藤「初手68飛はなんや?」
中原「見たマンマ」
内藤「二手目が32飛とは損やね」
中原「42飛よりマシ」
内藤「今34歩。ここで先手が角交換して馬つくるとー」
中原「35歩から二枚換えだろ。やらねーよ」
内藤「そこで75歩なんやけど、コレ谷川君やりすぎちゃうかあ?」
中原「谷川が角筋とめるワケねーだろ」
内藤「二人とも手順に2筋に飛車を回りたいと?」
中原「美濃攻略の一番贅沢な手順」
内藤「谷川君の囲いはみかけんなー。王様の耳に銀が」
中原「耳?耳は端の意味だろーに」
内藤「ほぉー、初耳」
中倉「東京じゃパンの耳と言うんです」
内藤「日吉ミミはどないしたん?」
中原「誰?」
内藤「34手め77角成」
中原「敗着」
内藤「手順に77銀で負け?」
中原「終わってんな」
内藤「まだ会場に客おるんやけど。93歩?」
中原「ばかやろ。銀を取れ銀を」
内藤「ほー。端破られてもいーと?」
中原「71から逃げりゃいーだろ」
内藤「56同歩はいかんね。35角やと55角に44銀?」
中原「36歩で投了じゃ卵投げられる」
内藤「大差やね」
中原「盛り上げ方知らねーな」
内藤「下逃げても即詰みです」
中原「上逃げてもサラシ首」
内藤「ミジメやな」
会場シーン。


2004.08.05銀河戦 谷川VS西尾 横歩取り85飛 No: 6243 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/08/08 Sun 02:53:48

放映:2004.08.05
棋戦:第12期 銀河戦 決勝トーナメント1回戦 第1局
戦形:横歩取り85飛
先手:谷川浩司王位棋王
後手:西尾明四段
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲5八玉 ▽4一玉 ▲3八金 ▽5一金 ▲8七歩 ▽8五飛
▲3三角成 ▽同 桂 ▲7七桂 ▽8四飛 ▲5六飛 ▽6二銀
▲3六歩 ▽1四歩 ▲6八銀 ▽1五歩 ▲7五歩 ▽9四歩
▲2八銀 ▽9五歩 ▲2七銀 ▽5四歩 ▲3五歩 ▽5五歩
▲6六飛 ▽2三銀 ▲3六銀 ▽2六歩 ▲3七桂 ▽9三桂
▲9六歩 ▽同 歩 ▲7二角 ▽6四飛 ▲同 飛 ▽同 歩
▲2四歩 ▽同 銀 ▲3四歩 ▽2五桂 ▲同 桂 ▽2九飛
▲3九飛 ▽同飛成 ▲同 金 ▽3七飛 ▲4九金 ▽2五銀
▲2一飛 ▽3一歩 ▲2五飛成 ▽2七歩成 ▲同 龍 ▽同飛成
▲同 銀 ▽2九飛 ▲3八銀 ▽1九飛成 ▲8一飛 ▽1四角
▲6三桂 ▽4六桂 ▲6九玉 ▽4二金寄 ▲5一桂成 ▽3二玉
▲5二成桂 ▽3八桂成 ▲4二成桂 ▽2三玉 ▲3三歩成 ▽投了
89手で先手の勝ち

32手め14歩など指すと谷川にはひとめで狙いを見透かされる。だから温泉気分で68銀を指されてしまった。こんな手を許してはいけない。それなのに34手めは15歩。谷川は35手めに75歩としているが谷川が2nd作成した時にはすでに勝負所を見極めないとこのクラスには勝てるはずがない。それを西尾は36手め94歩などやっているようではすでに勝負あった。おかげで谷川に28銀まで許しては何されても泣くしかない。38手めの95歩を見ると西尾は昨年の王座戦の思い出がまだあるらしいがあんなものは1年前の話ですでに時効。あの時以来よくやっているがダイナミックなデザインを学ばないとこの先大成しない。47手め93桂などと言う手はない。これは矢倉ではなく横歩取り。敵玉はド真ん中に鎮座しているのに端へ逃げて煙草を吸いに行く桂馬など不良に決まっている。60手めの29飛は谷川の28飛よりひどい。丸山がキチンと64手めまでこんな番組の為に朝昼晩考えた研究手順を惜し気もなく披露しているのに、若手有望棋士がこんなところで即興で駒損の攻めなどしてはいけない。谷川にはひとめで先手必勝と見切られる。だから69手め25龍は谷川のジョーク。
西尾相手なら何しても勝ちと思われている。谷川研究会ではこの先面倒なので指さない。だから相当いい加減な手が続く。77手めではおそらく逆転のチャンスがある。ところがなんと西尾はこの後82手めに42金などとしている。これは誰が見ても逃げるだけの手。自玉の詰めろを単に回避するだけの手では形作りにさえならない。おかげで大差で負けた印象を与えてしまった。当家なら82手めは42金などというタコ手を指さずに迷わずバシっと71香と打つ。それが正しい形作りというものである。もしかしたら日産タニーはエンストを起こしてこのように指してくれたかもしれない。


日時:2004.08.05
棋戦:マシュダ一家青春杯
戦形:横歩取り85飛
先手:モーリー&マシュー
後手:いつもの日産タニー
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲5八玉 ▽4一玉 ▲3八金 ▽5一金 ▲8七歩 ▽8五飛
▲3三角成 ▽同 桂 ▲7七桂 ▽8四飛 ▲5六飛 ▽6二銀
▲3六歩 ▽1四歩 ▲6八銀 ▽1五歩 ▲7五歩 ▽9四歩
▲2八銀 ▽9五歩 ▲2七銀 ▽5四歩 ▲3五歩 ▽5五歩
▲6六飛 ▽2三銀 ▲3六銀 ▽2六歩 ▲3七桂 ▽9三桂
▲9六歩 ▽同 歩 ▲7二角 ▽6四飛 ▲同 飛 ▽同 歩
▲2四歩 ▽同 銀 ▲3四歩 ▽2五桂 ▲同 桂 ▽2九飛
▲3九飛 ▽同飛成 ▲同 金 ▽3七飛 ▲4九金 ▽2五銀
▲2一飛 ▽3一歩 ▲2五飛成 ▽2七歩成 ▲同 龍 ▽同飛成
▲同 銀 ▽2九飛 ▲3八銀 ▽1九飛成 ▲8一飛 ▽1四角
▲6三桂 ▽4六桂 ▲6九玉 ▽7一香 ▲5一桂成 ▽同 銀
▲7一飛成 ▽4七角成 ▲同 銀 ▽4九龍 ▲5九銀打 ▽5八金
▲同銀引 ▽同桂成 ▲7九玉 ▽6八成桂 ▲同 金 ▽5九龍
▲6九金打 ▽8八銀 ▲7八玉 ▽8九銀打 ▲8八玉 ▽6八龍
▲同 金 ▽7六桂 ▲7九玉 ▽7八銀打 ▲同 金 ▽同銀成
▲投了
108手で後手の勝ち

これであのアホな93桂から派生した96歩が燦然と輝き西尾ライン完遂と絶賛したいが、形作りの時点ではすでに手遅れであった。


2004.08.07銀河戦 松尾VS丸山 相掛り28飛 No: 6242 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/08/08 Sun 01:42:14

放映:2004.08.07
棋戦:第12期 銀河戦 決勝トーナメント1回戦 第2局
戦形:相掛り28飛
先手:松尾歩五段
後手:丸山忠久九段

▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩 ▲7八金 ▽3二金
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三歩 ▲2八飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽8四飛 ▲3八銀 ▽9四歩
▲9六歩 ▽3四歩 ▲4六歩 ▽7二銀 ▲4七銀 ▽6四歩
▲5六銀 ▽6三銀 ▲7六歩 ▽5四銀 ▲6八玉 ▽4二玉
▲5八金 ▽5二金 ▲4五歩 ▽6五銀 ▲同 銀 ▽同 歩
▲4八飛 ▽3三角 ▲4四歩 ▽同 歩 ▲3六歩 ▽4三金左
▲1六歩 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽同 飛 ▲4五歩 ▽同 歩
▲同 飛 ▽6六歩 ▲同 歩 ▽8七銀 ▲7七金 ▽8二飛
▲8三歩 ▽同 飛 ▲8四歩 ▽同 飛 ▲8五歩 ▽8八銀不成
▲8四歩 ▽7七銀不成▲同 桂 ▽5五金 ▲4八飛 ▽4七歩
▲2八飛 ▽6六金 ▲6一飛 ▽7七金 ▲5九玉 ▽5五角
▲2三飛成 ▽6六桂 ▲4七金 ▽6七金 ▲4八玉 ▽5八桂成
▲3九玉 ▽2二歩 ▲2五龍 ▽1九角成 ▲4一銀 ▽7四角
▲6三歩 ▽同 金 ▲5二銀打 ▽5四金右 ▲5一飛成 ▽3三玉
▲3五歩 ▽4四金直 ▲5六歩 ▽3五金 ▲2八龍 ▽4六歩
▲3七金 ▽4九成桂 ▲投了

98手で後手の勝ち

64手めまで丸山の研究手順。松尾の敗着は絶対に本人は認めないはずだが、73手めの23飛成。連盟棋士なら100人中99人ここで飛車を成る。ところがこれは詰めよではない。だからひとめであとで22歩で手番を失ってしまう手。そこで森内ならどうするかと言うと73手めは迷わず37銀と打つ。次に45桂は47金と要の歩を取られるので丸山なら必ず角を切ってくる。これを誘うのがコツ。
92手め29飛でなんとなく寄り形なのでこのようなおいしい局面を用意して相手を誘うのが森内。ところが歩で受けられると連続王手の千日手禁止ルールで後手は負ける。コレにひっかかったのが2004年2月15日棋聖戦予選における野月であった。松尾もこのぐらいの手口を覚えないと丸山には勝てない。逆にいうと丸山程度の雑な終盤では森内に到底勝てない。

日時:2004.08.07
棋戦:マシュダ一家青春杯
戦形:相掛り28飛
先手:モーリー&マシュー
後手:いつもの丸山銀行
▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩 ▲7八金 ▽3二金
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三歩 ▲2八飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽8四飛 ▲3八銀 ▽9四歩
▲9六歩 ▽3四歩 ▲4六歩 ▽7二銀 ▲4七銀 ▽6四歩
▲5六銀 ▽6三銀 ▲7六歩 ▽5四銀 ▲6八玉 ▽4二玉
▲5八金 ▽5二金 ▲4五歩 ▽6五銀 ▲同 銀 ▽同 歩
▲4八飛 ▽3三角 ▲4四歩 ▽同 歩 ▲3六歩 ▽4三金左
▲1六歩 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽同 飛 ▲4五歩 ▽同 歩
▲同 飛 ▽6六歩 ▲同 歩 ▽8七銀 ▲7七金 ▽8二飛
▲8三歩 ▽同 飛 ▲8四歩 ▽同 飛 ▲8五歩 ▽8八銀不成
▲8四歩 ▽7七銀不成▲同 桂 ▽5五金 ▲4八飛 ▽4七歩
▲2八飛 ▽6六金 ▲6一飛 ▽7七金 ▲5九玉 ▽5五角
▲3七銀 ▽同角成 ▲同 桂 ▽4八銀 ▲同 金 ▽6七桂
▲4九玉 ▽4八歩成 ▲同 飛 ▽4七歩 ▲同 飛 ▽2七角
▲3八銀 ▽3六角成 ▲4四歩 ▽4七馬 ▲4三歩成 ▽同 金
▲4七銀 ▽2九飛 ▲3九歩 ▽5九桂成 ▲4八玉 ▽4九金
▲3八玉 ▽3九金 ▲4八玉 ▽4九金 ▲3八玉 ▽投了

101手で先手の勝ち


王位戦第3局回想2
2004.08.07囲碁将棋ジャーナル 王位戦第3局解説
加藤一二三迫真の指摘
 
No: 6241 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/08/07 Sat 15:04:31

「将棋の世界が社会の支持を得て発展すること」を就位式のスピーチで願った棋士は今回の森内の名人就位式が初めてであると教皇加藤一二三は断言している。VTRを確認すると森内は「ファンの支持」と述べたのであって「社会の支持」とは言っていない。教皇は名人の言葉を故意に言い換えたことになる。森内はこの言葉を懐から取り出した紙を見て間違えないように正確に述べたはず。
ファン=社会ではない。
貧乏人=金持ちでないのと同じ。
名人が言う「ファンの支持を得る」目的とは層を厚くして行くこと。その中に化石も生まれそれを発見する考古学も楽しめる。社会とは層の堆積という歴史を直視しない。むしろ堆積した層をブルドーザーで破壊し、そこに都市を造る。
教皇はなぜ言葉を言い換えたのか?
王位戦第3局の加藤一二三解説はこの3年間の囲碁将棋ジャーナルでも最高の瞬間であった。
当家の初日開始1時間後の実況「6手めが敗因かもしれない」と言う中味を教皇も知っている。そしてそれを示唆した。
マシュダ一家しか言わなかったことを教皇自らが述べたことになる。
これは連盟棋士にはショックであったろう。
そして教皇は谷川炎の54飛の地点の説明だけを故意に省いた。
これは当然であろう。連盟棋士ならワケわからない変化は羽生のように66歩でご破算にするのが好きなため。
そして教皇迫真の敗着指摘。
「後手の敗着は32手めの94歩」
これが敗着と教皇は断言。
素晴らしい。囲碁将棋ジャーナルでこの一言を聞くためだけに一年間の視聴料を払ってもよいほど素晴らしい。
教皇はこの1手分で以後の進行で54銀にすればまだ難解と判断。この54銀には諸手で賛同しかねるが、94歩が敗着と言うのは実は当家も感じていた。
この94歩こそ後手が先手に与えた4thのため。羽生がもし偶数番原理で4thアタックを可能にしたと教皇が認めたとすればこれは驚天動地の発言となる。
96歩と94歩の交換は当家も喉から手がでるほど言及したかった地点。
当日の中日新聞社中継ではこの交換を含む指し手が36手め53銀まで一挙に同時UPされた為に当家は谷川ラインに追従せざるを得なかった。
偶数番原理の将棋を指す教皇が断言する場合、54銀に象徴されるように大抵我田引水と思われがちだが今日に限って当家は震撼する。教皇はマシュダ一家実況&分析の空白を見事にえぐった。94歩こそ当家ではまだ未完成の偶数番原理の分岐点のため。
教皇の欠陥は先手からの3rdアタックの神業手順を決して容認しないということ。これは彼がそのような棋士は過去にいなかったと知っているから初めて言えることでもあった。
従って94歩の一手に換る54銀への進行は羽生が38飛とするであろうという前提から成立している。もし羽生が端を詰めたら後手の美濃にとって致命傷。逆に後手が4thアタックを強いられる。そこで14歩に対して16歩ならば後手が勝つ。それがマシュダ一家理論。
だから細かいことは今日はいちいち見ない。94歩が敗着であるという教皇発言そのものだけに当家はむしろ狂喜したい。
52手め42金変化など谷川将棋に有り得ないことは教皇も断言。教皇は42金-24歩-35歩-23歩成で先手楽勝手順を見せたがこれはテレビ用であろう。24歩に35歩などとする王位はいない。先手24歩の場合は56歩で駒アタリ奇数番3を作成するのがマシュダ一家奇数番原理。
教皇は恐らく自身の将棋を奇数番原理で解明されたらその虚偽が暴かれるかもしれない。しかし偶数番原理が存在し得ることをその稀有な直感のみで述べた。それが素晴らしい。教皇の直感は正しい。
第2局の大統領緊急発令以上の効力を有する教皇命令。
当家は嬉し涙とともにその足元にひれ伏したい。


王位戦第3局回想1
グランダイアのヘソ 45地点から56地点へ
 
No: 6240 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/08/07 Sat 04:51:10

今日は囲碁将棋ジャーナルで教皇の王位戦第3局解説が楽しみな日。
我々が思いもしなかったことを述べてくれるかもしれない。
谷川の44手め74飛は悪手。手番を握ろうと思って羽生に絶好の67銀の双頭手を与えてしまった。ここでの最善手は84飛かもしれないと思って当日84飛変化も作成しかかっていたが44銀変化がメインだったので余り乗り気がしない。
すでに全てが一挙に中継された直後だった。つくづく中味のないライブ。だから回想ではなくこの前後はキチンと本当は分析しないといけない。ところがキチンと見ると谷川を酷評してしまうことになる。
そこで最も重要なデザイン基幹のみに触れたい。
羽生はおそらく谷川が与えた強制手67銀で86角構想の手ごたえを得た。
86角グランダイアのヘソが56地点とひとめのため。
一方谷川13角の小ダイアのヘソは33地点。
今この地点を見るとこれだけの構想基盤で13角は空間が狭い。
当家の興味はヘソが45地点から56地点へ移った動機の原点。
56歩が後手の切り札であった。
そして先手はここをヘソにして軸を回転させた。
羽生のインスピレーションの根幹はおそらくこの図形認識機能