深浦への4つのアドヴァイス
MashudaBBS2004.04.08-09
朝日オープン第1局羽生の寄せはタコ
朝日オープン第1局パロディー
65桂の二重ロマンスと87桂終着駅

朝日オープン第1局の深浦 信用と信頼の違い
2003.11.30
王将戦リーグ森内VS谷川「5筋位取り中飛車」分析



2003.11.30王将戦リーグ森内VS谷川「5筋位取り中飛車」分析  No: 4820 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/04/09 Fri 19:55:28

何か忘れモノをしたような気分があった。
昨年11月末の王将戦本戦森内谷川戦のことを忘れていた。
森内は八百長で谷川に負けたのではないかという疑惑があった対局。
そこで検証しよう。

日時:2003/11/30(日)
棋戦:王将戦リーグ
戦型:5筋位取り中飛車
先手:森内俊之
後手:谷川浩司

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △5四歩 ▲4八銀 △5五歩
▲6八玉 △5二飛 ▲7八玉 △6二玉 ▲6八銀 △7二玉
▲5八金右 △8二玉 ▲4六歩 △3三角 ▲4七銀 △4二銀
▲7七銀 △5三銀 ▲3六銀 △5一角 ▲4五銀 △3五歩
▲6八銀 △6四銀 ▲5六歩 △同 歩 ▲3四銀 △4四歩
▲4三銀成 △1二飛 ▲2五歩 △7四歩 ▲2四歩 △同 歩
▲4四角 △7二銀 ▲2二歩 △4二歩 ▲5三成銀 △同 銀
▲同角成 △2二飛 ▲4四馬 △3二金 ▲5五馬 △7三角
▲5六馬 △2五歩 ▲2三歩 △同 飛 ▲同 馬 △同 金
▲3一飛 △2二角 ▲2一飛成 △9九角成 ▲8八銀 △9八馬
▲2三龍 △2六香 ▲1八飛 △2九香成 ▲9九金 △同 馬
▲同 銀 △1九成香 ▲同 飛 △5一香 ▲6六香 △6四歩
▲7七桂 △9二玉 ▲4一角 △5二銀 ▲3二角成 △4三歩
▲4二馬 △7五歩 ▲8五桂 △8四角 ▲6四馬 △7六歩
▲2四龍 △6三銀左 ▲同 馬 △6六角 ▲同 歩 △6三銀
▲6七金 △7四香 ▲7五歩 △同 香 ▲6五角 △5五桂
▲7六金 △同 香 ▲7七歩 △7五金 ▲4三角成 △5六角
▲8八玉 △7七香成 ▲同 銀 △6七桂成 ▲7八歩 △8五金
▲6一馬 △7七成桂 ▲同 歩 △7六歩 ▲同 歩 △7七歩
▲7九香 △9五桂 ▲9六銀 △7六金 ▲8四桂 △同 歩
▲8三金 △同 角 ▲同 馬 △同 玉 ▲6五角 △7四角
▲同 角 △同 銀 ▲6一角 △9二玉 ▲7四龍 △8七桂成
▲同 銀 △同 金 ▲同 玉 △9五桂 ▲7七玉 △8六銀
▲同 玉 △8五金 ▲同 龍 △同 歩 ▲9五玉 △9四銀
▲8四玉 △9五角 ▲7五玉 △8六角 ▲8四玉 △6四飛
まで150手で後手の勝ち


この将棋は2003.12.24棋王戦挑戦者決定戦第1局深浦VS谷川における「対中飛車蛇行銀」の原型となった。深浦は森内のマネをして谷川にあの日勝った。
ところが森内の初手は76歩。深浦は26歩。深浦は相掛り十字架銀を指したかったはずが谷川が拒否して2手め34歩から中飛車としたのがイヴ決戦。
一昨日深浦が羽生の26歩の挑戦を受けなかった背景には谷川の悪影響がある。谷川はイヴ決戦で4手め54歩とゴキゲン中飛車に深浦を誘った。谷川の54歩は千勝局ばかりか森内を乱戦で制した「ゴキゲンお守り」。6手め55歩を指すと谷川は決まっているので先手は48銀でも68玉でも構わない。13手め58金まで深浦VS谷川参照。深浦が13手め46歩としたのは本局の森内の仕掛けが有効と考えたため。
後手の5筋位取り中飛車に対応する21手め36銀は谷川相手に森内が本局で指して深浦も導入したことを当家は知らなかった。そこであのイヴ決戦の当家の深浦の情熱に対する絶賛は本日帳消しとする。
何が違うかと言うと谷川の銀の位置が違う。トナカイさんのソリであった深浦45銀は森内が本局で指している。深浦は谷川の銀の位置だけをターゲットにできたということ。なぜ谷川が対深浦戦で32銀としたかというと森内が29手め34銀を見せて不利となった為。こういうことがあるから当家は過去の棋譜と単純比較することを嫌う。深浦は森内をマネしただけと見てしまっては本筋から思考形態が離れてしまう。
そこでここから本局のみを見る。
27=56歩。これで先手は決断の歩損をして攻めの継続を謀る。
29=34銀。なぜ森内はここで11角成と香車を取らないのか?それは下記変化で先手歩損が欠陥となり33桂が連動手となる為。

MF変化1 ▲1一角成
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽5四歩 ▲4八銀 ▽5五歩
▲6八玉 ▽5二飛 ▲7八玉 ▽6二玉 ▲6八銀 ▽7二玉
▲5八金右 ▽8二玉 ▲4六歩 ▽3三角 ▲4七銀 ▽4二銀
▲7七銀 ▽5三銀 ▲3六銀 ▽5一角 ▲4五銀 ▽3五歩
▲6八銀 ▽6四銀 ▲5六歩 ▽同 歩 ▲1一角成 ▽3三角
▲同 馬 ▽同 桂 ▲5四香 ▽5三銀 ▲同香成 ▽同 飛
▲中断
これでは銀香交換の駒得ではなく銀と香歩の二枚換えとなる。11角成では桂の働きが違うために後手優勢。33桂を連動手としては先手勝てない。
そこで33桂の形を作らせないように21馬と先に桂を取るとどうなるか?
まず桂香と銀の二枚換え変化

MF変化2 ▲1一角成 +▲2一馬

▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽5四歩 ▲4八銀 ▽5五歩
▲6八玉 ▽5二飛 ▲7八玉 ▽6二玉 ▲6八銀 ▽7二玉
▲5八金右 ▽8二玉 ▲4六歩 ▽3三角 ▲4七銀 ▽4二銀
▲7七銀 ▽5三銀 ▲3六銀 ▽5一角 ▲4五銀 ▽3五歩
▲6八銀 ▽6四銀 ▲5六歩 ▽同 歩 ▲1一角成 ▽3三角
▲2一馬 ▽9九角成 ▲5四香 ▽5三香 ▲同香成 ▽同 銀
▲5六銀 ▽5五香 ▲同 銀 ▽同 馬

これは最後に先手が手番を握り優勢。そこで54香にはスンナリ同飛と取ってしまう。
54香には同飛の飛車切り変化で後手勝勢

MF変化3 ▲5四香 ▽同 飛
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽5四歩 ▲4八銀 ▽5五歩
▲6八玉 ▽5二飛 ▲7八玉 ▽6二玉 ▲6八銀 ▽7二玉
▲5八金右 ▽8二玉 ▲4六歩 ▽3三角 ▲4七銀 ▽4二銀
▲7七銀 ▽5三銀 ▲3六銀 ▽5一角 ▲4五銀 ▽3五歩
▲6八銀 ▽6四銀 ▲5六歩 ▽同 歩 ▲1一角成 ▽3三角
▲2一馬 ▽9九角成 ▲5四香 ▽同 飛 ▲同 銀 ▽5二香
▲1二飛 ▽7二銀 ▲4三銀成 ▽8八香 ▲7九金 ▽5七歩成
▲同 銀 ▽同香成 ▲同 金 ▽8九香成 ▲同 金 ▽7七銀
▲6九玉 ▽8九馬 ▲投了
50手で後手の勝ち

後手はカナ駒1枚さえあれば88香の俗手で攻めの継続が可能。
だから本譜29手めで森内は11角成とはせずに34銀。これは33角の迎撃を許さないトリプル手。
1=歩損解消
2=今度は11角成が可能
3=飛車に当てる
ここで12飛と香車を守りつつ飛車が先逃げすると1が残る。 このトリプル手を1-3まで一挙に解消する手が30手めの谷川44歩。この歩を同角とすぐに取ると下記変化で後手優勢。
MF変化4 ▽4四歩▲同 角
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽5四歩 ▲4八銀 ▽5五歩
▲6八玉 ▽5二飛 ▲7八玉 ▽6二玉 ▲6八銀 ▽7二玉
▲5八金右 ▽8二玉 ▲4六歩 ▽3三角 ▲4七銀 ▽4二銀
▲7七銀 ▽5三銀 ▲3六銀 ▽5一角 ▲4五銀 ▽3五歩
▲6八銀 ▽6四銀 ▲5六歩 ▽同 歩 ▲3四銀 ▽4四歩
▲同 角 ▽5四飛 ▲4三銀成 ▽4四飛 ▲同成銀 ▽2二角
▲4五歩 ▽4三歩 ▲同成銀 ▽9九角成 ▲5四歩 ▽6二角
▲投了
42手で後手の勝ち

先手は飛車を打つ場所がない。41金がいかに働いているかという局面。だから乱戦模様の振り飛車では飛車角交換でも指せるように41金を序盤で動かさないことがサバキのコツ。
森内の34銀トリプル手を一挙に解消する谷川44歩やその後の12飛と言う「耐える手」を後手はなぜ楽しめるのか?それは先手が先に1歩損で攻めている為。しかも後手の56歩は歩得して連動手で最強の位を確保している為に後手は相当な得をしている。
35=24歩。先手はこれで2歩損となるが44歩を取り返せる為に22歩と飛車の活用を謀る双頭手。
39=22歩。厳しい手のようであるがこれは緩手。これを緩手と言うのはマシュダ一家のみであろう。これは駒アタリ偶数番2なのでダメな手。森内はすでに2歩損し無理攻めしたご褒美がこの桂取りだがこの手が緩手と当家は断定する。ここでの最善手は2歩損を1歩損にする35角。これがマシュダ一家駒アタリ奇数番原理によりひとめであることには連盟棋士どころか森内も驚くかもしれない。マシュダ一家を相手にする時には2歩損では決して勝てないと覚えていただきたい。
40=42歩打。好手。この打歩の交換は後手有利。これは飛車打に強いG効果ともなる双頭手。飛車角交換は後手の望むところ。
41=53成銀。森内もマシュダ一家原理の正当性に気がついた証拠。ここで先手は21歩成を続行したいが下記変化で清算すると駒得でも負ける。

MF変化5 ▽4二歩 ▲2一歩成
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽5四歩 ▲4八銀 ▽5五歩
▲6八玉 ▽5二飛 ▲7八玉 ▽6二玉 ▲6八銀 ▽7二玉
▲5八金右 ▽8二玉 ▲4六歩 ▽3三角 ▲4七銀 ▽4二銀
▲7七銀 ▽5三銀 ▲3六銀 ▽5一角 ▲4五銀 ▽3五歩
▲6八銀 ▽6四銀 ▲5六歩 ▽同 歩 ▲3四銀 ▽4四歩
▲4三銀成 ▽1二飛 ▲2五歩 ▽7四歩 ▲2四歩 ▽同 歩
▲4四角 ▽7二銀 ▲2二歩 ▽4二歩 ▲2一歩成 ▽4三歩
▲1一角成 ▽同 飛 ▲同 と ▽3九角 ▲3八飛 ▽8四角引成
▲投了
48手で後手の勝ち

当家ではこのような変化を逐一読まない。21歩成では相変らず駒アタリ偶数番2で負けとひとめ。その大局観の根底は先手が後手に与えた連動手56歩の強靭な位。この位だけで先手陣は壊滅する。
48=73角。駒アタリ奇数番原理によりこれは谷川初めての疑問手と言えば連盟棋士は驚くであろう。谷川もこれしかないと思って指している。王手だから73地点を埋めつつ迎撃して手番を奪還しようという谷川らしい手拍子。ここでの最善は64歩。
49=56馬。一見絶好に攻めを続けていたかに見えた森内であるがここでマシュダ一家理論の正確さを確認するかのようについに悪魔の位56歩をとりつつ歩損解消。この交換で初めて森内が優勢となる。
以下省略。以上の棋譜を見ると森内も谷川も駒アタリ奇数番原理にまだ慣れずに無駄な指し手を読んでいる。その為に時間が失われひどい最終盤となった。誰にでもわかる森内のポカは127手め。必至をかけたら谷川に詰まされた。これをみると同じく谷川相手に見せたNHK杯の最終盤における森内のポカと同質。
これが控え室に言わせれば森内の相当下手くそな八百長
なんでも勝つ気になれば連盟内で相手がいなくなってしまう。結局森内はこの一戦で負けても王将挑戦者となり羽生から軽く王将位を奪取。因みに当家でも127手めは森内同様首を差し出す。すでに分析対象外なので粘る谷川をその後見るより首をすっぱり切られた方がラク。人生は時間が限られているのでね。こんな所で道草喰っていたら序中盤の最重要地点が永遠に理解されない。


朝日オープンの深浦 信用と信頼の違い  No: 4819 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/04/08 Thu 19:49:14

青野、藤井、森下、三浦はアイデアマンでも寄せの段階で相手に信用されていない為にスマートな棋譜が作成しにくい。
王位戦では谷川と羽生は信頼しあっているので勝負が一旦決すると二人はどのような終局図を作成するか互いに協力しあう。そのプロセスを克明に記した分析が「アポロの剣」と森内に捧げた第9期竜王戦第2局のMF理論。

信用=技術上の問題
信頼=美学上の問題

羽生は昨日なぜ88歩に意味を付与するラインをマシュダ一家青春杯のように構築しなかったか?
それは深浦が信頼されていない為。すでに22角成で勝負はついている。それを深浦が認めないのであれば醜い粘りしかない。だから手数が伸びても仕方ないと羽生は香車を取った。深浦とはロマンスなど有り得ないと羽生が縁切り状を突きつけるような手が11馬。
深浦は羽生の将棋に1本の線があると日経で語ったばかり。それは谷川、そして「アポロの剣」以後の森内に対するような羽生の信頼があるから線になっている。
深浦。2003.10.21&22竜王戦第1局羽生VS森内をもう一度読んでみろ。
王位戦「アポロの剣」に継ぐ美しいラインがなぜ竜王戦第1局「34地点の魔」で実現したか?
羽生の信頼を自ら裏切るような棋譜を提示してきたのは深浦自身。
何を二人で造りたいのかまずその意欲を見せないと羽生は乗ってこない。2手めに羽生を裏切るような行為はすでに信頼を失わせるに十分。
しかも自分で横歩取りに誘っておいて相手の横歩を取って手番を渡すようなマネをされたのでは羽生とて信頼しようもない。だから深浦将棋は輪郭が常にあいまいとなりやすい。人気がないのはそのため。転んでも間違えない冷たい技術力だけでは丸山並の構想力がなければラインが霞むだけ。


朝日オープン第1局パロディー
65桂の二重ロマンスと87桂終着駅
 
No: 4818 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/04/08 Thu 18:56:23

勝ちが見えるとどのように寄せるのが面白いかという好みがある。
作日の朝日オープン第1局の棋譜だと当家の正解手53手め83金打以下面白い変化がある。当家変化54手め65桂には一旦67金と受ける。以下清算後後手は51角と逃げて逆に先手からの65桂という緩手で先手は面白い局面を作成できる。王手の千日手は禁止というルールを愛で教える棋譜が以下。

「王手の千日手は禁止」

戦形 :横歩取り中座飛車 68玉型+76飛=55角
表題:65桂の二重ロマンスと87桂終着駅
棋戦:朝日オープン第1局を元にしたマシュダ一家青春杯
先手:羽生善治名人王座+マシュダ一家A
後手:深浦康市朝日クン+マシュダ一家B

▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲8七歩 ▽8五飛 ▲2六飛 ▽4一玉 ▲6八玉 ▽7四歩
▲3六歩 ▽2五歩 ▲2八飛 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽同 飛
▲3三角成 ▽同 桂 ▲8八歩 ▽7三桂 ▲3五歩 ▽7六飛
▲5五角 ▽9五角 ▲7七歩 ▽3六飛 ▲3八飛 ▽同飛成
▲同 銀 ▽4五桂 ▲6六歩 ▽8四角 ▲2一飛 ▽3一金
▲2二飛成 ▽同 金 ▲同角成 ▽5二玉 ▲8三金 ▽6五桂
▲6七金 ▽5七桂右成▲同 金 ▽同桂成 ▲同 玉 ▽5一角
▲6五桂 ▽4五金 ▲5三桂成 ▽同 玉 ▲6五桂 ▽6四玉
▲5六歩 ▽5五歩 ▲同 馬 ▽同 金 ▲5三銀 ▽7五玉
▲5五歩 ▽5六歩 ▲同 玉 ▽4四桂 ▲同銀成 ▽同 歩
▲8七桂 ▽8五玉 ▲7三桂成 ▽4五角 ▲5七玉 ▽6七飛
▲4八玉 ▽1五角 ▲3七桂 ▽6八飛打 ▲同 銀 ▽同飛成
▲3九玉 ▽2八銀 ▲同 玉 ▽2七銀 ▲2九玉 ▽3八銀成
▲同 金 ▽同 龍 ▲同 玉 ▽3七角成 ▲同 玉 ▽3六歩
▲4八玉 ▽5六桂 ▲5七玉 ▽4八銀 ▲4六玉 ▽投了

107手で先手の勝ち

勝ちが見えた所でこのような故意の緩手で愛の局面を作成するのは谷川が得意。上記変化で79手めに87桂ではなく67桂と反対側に打って王手をすると逆に先手は負ける。この87桂打は先手の序盤における88歩という奇妙な手に意味を与える為にユニークな終局図。序盤の88歩には最後に玉が98玉と逃げるG効果変化があり深浦はそれを嫌って77歩を打たせるために95角の悪手を放った。ところが88歩には87地点補強という意外な終着駅がある。後手が暴れるしかない54手め65桂の最後の接吻を反芻する61手めの65桂という甘い誘惑から派生したロマンス。


羽生の寄せはタコ   No: 4817 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/04/08 Thu 16:11:14

渡辺明日記では昨日の羽生の終盤が相変らず間違えないとおだてている。22地点に馬が成ってすでに終盤。羽生は直後に間違えている。
53手め11馬と香を取っている。83金と打てばいずれの変化も70手代できれいに必死がかかる。37歩は怖くない。桂跳ねには67金の受けで鉄壁。66歩は22馬が死守。角は助からず73金の二次活用+44桂で寄り筋。いかに深浦の95角打が悪手であったかということ。羽生は故意に香車を取って深浦の地元ファンの為に礼を尽くしただけ。
当日解説の先崎はアホな形成判断を繰り返していたが局後に「羽生の寄せはタコ」と公言した一言は正しい。
羽生が間違えないのは周囲の思惑への気配体得。羽生や谷川と言う棋士は中原と違って気を使う。周囲がダメだと羽生も渡辺明同様ダメになるかもしれない。深浦の地元でお祭りなどするから対局に集中できない深浦。殺し屋のように振舞うべきであった。