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年 |
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●その年の出来事
●関連の映画・小説・ドキュメンタリー
の感想など |
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●10月、フランコとヒットラーの会談。内戦時に援助した見返りとして枢軸側に参戦するよう要請するがフランコは承諾せず。 ●映画ボルテージの年。元共和派に対する弾圧、復讐政策の様子が子供の眼から描かれている。 |
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●4月、内戦終結。フランコの国民派の勝利。 ●第二次世界大戦。国内の復興を優先するとして「厳正中立」を宣言。
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小説青と赤の死レベッカ・パウエル著ハヤカワミステリー。内戦が終わっても、敵味方の入り交じる都市生活は緊張の連続だ。映画を観る様な、活劇もある秀作ミステリー。
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●共和政府軍のエブロ河渡河反撃作戦。 ●フランコ軍カタルーニャを攻撃。
●映画自由と大地の年?。
●映画リベルタリアスの年?。
●映画歌姫カルメーラの年?有名な歌「エブロ河の浅瀬」(1937)のリフレインはアイ!マヌエラ!だったりアイ!カルメラ!だったりする。自分の恋人の名前を入れて歌えば良いんだよね。スペインの共和国を守るためにロシアから来て捕虜になった青年たちを見て、強気のカルメラは舞台上でついにぶち切れてしまう。悲劇だけど、カルメラのしたたかさや元気が伝わってくる喜劇、好きです。 |
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●内戦の中の内戦。5月3日-8日バルセロナで「全国労働連合CNT」と「マルクス主義者統一党POUM」が共産党と撃ち合う市街戦となる。 ●社会党内閣が倒れ,共産党のファン・ネグリン内閣が成立。 ●ノンフイクションカタロニア讃歌ジョージ・オウエル著
●映画デビルス・バックボーンの年?。 |
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●総選挙で人民戦線派共和派が勝利。 ●国民派のフランコ将軍が反乱軍を結成し蜂起。モロッコからアンダルシアに上陸し、進軍。北部ガリシアからもマドリードを目指して反乱軍が進撃する。
●スペイン市民戦争、スペイン内戦、始まる。
●映画蝶の舌(ホセ・ルイス・クエルダ監督)の年。2月、スペイン最西端のガリシアのある村は総選挙で勝利した共和派アサーニャ内閣誕生を祝っていた。しかし7月、クーデターの勃発で村の雰囲気は一変する。 ●小説風の影(カルロス・ルイス・サフォン著)謎の作家フリアン・カラックスがパリからバルセロナに戻り、治安警察に殺される。 |
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●10月、スキャンダルにより内閣退陣。翌年2月に総選挙となる。 |
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●「アストウリアス10月革命」。アストウリアスとカタルーニャで武装した社会党,共産党、CNTが町を占領。「コミューン」の成立を宣言。フランコ将軍、ゴダード将軍が鎮圧。その後の報復殺戮の死者は戦闘による死者の数を超える。 |
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●1月、カサス・ビエハス事件。イベリア・アナキスト連合FAIの蜂起失敗。アサーニャは弾圧者として糾弾され退陣。 ●11月、総選挙でスペイン独立右翼連合CEDAが勝つ。 ●独裁者プリモ・デ・リベラの長男、ホセ・アントニオがスペイン・ファランヘ党を創設。 ●小説風の影(カルロス・ルイス・サフォン著)編集者ヌリアがパリに行き小説「風の影」の著者フリアン・カラックスに出会う。 |
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●農地改革法。カタルーニャ自治憲章。アサーニャ内閣は教会、地主、軍など旧勢力から反撃に遭う。アナーキストや社会党左派からも不十分と不評。 |
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●アルフォンソ13世のアスナール政権は4月12日に統一地方選挙を実施する。王制か共和制かの国民投票になった。 ●4月14日,第二共和制の誕生。スペイン革命。国王はフランスに脱出し、スペイン・ブルボン王朝は終わる。
●映画ベルエポック(フェルナンド・トルエバ監督)の年。王党派も共和派もいる村で4人の美しい娘と流れ者の青年との恋愛騒動。共和国樹立を祝って赤黄紫のケーキを焼き、お祝いのピクニックの美しい事。しかし、神父が殺されて時代はキナ臭くなっていく。一夏のバカンスを過ごして、マドリードに帰っていく娘たち。南米に移民する末娘。映画を観る人たちは、やがて内戦へと向かう不幸な歴史を知っている。長女はフランコ側に、次女は共和国側に?末娘はチリで生き残り、亡命者を助けるのだろうか。娘たちと別れる父の顔は寂しい。でもそれは映画の終わった先の話。今はまだ、青春のまぶしい光の中。スペインのベル・エポック、美しい時代の物語なのだ。 |
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●1月、独裁者プリモ・デ・リベラの辞任。 ●8月、共和制を求める「サン・セバスチャン協定」が締結。 ●12月、ハカで共和国制を求めるクーデター失敗。 |