名人戦第2局総論 囲碁将棋ジャーナル 名人戦第2局森下解説をめぐり No: 5125 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/05/01 Sat 17:02:04

笑顔を見せない森下は今朝のMashudaBBSを読んで来た顔。
さすが地獄の番人。A級に復帰していただきたいが振り飛車トリオが居るので場所がないと森下は愚痴をこぼしたい気分であろう。
定跡ばかりでつまらないと言う周囲へ「ンナコトナイ」と彼は言いたい。当家のようにハッキリ言えば良い。定跡を一手一手指す行為は屍を踏み分ける行軍だと。何を足元に踏みつけているかわからない者が「コピー将棋はつまらない」と愚痴をこぼすのだと。
一手一手指すごとに死体を踏みしめる感触を楽しみながら羽生も森内も進んだ。
羽生が横歩取りの衰退をいち早く感知し相振りを始めたのはよい。その為に振り飛車トリオが居る。しかし羽生は裏切り昨年名人になってしまった。だから羽生は自業自得で今年はA級で相振りを指す。
森下は最近おかしい。羽生や森内は居飛車党などではない。居飛車党は貴様。一緒にするな。ナントカ党など彼らは越えている。森下も振ったら良い。
横歩取りが「気合い」?
今そう言ったね。
「横歩は気合いで取るモノではない」と豪語していた2年前の森下はどうした?
しかも貴様は昨年35歩を取ることを「意外」と考えていた。
その代りに30手めに中原が指した73桂に驚いたって?
貴様は見たことないモノすべてに驚くオノボリさん。
その九段の称号は谷川が指した73桂を殺して奪ったモノだろうに。
この敗局で谷川は王将挑戦を逃した。
「王手飛車定跡」とはよく言う。子供の喧嘩にしか見えない。そんなモノに勝って九段になって嬉しいか? 貴様が踏んだのは子供の死体。
森下は羽生の敗因を述べていない。中座飛車が終わったとも言えない。

さて52手めのクライマックス。
森下「この桂はさすがに取るしかないですヨネ?」
矢内が喜んでハイ!と返事している。それは当日控え室に居た連中どころか、森内でさえこの成桂を放置できなかったのだから女子供が喜ぶのは当たり前。
森下。貴様は躊躇したね。そして女の同意を得た。
そこまでが貴様の限界。
森内は躊躇している。この桂を取れば名人戦ではなく貴様が口にした「コピー将棋」となる。
女子供が喜んだ手が、実は第2局を名人戦史上もっともシラケた1局にした。
だからこそ当家は桂を取らないみっつの変化を必死に作成していた。
貴様は何も知らずによくも笑いながら矢内に同意を求めたね。
俺達が森内の技量を見切ったのはこの地点。
マシュダ一家は実況通りここで74歩と行く。
後手の54手めの対応はみっつ。
赤=44歩
黄=48金
青=45桂
赤は先手勝ち。黄は気を付けろ。青は壮大な変化で双方に勝ちがある。
森内の躊躇は当然であろう。赤黄青と進むに従って分岐も手数も増える。しかし大熱戦となる。
先手がそこまでする必要ないと思えば結果はごらんの通り。名人戦は女子供にさえ罵られた。
森下の告白は真摯に受け止める。阿部も二日目の朝にMashudaBBSにショックを受けて告白している。
そう。75歩を使えなければ意味ないとね。
それを阿部も森下もようやく理解しただけで溜飲が下がる。
いい解説であった。阿部も森下もA級へ行ける。
森下にひとつだけ教えよう。
羽生はなぜ二日目朝、駒を並べるときに25歩をひんまげたのか?
25歩に支えられたあの26金という手が彼には許しがたい。
しかし森内はマシュダ一家の超絶変化に突入できなかった。あとは名人位を確実に取られるだけ。その無念の思いがあの25歩を無意識のうちに歪めたのだと。