レーダーの監視が終わり、北島と光太郎はスケートに行く予定だったが光太郎が健一達に夕飯のごちそうしてくれと頼まれたため約束は中止に。
一人で帰ることになった北島は帰り道、赤い靴を落とした女の子を見た。 北島は子供のころ赤い靴を履いていた幼馴染の真理が何者かに連れさられ、追いかけたが、どうにもならなかったという思い出があった。
その思い出に浸っていた北島にいきなり真理が訪ねてきた。再会を喜ぶ北島と真理。 だが彼女はドルズ星人によって怪獣メモールにされており、50時間後には自動的に変身し、ZAT本部を破壊する計画だったのだ。 (ドルズ星人は北島がZATに入ることを予見して真理を誘拐したとしか思えないセリフがある)
北島は真理にZAT本部を見学させようとするが、そのためには検査を受ける規則があった。 さらに彼女から怪電波が出ていたため荒垣や他の隊員が承知しない。 (「帰ってきた」31話で伊吹隊長の娘やその友人があっさり見学できたのだが、この点はMATよりZATが厳しい) 怪電波のデータを見ても北島は懸命に彼女を庇う。その姿に隊員たちも折れる。
それを見た真理は外に出て北島に全てを打ち明け「(自分を)撃ってくれ」と頼む。 驚く北島!だが彼女は徐々にメモールの姿になっていく。 ついに撃とうとする北島!それを止める光太郎。 北島はみんなに事情を説明。 その間に真理は完全にメモールになってしまう。 メモールになってしまうと真理の意識はなくなり暴れだす。
あれは真理ではなく怪獣だと言い聞かせながらZAT隊員は戦う。 北島はウルフ777で突っ込んでメモールに潰されそうになったところで光太郎はタロウに変身。 タロウはメモールを宇宙に飛ばす。 その後メモール=真理がどうなったかは誰も知らない。
気づかう光太郎に対し、北島は「人間誰しも、とっておいた思い出に別れをつげなきゃならないことがある」というのだった。
昔の友人が敵にというのはヒーロー番組の1つのパターン(王道)! それに加えて怪獣になってしまうと自分の意識はなくなるという展開がなんともいえない。 またZATの隊員の中で普段だったら1番データを重視する北島だからこそ データを無視してまで庇う姿に重みがあると思う。
・更新日:2011/03/18・ページ製作者:トータス砲