MashudaBBS2004.05.16
夢の対決 康光棋聖VS森内 5番勝負

中座飛車の葬式2 37桂-73桂型 2004.05.16棋聖戦挑決  森内VS木村
中座飛車の葬式1 35歩-73桂型 2004.05.16NHK杯北島VS渡辺


夢の対決 康光棋聖VS森内 5番勝負 No: 5366 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/05/17 Mon 02:08:19

康光がこの2年間で提起した問題を片づけていただきたい。
特に康光が新機軸で負けた将棋。
森内は最高の検査機。
森内は必ず付き合う。
それを見ることができる最高の棋聖戦。
郷田も丸山も今年の対決の為の試金石。
あとは嫁さんに空気読めと親戚グルミで言っていただくしかない。
あの将棋で1勝できるのかということだけでも見たい。
心理戦はいらない。
真っ向勝負。


中座飛車の葬式2 37桂-73桂型
2004.05.16棋聖戦挑決 森内VS木村 
No: 5365 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/05/17 Mon 01:38:54

本日棋聖戦挑戦者決定戦の中継があるとは知らなかった。そのような告知がなかった為。途中で気がついて見ると中座飛車。二回も見る気はしない。
森内先手では負けようがない。木村は振り駒で今日は後手で嬉しかったはず。中座飛車以外にマンにひとつも木村は森内に勝ち目がない。センにひとつの勝ち目がないと言われるより恰好がつく。
木村は今年1月に森内の中座飛車に35歩-同飛型で勝っているが、棋譜を見れば森内が負けても良い将棋で名人戦の準備をしていたと一目瞭然。
今日は先後逆の立場だが35歩は飽きたので森内は29手め37桂。余裕の演出。
32手め86歩を木村は駒アタリ奇数番1と思っている所がマヌケな証拠。
マヌケ連鎖は36手め85飛。オマヌケ三連発めは40手め44角打
これを見ただけで木村は絶対に勝てないとわかる。その理由を説明するのはハッキリ飽きた。41手め77角打が逆行換算手と一言言えば済む。
55手め55金打など森内に指させるような棋士は永遠に桧舞台に立てない。チャンスがあるなしの問題ではない。こんな単細胞将棋を指して面白いのかという問題。

日時:2004.05.16
棋戦:棋聖戦挑戦者決定戦
戦形:中座飛車37桂-73桂型
先手:森内俊之竜王
後手:木村一基七段

▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲8七歩 ▽8五飛 ▲2六飛 ▽4一玉 ▲5八玉 ▽6二銀
▲3六歩 ▽5一金 ▲3八銀 ▽7四歩 ▲3七桂 ▽7三桂
▲4八金 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽同 飛 ▲3五歩 ▽8五飛
▲3三角成 ▽同 桂 ▲8八銀 ▽4四角 ▲7七角 ▽3五角
▲5六飛 ▽4五桂 ▲同 桂 ▽同 飛 ▲2三歩 ▽同 金
▲1五桂 ▽6五桂 ▲2三桂成 ▽7七桂成 ▲同 銀 ▽2三銀
▲5五金 ▽4四桂 ▲4五金 ▽5六桂 ▲同 歩 ▽3六桂
▲4九金 ▽3七歩 ▲2二飛 ▽2四角 ▲2五歩 ▽4八桂成
▲同 金 ▽3八歩成 ▲2四歩 ▽4八と ▲同 玉 ▽1五角
▲3七歩 ▽2八飛 ▲3八桂 ▽2四飛成 ▲3五桂 ▽2八龍
▲2六歩 ▽3二銀 ▲3四金 ▽3一金 ▲3二飛成 ▽同 金
▲4三桂成 ▽3一歩 ▲4四桂 ▽4二飛 ▲3二桂成 ▽同 歩
▲2二銀 ▽3一銀 ▲同銀成 ▽同 玉 ▲2二角 ▽投了

95手で先手の勝ち


木村も肉薄しているように見えるが変化は至ってシンプル。持ち時間が4時間では事前研究などなくともこの将棋は後手に勝ち目はない。 森内は正確無比に見えるが当然の指し口。
60手め26角でも21飛で後手負け。32玉と強く戦っても48角成から手を戻すために33歩から詰み。26馬でも44金でも後手は防戦不能。
そこで後手は60手め36桂打変化を選択。
森内の勝ち方は横綱将棋。37歩がどうしようもない緩手の為63手めでいきなり22飛で寄せ。35金と角を取ると逆に負け筋。
▲3五金 ▽3八歩成 ▲同 金 ▽3七歩
▲3九金 ▽4八銀 ▲3六金 ▽5九飛 ▲4八玉 ▽3九飛成
▲5七玉 ▽5九龍 ▲5八桂 ▽4八角 ▲4六玉 ▽5八龍
65手め25歩打も冷静。派手に35金だと負け。
▲3五金 ▽4八桂成
▲同 金 ▽3八歩成 ▲2四金 ▽4八と ▲同 玉 ▽1五角
74手め24角でも後手はジリ貧。通常は角切りだが上部が手厚いため後手からの寄せが届かない。22飛が2筋に利かせる攻防手。含みがすべて消えた為に木村は最期に自陣の金打で粘ったがこれは卑屈さを現す感情表現。
NHK解説で手が見えないとアシスタントに振る根性がそのまま本人の棋譜に滲み出た。自己顕示欲と棋譜が一致している裏表のなさは裏芸も表芸も薄っぺらということ。こういう人間は棋譜もキャラも見ていてつまらない。
つくづく渡辺明の日記は興味深い。あのタコ文と棋譜のギャップは海千山千。キムカズは口八丁手八丁。棋士はオシでも構わない。棋譜が全てを語る。逆に口八丁手八丁の棋士は将棋を人生劇場の小道具にしかみない為最後に必ずこう言う。
「随分稼がせていただきました」
こう言う捨て台詞を残した棋士は必ずフェミニストを装う。木村はそこまで行かなかった。口にチャックをすればあるいは努力賞で勝たせてくれたかもしれない。



中座飛車の葬式1 35歩-73桂型 
2004.05.16NHK杯北島VS渡辺 
No: 5364 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/05/16 Sun 23:51:16

一日ふたつの横歩取り中座飛車では葬式の掛け持ち。
ひとつは午前中のNHK杯。なぜ「この将棋にしよう」と当日の解説者キムカズを入れた心の三者会談が先に決めたかというと例の2003.01.16A級順位戦 康光VS三浦「マンネリ中座飛車」だけが当家の横歩取り一覧から抜けていた為と無関係ではない。
今日の将棋が康光VS三浦と同じであったことをキムカズもナベラも忘れていた。北島だけはしっかり覚えていた。
当家がこの康光VS三浦を一覧に入れなかったのは単に抜け落ちただけ。なぜかこのようなことがよくある。落ち穂拾いを楽しむ連盟棋士がそれをあとで指摘してくれる。
32という数字は象徴的。この数に至ると自然に飽きてしまう。だから名人戦第2局以後の中座飛車は「葬式シリーズ」に入れてしまう予定。
今日の棋譜も棺桶に入る。だから遡ってコレと同じ進行となった今年1月の康光VS三浦の中座飛車はすでに病院で瀕死の床にあったと読める。通りで当家もロクな診断をしていない。あの時はなぜか41手めの局面で68銀がない変化がカルテにあった。対局者の校正には感謝しないといけない。42手めの24角は空間閉塞手。24歩と先手に打たれても後手が指せる場合は68銀が41手めに入っていない場合の変化=▲2四歩 ▽同 金▲2二角成 ▽5七桂右成▲6九玉 ▽3五金 ▲3三歩成 ▽5二玉。
あの日の忘れモノを今日届けて貰ったがすでにカビだらけであった。やはり気分が乗らない棋譜は思い入れがないため受け取ってもすぐにゴミ箱行き。戦況判断自体は的確なので相変らず「葬式シリーズ」。先手必勝ということ。
棋譜自体は56手めで変化しても既存原理ですべて解析できる内容。
63手め75歩は当家では即座に出た手。涼子にもひとめ。解説の木村一基だけには見えなかった。北島はあとで気がついてチャンスを逃したと思って負けにした。当家の場合の正解手発見はその場シノギのあてずっぽうではない。キチンと駒アタリ奇数番原理に照らしてこれしかないと言う手が63手め75歩。4段目の飛車は34地点に当たっている。これを外す駒アタリ奇数番手は75歩しかない。キムカズがコレを読めなかったということはやはり彼は「カエルの唄」の輪唱しか歌えないという証し。
感想戦では渡辺明の69手めの指摘35金に北島はマッサオになっていた。二度負かされた思いであろう。この35金も当家ではひとめ。68手めの駒アタリ奇数番はまたしても34地点。これを逆行奇数番にする手は34歩を死守しつつ24角に当てる35金しかない。先手の最大の攻撃の要がこの34歩。34歩が戦略のGNと言う基本原理さえ知っていれば決して見落とすことはなかった。何度も書いてきたこと。GNを自ら消す33歩成は安楽死。先手に二度もチャンスがあった将棋。ここまで分析されたのでは渡辺明はもう中座飛車はやらないであろう。MF理論を理解できない棋士にはまだ通じるかもしれない。
収録は6日前の2004.05.11(月)に行なわれたとナベラ日記に書いてある。涼子にもわかる手で勝ちがない将棋を指したのは相手が北島だから。中座飛車はナベラにとっても既に本命へ贈る花束ではない。
北島の渡辺明との初戦は例の斥候。北島もマシュダ一家愛読者。しかしその論理構成を見ずに世間話しか読まないのであった。

放映:2004.05.16(対局日2004.05.11)
棋戦:NHK杯
戦形:中座飛車35歩-73桂型
先手:北島
後手:渡辺
▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲8七歩 ▽8五飛 ▲2六飛 ▽4一玉 ▲5八玉 ▽6二銀
▲3六歩 ▽5一金 ▲3八銀 ▽7四歩 ▲3五歩 ▽7三桂
▲3三角成 ▽同 桂 ▲3四歩 ▽4五桂 ▲6六角 ▽2五歩
▲4六飛 ▽6五桂 ▲2三歩 ▽同 金 ▲6八銀 ▽2四角
▲4五飛 ▽5七桂成 ▲同 銀 ▽4五飛 ▲4六銀 ▽6五飛
▲7七角 ▽7五歩 ▲5七桂 ▽6四飛 ▲3五桂 ▽7六歩
▲5五角 ▽7七歩成 ▲同 桂 ▽7六歩 ▲6五桂左 ▽7七歩成
▲同 角 ▽7四飛 ▲7九歩 ▽4四歩 ▲5四歩 ▽同 飛
▲2三桂成 ▽同 銀 ▲3三歩成 ▽同 角 ▲5五銀 ▽7四飛
▲5四歩 ▽5六桂 ▲5九金打 ▽1五角 ▲5三歩成 ▽7七飛成
▲同 金 ▽5九角成 ▲同 金 ▽4八金 ▲投了

82手で後手の勝ち