市川自然観察地ガイド



 市川市内の自然観察に適した場所をご紹介します。自然観察に限らず、散歩や休日のひとときを過ごす場所としてもご利用下さい。

 ここでは一般の方が気軽にご利用いただける場所を厳選して掲載しましたが、この他にも市内には身近な自然を楽しめる場所が無数にあります。ぜひ自分だけの観察地を探してみて下さい。

市川市内の主な自然観察ポイント

  1. 大町自然観察園
  2. 堀之内貝塚公園
  3. 小塚山公園(小塚山市民の森)
  4. じゅん菜池緑地
  5. 国府台ふれあいのみち・国府台4丁目の林・里見公園
  6. 真間山の森
  7. 大柏川第一調節池緑地(北方遊水池)
  8. 柏井雑木林
  9. 市川野鳥の楽園(行徳近郊緑地特別保全地区・行徳野鳥観察舎)
  10. 江戸川(江戸川放水路・旧江戸川)と干潟・河川敷
  11. 東京湾
  12. ふなばし三番瀬海浜公園・市川市東浜

自然観察ポイントの位置

市川市の地図 ふなばし三番瀬海浜公園・市川市東浜 東京湾 江戸川(江戸川放水路・旧江戸川)と干潟・河川敷 市川野鳥の楽園(行徳近郊緑地特別保全地区・行徳野鳥観察舎) 柏井雑木林 大柏川第1調節池(北方遊水池) 真間山の森 国府台ふれあいのみち・国府台4丁目の林・里見公園 じゅん菜池緑地 小塚山公園(小塚山市民の森) 堀之内貝塚公園 大町自然観察園

より詳しい地図をご覧になりたい方は、Mapion による市川市付近の地図もご利用下さい。

大町(おおまち)

大町自然観察園

 谷と斜面林で構成される谷津地形(長田谷津)が自然のまま残されており、市内では一押しの自然観察ポイント。植物・昆虫・野鳥・カエル・その他、観察できる生物は実に多彩です。ヘイケボタル・オニヤンマ・カワセミなど、市内の他の場所ではあまり見られない生物もいます。

 自然観察園の南端、動植物園のゲートを入ったところに市立市川自然博物館があります。動植物や地質に関する展示を見ることができ、学芸員の方々も常駐しているので、市川の自然について学ぶのに最適な場所です。

 自然観察園では、市川自然博物館をはじめ、いろいろな団体が様々なテーマで観察会をおこなっておりますので、ぜひ御参加下さい。それぞれの観察会の日程は、この「市川の自然」サイトのトップページ内「自然観察会のご案内」に随時掲載しております。

 なお、自然観察園の近くには、動植物園観賞植物園バラ園少年自然の家(プラネタリウム:土日13:30〜)などもありますので、お子様連れでも一日楽しめます。

自然観察園

場所市川市大町284(大町レクリエーションゾーン)
大町自然観察園付近の地図
開園時間8時〜18時・月曜日のみ9時〜18時(4月〜9月)
9時30分〜17時(10月〜3月)
※ 自然観察園への入口は何ヶ所かありますが、ゲートの開いている時間はそれぞれ違うので注意。
入園料無料
電話047-338-1960(大町レクリエーションゾーン)
行き方◆ 観察園北側入口へは、北総線大町駅から南に歩いて5分。
◆ 同じく観察園北側入口へは、JR総武線八幡駅北口、京成線国府台駅JR武蔵野線大野駅から京成バス「大町駅行き」または「市川大野駅経由市川北高校行き」に乗り、「大町(自然公園入口)」下車、徒歩3分。
北総線大町駅・バス停大町から大町自然観察園北側入口までの地図
◆ 観察園南側入口へは、JR総武線本八幡駅京成線京成八幡駅JR武蔵野線市川大野駅から京成バス「動植物園行き」に乗り、終点「動植物園」で下車、そこから歩いて2分(土日祝のみ運行)。
◆ 同じく観察園南側入口へは、JR総武線本八幡駅京成線京成八幡駅JR武蔵野線市川大野駅から京成バス「大町駅行き」または「市川大野駅経由市川北高校行き」に乗り、「駒形」で降りて徒歩15分(常時運行)。
バス停駒形・バス停動植物園から動植物園・大町自然観察園南口までの地図
駐車場あり。動植物園入口横の駐車場は9時30分〜16時30分。普通車500円、オートバイ200円。
トイレ園内に数カ所あり。
バリアフリー車椅子で自然観察園内の園路を回れます。ただし園路が狭く落ちやすいため、万一の場合に備えて、付き添いのかたが必要と思われます。

市川自然博物館

場所市川市大町284(大町レクリエーションゾーン 動植物園内)
開館時間9時30分〜16時30分(入館は16時まで)
入館料無料。ゲートは動物園と共通ですが、窓口で「自然博物館に行く」と言えば動物園の入場料を払う必要はありません。
休館日月曜日(月曜日が祝・休日の場合は開館し、翌火曜日が休館)・年末年始
電話047-339-0477
行き方市立市川自然博物館 施設ガイドに詳しく書かれています。
◆ 自然観察園南側入口への行き方と同じで、JR総武線本八幡駅から京成バス「動植物園行き」に乗り、終点「動植物園」で下車するのが楽(土日祝のみ運行)。
自然観察園北口から観察園の中を南へ歩き、最後に市川自然博物館に寄るのもいいかも。
駐車場博物館専用の駐車場はなし。動植物園入口横の駐車場は9時30分〜16時30分。普通車500円、オートバイ200円。
トイレ館内にあり。
バリアフリー車椅子でも利用可能と思われます。
市川市公式Webページ市立市川自然博物館市役所・施設の案内 > 自然博物館

堀之内(ほりのうち)

堀之内貝塚公園

 縄文時代の遺跡である堀之内貝塚をそのまま公園として保存してあります。大部分が林になっていて、植物や野鳥の観察に適しています。また、隣接して市川考古博物館市川歴史博物館があり、市川の歴史を知るには格好の場所。小塚山公園は谷(どうめき谷津)をはさんで西隣にあります。

場所市川市堀之内2丁目
堀之内貝塚公園付近の地図
開園時間終日。※ 市川考古博物館・市川歴史博物館は9時〜16時30分。
入園料無料。※ 市川考古博物館・市川歴史博物館も無料。
休園日なし。※ 市川考古博物館・市川歴史博物館は月曜日、祝日、年末年始が休館日(月曜日が祝・休日の場合は火曜日も休館)。
電話047-332-8744(市川市役所公園緑地課)
行き方JR総武線市川駅北口の京成バス1番乗り場から「国分経由松戸駅行き」「北国分行き」「聖徳学園行き」のいずれかに乗り、「博物館入口」で降りて徒歩15分。
北総線北国分駅からは歩いて10分ほど。
小塚山公園からは歩いて5分ほど。
駐車場あり。無料。8時30分〜17時30分。市川考古博物館・市川歴史博物館が休みの日は駐車場も休みの模様。
トイレ市川考古博物館・市川歴史博物館内にあり。
バリアフリー堀之内貝塚公園は、一部車椅子での散策は可能?(未確認)。
市川市公式Webページ市役所・施設の案内 > 緑と公園 > 堀之内貝塚公園

北国分(きたこくぶん)

小塚山公園(こづかやまこうえん)・小塚山市民の森(こづかやましみんのもり)

 かつての雑木林を自然を生かした形で公園にしたもの。雑木林そのままの姿が残されている上に、遊歩道も整備されていて、のんびりと自然観察ができます。樹木や野鳥の案内板が設置されているのもありがたいところ。時には珍しい鳥に出会えることも。隣に無料のフィールドアスレチックが、また、東側には谷(どうめき谷津)をはさんで堀之内貝塚公園があります。

 残念ながら、建設中の東京外郭環状道路がこの付近を通ることになっています。当初、小塚山公園の大部分が削られてしまうという話もあったのですが、なんとか一部をつぶされるだけで済むようです。しかし、隣接する小塚山緑地は完全に削られてしまうとか。いずれにしろ、この付近の動植物が影響を受けるのは避けられない模様。

場所市川市北国分1丁目26
小塚山公園付近の地図
開園時間市民の森:終日。
フィールドアスレチック:9時30分〜16時30分(4月〜9月)、10時〜16時(10月〜3月)。
入園料無料。
電話市民の森:047-373-9834(園内管理事務所)
フィールドアスレチック:047-371-6299(園内管理事務所)
休園日市民の森:なし。
フィールドアスレチック:雨の日。
行き方JR総武線市川駅北口の京成バス1番乗り場から「松戸車庫行き」に乗り、「栗山」で降りて徒歩約10分。
北総線矢切駅北総線北国分駅からは歩いて10分ほど。
じゅん菜池緑地北側から徒歩5分。
分かりにくい場所なので地図を持って行った方がいいです。
駐車場なし。
トイレなし。フィールドアスレチック内にはあります。
バリアフリー入口に階段があるため、車椅子での利用は困難と思われます。
市川市公式Webページ市役所・施設の案内 > 緑と公園 > 小塚山公園 ・ 市役所・施設の案内 > 緑と公園 > 小塚山フィールドアスレチック

中国分(なかこくぶん)

じゅん菜池緑地(じゅんさいいけりょくち)

 国府台と国分の台地の間にある池(じゅんさい池)と、そのまわりの雑木林からなる公園。かつてここに「国分沼」という沼があり、じゅんさいも採れたそうです。その後水田化、更に休耕田となっていましたが、昭和54年に再び池が作られ、公園として整備されました。昔の谷津の自然も一部に残されており、散歩コースとして地元民に親しまれています。3月には梅まつりがあり、冬は多数のカモ類やユリカモメを間近で見ることができます。

場所市川市中国分4丁目
じゅん菜池緑地の地図
開園時間終日
入園料無料
電話047-371-1254(園内管理事務所)
休園日なし
行き方JR総武線市川駅北口の京成バス1番乗り場から「松戸車庫行き」に乗り、「国立病院」で降りて5分ほど歩きます。バスは頻繁に出ています。
◆ 同じくJR総武線市川駅北口の京成バス6番乗り場から「京成国府台駅経由、国分操車場行き」に乗り、「じゅん菜池」で下車しても可。降りたところが公園入口なので楽ですが、1時間に2〜3便しかないのが難。
京成線国府台駅からでも上と同じ「松戸車庫行き」「国分操車場行き」京成バスが利用できます。
じゅん菜池緑地南側付近の地図(バス停「国立病院」・バス停「じゅん菜池」から)
注意:上記リンク先の地図に「国立病院」というバス停が2カ所書いてありますが、病院(国立精神・神経センター国府台病院)の北側(地図では上)に書かれているバス停は存在しません。病院(国立精神・神経センター国府台病院)の西側(地図では左)の信号マーク付近が正しい「国立病院」バス停の位置です。(2004年12月現在)
北総線矢切駅からは歩いて5分ほど。
里見公園からは徒歩10分。
小塚山公園からは徒歩5分。
じゅん菜池緑地北側付近の地図(バス停「小学校」・北総線「矢切駅」・小塚山公園から)
駐車場あり。9時〜16時。無料。ただし、数台分のスペースしかなく、満車の場合も多いので、公共交通機関のご利用をお勧めします。
トイレ公園内に数カ所あり。
バリアフリー車椅子で散策可能。
市川市公式Webページ市役所・施設の案内 > 緑と公園 > じゅん菜池緑地

国府台(こうのだい)

国府台(こうのだい)ふれあいのみち・国府台4丁目の林

 市川市の北西部、県道市川松戸線(バス通り)東側に、開発から免れた林が広がっています。通称「国府台4丁目の林」。その一部を市川市が2004年に「国府台ふれあいのみち」として整備しました。

 「国府台ふれあいのみち」は雑木林の中に歩道があり、樹木には名札が付けられています。ここを通って里見公園からじゅん菜池緑地へ行くことも出来ます。この付近にはイヌシデが多く、特に春は美しいです。

 この他にも国府台4丁目付近には台地と谷、住宅地と雑木林が入り組んでいて、初めての人は「市川にもこんな場所があったのか」と思うかも。土地勘がないと分かりにくい場所なので、地図を持って行った方がいいでしょう。あまり手を加えられていない林は、公園とは別の楽しみがあります。

場所市川市国府台4丁目
国府台4丁目付近(国府台ふれあいのみち・里見公園・じゅん菜池緑地)の地図
国府台ふれあいのみち入り口付近の地図
開園時間終日
入園料無料
休園日なし
行き方JR総武線市川駅北口1番乗り場、あるいは京成線国府台駅から京成バス「松戸車庫行き」に乗り、「小学校」下車、北へ歩いて約2分。
JR常磐線松戸駅西口3番乗り場から京成バス「市川駅行き」に乗り、「栗山」下車、南へ歩いて約2分。
北総線矢切駅からは歩いて7分程。
里見公園からは歩いて7分程。
じゅん菜池緑地からは歩いて5分程。
駐車場なし。
トイレなし。じゅん菜池緑地まで行けばトイレがあります。
バリアフリー階段・起伏があり、車椅子での利用は不可。県道市川松戸線(バス通り)の歩道自体、車椅子が通れないほど狭い。

里見公園(さとみこうえん)

 国府台の台地の縁にあり、眼下に江戸川と東京が見渡せます。春のサクラ(ソメイヨシノ)はみごとで、公園は花見客で一杯になります。公園内や周囲の林では野鳥や植物を観察できます。公園西側の斜面林は市川を代表する景色のひとつ。江戸川河川敷も絶好の生物観察場所。

場所市川市国府台3丁目
里見公園の地図
開園時間終日
入園料無料
休園日なし
電話047-372-0062
行き方JR総武線市川駅北口の1番乗り場から京成バス「松戸車庫行き」に乗り、「国立病院」で降りて5分ほど西へ歩きます。
バス停「国立病院」から里見公園までの地図
京成線国府台駅からは同じ京成バスを利用できますが、国府台駅から江戸川土手を北へ20分ほど歩いて行くのもいいでしょう。
じゅん菜池緑地からは歩いて10分ほど。
駐車場あり。ただし土日祝のみ。9時〜17時(4月〜9月)・9時〜16時(10月〜3月)。普通車500円・オートバイ200円。場所は江戸川の河川敷で、ちょっと不便。停められる台数も少ないので、公共交通機関を使った方が楽かも。
サクラの開花時期は臨時駐車場増設。
トイレ園内に何ヶ所かあり。
バリアフリー車椅子の場合、正面入ってすぐが下り坂になっているので、ちょっときつそう。車で行ける場合は、正面入口左側の江戸川へ降りる坂を少し下り、途中にある駐輪場で降りれば、そこからは段差や起伏はほとんどありません。園内東部は平坦なので車椅子で利用可能と思われます。園内西部は起伏が多いです。
市川市公式Webページ市役所・施設の案内 > 緑と公園 > 里見公園

真間(まま)

真間山の森(ままさんのもり)

 真間山(ままさん)弘法寺(ぐぼうじ)のある台地とその斜面にある森。スダジイ、タブ、クスノキといった常緑広葉樹で覆われており、自然のままの林が残っている貴重な場所。ここから国府台、中国分、北国分、堀之内へと林が断続的に続き、市川を代表する緑のベルトを形成しています。残念ながらこれらの林もマンション建設などで年々削られているのが現状。 

場所市川市真間4丁目
真間山の地図
行き方JR総武線市川駅北口の1番乗り場から京成バス「松戸車庫行き」に乗り、「真間山下」で降りて東へ徒歩5分。(バスに乗っている時間は10分くらい。)
京成線国府台駅からは歩いて10分ほど。
駐車場なし
トイレ弘法寺境内に1ヶ所あり。
バリアフリー弘法寺側(台地の上)の林なら車椅子でもなんとか行けそう。台地の下から弘法寺へ登る階段は運動不足の方には結構きつい。

北方(ぼっけ)

大柏川第一調節池緑地(北方遊水池:ぼっけゆうすいち)

 大柏川第一調節池緑地は洪水を防ぐため人工的に造られた池を中心とした緑地です。別名、北方遊水池。 2007年6月30日オープンしました。

 ここをどのように利用していくか、市民と行政の両者による「北方遊水池の会」が中心となって検討し、その結果を受けて調節池が作られました。

場所市川市北方町4丁目1444番8外
大柏川第1調節池緑地(北方遊水池)付近の地図
開館時間夏期:(3月〜10月)午前9時30分〜午後5時 冬期:(11月〜2月)午前9時30分〜午後4時
入園料・入館料無料。
休園日なし。ただし洪水が予想される時は、閉園となります。
電話047-397-9046
行き方JR総武線本八幡駅北口か京成線八幡駅から京成バス「市川北高校行き」または「動植物園行き」に乗り、「東菅野5丁目」で下車、徒歩3分。
JR総武線市川駅北口から京成バス「東菅野5丁目行き」に乗り、終点で下車、徒歩3分。
駐車場あり。駐車場の開設時間は、開園時間と同じ。
トイレビジターセンターのトイレが利用できます。
バリアフリー(未調査)
Webページ大柏川第一調節池緑地(市川市のページ)
Webページ千葉県市川市北方遊水池の会HP

柏井(かしわい)

柏井雑木林(かしわいぞうきばやし)

 市の北東部、柏井から隣の船橋市まで続く市川で一番大きな雑木林です。動植物も豊富。市川市側はキャンプ場になっています。地図上の「青少年の森・市民キャンプ場」を目指して行って下さい。わかりにくい場所にあるのですが、その分穴場と言えるかも。市立市川自然博物館ではここで年に数回散策会を行っていますので、初めての方は散策会に参加されることをおすすめします。

場所市川市柏井町2丁目
柏井雑木林付近の地図
行き方JR総武線西船橋駅北口から京成バス「市川霊園行き」に乗り、「柏井四丁目」で下車、「市民キャンプ場」の看板に従って歩き、約10分でキャンプ場入口。
京成中山駅またはJR総武線下総中山駅で降り、バス停「中山駅入口」からでも同じ「市川霊園行き」に乗ることができます。
駐車場あり?停めるスペースがなんとかあるかな、という程度。
トイレキャンプ場内にあり?
バリアフリーたぶん車椅子で利用可能と思われますが、要確認。

新浜(しんはま・にいはま)

市川野鳥の楽園(行徳近郊緑地特別保全地区・行徳野鳥観察舎)

 人工の干潟があり、カモ・シギ・チドリをはじめたくさんの鳥が来ています。日本では滅多にお目にかかれないセイタカシギに出会えるかも。野鳥の楽園の一角にある行徳野鳥観察舎には望遠鏡が多数設置され、室内からじっくり観察できるので、バードウォッチング初心者でも大丈夫。野鳥の楽園内には普段は入れませんが、日曜日にやっている野鳥観察会では園内を歩きながら鳥の説明を聞くことができます。

行徳野鳥観察舎

場所市川市福栄4-22-11
市川野鳥の楽園付近の地図
開館時間9時〜16時30分
入館料無料
休館日月曜日(月曜日が祝日・振替休日に当たる場合は火曜日)、毎月末の金曜日、年末年始。
電話047-397-9046
行き方東京メトロ東西線行徳駅から「新浦安駅行き」バスに乗り、「新浜1丁目」で下車、徒歩8分。
東京メトロ東西線南行徳駅から「ハイタウン塩浜行き」または「新浦安駅行き」バスに乗り、「行徳高校」で下車、徒歩7分。
JR京葉線新浦安駅から「本八幡駅行き」または「江戸川スポーツランド行き」バスに乗り「行徳高校」下車徒歩7分。
◆ 上記のバスはしばらく前に調べたもので、最近は変更されている可能性があります。ご注意下さい。
◆ バスの本数はそれほど多くはないので、駅から歩いた方が早いかも。東西線行徳駅からは徒歩で25分ほど。
東西線行徳駅・南行徳駅から市川野鳥の楽園への地図
駐車場あり。行徳野鳥観察舎の北450mほどの場所。無料。
トイレ野鳥観察舎内にあり。
バリアフリー(未確認)
市川市公式Webページ 利用案内交通のご案内(電車・車での行き方がとても詳しく載っています)、行徳鳥獣保護区見取り図定例園内観察会行徳支所>行徳探検隊>行徳野鳥観察舎

江戸川(江戸川放水路・旧江戸川)

江戸川(江戸川放水路・旧江戸川)と干潟・河川敷

 江戸川およびその干潟や河川敷ではさまざまな生物を観察できます。

 河川敷で行きやすい場所としておすすめなのが里見公園下(西側)付近。ちょうどこの場所にスーパー堤防が作られたため、ここ数年で大きく環境が変わってしまいましたが、それでも徐々に自然が回復しつつあります。

 江戸川は行徳にさしかかるあたりで江戸川放水路(東側)と旧江戸川(西側)に分岐しています。

 江戸川放水路は大正時代に掘られた人工の川ですが、現在では川岸に多くの植物が生え、干潟はトビハゼ・野鳥・貝・カニなどの珍しい生物に出会える貴重な場所になっています。行徳橋のところに可動堰あり、普段は堰が閉められていて、江戸川放水路には東京湾の海水が入り込んでいます。そのため、可動堰より下流は東京湾の入り江になっていて、生息している生物も基本的には海の生物です。

 干潟の観察をするには、江戸川放水路の新行徳橋下流が特に適しています。あらかじめ干潮・満潮の時刻を新聞やWebサイト(BIGLOBE 東京のマリン情報BIGLOBE 千葉のマリン情報)などで調べてから出かけましょう。干潮・満潮の時刻は東京湾より約1時間遅れる程度とのこと。生物の観察には干潮の前後、出来れば大潮の頃がベストです。

場所市川市の西側
行き方1◆ とりあえず江戸川を見るには、ホームのすぐ横が江戸川の京成線国府台駅が便利。バス通りを越えると江戸川土手に出られます。ここから北に20分ほど歩くと里見公園下の河川敷、さらに堤防に沿ってずーっと歩くと矢切の渡しがあります。
行き方2 ◆ 行徳橋北側へはJR総武線本八幡駅南口バス停から京成トランジットバス「浦安駅行き(浦安01)」「新浦安駅行き(浦安03)」「行徳駅行き(浦安04)」のいずれかに乗り、「行徳橋北詰」[地図]下車。
行き方3◆ 行徳橋南側へはJR総武線本八幡駅南口バス停から京成トランジットバス「浦安駅行き(浦安01)」「新浦安駅行き(浦安03)」「行徳駅行き(浦安04)」のいずれかに乗り、「行徳橋南詰」[地図]下車。
市川市公式Webページ市役所・施設の案内 > 緑と公園 > 江戸川河川敷緑地

江戸川付近の広域地図
京成国府台駅付近の地図
里見公園西側の河川敷付近の地図
行徳橋・新行徳橋付近の地図
バス停「行徳橋北詰」から行徳橋・新行徳橋付近への地図
バス停「行徳橋南詰」から行徳橋・新行徳橋付近への地図

東京湾

三番瀬(さんばんぜ)

 市川市と船橋市の南側に広がる干潟と浅瀬は三番瀬(さんばんぜ)と呼ばれ、東京湾の浅瀬がほとんど埋め立てられてしまった現在、谷津干潟と共に多くの生物にとって貴重な生息地となっています。ここを埋め立てるかどうかで長い間議論されてきましたが、最近は埋め立てる面積を最小限にとどめるという方向で進んでいるようです。多くの水生生物や野鳥が生息していますが、残念ながら市川市側の海岸はコンクリートの垂直護岸で固められ、護岸自体も崩壊しつつあり立ち入り禁止のため、海に接することのできる場所がほとんどありません。自然観察には船橋市側のふなばし三番瀬海浜公園とその西側に隣接する市川市東浜(ひがしはま)がおすすめです。

東京湾付近の広域地図

ふなばし三番瀬海浜公園・市川市東浜(ひがしはま)

 ふなばし三番瀬海浜公園は市川の東隣にある船橋市の公園。目の前に三番瀬が広がっています。人工干潟では鳥・貝・カニを初めとしてさまざまな海辺の生物が観察できます。あらかじめ満潮・干潮の時刻を調べておくといいでしょう。生物の観察には干潮時が適しています。ただし、潮干狩りが行われている時は干潟が人だらけになるため、鳥の観察にはあまり向きません。
 ちなみに、潮干狩りは4月〜6月にできます(有料)。開催日時が決められていますので、ふなばし三番瀬海浜公園のサイトで調べてからお出かけ下さい。
 ふなばし三番瀬海浜公園の海辺を西に歩いて行くと、そのまま市川市東浜に出ます。船橋側と違ってあまり手入れされていないため、海浜性植物の観察には絶好の場所です。

場所船橋市潮見町40番/市川市東浜1丁目
開園時間ふなばし三番瀬海浜公園:9時〜17時  干潟:特に時間の制限なし
休園日ふなばし三番瀬海浜公園:月曜日(祝日の場合は翌日)・祝日の翌日(祝日が金・土の場合は次の火曜日)  干潟:特に制限なし
電話ふなばし三番瀬海浜公園:047-435-0828
行き方JR総武線船橋駅JR京葉線二俣新町駅より京成バス「船橋海浜公園行き」に乗り終点で下車。所要時間は船橋駅から20分くらい。
◆ 徒歩だとJR京葉線二俣新町駅から30分。
駐車場ふなばし三番瀬海浜公園にあり。9時〜17時。500円。
トイレ海浜公園内にあり。
バリアフリー(未確認)
Webページふなばし三番瀬海浜公園

ふなばし三番瀬海浜公園付近の地図
市川市東浜付近の地図

※ 今後追加予定の場所:北国分第1〜第4緑地・大野町こざと公園・宮久保白幡神社と斜面林・柏井町姥山貝塚公園〜唱行寺・真間川・大柏川・国分川・坂川などなど。

※ 以上の他、市川市周辺で自然観察に適した場所として、
・千葉県松戸市 「21世紀の森と広場」
  21世紀の森と広場 [地図広域地図]
●千葉県習志野市 「谷津干潟」
  谷津干潟自然観察センター [地図広域地図]
●東京都葛飾区 「水元公園」
  水元公園 [地図広域地図]
●東京都江戸川区 「葛西海浜公園」
  葛西海浜公園 [地図広域地図]
などがあります。

※ このページは、私が現地で調べたことや、各Webサイト、各施設の資料などを元に作成していますが、それぞれで情報が異なる場合も多く、必ずしも正しい情報とは限りません。開園時間が変更されたり、臨時に休園日が設けられたりする場合もよくありますので、あくまでも目安とお考え下さい。特に、初めて行く場所に関しては、あらかじめ施設等に問い合わせた上でお出かけ下さい。

※ バス路線・バス乗り場については、 京成バス京成トランジットバスのサイトで確認しておくと安心です。同じ駅から出るバスでも、行き先によって北口/南口・西口/東口の違いがあるのはもちろん、乗り場の位置も変更されていることがあります。また、交通事情により所要時間が大幅に変わりますので、観察会等で現地へ行く場合は注意が必要です。

※ 地図は CyberMap Japan Corp. の Mapion を利用しています。番地、道順等は記入されていませんが、バス停は表示されているようです。表示区域の移動、地図の縮尺の切り替えも自由にできますので、参考にして下さい。観察地は分かりにくい場所にあることが多いので、お出かけの前に地図をプリントアウトして持っていくことをお勧めします。