65地点を巡る奇数番と偶数番
名人戦第3局の裏舞台
 
4つの疑問への解答
MashudaBBS2004.05.15

名人戦第3局の裏舞台 No: 5357 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/05/15 Sat 03:39:10

名人戦第3の4つの疑問への解答
1=なぜ羽生は45歩を突かなかったか。
2=なぜ森内は薔薇十字定跡を避けたか。
3=なぜ森内は千日手に誘導し、羽生も受けようとしたか?
4=なぜ羽生の決定打が偶数番GN65歩だったか?

すべての伏線は2004.05.07朝日オープン第4局「手損角換り腰掛け銀」深浦VS羽生のマシュダ一家実況&分析に書いてある。
羽生はあの日後手番で千日手を思考していた。そして当家は行くことを勧めた。No: 5149-No: 5153
実際羽生はそれで勝ったはずの棋譜。それは深浦相手だから通用する。今回は森内。薔薇十字定跡を避けた理由はNo: 5140
「薔薇十字定跡ならば2時ごろまでにマシュダ一家が結論を出すであろう」
森内は先手必勝と確信している。
森内は山崎のポカを真っ先にテレビでバラした張本人でもあった。No: 2050- No: 2052
金の泡踊りで谷川の攻め手順は空を切るのがマシュダ一家手順。それをマネすれば勝てる。 先週の実況&分析を森内はすべて理解したので62飛を指した。羽生が90分大長考した苦悩は当家も共有したい。
以後二人が逃げ回った理由は棋譜に書いてあるとおり。羽生も森内も駒アタリ予備7を絶対に作成しないと心に決めたのであった。平たく言えば両者ともマシュダ一家理論に諸手で賛同。
当家が期待したのは後手からの偶数番原理。森内なら可能かもしれない。しかし森内は恥じらいそれを羽生に譲った。それが森内の羽生への敬意。順番から行くと先手から偶数番原理を構成しろということ=レディーファースト。
当家は羽生に勧めた
先手側からの偶数番原理の執行を。

最終構図は以下
1=50手め65歩後手からの駒アタリ奇数番 030811竜王戦薔薇十字定跡
2=48手め65歩後手からの駒アタリ奇数番 040507朝日OP第4局
3=63手め65歩先手からの駒アタリ偶数番 040513名人戦第3局

当家が偶数番原理を名人戦の為に用意した予告は以下。
「駒アタリ偶数番原理」名人戦へ向けて2004.04.12分析 マシュダ一家
上記分析から引用。
「羽生が森内に名人戦で勝機があるとすれば駒アタリ偶数番原理の活用。奇数番で正面から向かったのでは森内に勝ち目はない」
羽生は偶数番原理で一昨日森内に勝った。
昨年公開したマシュダ一家の駒アタリ奇数番原理は名人戦で双子の理論を完成させることができるであろうか?
これができたら将棋は無限世界へ突入する。
人間は面白い。
金銀泡踊りは理論に色彩を与える。
クライゼル効果も、中空三角理論も、
そして自陣駒アタリ原理から派生した玉の舞も。
千の騎士たちが舞い踊る様は美しい。
最後は駒がひとつひとつ輝く雄大な点数合戦へ至る。
マシュダ一家の命題
「将棋とは玉を詰ますゲームから玉を巡る点数合戦へ相転換」
点数合戦をすべて理論化し得た時にマシュダ一家は終焉を迎える。
我々はそこまで心を踊らせることができるであろうか?
一昨日は我々も熱狂していた。
可能性だけがそこにあればよかった。
デッサンに色を塗るのは命を燃やす棋士。