松五郎のつぶやき。。。。。犬声人語

 我輩はドン松五郎である。ご先祖はイギリスの北方のシェットランド諸島で「シェルティ」であるが何故か日本風の古風な名前である。
一日中つながれて退屈なので2〜3日遅れではあるが古新聞ストックの新聞に目を通す毎日である。平成9年11月24日生まれの2歳9ヶ月(平成12年8月現在)であるが、人間の年齢に換算すると27歳である。立派な「成人」であるから世の中の出来事にも関心を持ち始めた。我輩のご主人のパパさんが「葛飾区再生計画案」とかを作っているので、我輩も「ワン社会再生」のために人間社会を観察しようと思う。

 我輩の人間社会観察日記である。お腹立ちの内容もありましょうが「犬の言うことだから」と笑って許して下さい。


37、(10月26日)どうしてこうも選良の発言が軽く、役人は偉くなったんだい

(1)首相の森喜朗さんの北朝鮮による日本人拉致問題の「第三国発見方式」に対して『もともと難しい問題だけに、首相の発言で大きく左右されることはない』という外務省幹部。

⇒発言の内容に対し主権者としての一国民ならば批判することも許されるが、事務方としての役人が外に向かって言うべきことではない。間違っていようと時の首相の指示通り粛々と働くのが役人の務めではないのか。批判したければ職を辞して一国民の立場でやれ。

(2)長野県の新知事田中康夫さんの訓示に対して『発言に対して非常に腹を立てている』(農政部長)、新知事の所管部署訪問時に名刺を出そうとすると『部下に名刺を出すのは倒産会社の社長のすること』と言い放ち、受け取った名刺を折り曲げる(企業局長)、長野県幹部職員。

⇒知事は県民の付託を受け、そして知事が職員の任免権者ということを失念しているのではないか。お前達がよってたかって応援した前知事の後継者の副知事が負けたということはこれまでの、つまり、お前達のやってきた県政が否定されたことなのだよ。わが輩が新知事なら@県の全施策の再検討、再構築、A部長級以上の全幹部職員の総入れ替え、が急務と考えるね。知事の方針に異を唱えるのなら辞表を懐にやることだわ。改革に抵抗した守旧派を一掃した米沢藩の上杉鷹山の例もあることだし。県財政も逼迫の折り高給取り職員の"滞貨一掃"は県財政にも資する。

⇒ 00.10.31 「名刺折り曲げ」報道から県庁幹部への批判が加熱している。40年以上も県庁OBが首長(知事)の地位に居座ってきたつけであろう。県民の県庁の役人やその施策に対する不満に気がつかずに、こうした県庁OB支配をさらに継続させようとした県議会の議員諸君のバカさ加減が不問にされていいはずはない。次期選挙できっちり責任を取ってもらおう。
 もっともこうしたことは葛飾区でもご同様である。東京都に特別区の制度が出来て以来ほとんど全ての期間を助役出身者が首長の座に納まっている。この結果、首長選挙の実質的応援団は区の職員OBが務める。それに葛飾区議会も長野県議会同様に共産党以外の政党が支援態勢を組むのである。そうした結果、区の幹部職員は自らの計画案を地元説明会で「最高最善の計画です」(変更の可能性はない?)と言って平気で出してくる。計画素案の作成者が内部的にそのように考えるのは当然であるが、区民に対してそのように主張することは傲慢である。こちらもやはり次期選挙できっちり責任を取ってもらおう。
(cf.0505)

 

38、(11月20日)オーム(アレフ)信者、脱会者 vs. 住民+自治体、国は何をやっているんだ!

 葛飾区の金町のマンションにオーム真理教の上祐某が転居してきた問題で周辺の住民や地元自治町会が退去を求める決起大会を開いたと言う。テレビで見ていたら区長の青木勇さんや区議会議員、都議会議員に混じって衆議院議員の平沢勝栄さんの顔が見えた。また脱会したという石井某が5年間の刑期を満了したとして和歌山の刑務所を出所したという。彼女が幼い子供を連れて身を寄せたいとする実家のある自治体は転入票を受理しないという。彼女ばかりでなくオーム(アレフ)信者、元信者、脱会者に対して転入を求めたそれぞれの自治体は転入票を受理しなかった。自業自得といってしまえばそれまでであるが、「ばば」が自分の目の前から消えてしまえば良しとするのでは根本的な解決にはなるまい。

 地元住民や自治体が「退去を求める」のは当然である。当該自治体の首長や議員にとって根本的な解決より目先のことではあろうと住民の生活の安穏を優先することが職務であるからである。(地元の問題になれば我輩もムシロ旗を掲げて先頭を歩くであろう。)

 国は何をやっているんだ。日本国籍を有する人間およびその子弟の基本的人権を無視し続けていいのか。これほど深刻な問題を個々の自治体に下駄を預けるばかりで何ら根本的な解決法を提示しない。先の決起大会で衆議院議員の平沢勝栄さんが何と発言したか聞いてみたいものである。

 

39、(11月21日)カトちゃん、ヤマちゃん敵前逃亡……。又しても……!

 不信任決議案提出前の衆院予算委員会の質疑を聞いていた。税収の内訳を示して「税収が借金返済と地方交付分と役人の給料にしかならない」と、民主党議員。では、政策的施策はまったくやるなってことか。事実関係は最小限にして「民主党なら何をどうする」のかを言えよ。失政というのなら、ある時点からの政府の施策と自分たちの施策を双方を提示し、所与の条件を加味したシュミレーションを掲げ、その結果「∴失政だ」と言うべきではないの。責任野党と称する以上は。

 「銭と票もらってえこひきするのが自民党の政治手法」(社民党議員)うまいこというなぁと聞いていた。テレビで芸人同士がちゃらちゃら騒ぐ番組のようにミーハーの女の子の声が耳障りではあったが。

 さて、不信任決議案の提出。本日のメインディッシュである。「与党所属の人間が野党の提出する不信任決議案などに質成すべきではない。」とは思いながらも、閉塞状況の世紀末日本のドラスティックな政界再編を期待していた。すると、「名誉ある撤退」と、カトちゃん、ヤマちゃん敵前逃亡……だとさ。ここ10日余の「大騒ぎ」は何だったのよ。

 『かつて、三島由紀夫は「(所属する自民党に対して)反党的言辞を弄(ろう)する」石原慎太郎氏(現都知事)に対して「昔の武士は藩に不平があれば諌死(かんし)しました。さもなければ黙って耐へました。何ものかに属するとはさういふことです」と、あえて「士道」という"古い"道徳律(精神の貴族)を持ち出して、「内部批判といふことをする精神の姿勢」を問うたことがあった。(00.11.20 産経新聞夕刊)』

 古き良き時代の話しだね。昭和・平成の今日は大将が真っ先に敵前逃亡し、沈没する船からいの一番に逃げだすのよ。新自由クラブの河野洋平、日本新党の細川護煕。そして今回の加藤紘一、山崎拓。こんな時代ではアホらしくて「諌死」も出来ないし「黙って耐へ」ることも出来ない。ならば、支持政党なしの無所属が一番。

 

【平成13年】

40、(2月13日) お前はどこの国の“政務官”なんだい……!

外務政務官「原潜の事故後措置適切」  桜田義孝外務政務官はデニス・プレア米太平洋軍総司令官との12日の会談で、米原子力潜水艦グリーンビルと実習船えひめ丸の衝突後、グリーンビルがとった行動について、「日本政府として適切だったと考える」と伝えたことを会談後の記者会見で明らかにした。
 衝突後、グリーンビルが現場近くにとどまっていただけで海に投げ出されたえひめ丸の乗員の救助活動を行わなかったことについて、えひめ丸の関係者らから批判が出ていた。桜田政務官は会談後の記者会見で「グリーンビルは陸への連絡や海に投げ出された人々の監視など適切に行動した。日本の潜水艦の専門家も、それ以上のことは出来なかったろう、と判断している」と述べた。 【ホノルル12日=石黒穰】(01.02.13 読売新聞)

 ゴルフで遊びながらリーダーシップを発揮したとほざく森義朗首相にも腹が立ったが、この外務政務官の桜田義孝にも腹が立つ。最初「適切に行動した」のくだりは、米軍関係者の発言かと思った。利敵行為、売国的所業、軍法会議もの。こんな輩が「政務官」なんぞとのさばっていては職員に機密費をちょろまかされても文句は言えないわ。

 

41、(2月18日) 「歴史認識許せず」として解任案提出へ、不毛な「言葉遊び」はもうやめろ!

 自民党の野呂田芳成衆院予算委員長が太平洋戦争を正当化したとも取れる発言をしたことについて、「侵略戦争を美化する歴史認識は許すことはできない」として、野党4党が同委員長の不信任決議案か解任決議案を提出するという。個人(政治家も)がいかなる内心の歴史認識を持とうと他からガタガタ言われる筋合いはない。責任を云々されるのは具体的な行動となってわが国の国益を損じた場合だけである。民主党の鳩山代表は「こういう予算委員長の下では予算審議はできない。辞めてもらわねばならない」と言ったというが、こうした不毛の言葉遊びにうつつをぬかしているから首相の支持率が一桁になっても民主党のそれも伸び悩むのである。何かといえば審議拒否に走るのが野党の取るべき道と心得ているというのがこの国の悲劇だわさ。

「侵略戦争を美化する歴史認識は許すことはできない」とする認識は許すことはできない。

 

42、(3月10日) 茶髪のガキに謝るな! 指導に従わないのであれば卒業保留か退学処分に。

 埼玉県立浦和商業高校の卒業式で茶髪の生徒の名前を呼ばなかった(式終了直後に呼んだという)ことを批判されて、校長が謝罪したと言う。式の前日、茶色に染めた髪を元に戻すようにと言う担任の指導に従わなかったため担任が名前を呼ばなかったらしい。髪の毛の色が黒でも茶でもピンクでも緑でもいいが、それは卒業後に勝手にやればよかろう。校長は何で謝るんだ。担任の指導に従わないのであれば卒業を保留するか退学処分にするくらいの決意がないからガキになめられるのである。

 

43、(3月11日) ガキがバカなら親もバカの見本! こんなバカ親は「頭を刈り上げろ」

 茨城県大子町の県立大子第一高校(深津澄世校長)で3年生の男子生徒数人に「この成績では卒業できない。頭を刈ってこい」とされた生徒が丸刈りにして今月1日の卒業式に出たが、保護者側は「教師のいじめ行為で、心の傷になった」と反発し、卒業式当日、同校PTA副会長らは校長に抗議し、教諭の処分を求める請願書に、同科卒業生の保護者22人の署名などを添えて校長に手渡した。これは、昨年4月、日ごろの生活態度や服装、髪形などを注意する度に、学業成績から3点を減点すると伝えた。先月7日には、1年を通じたテストの平均点から減点分を引いて30点以下だった生徒に追試を実施し、それでも30点に満たなかった生徒に、「頭の横と後ろを刈り上げて高校生らしくしてこい。そうすれば、減点分は考えないで評価する」と言ったという。

 ガキがバカなら親もバカの見本だね。自分たちの子供の日ごろの生活態度や服装、髪形などを注意するでもなく、勉強させるでもなく放し飼いにしておいて……。こんなバカ親は「頭を刈り上げろ」

 

44、(3月14日) 「反省できない市長はサル以下」 サルを侮辱すんな!……サルより。

 市の職員や家族を動員する"市役所ぐるみ"の選挙運動で3人の逮捕者をだして3選を果たした浅野勇市長(75)に対し13日の岐阜市の市議会一般質問で無所属クラブの田中成佳議員が「反省だけならサルでもできる…。反省すらできない市長はサル以下といわざるをえない」などと発言、議会が紛糾する騒ぎがあった。このため、与党の自民党市議団らが反発し、休憩に入った。議会は約7時間空転し、午後8時ごろ再開されたが、市議団らは懲罰委員会の開催を要求、同委員会で改めて審議することになった。(01.03.14 産経新聞)おそらく、自民党と役所ぐるみの選対を組織した選挙戦であったのであろう。こんなこと(議員と首長と職員がつるむこと)を許しているから自治体財政が火の車になっちゃうのよ。岐阜市民も自業自得だわさ。「反省すらできない市長はサル以下」?やめてよ、こんな人間に比べられて、うちのサルが泣いていますよ。

 

45、(3月19日) 勘違いで蹴っ飛ばし、胸ぐらつかんで…「指導に行き過ぎ」ふざけんな!

(1)茨城県八千代町の小学校で体育の男性教員(40)が担任するクラスの6年生男子児童の持病の喘息のせきを悪ふざけと勘違いして蹴っ飛ばして右手首を骨折する全治2〜3ヶ月の重傷を負わせた。

(2)兵庫県川西市立久代小学校の5年生のスキー教室で別のクラス担任の男性教員(50)から胸ぐらをつかまれた女子児童が「先生から胸ぐらをつかまれた」と書いた作文を自分のクラス担任の女性教員(41)に書き直しを迫られて登校拒否になったという。

 そして、ともに『行過ぎた指導で深く反省している』と謝罪したという。ふざけんな!

(1)どこが指導なんだよ。「傷害罪」ではないのか。自分の担任の子どもの持病すら把握できないバカ教員はさっさとやめろ。(2)50のおっさんが、1011の女の子の胸ぐらをつかむか。クラス担任の女性教員にしても同僚教員をかばう様な「書き直し」を求めること自体、人権意識の欠如だわさ。(一般化して申し訳ないが)教員は自分が人権を侵されそうになるとぎゃあぎゃあ騒ぐくせに自分の人権無視の行動には気がつかない。たしかに教育には「強制すべきことは強制し、叱るべきときは叱る。強制や叱責が子どもの心に傷を与える可能性があっても誰かが悪役を買ってでなければ、あとでツケが回ってきて苦しむのは子どもたち自身」の部分もあることは否定しない。しかし、今回の(1)(2)のケースは指導の名に値しないものである。各教委の処置に注目したいものである。

<自分自身の思い出> (1)のケースように5年生(広島市立幟町小学校)のとき卒業式の予行でよそのクラスの担任から蹴飛ばされた。この子のようにその教員が騒いでいた子と勘違いしたらしい。中学3年生(広島市立幟町中学校)のときもスライド映写中に騒いだとして暗幕を開け閉めする棒でひっぱたかれた。これもその教員の勘違い。「体型と衣服が似ていた」とか「声が似ていた」とか言い訳していたが、同じ年代の子どもなのだから似てはいるわさ。40年たってもいまだに頭に来る。

01.03.22 追加 これも『行過ぎた指導』って言うのかい?

 『和歌山市内の市立小学校で病気休養中の教諭に代わり、今年1月下旬から6年生の学級担任をしている男性講師(24)が2月21日朝、6年の男子児童(12)が体育館のかぎを床に投げたことを授業中に注意して口論となり、とっくみあいの末、児童を投げ飛ばし、顔を床に押さえつけた。さらに、立ち上がれなくなった児童の襟首をつかんで廊下に引きずり出し、けるなどして足を骨折させ全治約3か月の大けがを負わせた。(01.03.22 読売新聞)』この若い講師も、「教師と児童・生徒を同一目線で」という近年の「めだかの学校」教育の犠牲者かもしれない。しかし、指導に名を借りた学校内の暴力行為も許してはならない。教諭とか講師とかせず、きちんと実名報道すべきではないのか。学校は決して治外法権、教員の安全地帯であってはならない。

川西市よりの回答  (01.04.02 メール)

 この度は木下様からの「市政への提案」による厳しいご意見をいただきまして誠にありがとうございました。

 新聞・テレビ等で報道されました久代小学校の体罰事件について、みなさま方にご心配とご迷惑をおかけしましたことを心よりおわび申し上げます。そして、現在も当該児童が登校をしていないという事実を市教育委員会としても深刻に受け止めています。体罰とそれを訴えた作文の書きかえによる当該児童の心の傷はたいへん深いものと認識しています。ご指摘のように、体罰のことを「行き過ぎた指導」という言葉に置き換えるのはちがっていると考えます。「指導の行き過ぎ」というのはあり得ないものであり、それはだれかに傷を与えていることであり、それは指導でもなんでもなく、体罰あるいは傷害罪といえるでしょう。

 また、「事後の処置」についてですが、体罰の事実については現在くわしい調査をすすめているところでございます。その調査結果に基づき、厳正な処分をいたす所存でございます。作文の書きかえについても担任教師が、体罰の事実を隠したいという意図は全くなかったにせよ、本人が一番心に残った出来事としてその思いを受け止めることができないで、書きかえさせるという指導は本人の意思を無視した一方的で、誤った指導であったことは明らかです。体罰と作文指導の過ち、また、もっと早くに当該児童及び保護者様の訴えを受け止め、対処しなかったことについて、学校として深く反省し、関係者にお詫び申し上げているところでございます。

 今後、当該児童はもとより久代小学校の全児童が安心して登校でき、明るく、楽しく学校生活が送れるよう、校長始め全教職員が一丸となって取り組んでいるところでございます。今回の件で受けた当該児童と保護者様の心の傷をなんとか癒していただくのにはどうすればよいか、学校、教育委員会を中心にPTAや地域の方々にも協力を願って、検討し、取り組みを始めつつあります。今回の事件を教訓に、一日も早く久代小学校が保護者や地域の方々の信頼を回復できるよう、教育委員会としても指導、支援をしていく所存でございます。ご理解のほどをよろしくお願いいたします。

                     川西市長・川西市教育委員会教育振興部教育指導室

 

46、(3月25日) 無党派知事また誕生

 また無党派の堂本暁子さんが千葉県知事に当選した。これに対する既成政党の反応やマスコミの扱いは依然として「無党派対策の失敗」という次元でしか捉えられていない。が、そこに大きな間違いがあることに気づいていない。これは、表面を取り繕う戦術≠フ問題ではなく、まさに、政治や選挙の体質が問われている問題なのである。「give and take」(ギブアンドテイク)の政治とやらそのものが否定されているのである。

 野党は自民党の村上のKSDとの癒着を疑獄だと批判するが、今日の政治が殆んどそうではないのか。つまり、後援会員として選挙で応援してくれる者あるいは献金してくれる者のために働くのは地方議員から国会議員まで同様である。選挙民は各種の会合や冠婚葬祭に議員が金一封を持ってくるのを当然と考えている。「共産党友の会」に入っていれば介護認定がワンランクあがり、「創価学会員」だと都営住宅に容易に入れると言う。「南無妙法蓮華経」と唱えれば票が入ってくるが、反対給付としてお仲間のために働かねばならない。政権党の自民党支持だと行政や政府系金融機関の融資が得られる。土建業だと仕事も回ってくる。これが自民党橋本派(旧田中派)の政治体質。そして公明党と旧日本社会党、ウルトラ守旧派の日本共産党がこれを補完して戦後づ〜っと自民党政権を支えたのである。

 無党派とはこうした政治体質と身内だけで固まって政策を語るでもなく、町中にポスターを見苦しく貼り散らし(破れても補修せず、期限が過ぎても撤去しない)、名前だけを大音響でばら撒き散らす選挙運動そのものに「NO」なのである。

 

47、(4月 3日) ハイエナ vs. カメレオン 都議会動物園

<「ハイエナ」の部> 石原都知事のディーゼル排ガス規制を「日本共産党の成果」とビラに書いて宣伝し 石原都知事から「日本共産党は他人の成果を横取りするハイエナ」と言われたという。

⇒「ディーゼル排ガス規制」「外形標準課税」のいずれも理屈はどの専門家も言っていたし、議員(候補者)の中にも触れていた者もいる。形として成果を出したのは共産党が何と言おうと石原さんの功績だわさ。(「外形標準課税」については税法をちょこっとかじれば気がつきますし、私自身ですら「再生案」で触れている。)

<「カメレオン(「所属政党」は選挙用衣装)」の部>

「自民党」じゃ都議選勝てぬ!現職若手約20人が公認返上の動き

 自民党都議団は現在49人。都議選は6月24日に投票されるが、7月末に予定される参院選の前哨戦としても注目され、都議の間では「失策続きの森政権のイメージのおかげで惨敗するのではないか」との危機感から今回の都議選に公認候補として立候補を予定している当選1回と2回の若手26人のうち約20人が「『自民公認』では勝てない」と、「党籍離脱とまではいかなくとも、公認を返上して党本部とは一線を画するべきだ」「新たな政策集団を立ち上げるべきだ」という。(因みに26人中、24人が公認候補として当選している。)

⇒こいつらに、党に属することの悩みなんてないな。要は選挙に勝ちゃあいいんだ。調子のいい時は自民党を名乗っていたくせに…。「所属政党」なんてものは選挙用衣装にすぎないんだな。こいつらに比べれば、雨の日でも大風の日でも公明党なり共産党なり新社会党だと騒いでいる彼らのほうがより信念の士であり、ステイツマン(政治家、政治屋ではない)にふさわしい。


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