谷川が駒をしまう仕草は写真でも美しい。あのきれいな指でザニガニを捕まえるのかと思うと信じらんない。
隣に居るのは日浦であろうか？立会いは勝浦と日浦で語呂合わせ。
どこがマングースなのであろう。夏の道路でひしゃげたガマガエルにしか見えない。

標題：ゴッタニーのタコ殴り教室2
先手：タニーヒロシ
後手：ブーハヨッシ
▲７六歩 ▽８四歩 ▲５六歩 ▽３四歩 ▲５五歩 ▽６二銀
▲５八飛 ▽４二玉 ▲４八玉 ▽３二玉 ▲３八玉 ▽４二銀
▲７七角 ▽６四歩 ▲６八銀 ▽６三銀 ▲２八玉 ▽５二金右
▲３八銀 ▽３三銀 ▲５七銀 ▽７四銀 ▲５六銀 ▽８五銀
▲７五歩 ▽７六銀 ▲６八角 ▽８七銀不成▲５四歩 ▽４二銀
▲７七角 ▽同角成 ▲同　桂 ▽４四角 ▲６八金 ▽７六銀不成
▲４五銀 ▽７七銀成 ▲４四銀 ▽６八成銀 ▲同　飛 ▽４四歩
▲７一角 ▽７二飛 ▲５三角成 ▽同　銀 ▲６一銀 ▽６二飛
▲５二銀成 ▽同　金 ▲５三歩成 ▽同　金 ▲７一角 ▽投了

53手で先手の勝ち

今廊下で教えて貰ったが谷川の封じ手は54歩だそうである。
羽生は神妙な顔してタニーを待っている。
ザリガニはあんな顔。

標題：パパ、ザリガニ銀つかまえた！
先手：タニーヒロシ
後手：ブーハヨッシ
▲７六歩 ▽８四歩 ▲５六歩 ▽３四歩 ▲５五歩 ▽６二銀
▲５八飛 ▽４二玉 ▲４八玉 ▽３二玉 ▲３八玉 ▽４二銀
▲７七角 ▽６四歩 ▲６八銀 ▽６三銀 ▲２八玉 ▽５二金右
▲３八銀 ▽３三銀 ▲５七銀 ▽７四銀 ▲５六銀 ▽８五銀
▲７五歩 ▽７六銀 ▲６八角 ▽８七銀不成▲５四歩 ▽７六銀不成
▲５三歩成 ▽同　金 ▲４五銀 ▽５四歩 ▲７八金 ▽６五銀
▲７七桂 ▽４四歩 ▲６五桂 ▽同　歩 ▲５四銀 ▽投了
41手で先手の勝ち

標題：ザリガニはタコ焼きに　副題 またはゴッタニーのタコ殴り教室
先手：タニーヒロシ
後手：ブーハヨッシ
▲７六歩 ▽８四歩 ▲５六歩 ▽３四歩 ▲５五歩 ▽６二銀
▲５八飛 ▽４二玉 ▲４八玉 ▽３二玉 ▲３八玉 ▽４二銀
▲７七角 ▽６四歩 ▲６八銀 ▽６三銀 ▲２八玉 ▽５二金右
▲３八銀 ▽３三銀 ▲５七銀 ▽７四銀 ▲５六銀 ▽８五銀
▲７五歩 ▽７六銀 ▲６八角 ▽８七銀不成▲５四歩 ▽同　歩
▲４五銀 ▽７六銀不成▲５四銀 ▽６七銀成 ▲５三歩 ▽６二金
▲４六角 ▽５八成銀 ▲同金左 ▽４二銀 ▲６三銀打 ▽５一歩
▲６四角 ▽９九角成 ▲６二銀成 ▽同　飛 ▲６三金 ▽９二飛
▲７四歩 ▽同　歩 ▲５二歩成 ▽同　歩 ▲４二角成 ▽同　金
▲８三銀 ▽４四馬 ▲９二銀不成▽同　香 ▲８二飛 ▽５四馬
▲５二金 ▽同　金 ▲同飛成 ▽４二金 ▲５四龍 ▽投了
65手で先手の勝ち

標題：ザリガニ銀の脱皮
先手：タニーヒロシ
後手：ブーハヨッシ

▲７六歩 ▽８四歩 ▲５六歩 ▽３四歩 ▲５五歩 ▽６二銀
▲５八飛 ▽４二玉 ▲４八玉 ▽３二玉 ▲３八玉 ▽４二銀
▲７七角 ▽６四歩 ▲６八銀 ▽６三銀 ▲２八玉 ▽５二金右
▲３八銀 ▽３三銀 ▲５七銀 ▽７四銀 ▲５六銀 ▽８五銀
▲７五歩 ▽７六銀 ▲６八角 ▽８七銀不成▲６六歩 ▽７六銀成
▲７八金 ▽６六成銀 ▲投了

32手で後手の勝ち

これはもう夏休みを迎えた子供へのファンサービスであろう。
羽生ザリガニのバック攻め手順は以下。

標題：泥沼のザリガニ銀
先手：タニーヒロシ
後手：ブーハヨッシ
▲７六歩 ▽８四歩 ▲５六歩 ▽３四歩 ▲５五歩 ▽６二銀
▲５八飛 ▽４二玉 ▲４八玉 ▽３二玉 ▲３八玉 ▽４二銀
▲７七角 ▽６四歩 ▲６八銀 ▽６三銀 ▲２八玉 ▽５二金右
▲３八銀 ▽３三銀 ▲５七銀 ▽７四銀 ▲５六銀 ▽８五銀
▲７五歩 ▽７六銀 ▲６八角 ▽８七銀不成▲４五銀 ▽７六銀不成
▲７八金 ▽６五銀 ▲５四歩 ▽同　歩 ▲同　銀 ▽５七歩
▲同　飛 ▽５六歩 ▲５九飛 ▽５四銀 ▲投了

40手で後手の勝ち

さて羽生は75歩を見てしばらく中座。バカやっちゃったと思ったであろう。
攻め合いは先手圧勝。後手の2手め84歩が丸ごと無意味となる。先手は飛車などクレテやる。と金とカナ駒だけで後手は窒息。
そこで羽生はやるだけやってケツまくって盆踊り大会に紛れると言うのが初日の筋書き。

大爆笑。
羽生はやはり折衷主義者のゴッタニー。
こんな手を見せられたら谷川は無論75歩の一手。87銀成はハッキリたこなので攻めたいなら最後は85歩しかないが全然間に合わない。8筋など放棄しても5筋が速い。これではゴッドタニー愛のテーマがゴッタニブーハの自滅となる。谷川が今日は勝たせてやると言っているのに羽生は負けてやると言い張ってはいけない。

盗難アジアでは東洋と西洋の様式を混ぜた建築がある。折衷様式と言う。
築地の西本願寺などよりはるかに悪趣味な場合がほとんど。成金趣味のコンプレックスそのまんまなのでそのようにして見ると意外に味があったりする。この「ゴッタ煮様式」を詰めて「ゴッタニー」と当家では呼ぶ。ゴッドタニーと似ているがかなり違う。谷川はこの折衷様式が大嫌い。でも羽生は「ゴッタニー」が大好き。
そこで羽生が一番やりそうな手は先の二種類の泡踊りをまぜてひとつにする85銀。無論この銀は直進すると最後は先手から45銀と出られてすぐにおわってしまう。しかし74地点に先手が争点を作ってくれたなら相手の手で泡踊りの潤滑油ができる。
羽生は後手でも74歩の口づけが好き。

当家の荒御霊はそんなまどろっこしい63銀も83銀も考えない。だから分家扱いされてしまう。彼らは85歩と先に突いておいて65銀から銀を交換して95にぶちこむことばかり考えている。それで86歩なら後手必勝だが神谷でもそこまでしない。銀をとる同歩の瞬間手番を先手に渡してしまうため。
そこで95銀が無理なら銀交換後74歩から75地点を攻略すれば76銀と打てるじゃないかと考えること自体誰にも迷惑はかけないであろう。しかし実行ボタンを押すと世界は壊れる。

さて現在56銀で先手が中飛車の理想形を築いたなどと言う解説が通用したのは10年前のポコチン名人の話。あの頃は連盟棋士は全員遊んでいたので羽生を八百長で7冠にすれば自然に金が入ってきた。世間などいくらでもダマせた時代。
もし羽生が63銀なら千日手狙いで後ろに下がる泡踊りとなる。しかし前に出る泡踊りもある。これは当家の秘伝だが教えちゃおう。
56銀とは飛車筋を止めた手なので45銀さえ阻止すれば63銀と戻る必要はない。そこでいったん83銀と戻る。そこから棒銀にしちゃうのがマシュダ一家本家。

ここまで話せばあの74銀の意味がお解りであろう。
もし羽生が44銀とすれば先手は46銀として千日手になりやすい。
そこで56銀を先に誘っておく。この銀はすぐには下がれない。しかし先手の形を決めさせてから74銀はいつでも63地点に戻ることができる。
この手法は羽生が森内相手に見せて康光がやけに感心した86銀と同じ。
要するにマシュダ一家「銀の泡踊り全盛時代」はまだ終わっていない。

羽生の好きなクノールスープの時間。
先手はいわゆる中飛車の理想形。だから後手は45銀を阻止しないといけない。
それではあの74銀はなんだったのかというと、これは羽生には答えられない。これはまた63銀と戻るのが正しい。しかしそんなことを今言うと連盟棋士は狂人扱いされてしまう。だから苦悩するフリをしないといけない。

羽生が見たマンマの手なので谷川も見たマンマの手で応じる。
これは65銀を阻止している。それでも後手が65銀と来れば同銀となる。手損は互いになく同歩が悪手の連動手となり先手勝ちがきまる。
羽生の74銀は敗因1。敗着とはまだ言えないがコマチャクレタ手。
これは見たマンマなので理由を説明しても無意味。1学級に1人ぐらいこのようにコマチャクレタ同級生がいる。彼は立身出世を周囲から強制されて自殺するタイプ。

昼食後の33銀もすぐに指せないようでは羽生はトロイ。
この74銀には羽生ならば長考しても楽しかったであろう。先手の初手76歩を食後のデザートにしようと言う見たマンマの手。オムライスにデザートでは色気ないので少しは恥じて考えたということ。
当家はこんな局面はなにも考えない。指折り数えるだけなのでアクビしながら最も簡単な手が最善手であった。

テクスト版棋譜を見ると4手め34歩に37分はおかしい。1分誤差のはずの静止画像と6-7分の誤差がある。羽生嫌いの記録係が水増ししたということは有り得る。しかし北海道新聞の盤面静止画には昨年そのようなチョンボがあった為、これは静止画の動きをリアルタイムと信じる方がタコであろう。

今日の谷川の3手め56歩は下記のタコ棋譜とまったく意味が違う。

日時：1994/01/31
棋戦：第63期棋聖戦第4局
戦型：中飛車
先手：谷川浩司
後手：羽生善治

▲７六歩 △３二金 ▲５六歩 △３四歩 ▲５五歩 △６二銀
▲５八飛 △４一玉 ▲４八玉 △４二銀 ▲３八玉 △３一玉
▲２八玉 △６四歩 ▲３八銀 △６三銀 ▲７七角 △５二金
▲６八銀 △１四歩 ▲１六歩 △４四歩 ▲５七銀 △４三金右
▲５六銀 △３五歩 ▲６六歩 △３三銀 ▲６五歩 △同　歩
▲８六角 △６二飛 ▲６五銀 △６四歩 ▲５四歩 △４二銀
▲５三歩成 △同　銀 ▲６四銀 △同銀直 ▲６五歩 △６七銀
▲６四歩 △５八銀不成▲同金左 △４五歩 ▲５四歩 △４二銀
▲５三銀
まで49手で先手の勝ち

これは羽生の2手め32金が敗因1。こんな手が定跡ハズシと思っていたバカな時代。25手めの局面ですでに大差。26手め35歩が敗因2。27手め66歩が勝因となる3rdナンバー。
28手め33銀はそれまでの羽生の棋士人生最大の大悪手。これで勝負は終わった。以下谷川の3rdアタックは神の手とは言えない。リカちゃん人形の足をもって壁にアタマを叩きつけるだけ。
こんなマヌケな棋聖羽生でも防衛できた。なぜかは谷川に聞いていただきたい。
その年の4月にはこのオマヌケ棋聖がポコチン名人に挑戦。1994年4月12日のこと。ポコチン名人に向かって羽生は今日の谷川の手順で3手め56歩としている。この将棋は8手めまで今日の展開と指し手が同じ。ところが羽生は9手めに77角を指している。谷川より4手もズルイ。ポコチン名人の敗着は40手め85歩。この手で羽生に7thアタックを喰らって一挙に負け。
この時の敗因が本当に40手め85歩なのか誰か米長掲示板で聞いてごらん。本人がまだ生きているから。

この問いへの答えは簡単。指し手などチマチマ読まない。
羽生が85歩とすると谷川の55歩を同等の位に逆行相転化してしまう。
後手はこの55歩を位と見なす必要はない。だから5筋位取りという言葉そのものに欠陥がある。これは位ではなくピエロの鼻。

谷川と羽生が双方一回ずつ打診しているように見えるが、それは歌舞伎の大見得のようなもの。相手に連動手を与えるような54歩は手損+駒損で負け。
77角は54歩の時後手からの角交換変化に同桂と連動手で対抗できるが羽生は64歩としたので千日手の選択肢が後手に生じた。
今後後手は33銀、先手は57銀から腰掛け銀の四辺形を作成すると千日手の可能性は高い。55歩は後手が千日手をする為に指されたと見做すことはできる。谷川は一度チャンスを羽生に与えたのだからお好きにぞーどと笑うだけ。
すると谷川の主題5筋の衝撃は55歩で笑劇になったという筋書きとなる。

14手め64歩で突撃隣の晩ご飯は消滅した。
今朝の朝ご飯は以下。

谷川浩司王位の朝食=洋定食
パン ▲ベーコン ▲ウィンナー ▲サラダ ▲フルーツ ▲玉子料理 ▲オレンジジュース ▲ホットレモンティー

羽生善治王座の朝食=和定食
焼き魚▽刺身▽煮物▽厚焼き玉子▽佃煮▽のり▽ご飯▽味噌汁▽おこっぺ牛乳（濃縮）▽ホットコーヒー

ブーハが飲んだおこっぺ牛乳が気になる。
興部町発祥の牛乳らしいのでその出身地を示しておコッペ。コッペとは頭という意味。その名が示したかったモノがウシのアタマだったのか、乳首の先ッポだったのかはわからない。チンチンの先ッポだったかもしれない。いずれにしても有り難いモノであった。

64歩は65桂を阻止し63銀を可能とする双頭手。
もしここで77角の口づけに釣られて85歩と舌をだすとタニーヒロシの気が換ってこうなるかもしれない。

突撃隣の奥さん54歩Part2
先手：タニーヒロシ
後手：ブーハヨッシ

▲７六歩 ▽８四歩 ▲５六歩 ▽３四歩 ▲５五歩 ▽６二銀
▲５八飛 ▽４二玉 ▲４八玉 ▽３二玉 ▲３八玉 ▽４二銀
▲７七角 ▽８五歩 ▲５四歩 ▽５二金右 ▲２二角成 ▽同　玉
▲７七桂 ▽８六歩 ▲５三歩成 ▽同銀右 ▲６五桂 ▽４四銀
▲７一角 ▽８五飛 ▲４四角成 ▽同　歩 ▲５三銀 ▽同　銀
▲同桂成 ▽同　金 ▲同飛成 ▽６四角 ▲４四龍 ▽３二銀
▲８六歩 ▽同　飛 ▲６四龍 ▽同　歩 ▲７七角 ▽投了

41手で先手の勝ち

谷川は随分この手に考えた。こんなことを考えていたかもしれない。

突撃隣の奥さん54歩
先手：タニーヒロシ
後手：ブーハヨッシ
▲７六歩 ▽８四歩 ▲５六歩 ▽３四歩 ▲５五歩 ▽６二銀
▲５八飛 ▽４二玉 ▲４八玉 ▽３二玉 ▲３八玉 ▽４二銀
▲５四歩 ▽５二金右 ▲５三歩成 ▽同銀右 ▲２二角成 ▽同　玉
▲５四歩 ▽４四銀 ▲７一角 ▽７二飛 ▲４四角成 ▽同　歩
▲５三銀 ▽５一歩 ▲４二銀成 ▽同金直 ▲５三銀 ▽７一角
▲４二銀成 ▽同　金 ▲５三歩成 ▽同　金 ▲６一金
35手で先手自殺

このような変化は前局ユダの接吻74歩に対して、不倫の口づけなので大抵家を追い出されて紋別心中か、彼女にも逃げられてオーホーツクの藻屑となる。
そこで前局のオイシイ33角を思い出して77角。
森内は自分をズルイかもと朝日インタビューで述べたがこの77角ほどではない。

これは谷川得意のパッセージ。谷川が日常使う関西弁のような手。
当家は谷川のイデオレクトとして見る。残念ながら谷川の実力では負ける。
できれば4タコ防衛を完遂してもらいたかったが最終局までヤレと脅かされたのであろう。谷川はヒトが良すぎるのでハイとつぶやいた手がこの55歩。
これは駒アタリ予備1だが同時に後手が作成したXを即時停滞。構造上の双頭手と見てもよい。ところがこれは後手のトリトヌス空間へ直接働きかけるかけるばかりか、自陣の56地点まで開放してしまう。
イメージとしては風に吹き晒された金玉。

30分考えて羽生は34歩。当家のイメージと完全一致。これが2度。
遅れたブランコ後進という構図はAT-GCをATXGCの関係にする。
しかもこれは駒アタリ予備の中でも特別な駒アタリ奇数番X。
このXを1にする権利が後手にある。先手の戦略とはこの1を後手に指させて逆行奇数番を獲得すること。
さて主題は決まった。あとは変奏。
そのインスピレーションを得るには散歩か昼寝が一番。
ここで時間を止めて午後から再開でもよいほど。

そこで谷川の今日のリクエストは当家に今度は「駒アタリ予備の予備」を体型化しろということ。
これは当家の掲示板の6分万年遅延などどうでもよいほど壮大な実験。6目半より厳しい。
昨年は駒アタリ予備導入で発狂した者がいると言うのに、今度は「駒アタリ予備の予備」ではキチガイにハモノ、オカマにハシモであろう。
まだ名称もない。プレ駒アタリ予備などと表記したことはあった。
なんと呼ぶかわからない。名前がつく前に本当に発狂しているかもしれない。

第1局では第3手めに駒アタリ予備1が作成された。
今日の谷川の主題は第3手めで駒アタリ予備を一切作成しないということ。
その権利は後手にある。従って後手が主導権を握ることができる。
谷川はこの構造に従って後手のように指すことができるという戦略。

当家ではＣ-Ｇ-fis-dというイメージ。fisがいきなり挿入された為に羽生の4手めが主音に対して2度という進行。この構造は4手めで後手が主題への方向性を明確に示す。連盟用語で後手が主導権を握れる。上か下か。

トニカからドミナントへ行きいきなり半音下がった主題の色。
それがトリトヌス空間開放の色。だから後手にもそんなに選択肢はない。

谷川演出は最先端。
Ｕ-光-影の後は5筋。
これをなんと呼ぶのか当家にリクエストしている。
楽しい二日間となることをいきなり保証する谷川。
この主題は当家にも難解。ハッキリ言ってわからない。

やはり谷川はやってしまった。矢倉や角換り腰掛け銀では谷川2連勝で決まってしまう。羽生は呆れて退室した。気分はナンジャーこりゃであろう。
3台のカメラにも時差がある。この掲示板の時差ボケ6分28秒よりマシであろう。

もう15分以上も考えている。手ごたえを感じているのであろう。
羽生が前局の3手めで75歩だったので返礼したいという谷川の心。
この掲示板は4分どころか今日はもっと誤差がある。
現在当家のテレビは9時26分を表示。

静止画像で盤面の指し手が1分以内の誤差で分かるような中継。
当掲示板時差ボケ4分よりいい。
谷川はすぐに指した。羽生は8分ほど考えて84歩。
この数分の間に谷川防衛が決まった。
谷川は後手の方が羽生に勝ちやすい。前局の33角は後手だから指せる手。
先手ではそうはいかない。しかし羽生は谷川が26歩としないので逆に試されてしまった。前局33角のような意味を持つ初手。

紋別と言えば立会い勝浦の故郷であった。
対局場となるHOTELオホーツクパレスは本土と2カ月ほど時差がある。
その為にクリスマスディナーショーが2003.10.13に行なわれる。出演者がまた凄い。「まねだ聖子＆森進伍」とある。勝浦式そのもの。だから今日の王位戦第2局の対局者も実は「タニー浩＆ブーハヨッシ」かもしれない。
北海道新聞には昨年中継写真で騙された楽しい思い出がある。将棋の中継で最も画期的な試みを行ったのが北海道新聞であった。それが1年で徳島新聞に先を越されてしまった。それでも王位戦主催紙は読朝毎三大紙以上の中継を行ってきた。タイトル戦としても大三冠より王位の方が格が上に見えるのは谷川のおかげであろう。

王位戦第1局の敗着は先週ＮＨＫ囲碁将棋ジャーナルで先崎が26香と豪語してついに解説生命を絶たれてしまった。先崎を起用した担当者も寒い国へ左遷されるであろう。今週発売の週間将棋では羽生の敗因は74歩と書いてある。
ＮＨＫが紋別並に2カ月遅れなら、週間将棋は1カ月遅れかもしれない。
74歩が大悪手であることを羽生が指す前から知っていたのはマシュダ一家のみ。これは虚偽のない当家実況&分析で全世界に向けて証明された。ところが当家は羽生の敗因はもっと前にあると分析している。それが連盟棋士に分かるまでにあと1カ月はかかるであろう。1昨年あたりまでは当家の実況&分析の正当性が理解されるまで半年もかかっていた。梅雨の季節にクリスマスディナーショーを催すのが日本将棋連盟。紋別はまだ千駄ヶ谷より時計が進んでいるかもしれない。