MashudaBBS2004.04.17-18

隠した卵1-4
名人戦第1局検討会 端の闇2 16歩
隠した卵1 名人戦の揮毫 羽生=相 森内=仁
隠した卵2 光速ノート49 数字で象徴化

隠した卵3 イラクでの人質誘拐事件
隠した卵4 生まれてきたのが自己責任
隠した卵X 生身の体が欲するコト



隠した卵X 生身の体が欲するコト No: 4936 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/04/18 Sun 02:39:36

名人戦第1局の駒検分で影水作の虎斑駒を地元の愛棋家が提供し森内が難色を示した。虎斑駒は実用には向かない場合がある。駒によっては文様が乱反射する為。そんなことで「シリーズの決戦ムードはいやが上にも高まった」と書く関浩は珍しく三文演出家のフリをしている。当家ならこう書く。森内は振り駒を嫌っている。それでも駒を振るなら影水駒も泣くだろうと。
駒は将棋を指すモノであって記録係が放り投げるモノではない。
影水駒は死後に値段が高騰した。死によって数が決定し市場が値段をつけやすい為。金に換算すると世間はヒトもモノも同じように評価する。 ところが自己責任でこの世に生まれた人間には、生身の体を生かすカネと生身の体が生きている間に欲するコトは全く別物。
棋士には棋譜しか残らない。それが評価の全て。最も賞金金額が安い王将戦に谷川も森内もこだわったのは棋譜のこと。
復活祭の卵は一週間みつからなかった。明日みつけてくれた時にはもう食べられないので虫の餌にしよう。


隠した卵4 生まれてきたのが自己責任 No: 4935 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/04/18 Sun 02:34:40

子女の奨学金を借りるにも保証人を要求される。誰も貧乏人の保証人にならない。だから生活を切り詰める。それでも子供と見る虫たちは美しい。 虫には値札がついていないのでね。
一生幸福になりたければ外にでないこと=それが江戸時代までの鎖国政策であった。連盟将棋は鎖国というより貧相。負けたくなければ千日手でよい。当家はそれでも楽しめる。
一歩外にでれば誘拐される。車に碾かれる。ジジイと言われて線路に放り投げられる。 この三日の三面記事だけでも相変らず世間は酷い。すべて自己責任と言われてしまう。棋士は「勝負はすべて自己責任」と言える唯一の職業と言うのは単純すぎる。
生まれてきたのが自己責任と言うのがマシュダ一家。そうでなければ人間である必要はなかった。


隠した卵3 イラクでの人質誘拐事件 No: 4934 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/04/18 Sun 02:28:55

最初から福田官房長官の顔に全て書いてあった。救出作業には税金で総額20億円程出資したはずと野党は推定して非難。米国の破産しかかった会社に500億円投資させるより世界の信用を買った方が安いと与党は試算するべきであろう。一昨日三人の人質は開放。同時期にイタリア人の人質は「イタリア式死にざまをみろ」と叫んで銃殺された。米兵は何人も殺害されている。世間はお金の話ばかりでウンザリしつつ自由とは高嶺の花であると痛感している。
日本人は世界中で最も愛されている。このような幻想には値札が付いていない。


隠した卵2 光速ノート49 数字で象徴化No: 4933 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/04/18 Sun 02:17:36

名人戦の揮毫を見ながら谷川を思い出していた。
酔った森の熊さんによると「私の序盤は修正型」と谷川が言ったらしい。
自己分析する患者はいないので当家は字義通り読まない。谷川は修は正しいと言っていると書斎で読む。
光速ノートを見ると酔った熊を蹴飛ばすように更新されている。
何度も推敲された文は谷川にしては珍しい。ここまで削ぎ落としたスリムな精神は谷川の文で初めて読む。ネット文化は楽しい。
谷川は文字に加えて数字で象徴化。
「引っ越しから一ヵ月。一大イベント。工事が一ヵ月。もう一つの変化。一時間早くなった。一年間幸福に」
オチは「二十年、三十年と楽しめる家でありたい」
谷川には一家と書けないので一家を分離したらこんな文書になっている。
「二年強。二千年前。新居は三層。五段下がったB1F。四月。約四時間。」
羽生に嫉妬しているようなラブコールの嵐。
入ったアナに春の嵐では当家のスカートもめくれてしまう。
何の見返りもない作業にはひとえに好奇心だけが原動力。
彼らが愛情で示した符号を胸に抱いて王位戦まで続けばいい方。
あの時期は落雷が怖い。


隠した卵1 名人戦の揮毫 羽生=相 森内=仁 No: 4932 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/04/18 Sun 01:22:55

扇子に二人が記した。
最初に名人がと書く。
それを受けて最強挑戦者は
胸がシビレる。
毎日山村記者はいずれその意味がわかるであろうと言う。
意味も何もソノマンマ。
昨年の名人戦揮毫の意味は「空中地獄の舞」に記した通り。今回はアナがあれば入りたい。森内が名人戦第1局でアナグマにした心境に近い。
難解度では竜王戦と逆になる。竜王戦では羽生が芳。森内が風。
芳の出所は寺。
仁は全ての出所が森内家にもわからないかもしれない。


名人戦第1局検討会 端の闇2 16歩 No: 4931 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/04/17 Sat 04:41:36

本譜は局後の羽生に言わせれば「ヒドイ」と言うことだが、羽生は実践者なので当然の感想。鑑賞者の立場である当家ではそんなことはない。この棋譜を鑑賞し得たのが当家のみでは余りに寂しい。解説の高橋道雄と木村一基のおかげで先手の96歩ばかりに焦点があたってしまったから世間は本筋を逃している。当家ではこのような棋譜を楽しめる御友達がほしい。
森内は千日手を打開した。その理由は15角変化が成立すること。久保も深浦も15角変化には言及できなかった。森内は82手め47銀を打つ前に長期戦を覚悟したはず。 確かにここでは47銀ぐらいしか手がない。羽生の66金からの地獄の千日手手順は有効であったということ。ここまで大優勢を築きあと一歩で必勝という局面で66金から千日手にされたのでは、森内の心境は塗炭を舐めるような思いであったろう。それほどゴキゲン向い飛車の縦横無尽の布陣は羽生を圧倒していた。もし82手めの47銀打の局面で16歩の形ならば逆に先手必勝。15角がない為に羽生は83手めに45金と出て勝てる。
ではどこで16歩を入れる余裕が先手にあったか?
これを半日かけて当家では検討していた。
結論は封じ手以降ではすでに16歩は遅い。後手の角筋が余りに脅威の為先手は36歩から59角の迎撃も通用しない。即ちこの将棋は初日ですでに羽生は先手で勝てなくなっていたと言うこと。
16歩は危険な手。後手にも14歩の権利がありこの1筋ブランコ運動が成立すると後手から15歩-同歩-同香-同角の仕掛が成立し香車で玉頭を直撃される。羽生はNHK杯決勝で16歩の怖さを久保相手に思い知らされたばかり。従って16歩を突く場合には歩交換後15香に17歩と打つ変化がまず必要。ところが15角変化は消えても向い飛車相手では序盤で1歩相手に渡したら死と同義語。1歩後手に持たれて24歩の反撃を喰らっては先手78玉の形は余りに酷い。初日午前中1時間で指された「10手めの局面は酷い」という当家の感想はハッタリではない。この局面から終始喉につかえるモノを宿し、それがNo: 4874「端の闇」となった。序盤で7筋の攻めを見せつけて森内は羽生に16歩を指させる余裕など与えなかった。序盤は森内の完勝と言うのはたやすいがいずれも死と隣り合わせの変化ばかり。そこまで神経が張り詰める後手番戦術を捨て身の66金一発で千日手に持ち込める羽生の無神経流も相当なモノ。
タカミチは羽生阿部竜王戦最終局のグランクロスでも阿部の角打ちを「ある手」と否定し切れなかった「強い解説者」。強者は畏れる。その畏れに最初に踏み込める者が覇者。「ある手」が可能と知った時にはすでに遅い。「ある手」を後でマネするだけでは地獄の番人が最上級。「畏れ」にいかに人間が立ち向かうか。それがライヴの真髄。羽生が「ヒドイ」と言うレベルは遡ると「畏れ」を知っているから。羽生に同じ作戦は二度と通用しない。