2004.04.29岡崎将棋祭り 不動駒の欠陥 相振り47歩 No: 5128 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/05/02 Sun 04:55:35

谷川は光速ノート50を書いた翌日、康光と岡崎で席上対局を行った。コンセプトは光速ノート50に従い全駒駆使であろう。下記棋譜によれば康光が途中で理解を示し不動駒は47歩と19香の2枚のみという大熱戦で終局。下記棋譜は2ちゃんねるが出所なので冗談だったと言うことが有り得る。そこでこの棋譜が本物か否か鑑定してみよう。

日時:2004/04/29(木)
場所:岡崎将棋祭り
持ち時間:10分+秒読み30秒
戦型:相振り飛車
先手:佐藤康光棋聖
後手:谷川浩司王位+棋王
▲7六歩 ▽3四歩 ▲6六歩 ▽3三角 ▲7八銀 ▽2二飛
▲3六歩 ▽4二銀 ▲6八飛 ▽2四歩 ▲2八銀 ▽6二玉
▲3八金 ▽5二金左 ▲5八金 ▽5四歩 ▲9六歩 ▽5三銀
▲6七銀 ▽7二銀 ▲8六歩 ▽7一玉 ▲8五歩 ▽4四歩
▲4九玉 ▽2五歩 ▲3七銀 ▽4五歩 ▲9七角 ▽6四歩
▲3九玉 ▽6三金 ▲7七桂 ▽9四歩 ▲8六角 ▽7四歩
▲9五歩 ▽同 歩 ▲同 香 ▽9三歩 ▲5六銀 ▽7五歩
▲同 歩 ▽9四歩 ▲同 香 ▽同 香 ▲9五歩 ▽同 香
▲同 角 ▽9一香 ▲8六角 ▽7六歩 ▲9四歩 ▽7三桂
▲4五銀 ▽7七歩成 ▲同 角 ▽8五桂 ▲8六角 ▽7六歩
▲3四銀 ▽2四角 ▲9八飛 ▽7七歩成 ▲9五飛 ▽7六と
▲9三歩成 ▽8六と ▲9二歩 ▽7六角 ▲4八金左 ▽5一角
▲9四飛 ▽7七桂成 ▲9一歩成 ▽9四角 ▲同 と ▽9九飛
▲2八玉 ▽9四飛成 ▲2三香 ▽4二飛 ▲2一香成 ▽8二玉
▲4六香 ▽4四歩 ▲3三銀成 ▽9一龍 ▲4二成銀 ▽同 角
▲1一成香 ▽7三玉 ▲7四香 ▽8四玉 ▲7二香成 ▽同 金
▲4四香 ▽1五角 ▲4三香成 ▽6二銀 ▲1六歩 ▽3七角成
▲同金左 ▽4五桂 ▲2三角 ▽3七桂成 ▲同 玉 ▽2四金
▲5六角成 ▽5五銀 ▲7四飛 ▽9五玉 ▲7二飛成 ▽5六銀
▲同 歩 ▽3五歩 ▲2八玉 ▽3六歩 ▲9二歩 ▽7一龍
▲8三龍 ▽7三金 ▲9三龍 ▽9四歩 ▲8二銀 ▽3一龍
▲3二歩 ▽1一龍 ▲7三銀不成▽同 銀 ▲5二角 ▽8五銀
▲7三龍 ▽3四香 ▲4九桂 ▽3七銀 ▲同桂左 ▽同歩成
▲同 桂 ▽3五香打 ▲4四成香 ▽3七香成 ▲同 金 ▽同香成
▲同 玉 ▽5九角 ▲4八桂 ▽2一龍 ▲9九香 ▽9七桂
▲3六香 ▽2六歩 ▲8四金 ▽9六玉 ▲8五金 ▽同 と
▲8三龍 ▽7三桂 ▲9八銀 ▽8七金 ▲9七銀 ▽同 金
▲9四龍 ▽9五金 ▲9七香 ▽同 玉 ▲8九銀 ▽9四金
▲9八銀打 ▽8六玉 ▲7八桂 ▽7六玉 ▲5八金 ▽4五香
▲2六歩 ▽4九銀 ▲5九金 ▽3九飛 ▲投了
178手で後手の勝ち

谷川相手に康光の3手め66歩と言うのは当家は見たことない。すでにこの棋譜はマユツバである。丸山相手に康光の3手め66歩なら昨年12/21放映のNHK杯。4手めの33角はカナリ喜んでいるので谷川であるということは有り得る。相振りであるが、康光なら盤面反転しながら矢倉を目指す。29手めの97角は康光の反転思考の欠陥。後手は緩手で付きあっているので谷川っぽい。
36手め74歩が谷川が康光に与えた駒アタリ予備5。だから37手めの95歩の仕掛けが成立する。
40手め93歩打は気持ちよい忍耐。内藤のアホくさい陽動振り飛車に松尾が後手で飛車の頭に83歩と打つようなもの。
この40手めの局面は先手が9筋を詰め1歩持ち歩にした為に優勢っぽく見える。しかし先手が77桂と跳ねると傷になることは王位戦で羽生相手に谷川は経験済み。谷川に45の位を取られると何されるかワカンナイと康光も内心ビビっている。41手め56銀は45歩を取る手。この位を死守する為に42飛とすると駒アタリ予備5からの仕掛けを先手に与えてしまう。だから谷川は42手めを75歩とする。これが駒アタリ予備5からの駒アタリ奇数番1。マシュダ一家理論そのままなので後手は谷川浩司が指していると推測できる。
43手めは当然同歩であると岡崎将棋祭りの顔石田九段は解説したはずである。75同角では94歩と突かれて香車が死ぬ。康光も75同歩としている。これでこの「康光」はこの程度の棋士であると判明する。或いは75同歩としたのは本当の康光ではないと言う疑念が沸く。ここでの最善手は67銀引き。そう。昨年棋界を一世風靡したマシュダ一家の泡踊り。言っておくが泡踊りの元祖は当家である。金銀は引いて使う。当家の影響で連盟棋士がマネし始めたことは森内が生き証人。本家を日付通りすべて読むとその影響のプロセスが克明に記録されているので別に森内が何も言わなくても構わない。
52手め76歩で「康光モドキ」の桂馬は死んだ。当家のセオリーを無視した為に仕方ない。以下「ニセ康光」はボロボロとなる。言うこと聞かない子は当家では少年院送り。しかし谷川は優しい。80手め94飛成で勝ちを確信すると光速ノート50に従い「全駒駆使」しようと思う。88手め91龍が点数をキチンと数えた証し。ここは石田も「さすが谷川さんは飛車を逃げませんネー」と言ったはずである。しかしこれが順位戦ならば谷川は間違いなく飛車を逃げる。
岡崎将棋ならあとは秒読みで構わない。30秒でも多すぎる。駒の要求に従い動かして行くだけ。「康光」が本物ならすでに1回負けたので、あとは落しどころを探すであろう。
174手めの45香が美しい。この手を指せるのは谷川しかいない。
これを取ると39飛以下左右いずれの変化も即詰み。中空三角理論と76玉の形を生かしたうっとりする挟撃の収束術。石田の名調子が一層華を添えたことであろう。
当家はさらにその深層心理を暴く。この45香こそ2004.03.14放映の第53回NHK杯準決勝で久保利明が谷川相手に指したあの奇跡の193手め45香打の後手番パロディーであると。
このような芸当が出来るのは谷川以外に有り得ない。従ってこの棋譜は後手が谷川であると当家は断定する。
「康光」は観念して175手め26歩+177手め59金と角を取り、負けを甘受。点数の数え間違いということにすれば棋聖も恥かかずに済むということであった。この覚悟の仕方と入玉ヘタ加減は康光そのものである為にここに至りこの「康光」も本物であったことが判明する。2003.12.21A級順位戦で森内相手の時のアマちゃん康光ソノモノであると当家は断定しよう。
天童の人間将棋ならば19の香車も47歩も取る人間猿芝居が演じられる。それ以前に59龍で金を取られては先手は指しようがないので石田は「投了ヤムナシ」と言ったことであろう。我々なら「投了タマナシ」と言う。
相振り先手矢倉の欠陥47歩が不動駒となることが象徴的。