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Sense of Wonder
April 2006

日蝕貧乏知恵者猫
サハリンの油田開発について
森が泣いている
映画『ホワイト・プラネット』
『星ナビ』5月号
エジプト・サルームでの日蝕画像速報ほか

2006.4.16
サハリンの油田開発について

 サハリン開発について、写真家の土岐 帆さんからの緊急のお知らせがありました。

 サハリンでは、『サハリン1』『サハリン2』という2つの石油パイプライン・プロジェクトがあるようです。

 私はこの地区に関して多くを知りません。
 サハリンと聞いて戦前のことを思う方は、随分少なくなったでしょうか。
 私は地図帳で間宮海峡(ロシア名はタタール海峡でしたっけ?)という名前を見つけて不思議に思ったのが最初かも知れませんし、次は宮沢賢治を通じてだったかも…。他にはオホーツク海の流氷の源アムール河とか、人類学的にアラスカと密接な関係にある地であるとか、極々限られています。(^^ゞ
 映画『デルス・ウザーラ』の舞台はシベリア極東沿岸部ですが、それでこの地域について強く意識したような気もします。

 石油関連と言えば、今冬サハリン沖で石油タンカーが座礁し、オイルの流出により生態系を脅かしているとのことですが(海鳥や海獣が多数死亡など)、ロシア政府は座礁の事実を公言していないようです。(人工衛星で得られた画像から分かった模様。)

 またシベリアの沿岸部では、日本への積出港へのパイプライン建設計画があり、予定地にはシベリアン・タイガーの棲息地も含んでいるとの新聞記事を見ました。現状でも生息数がかなり少ないにも関わらず、パイプラインの敷設によって彼らの繁殖地が分断されるために、交尾の相手に巡り合えない可能性が増して絶滅が危惧されるとのこと。(実は、ウスリー・トラとシベリアン・タイガーとは同義なのか別なのかすら、私には分からず…ですが。^^;;)
 シベリアの一部としてのサハリンという位置付けで認識しているからかも知れませんが、これも含めて考えたいと思います。

 特にサハリンでの石油開発は、日本や中国市場を当て込んでのものでしょうから、日本からのアクションは重要と考えます。
 ANWRの件と同様、各所へのマルチポストやチェーンメイルのようになると、それが問題視される可能性があるかとは思いますが、お知らせ致します。


■■ サハリン開発について 緊急アクションのお願い ■■

 ここ数日がサハリンの大自然を救うための最後のチャンスになるかもしれません。私たちの声を世界中から届けましょう。ぜひご協力を。

 ヨーロッパ復興開発銀行(EBRD)と(日本)開発協力銀行(JBIC)はまもなく一般からの意見公聴期間を終え(4月20日まで)、今年5月までには20億ドル規模のサハリンIIプロジェクト(事業主体:シェル、三井、三菱からなるSEIC−サハリン・エナジー社)の融資の承認を決定しようとしています。
 融資が実行されれば(非常に可能性が高くなりましたが)、サハリンやオホーツク海全体の環境が脅かされるばかりか、今後のサハリン石油・天然ガス事業へ一機に加速させ、いずれはオホーツク海全体に渡る化石燃料開発ブームにつながるでしょう。
 今この融資を阻止するか、少なくとも遅らせることで、サハリン・エナジー社に環境対策の見直しをせまり、今後のサハリン開発の事業主たちに、サハリンがいま彼らが考えているほど安易な金儲けにならないことを知らせることは非常に重要だと思います。

 われわれが今失いつつあるものはあまりにも貴重です。
 ご参照ください。


◆参考
 FoE JAPAN
 Pacific Environment
 中央公論5月号 (今、発売中のもの)
 脅かされる北方の大自然
 サハリンの石油・天然ガス開発がもたらすものは何か

               
 FoE JAPAN
 http://www.foejapan.org/aid/jbic02/sakhalin/index.html
 Pacific Environment
 http://www.pacificenvironment.org/


出来ること
 電話、E-メール、ファクス、手紙でEBRDやJBICにメッセージを送り、世界有数の大自然を脅かしているサハリン・エナジー社(サハリンIIプロジェクト)への融資を承認しないよう要請
しましょう。

 ぼく個人は(利害関係者そして税金を払っている市民として)、EBRDとJBICが融資を検討する前にサハリン・エナジー社に以下の要求をしてもらうように要請したいと思っています。

1) とにかく開発を一時休止した上で、独立した科学者や専門家らなる委員会を設け、EIAを総合的なエコシステムの観点から検証すこと。

2) オイル漏れ事故の際の具体的な対策(すべての状況下、すなわち流氷の海や、浅い干潟や湿地帯にオイルが漏れた場合等)の提出

3) 現地の石油、天然ガスが枯渇した後(50-60年)、施設や建造物、残留物(化学物質)などを撤去、クリーン・アップし、元の状態の環境を回復するための具体的な計画書と予算の提出


論 点
 SEICは環境への十分な配慮を怠ってきた。
 悲惨な結果が起こる可能性は非常に高いと認識でき、このような事業にわれわれのお金が使われることは望まない。


−SEICの環境影響評価書(EIA)はあまりにも不備な点が多すぎ、偏ってもいる。(例:コククジラの採食海域を避けるために変更されたパイプラインの新ルートは絶滅危惧種のオオワシやその他の渡り鳥など、日露渡り鳥条約で守られている鳥たちの重要な生息環境を貫通することになってしまっている。)
参照:ブリーフケース内のEIA検証結果

−EIAが専門家やNOG団体によって厳しく批判された段階で工事をストップして、独立した専門家の委員会をつくってEIAを検証すべきだった。

−SEIC社によって建設中の1600キロにわたる「サハリン縦断パイプライン」はサハリン全島の環境とその動植物に多大な脅威を与える。
 パイプライン建設の影響は膨大で、サハリンは20以上もの活断層が横たわる地震多発地域であるので、重大なオイル漏れもほぼ避けることはできないだろう。
 パイプラインはサケマスの遡る一千本以上の川や浅い干潟や湿地を横断するから、結果は壊滅的なものになろう。
 現在では現実的な対処法の見つかっていない流氷の海での油流出は言うにおよばない。

−サハリンの石油・ガスは急速に成長する中国経済を加速する。
 もし彼らのエネルギー・インフラが化石燃料だけで構成されてしまえば、気候変動はわれわれの手に負えなくなり、地球全体が壊滅的な打撃を受けることになる。
 われわれは自分たちのお金が、むしろ再生可能・代替エネルギーのシステムを作り上げようとする事業や企業を応援するために使われてほしい。


メッセージの送り先
 (送り先はEBRDが最優先ですが、その場合は英文の方がいいでしょう。英語のメッセージを送る方は末尾の英文も参考にしてください。)

 European Bank for Reconstruction and Development
 住所: One Exchange Square, London EC2A 2JN, United Kingdom
 電話: 44 20 7338 6000
 FAX: 44 20 7338 6100
 E-メール:sakhalinfeedback@ebrd.com
 または、generalenquiries@ebrd.com


 国際協力銀行
 〒100-8144 東京都千代田区大手町1-4-1
 電話:03(5218)3101
 FAX:03(5218)3955
 E-メール:kankyoshakai@jbic.go.jp


 直接、環境部門のスタッフにメッセージを届けたい場合、
 JBIC 環境審査室
 高岡洋文課長   h-takaoka@jbic.go.jp
 行天健二課長代理 k-gyoten@jbic.go.jp

 EBRD Environment Department
 Alistar Clark  clarka@ebrd.com
 Mark King    Kingma@ebrd.com

 事業主体に直接連絡を取りたい場合は:
 SEIC 8211; Sakhalin Energy Investment Company
 FAX: 7 4242 662 012
 E-メール:ask-sakhalinenergy@sakhalinenergy.ru


 何よりも大切なことは4月20日までにできるだけ多くの私たちの声を届けることです。

土岐 帆


◆英語のメッセージを送る方は、以下の英文も参考にしてください。

 I personally would tell them that, we (as the stakeholders and ax payers) would also like EBRD and JBIC, before even putting the loan into consideration, to require Sakhalin Energy:

1) to stop the development for now and have a panel of independent scientists and specialists to study EIA from the point of total ecosystem

2) to come up with concrete measures to cope with oil leak accidents (in every situation i.e. in sea with drifting ice, in shallow lagoons and rivers, etc.)

3) to come up with a concrete plan and budget to clean up all the facilities, structures and residue(chemicals) to recover the original condition of the environment after the last drop of oil & gas extracted (in 50-60 years)


Arguing Points:
SEIC has not been environmentally responsible. We recognize the disastrous results are highly likely to happen and do not wish to approve our money to be used for such projects:

- EIA (Environmental Impact Assessment) had too many faults, and not balanced (example: Rerouting the pipeline to avoid Gray Whale feeding habitat ended up penetrating highly valued habitats of endangered Steller’s Sea-Eagle and migratory bird species which are also protected by Russia-Japan Migratory Birds Act.

- They should have stopped the project and had an independent panel of specialists to study and investigate the EIA when it was so utterly criticized by NGOs and scientists.

- Their construction measures are putting the environment at risk and we don’t think they have been improved enough.

- 1600km long ‘Trans Sakhalin Pipeline’ being constructed by SEIC is seriously threatening the island’s environment and its flora and fauna. The impact of construction (of pipelines) is tremendous and risk of major oil leaks are almost inevitable as Sakhalin is earthquake ridden country with more than 20 active faults underneath. The outcome would be devastating as the pipelines cross over 1000 salmon spawning rivers and shallow lagoons and marshes, not to mention the frozen sea where there is no realistic measures to cope with oil leaks.


【関連記事】

オオワシが危ない−サハリン開発の陰で
 asahi.com マイタウン北海道
  (1)樹上の巣訪ね 「弁護士」役に 2006/1/13
  (2)油井の建設後 姿消したヒナ 2006/1/15
  (3)餌場と重なるニブヒの漁場 2006/1/16
  (4)工事進み クマ襲撃増す 2006/1/17
  (5)ロシアと協力 環境守る道を 2006/1/18
 
天然ガス開発計画「サハリン2」、成功へ自信
 朝日新聞 2006年3月6日付け

ロシア、東シベリア石油パイプライン建設へ
 朝日新聞 2006年4月8日付け


土岐さんのサイト

 Colors of the Wind

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2006.4.11
森が泣いている

 先日、TV番組『ガイアの夜明け』で『森が泣いている〜日本林業を復興せよ〜』という特集がありました。

 何気なく見ていたら、突然舞台はアラスカへ。
 そして、星野さんとも深い親交があったボブ・サム氏が登場したのです。

 日本へ輸出するために、毎年アラスカでは北海道と四国とを合わせた面積の森林が消えているとのことで、森とは切っても切れない生活をしているネイティヴの方々は、非常に憤りを感じていると語っていらっしゃいました。
 根こそぎ伐採された森の跡は心が痛むばかりの惨状で、悲鳴が聞こえてきそう。
 材木にならないような幼木が屍のようにバタバタと横たわる様子は食い散らかしたような有様で、おそらく保水力も落ちてしまった山からは、豊かな土の流出も否めないと思います。
 
 日本の森を守って資源を有効に使うことは、アラスカの森をも守ることに繋がっている

 これには異論ありません。

 日本の林業・森を守るために(資源の有効活用)、ひいてはアラスカの森を守るために番組で紹介していたのは、日本の杉を米松でサンドイッチして圧着したハイブリッド・ビームという集成材でした。

 しかしながら、番組ではリスクについては、ついぞ触れられませんでした。

 接着剤を使うために、リサイクルには適さないこと。
 その接着剤の安全性は?
 密閉度の高い最近の家屋に多用した場合には、新たにシックハウスや化学物質過敏症を引き起こす人たちが増えはしないのだろうか?

 そういうところまで突っ込んでもらわないと、片手落ちだよなぁ…という思いが残りました。


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2006.4.5
映画『ホワイト・プラネット』

映画『ホワイト・プラネット』
 東北新社
 THE WHITE PLANET
 公式サイトで予告編や北極やそれらを取り巻く生態系や環境などについてのレクチャーを拝見することが出来ます。
 6月24日(土)より、VIRGIN TOHO CINEMAS六本木ヒルズほか全国ロードショー(上映館の最新情報は…ちょっと裏技?^_^;ですが、こちらを参照)

 地球上のもうひとつの惑星、北極
 消滅の危機に瀕した氷の王国に生きる動物たちの
 命をかけたドラマが幕を開ける


 ヨーロッパ、ユーラシア、アメリカの3大陸を繋ぐ、海に浮かぶ氷の王国、北極。165万年前の氷に覆われた厳しい自然の中で多くの動物たちが生を営む、地球上のもうひとつの惑星。その北極が今、地球の変化により消えようとしている。毎日数千トンもの氷が海に沈み、70年以内に北極はなくなってしまうかもしれない。
 『ホワイト・プラネット』は消滅の危機に瀕した北極で、それでも懸命に命をつなごうと逞しく生きる動物たちの感動スペクタクルです。


 マイナス50℃での命をかけたホッキョクグマの子育て、神秘の牙でメスをめぐり闘うイッカク、繁殖地とエサを求め1000kmの危険な旅に挑むカリブー、氷河期の生き残りジャコウウシの壮絶な縄張り争い、生まれてわずか3週間で親から離れ、大洋に泳ぎ出る子アザラシ…。傷つき、壊れかけた氷の王国で、生きるために、消え行く世界に立ち向かう動物たちの勇気や希望、そして美しさを心に焼きつけてください。

監督・脚本:ティエリー・ラゴベール、ティエリー・ピアンタニダ
脚本:ティエリー・ピアンタニダ、ステファン・ミリエール
ナレーション:ジャン・ルイ・エティエンヌ
音楽:ブリュノ・クレ
製作:ステファン・ミリエール、ジャン・ラバディ、ジャン・ルミール
原題:La Plane`te Blanche/2006年/フランス・カナダ
配給:東北新社、コムストック オーガニゼーション
(公式サイトより)
 う〜みゅ、これは引用ではなくコピペだわ。
 宣伝ということでお目こぼし頂けることを願います。(^^ゞ




 予告編で最初に出てくる氷河の崩落。
 その轟音にドキッ!
 続いて現れるイッカクやアザラシ、シロクマなどの映像にニンマリ。
 映画館の大きなスクリーンで見たら、迫力と可愛らしさは何倍でしょう!?
 いや何百倍、何千倍かも!


 以下、ネタバレです。






 ホッキョクグマの巣穴の中は、どうやって撮影したのか。
 同じ個体は決まった巣穴で出産・子育てするのかも…。
 母グマは冬眠と言ってもトロトロとうたたねをしているような状態がずっと続き、春先の天気の良い日などは手足を伸ばしに巣穴からちょっとお散歩して、また戻る…なんていう個体もいるらしいと聞いたことがあります。
 危険が伴うのは言うまでもありませんが、巣穴が分かればファイバー・スコープ状のビデオカメラを入れて撮影、状況が許せばリモートコントロールでパンすることも可能かも…巣穴の中を照らす照明の感じから、そんなことを思いました。

 ベルーガの群れが海中を悠然と踊るように泳ぐシーンでは、おヘソがあるぅ〜!♪と嬉しくなっちゃったり、水流でよじれて波打って動く身体を見ては自分のお腹を思わずつまんだり。(^_^;)
 大画面で映し出されたクリオネ…「ああ、食べるの?食べるのか?!」と捕食シーンを想像して息を呑みましたが、きっと意図的に入れられなかったのでしょうね。(一気に怪奇映画の様相?!*_*;)
 ジャコウウシの闘いで繰り返される頭突きの乾いた轟音は、何度聞いても吃驚。
 シロクマが雪洞に隠れているアザラシの赤ちゃんを仕留める時、その他の動物の絶命シーンで「うわぁ〜」の声が漏れ聞こえて来ましたが、私はカリブーを見ながら「ジュルル〜!旨そうっ!!」(^_^;)
 カリブーのシチュー、美味しいんです。
 シロイルカの脂肪はマクタックと言って多くのイヌイットやエスキモーの好物だし、アザラシも美味しいらしい。
 アラスカでは『ゲーム・ミート』などと称されることがありますが、『ワイルド・ミート』という言い方のほうが好きです。
 命の循環。
 キチンと頂くのであれば、それは残酷というのとは違うと思います。

 ホッキョクグマの母子を軸に…と言われているようですが、『ホワイト・プラネット』=冬の北極を描こうとする余り、殊にホッキョクグマに関しては、海氷が溶けてから次の氷までの時期、つまり夏をどう生き延びるのかが非常に大変なのに(海岸に打ち上げられているコンブを腹の足しにしたりする)、映像ではそこはスッポリと抜け落ちていました。
 一般的には北極圏=氷の世界で、一年中海も凍っているというイメージでしょうか?
 氷が溶ける時期が早まり、氷が張る時期が遅くなっている。
 それで獲物が得られずに餓死してしまうシロクマも増えているといいます。






 アラスカ好き、極地好きとしてはこれまでにも目にしている光景も多く、色々言いたくなる部分もあったりしましたが…。

 ナレーションは必要最小限。
 『今、あなたが見ているこの映像の光景は、近い将来になくなってしまうかも知れない
 何かを感じてどうしていくかは、個々に委ねるということで良いのかな。
 それでも、いくつものシーンを季節や時系列や時の流れを、無視とは言えないまでも妥当とは思えない繋ぎ方をしたり、敢えて説明的なシーンを除外したような…ある程度の基礎知識や想像力があればそれで充分なのかも知れませんが、「シロクマやタテゴトアザラシの赤ちゃんが可愛かったのぉ〜!」で終始してしまったら、残念です。(>_<)

 それにしても、折角のライヴ音をかき消すBGM(音楽の好みや映像とのマッチ度については言及しませんが、とにかく音が大きすぎますっ!テイストとしては、イヌイットやエスキモーの伝統のリズムを元に作られたフュージョン系という感じでしょうか。)や、『ホワイト・プラネット』を少しでも体感させたいとばかりに冷え冷えで(空いていたせいもあるでしょう。でも、温暖化への警鐘を鳴らしている映画なのにね。^^;;)、冷房対策の上着を着てもガタガタ震えながらの鑑賞というのは辛いものが…。(T_T)
 余りの寒さに途中で席を立ってロビーやトイレに行かれた方が数名いらっしゃって、何度も気が散ってしまひました。
 フランス語のナレーションはほとんど分からないものの、知っている単語探しをしたり、以前見た同じくフランスのネイチャー・ドキュメント『雲〜息子への手紙』を思い出したり…。


【関連記事】
 映画『ホワイト・プラネット』にご興味がおありの方に、是非こちらもお読み頂ければと思います。

アラスカの片隅で:シシュマレフ村


 『ワタリドリ』『皇帝ペンギン』など、こういう映像はフランスが強いのか、たまたま続いただけでしょうか? 

▽『WATARIDORI』(ワタリドリ)
 監督:ジャック・ペラン
 2003年 フランス  

▽『皇帝ペンギン
 監督:リュック・ジャケ
 2005年 フランス

 個人的には、無理やり人間が吹き替えをせずに、生音&テロップで充分雄弁ではないかと思うのです。
 …とは言え、特に『皇帝ペンギン』は未見なので断言は出来ないのですが。(^_^;)


 実は…皆既日蝕やオーロラ・ウォッチングの現場で、不可思議な場面に遭遇したことがあるのです。

 月の影の中から黒い太陽を見上げている時。
 頭上から降る光の矢に遭遇した時。

 いずれも年配の女性が口にしたのだったと思います。(各々別の方です)
 「あら?おかしいわ…どうして聞こえてこないの?」
 そんな台詞でした。 
 何のことかと思ったら「あの音楽よ」と…。
 以前ご覧になった日蝕やオーロラの映像には綺麗なBGMが入っていたらしいのですが、現場ではそれが実際に聞こえてくるのだと勘違いされていた模様。
 まさか!?と思いましたが、あながちそうとも言えないらしい…。(*_*;)
 映像とBGMが非常にマッチしていたと言うべきか…功罪と言えるのかも知れません。


 『Deep Blue』はフランス作品ではありませんが、こちらもお勧め!
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の奏でる音楽をバックに、ゆったりと蒼い海原を泳ぐクジラや魚の群れを眺めたり、一緒に泳いでいるような感覚になれますよぉ!!
 蒼い星・地球を体感っ!

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2006.4.3
『星ナビ』5月号

月刊『星ナビ』 5月号
 定期講読もしていないのに(でも、毎月講読していますよん♪)、何故かポストに入っていました。
 何かあったっけ???

 −謹呈−
 『星ナビ』掲載誌送付のお知らせ



 ここまで見ても「?」。
 記憶を辿ると、あれかな?これかな??

 本人もすっかり忘れていたのに、ちゃんと日蝕に合わせて掲載して下さったのですね。(^^)
 ありがとうございます。

 …だなんて、堂々と言えるようなネタではないけれど。(^_^;)


 5日発売なのに、3日到着。
 定期講読すると、こんなものですか?
 存外早い?

eclipse mints
飲み星 食い月す

 「例によってオーロラを見にアラスカへ行ったときに…」
 "例によって"ですか?
 良くお分かりで。(^_^;)

 「日食貧乏知恵者猫こと…」
 やはり『蝕』の字は使って頂けないですか?(;_;) 

 好評とは言えないまでも、日蝕オチでまとまりお後が宜しいようで…。
(webのコーナー・リニューアルのVol.1に収録して頂き、光栄に存じます。^^。このコーナーには『スカイウオッチャー』時代からいくつか載せて頂いているのですが、最近は余力がなくて、★モノの発掘に力を注いでいないので…。^_^;)

 ちなみに、『創刊号』にも(こちらは真面目な?原稿を^_^;)載せて頂きました。
 まだ入手可能なのですね。


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2006.4.2
エジプト・サルームでの日蝕画像速報ほか

 友人が、サルームで撮影した日蝕画像を『空のkiroku ゲストブック』に3枚ほどアップして下さいました。
 コンポジットなどの加工はこれからするので、とりあえず速報ということで…。
 いずれもクリックすると大きめ画像が表示されます。

 いずれ拙サイト内に報告ページを作成したいと思っています。
 ゲストブックには、ご感想など気軽に書き込んで下さいね。
 もちろん画像の投稿も大歓迎でございます。
 (1発言に1枚しか貼り付けられませんが)
 お待ちしております。
 (…と、管理人の不精を棚に上げて言う。^^;;)


からけんさんのリビア日食報告ページも注目!
 (お疲れ様でした!無事帰宅できてホッとしました。まずはゆっくり身体を休めて下さいネ。)
まりりんさんのリビア皆既日食
 からけんさんのパートナーのまりりんさんによる報告記。(後日追加)

 そして、こちらはNASAが主催するspaceweather.comの日蝕画像集
 現在5ページありますが、日々ページが増えておりますので(そろそろ収束か?)、たまにチェックしてみて下さい。
 
 既にコンポジットで加工された大きなコロナの画像(黒いお月さんの上に、ウサギさんがいるのも分かりますよん)もアップされています。
 しゅごい〜!!

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