2002.4.10&11名人戦第一局今治決戦

横歩取り中座飛車

森内俊之VS丸山忠久

玉-鏡-剣

三相転移-幸御霊不在の不浄名人戦 関連1

2002.4.11マシュダ談話収録。2002.4.12up


これほど不愉快な名人戦もワシ初めてじゃね。振り駒は冗談かと思ったがな。これが羽生谷川戦だったらどうかね? 芸能プロデューサー顔負けの手法のこと言っとんじゃないよ。
それでも目が慣れた頃、今度は仕切り魔の加古が対局室でべらべらおしゃべり。衛星放送に延々とダミ声が入っておったがまさかこのゴキブリとは。ようやく対局室が映し出されたかと思えば、ゴキブリが記録係の岩根忍に寄り添ってまーだお喋りしとった。ゴキブリに関してはワシは一視聴者として文句言わせてもらう。こいつには何度も不愉快な思いを有料テレビで見させられておるからね。我慢にも限界がある。NHKもここまで毎日に舐められとるとはね。森内まで酔っぱらいに引きずり込まれ、その間名人は憮然。そりゃ怒る。なんで名人が85飛という森下に言わせれば一秒で指せる手に一時間も考えたか?もっとテレビで延々と映してみせりゃわかるがな。アル中が隣で女といちゃついておる脇で、名人が神聖な一手を指せるか? 加古がずっと対局室におったから、名人は気分悪くて指さなかった。ゴキブリに対局を仕切られたらまともな人間なら対局を拒否する。よう名人も我慢したもんじゃね。

加古のようにかつて毎日記者だった者が親分風ふかせて、名人戦を腐らせた? 名人戦はそんな単純でもない。こいつの糞観戦記は読まんでも済むが、ワシが最大の楽しみにしておった衛星中継まで汚されたのでは言わせてもらおう。こいつらのおかげで名人戦の権威が地に墜ちた。毎日も恥部を曝してよう恥ずかしくないもんじゃね。羽生が名人戦からますます遠ざかる理由がようわかる。森下の名解説も徹底的に無視し、加古どもにおべっか使う者どものへぼ解説にすがっておる様がよう見えるがな。それで解説者や観戦記を息のかかった者のみに斡旋する芸能プロ顔負けの陰湿な組織。読売も似たりよったりか? これでは康光の師匠とてせっかくご褒美に初めて正立ち会いやらせたもろうても、最初から緊張も失せとるがな。相当いやがらせされたんとちゃう?なんで福崎に封じ手のやり方聞かにゃならんの?規定の文書も用意しとらんわけ?プレイヤーがそんなん暗記しとるわけないがな。しかも写真用の二手指しまでやらせおって。そうやってくれと主催者に言われたら、初めて大舞台で立ち会い勤める魁秀とてその通りやるしかないがな。加古のような新聞社に巣くうゴキブリどもが中原スキャンダルを煽り、米長までも巻き込もうとしとることに、棋士たちもええ加減気がつかんとね。棋士は内輪もめしとる場合か?しかしゴキブリ相手に本気で怒るのは主婦。ゴキブリどもは自分の財布のことしか考えておらん。裏にはゴキブリに餌まいておるマスメシア。黒幕はマスコミを操作して、使い捨ての棋士とゴキブリは叩きつぶすだけ。記者はそれ知っとるからヤケ酒飲むんじゃろ。今度は近代将棋の編集長までおだてられておるがな。控え室で森下たちが検討した将棋をなんで中野編集長の名前でだすかね?こうやってみーんなお仲間にされちゃうワケ。どこに伝統がある?こんな連中が巣くう将棋界など国技にできるはずない。米長まで洗脳されとる。
NHK本部とは相当仲が悪そうでも根は同じマスメシア。そこで末端のアナウンサーつかまえて、よう丸山の頭が薄いだの、フロの鏡の前で鍛えた体見てたなどと言わせたモンジャね。頭が薄いってどういう意味か知っとんのか? 全国放送で言うべきことではない。NHKでプライバシーに関わることは言ってはならんと知っておる板倉アナなら、自己責任で口が滑るということはない。しかも今度は、森内が鉄板流とは呆れる。また焼き肉屋か? こういう言葉が世間に横行する。ミレニアムという千年王国の言葉と同じようにね。牛のような森内か。怖いこと言うね。
この前、兵力増強の中国に対して小沢一郎がなんて言っておったか知っとる?「いい気になってると日本人は切れる」
筋肉増強剤使うと切れるのと同じ。米長も切れたが、ようじっとこらえたモンジャ。以上の悪弊の原因はひとつだけ。言わんでもわかることじゃがな。記者や棋士はむしろ犠牲者。

そんで名人戦第一局ね。20手目の85飛で53分の長考。森内38銀に名人54歩と74歩の連携が疑問。25歩は敗因。勝敗は名人どうせ後手じゃからワシどーでもえー。もともと85飛戦法は無理筋。ヒフミンはもう一年前だかに先手良しの結論でてなきゃおかしいと公言しとった。森下は85飛を高飛車と表現し、41玉-33角-85飛を三階建てと言っておったけど、横歩は気合いで取るようなもんじゃないとようハッキリ言ってくれた。ワシは41玉-33角-85飛の形を玉-鏡-剣と考えておるんじゃけどね。丸山名人のあの細い糸を繋いで行く攻めはこの三位一体を維持するために相当な神経細胞を駆使する必要がある。そこには玉-鏡-剣以外にあるものが必要だということ。19手目に87歩と形を決めるのは森内の棋風。これを鉄板と呼ぶのは激辛流同様の蔑称。38銀を指したかったから87歩にしただけ。この勇気ある銀を誰も蔑称では呼ばん。名人戦ならば33角同様、85飛に時間を費やすのも当然。しかし53分の長考は誰がみてもおかしい。最初から名人はおかしかったとしかワシには考えられん。いくら森内の指し回しが冴えた所で名人の負け方は異常。こりゃ、プロがこぞって展開がわかんなくて当然じゃと思うね。9時間も持ち時間がある将棋の内容ではない。25歩以後はほとんどアマチュアの考える手と変わらん。強いて言えば森内の66歩が余りにできすぎ。あとは駒を渡さないようにじわじわ攻めれば森内に自然に勝ちが転がるだけ。森内は終盤は何の苦労もしとらんよ。これが名人の指す将棋とは信じられん。何かが切れておる。そこでよく見ると名人の残り時間は1分。最後は形もつくれんほどひどい形。もとを辿ると85飛の長考のツケ。そこで完全に名人のリズムが狂っとる。あの終盤では別な収束で桂馬は55に打たれなくてはならんと思うけどね。それで一手違いの終局図のはず。いずれの変化でも先手勝ちは動かないが、この桂馬が41に打たれるような醜い図は嘔吐感を催す。そいからね、なんで修羅場における女人禁制が日本史に引きつがれておるか、わかっておる? これは女性蔑視とはまるで意味が逆。名人戦がいかに特別な棋戦だったか。百年の恋も覚める思いじゃね。糞どもが執行する限り、もう名人戦に修羅場はない。それでもかまわんのじゃね? 文化などそこにはもうないというだけの話し。羽生がこの第一局をどう解説するか楽しみじゃね。名人戦から逃げざるを得なかった心境がそこに現れるのかとね。羽生は谷川に17世を譲った時とは違う思いでおるじゃろーね。
2002.4.11談話収録。2002.4.12up 棋譜分析はこちら