2004.07.24囲碁将棋ジャーナル 王位戦第1局 ブタの嘘解説 | No: 6044
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囲碁将棋ジャーナルの解説は将棋関連掲示板「一文字荘」でドクター尼子(HN)氏が毎週詳細な書き写しを公開している。これは大変よくまとめられており将棋への愛情を垣間見せるネット文化の一端と見なすことはできる。しかし明かな放送著作侵害なのでこれをNHKが放置するためには相応のワケがないといけない。
当家はこう考える。
この詳細なリポートでさえ最重要なことは書けないはずであると。
番組を見ないと決してわからないことがある。
99%の表層とは1%のニュアンスですべての意味が反転する。
将棋ならばどの1手が最重要の分岐だったのかと言うこと。
今日はそれがどのようなものか考察。
王位戦第1局の先崎学の解説は羽生から直接聞いた感想戦内容で裏づけを取ったはず。そうでないと先崎はあそこまで威張らない。間接的には久保。直接的には羽生。先崎は久保をサバキの名手とおだて、当の羽生とは前々日に竜王戦の対局があったばかり。羽生から一言だけブタセンは聞き出せば十分。それは敗着が26香打だということ。その一言以外はマシュダ一家実況&分析の猿真似。
先崎は引用元を一切述べない。 それをさも自分ですべて考え出した文脈として世間にアピールするのが先崎。師匠の米長とやりクチが一緒。引用元を一切述べないで解説しているかぎり、間違ったこともすべて先崎が責任を取らないといけない。だからこれから書くことは羽生や谷川の責任とは一切関係ない。先崎の責任で王位戦第1局の敗着は26香打であると世間に流布された事実だけを見る。だからいかに先崎が将棋への理解を世間に歪めて報道しているかその責任も一切本人が背負う。NHKにも別な責任はある。先崎が悪い解説委員と知りながら彼を汚れ役として飼っているため。ただの泥棒であるならまだかわいい。こいつらは谷川と羽生がいかにどん底で争ったかその最重要の地点をゴマカしてしまった。将棋をただのミスゲームにして世間を愚弄しているのが先崎タイプの棋士とNHKと言うこと。特にNHKのマヌケ加減はあのブリキのラッパのごときナレーションの声に顕著。あれがいい声だと勘違いしている。毎週原田追悼番組用の声でやればもっと将棋の荘厳さがアピールできる。
敗着が26香打のはずがない。当家は53手め26香打などハッキリ「羽生の形作り要請」とリアルタイムで公言している。
26香打が悪手であることなど10分もあれば子供にも分かる。問題は羽生がなぜこんな形作りを選択したのかということ。
当家は43手め74歩に注目していた。矢内はこの74歩の是非を先崎に聞くが、「これはいいんです」とハッキリ言っている。当家にケンカを売るつもりであろう。その言葉だけやけに自信をもっていた。無論彼にはその自信の裏づけもある。先崎の結論は53手め94歩の合せからの十字飛車変化。94同歩-同飛-93歩には64飛と回り63歩-74飛-73香-46角なんだそうである。こんな変化は誰でも真っ先に作成する。これではダメなので当家も羽生もすべてボツにした変化。そもそも谷川が93歩などと受けずにいきなり76歩とする変化まで当家は当日に作成してどれも先手負けと判明していた。羽生が26香とした理由は簡単。84香と辺境地へ先手が香を打って負けにするよりこの方が恰好がつくため。先崎が流布した嘘変化は4つの後手勝ち主要変化を含むが、当日即時ゴミ箱に投げた変化。これが元で85飛変化でどうかと言っていたのが当日の修羅場であった。先崎のおかげでゴミあさりまで行なう管理人には悪いが4つの変化は本家転載の際に末尾に付していただきたい。
先崎程度の芸人には情状酌量で以下のうがった見方はできる。谷川が71香を打たないかもしれないと羽生が思ったのか、その本心を本人に直接聞いたのではないのかと。師匠の米長が得意。彼らは根が不精なので棋譜など読み解かず必ず相手に「本心は?」と聞く習性がある。先崎は羽生から71香を見落としていたと聞いて「シメタ」と思ってあんな横柄な態度をみせたのかもしれない。しかし番組中でそんなことは一言も言っていないので先崎は明らかにマヌケと判定する。
そもそも71地点などの僻地に香車を打つことを谷川は嫌う。しかし羽生が26香でそれを谷川に打診したと言うのが棋譜が語る真実。そうでなければ74歩など羽生は決して突かないばかりか、直後に谷川は75歩とはしない。この直前の指し手を読めば本心もなにも丸見え。
谷川は容赦しなかった。20分あれば谷川も羽生も勝負はすでに確認できてしまう変化。だから羽生が負けを悟ったのは谷川の52手め75歩。そして先崎が敗因などと言う直後の26香は間違いなく羽生の形作り。
谷川も羽生も決してその心の底は人に話せない。ソレは対局中の研ぎ澄まされた神経が感じるものなので言葉にはできない。だからそれを棋譜で表現している。この両者のアウンの呼吸は不精な人間には決して理解できない。これをリアルタイムで感じるために我々はライブを愛し彼らと同時間に呼吸する生命を楽しんでいる。結果だけ見て外向けに26香が敗因などと言うのは簡単。将棋がいまだに大衆芸能となっているのは米長や先崎のおかげであろう。米長はすでに引退棋士なのでそのアホぶりを大いに楽しみたいが、現役棋士の先崎がこんなことをいつまでもやってはいけない。
米長もその内弟子の林葉や先崎の才能も素晴らしいものであった。
なぜこんなクソ芸人になったのか?
ナニかが直接感染だけでなく空気感染している。
クソ芸人はクソを撒き散らしても最後は捨てられるのがオチ。
テレビが汚れ役にやらせてきたこととはおよそそのような刹那主義の紙オムツ商売。
74歩と75歩にすでに答えが書いてあった。
豚に翻訳を依頼すれば豚の言語になるだけ。
シャドー7より。
「それ以上の詮索は無意味。46角を実現させたかったと周囲は騙せても羽生は決して言わないであろう」
先崎は羽生の棋譜さえ読み解けなかったことを世間に晒しただけであった。羽生は自分が誰であるのかさえ知らない。そして先崎は自分が裏切者であることだけは自覚している。最後に。26香は相停滞手として解釈した時があった。あの棋譜は先後逆にすると構造が似ている。杉本が固執した35歩は羽生の75歩に、そして問題の26香は84香に見立てることはできる。
美濃側からの84香分析で当家はこのように述べた。
「芸術から勝負に」の言葉にある「から」の相停滞領域にこの84香がある。
参考=第3部 相停滞領域1 将棋というゲームの本質抽出「芸術から勝負に」
羽生の26香は当家の実況&分析では相転換後の世界にあった。ところが現象として26香は相転換前の相停滞手であるとしか裁判所では証明できない。71香はそのあとに指されたため。
心の中は誰も証明できないということ。