鉄塔 左図は田子の浦港(東海道線吉原駅)近くにあった国交省出張所のマイクロ回線の鉄塔です。鉄塔の真ん中辺りにもパラボラが見えていますが、塔頂のレドーム付きパラボラに注目するとマイクロ端局でしょうか。田子の浦にあることから、富士山もきれいに見えています(田子の浦ゆ うち出でてみれば 真白にそ 富士(不尽)の高嶺に 雪は降りける/山部赤人)。

 この写真を撮った場所は吉原駅及び左図の局から少し坂を登ったところで、背後(南方)は宅地になっていますが、北方(富士山方)は見晴らしがいい場所です。ここからもう少し西側に500mほど進むと富士と港の見える公園があり、公園名称通りの風景が楽しめます(併せて東海道新幹線も)。


対向局かも 左図はここから1.5kmほど離れている同じ国交省国道維持出張所です。ここを見ると白いパラボラが設置してあるリングの下ににあるレドーム付きのパラボラがこちら側に開口しています。同じリングに左側に開口しているレドームつきパラボラはこっちでしょうか(反射板経由なら)。富士市内、マイクロ回線が多数設置されているようです。


塔頂・拡大してみました 塔頂を拡大してみました。反射鏡のいちばん深い部分(焦点)に給電線が接続されています。なだらかな曲線を描いているのでフレキシブルな導波管(同軸…ではないでしょう…)で地上の端局装置に接続されています。

 マイクロのアンテナは鉄塔のリングに固定されている何の変哲もないものでしたが、(鉄塔の)フレームのいたるところにトゲトゲが付いています。またリングの周りに網が張ってあり、鳥害対策がタイヘンな様です。工場の煙突を除けば港周辺で際立って高い建造物ですので鳥の恰好の目標になるのでしょうか?


案内看板 吉原駅前にある看板です。後ろ側の防音シートは吉原駅(への跨線橋)で、この日は工事中でした。


撮影:2009.02.21 11時頃
初稿:2009.03.12

ひとつもどります


追補〜田子の月(本稿の主題と外れますが…)

田子の月 ここで田子の月は和菓子?洋菓子?と疑問に思ってましたが、富士市内を散策する機会があり、同じ看板のお店があったので入ってみました。田子の月ってどんなん?って思いつつショーケースを見ていたらお茶をいただきました。で、田子の月もなかを左図に示してみました。


富士山頂 これは洋菓子でしたが、ネーミングに琴線をくすぐられましたよ、つい。このお菓子の包みに「田子の浦ゆ〜」の和歌がプリントされています。ちなみに田子の月もなかと富士山頂の詰め合わせがあります。


富士川の小まんぢゅう 富士川を挟んで富士川駅の近くにあった松風堂のまんぢゅうです。県道(旧国道1号:東海道)沿いにありました。製造直売で(買った時ほのかに温かい)、餡がぎっしりつまった一口サイズのまんぢゅうです。