東芝HDD&DVDレコーダRD-X2導入記
[画質と録画時間
| RDシリーズ・リンク集]
HDDレコーダが必要な理由
何年か前から我が家では朝のニュース以外のTV番組をほとんど録画で見ている。
2台のVHSを使って寝室の一台は録画専用、リビングの一台は再生専用。
テンポラリのテープを2〜3本使用してぐるぐる回すというスタイル。
なぜこのようにしているかと言うと
- 帰宅時間がまちまちなので時間のあるときにまとめて見たい
- 予約録画時間を気にしないで再生するためには、デッキは二台必要
- CMに付き合う時間がもったいない
- 長い番組の一部分だけ見たいコーナーがあるが、時間が一定していないので飛ばし
見したい
などなどの理由があるからだ。
一週間に見る番組は10時間程度なので、VHSテープ2本程度で収まっており、これに
時々映画や音楽番組を加えたのが、普段の録画パターン。
ビデオを活用しているために時間短縮や「ながら見」をして気になる
部分だけ巻き戻したりと、便利だが「より便利に」と思うところもある。例えば、
- 見たい番組の放送中に帰宅したときには、録画終了まで待つのがもどかしい。
(生を途中から見て頭に戻るのもイマイチだ)→追っかけ再生
- 録画中に、そのテープの前に録画した別の録画番組を見ようと思っても、
テープはデッキの中なので取り出せない。→録画、同時再生
- タイマーの予約数が8個しかなく、本当は気になる番組がたくさん有るが、
やりくりの限界。
→多プログラム
- 野球シーズンには最大一時間延長。一時間番組でも二時間録画するので、
あっというまにテープ交換で未見テープが溜まる。
- たまに、6時間以上テープを交換するのを忘れて、撮りっぱぐれがある。
→長時間録画
- いつ見ても良い番組と、その日、その週のうちに見たい番組があるので、録画順
とは別に再生したい
- 忙しい週があると未見のまま二週前のテープを持ち越すことがあるが、
そうなると破綻する。見ないで捨てる番組を選びたくなる。
→録画済番組の一覧性の向上
- 見た後で「保存しておきたい」と思う番組があると、雑多な番組との同居テープ
になってしまう
- オリンピック(フィギュアスケートやスキーなど採点系競技)は、膨大に録画しても、
本当に保存しておきたいのはメダリストの演技だけだ。
- 民放の映画番組は、CMが邪魔で保存意欲が沸かない
→編集機能
- 最近のVHSは特殊再生が苦手で、気になるシーンをじっくり見るのが面倒
(買い換えるにも候補になるデッキ(ジョグ・シャトル付き)が無い)
→特殊再生
そんなわけでビデオの老朽化が進み、そろそろ買い替えを考える中、テープメディア
では機能も使い勝手も限界
を感じ、「次はHDDレコーダ」と目星をつけた。実は2年以上も前、SonyのClip-On
が発売された頃の話だ。
RD-X2を選択した理由
最初に「HDDレコーダー凄いな」と目を付けたきっかけはSonyのClip-On初代機。
だが、それはHDD容量は小さいし(20GB)、倍増オプション(40GB)があるもののまだまだ高価
だった。その後倍増オプション標準タイプ(40GB)と、廉価版(30GB)の二機種が登場するが、
10万円以上を投資するにはまだ割高感があり、その間に他のメーカーでは
VHS複合機とかDVD-RAM複合機などの高機能機あるいは、
BSデジタル対応機が割安で出てきた。
Clip-On(先代)の主なスペック
- 受信CH … 地上波,CATV,BS
- 容量 … 40GB
- 予約 … EPG,キーワード予約,Gコード
- 編集機能 … あり
SONY機で特別魅力的なのは、EPG,キーワード予約で、キーワードを登録
しておくと電子番組表から勝手に選んで録画してくれるとか、特別番組で時間が
ずれると追従してくれる機能。これは結構未来的な感じがするが、追従する他社の
HDDレコーダーには全然EPG対応機種が無いので、私にとって
の選択肢が広がらなかった。
今期リリースされたSONYの最新型は、実売80,000円
を切り、ついに「思い切って買っても良い価格」に突入したと思ったのだが、
「インターネット予約、HDD倍増の80GB」などの新機能が追加された代わり、
なんとBS受信が削除された。
確かにBSはデジタルに移行していくことが決まっているが、まだBSデジタル対応
していない我が家にとっては、BS2の映画、音楽番組は最も重要なソースの
一つである。
それにインターネットや携帯電話から予約できる機能は必要ない。
TVガイドに赤鉛筆でグリグリチェックしてまとめ予約すれば済むことだから。
こんな理由で、BSが録画でき、HDD容量がたっぷり(80GB)で安価(実売13万)
という理由で東芝RD-X2が急浮上したわけである。
EPGによるキーワード予約は「システムで決められたキーワード」しか選べないとわかり、
どうせマニアックなキーワードしか思いつかないだろう我が家には役不足と判断した。
DVD録画機能は無くて構わなかったが、差額が5万円なら邪魔にはならないかと思え
る。
RD-X2の機能解説と使用感
基本スペック
- 受信CH … 地上波,CATV,BS
- 容量 … HDD 80GB(40時間くらい) / DVD-RAM 4.7GB(2時間)
- 予約 … 手動、Gコード,過去の予約を記憶する機能あり。32プログラム。
- 編集機能 … あり
- その他 … 追っかけ再生、録画同時再生、GUI による簡単操作
全般的な使い勝手
予約と再生くらいしか機能の無いVHSビデオに比較すると機能が多くて、
マニュアルは分厚い。セットアップ編と操作編の2分冊である。
RD-X2では、多くの機能を
- 録るナビ … 予約録画、ディスクの残量管理など
- 編集ナビ … チャプター付け、チャプターの並び替え、削除、DVD-R/RAM作成
- 見るナビ … 録画された番組の一覧、再生。属性・タイトル付けなど
の三画面(GUI)に大別して、専用ボタンで起動できるようにしている。
そのほかDVDに録画したタイトルを管理する機能がある。
初期設定は、蓋の中のスイッチを押すと、メニュー画面が出てくる。
○○ナビというだけあって、各画面を開くとマニュアルを見なくても
ほとんどの操作が画面の案内を見ながらできるようになっている。
また、パソコンの
マウスの右クリックのように、その場面で使える各種機能がリスト表示される
クイックメニューというキーがある。とにかく、できる事はこのボタン
を押すと表示される。このおかげで、たくさんのボタンを覚えたり、
メニュー画面の階層構造を掘り返すようなことをせずに多くの機能を利用できる。
「こういう機能がある」ということさえ把握していれば、その機能を呼び出し
使うのは直感的操作で出来る。なかなか良く出来た操作系だ。
普段パソコンを使っている人なら、マニュアルは一度読めば済むだろう。
●妻にもすぐ使えた
とりあえず、「見るナビ」ボタンを押して、サムネイル画面から
再生したい番組を選ぶ。
CMスキップしたいときのボタン、早送り、スロー、のやり方。
録画したいときにはG-code又は「撮るナビ」ボタンを押して予約。
その他の操作は「クイックメニュー」ボタンを押すと、マウスの
右クリックみたいにメニューが開くから、タイトル消去などはそこで実行。
これだけ説明して、後は適当に操作できるようになったみたい。
最適画質の選択とか、編集などは面倒だけれどVHSでできる事を置き換える
だけなら難しくは無かった。
■見るナビ
全ての中心モードである。
一回の録画を1タイトルと呼び管理する。
一画面に6タイトルのサムネイルが表示される。表示は録画された順番に並ぶ。
タイトルを選択し、クイックメニューを開くことで、見る、編集、ダビング、etc.の
操作ができる。
各タイトルには、サムネイル画像の指定、タイトル(デフォルトで録画時刻、チャンネルが付く)、
ジャンルマーク、消去禁止、が指定できる。
サムネイル画像は、録画直後は「録画開始点」の画像が表示されるが、後で見るときに
整理が良いように自分で好きなポイントの絵を選べる。番組タイトルを選ん置けば間違いが無い。
早送りの時には、現在位置を示すバーグラフが表示される。
再生中に、ポーズ+チャプター分割ボタンで、チャプターを打ち込むことが出来る
ので、しおり代わりに使える。
タイトル単位に再生を止めたところでレジュームするので、あちこちつまみ食いの
ように見ても、どこまで見たか覚えていてくれる。
■録るナビ
録画関係の機能が集約されている。
最大32プログラム(2ヶ月先まで)が、8行*4画面で現時刻に近い順にソートして表示される。
予約内容の変更は、一覧画面から随時変更できる。毎週予約のドラマの最終回だけ
長いとか、特番でズレるときなどにも手軽に直せるのが楽。
クイックメニューから下記の機能が選択できる。
- 予約キャンセル
- 予約履歴一覧
以前使った予約内容を記憶している。毎週録画している番組が特番で一回休み
とか、裏番組とかちあって一回だけ取りやめたときなどに、元の内容が簡単に
復活できる。
- 残量計算
予約がHDD/DVDに入るかどうかプログラムごと見積もりを○×で表示することが出来る。
HDD/DVDに入らない場合は、ここで録画モードを変更したり、古い録画を消す必要がある。
消去は「見るナビ」から。
録画予約にかかわる機能は、録画中は「予約の取り消し」以外働かない。
予約録画中の録画停止は「停止ボタンの二度押し」とマニュアルにあるが、これは本体の停止ボタンに限る。
録画するときに画質・音質を指定するが、通常はSP/LP指定で、SPはDVDに2時間、
LPはその倍だ。細かい画質指定はちょっと面倒。
SPはS-VHSの三倍モード程度の画質。
LPは解像度が低く、動きが激しいとブロックノイズだらけになる。
画質にDVDの高品位イメージを期待してはいけない。
予約ではないその場の録画は、クイックメニューで設定した画質で録画される。
録画中にクイックメニューを開くと「録画終了時間」の設定ができる。だから、深夜番組を
見ながら眠くなったときや、昼間出かける用事があるときなど、途中から録画して後から残りを
見ることも簡単。
終了時間を設定せずに放置すると、9時間後に終了。
■編集ナビ
編集ナビ画面では、チャプター単位の画像を「部品」としてカット編集することが出来る。
録画中には、編集機能は起動しない。
編集中に録画予約時間が来ると、そこまでの作業をセーブして自動的に終了する。
機能は豊富かつ明快だが、何しろ動作が遅い。
- チャプター作成
編集はタイトル(番組単位の録画)を「チャプター」に分割し部品化する
のが全ての基本。
画面上部に「再生画面」、中段に全体の中の再生位置を示す「バーグラフ」、
下段にチャプターの「サムネイル」が並ぶ。
タイトルを再生して、適当なところで「ポーズ」して決定を押すと、そこでチャプター分割
され、サムネイル画面に表示される。
位置精度は+/-1フレームというところ。カウンターは1フレーム単位で表示されて
いるが、コマ送りボタンで確実に動かないこともたまにあるから、100%とは言えない。
プレビューで上手くカットできたか確認できるから、好きなだけやり直せる。
クイックメニューから、5,10,15,20分単位で一括してチャプター指定することも
出来る。
- プレイリスト編集
チャプターのサムネイルを好きな順番で並べるだけで、カット編集が出来る。
オリジナルのデータにはに手をつけずに編集が出来るので、何度でもやり直し可能だ。
つなぎ目で画面が一瞬止まるという現象は、タイトルをまたいだときには起きるが、
同一タイトル内ならほとんど分からない。なかなか優秀だ。
- DVD-R作成
HDDに録画されたタイトルを並べて、メニュー画面つきのDVD-Rを作成できる。
DVD-Rの書き込みは追記が出来ない。
- 一括・高速ダビング
HDDからDVD-RAMにダビングするが、実は単なるファイルコピーなので、録画時間より
かなり短時間でダビングが出来る。
所要時間は、SPモードの録画なら実時間の約1/4だ。
複数のタイトルに対して一括で処理が出来るので、ハードディスクの空きが心細いときに
さくっとDVD-RAMに移動させて余裕を作るなんてことも短時間に出来る。
- 一括削除
「プレイリスト編集」が元データを壊さないのに対して、一括削除は本当にデータを
削除する。CMや不要シーンを削除してデータ量を減らすのに使う。
映画なんかは、最初にCMを全てカットしてから見ると、全然TVっぽさが消えて具合が良い。
全ての編集作業は、各モードから抜け出す前の作業結果の保存で、大変待たされる。
編集をすればするほど遅くなる。
この遅さは動作音が静かな低速なHDDを使用しているからか。
■タイムスリップ
[タイムスリップ]ボタンには二つの機能がある。すなわち
- 予約録画中の番組の追っかけ再生
- 受信中のチャンネルのお好み再生
である。
前者は、普通の録画の再生と変わらない。
後者は[タイムスリップ]ボタンを押した瞬間から後、特殊再生が可能になる。この時、
チャンネルの変更とか一切出来ないので、要するに「録画」ボタンを押してから「追っかけ再生」を
するのと変わらない。違うのは、[タイムスリップ]終了時にテンポラリファイルを
保存するか破棄するかの選択があること。
■特殊再生とリモコンの使い勝手
リモコンの使い勝手は悪い。非直感的な配列である。
リモコンの銀色の塗装は、爪があたるとはげて汚くなる。
- リモコンのキー配列
カーソルと決定ボタンを中央に配置し、
その周囲に円形に、サーチ、スキップ、スロー、コマ送り、
の4機能が並ぶ。
その下段に、ポーズ、ストップ、再生
その下に、A,Bボタン、クイックメニュー
これらが主要なキーの配置である。
カーソルキーは大きく、手触りで判別できるので使いやすいが、再生ボタンは
小さく、手触りでは分かりにくい。
「サーチ」と、「ポーズ、ストップ、再生」がかなり遠いので、
編集や飛ばし見は大変にやりにくい。「決定ボタンが再生を兼ねる」という
仕様ならば格段に操作感が良くなったと思う。
手持ちのVHS機のリモコン(パナソニック)は、再生ボタンが巨大で、早送りと
巻き戻し、ストップの4つが十字型に隣り合っているので、ブラインドタッチで
再生→CMでスキップ→本編が見えたらちょい戻しで続きを見るという
アクションが自然に出来たが、本機ではいちいち手元を見ないと必要なボタンが
触れない。
その代わり、CMを飛ばすためには「30秒飛ばし」「10秒戻り」の専用ボタンが
あるので、この組み合わせでボタンが小さいことを埋め合わせている。
- 特殊再生
特殊再生は、DVDと共通の自由自在なものであるが、テープと違って早送りが
ぱらぱら漫画状になるので、あまり高速な早送りでは短いシーンは見落とすことが
あるのが難点だ。そのかわり、スロー系は美しい。フレーム単位で自由自在。
- スキップ
チャプター単位に飛ばすことが出来る。
録画直後にはチャプターが付いていないので、再生中にうっかり触ると、先頭/ラスト
まで飛ばされて泣くこともある。
クイックメニューの中に「タイトルの先頭に戻る」というコマンドもある。
- サーチ
押すごとにサーチ速度が変化して、約x3,x15,x60,x240の5段階変速。
逆方向はやや駒とび感有り。
DVDと同じく一秒間に4コマくらいの表示なので、60倍速だと15秒CMがヒトコマ
しか写らないことになり、最高速付近はあまりにも飛び
飛びで良く分からない。VHSの超高速サーチは7〜60倍速でも滑らかなので、
狙った場所に当たりやすい。
押すたびに速度が増して、減速は出来ない。逆方向のボタンを押すと減速ではなく
いきなり、逆再生になる。
つまり、60倍速で大まかな位置まで近づいて、徐々に減速しながら目的の画面を
出すということは出来ないので、一旦ポーズして再加速。まあテープと違って惰性が
無いので反応はすばやいが、これは「シャトルリング」が無いと難しい操作系か。
240倍サーチがあっても、2時間以上の長いタイトルの早送りは待たされるし、
パラパラ漫画で見難いので、10分刻みくらいで「一括チャプター打ち」して
しまった方が正解だ。(チャプターの無いタイトルで再生中間違ってスキップを押すと
元に戻るのが大変だということもある)
- スロー
押すごとに速度が変化し、x1/2,x1/8,x1/16と遅くなる。
スロー系が綺麗なビデオは今ほとんど売られていないので、これはGood.
- フレーム
押すごとに1フレーム(1/30秒)送る。
編集の頭出しでは、感覚的には3プッシュで0.1秒を一まとめで操作することが多い。
- スキップ/リプレイ
CMカット機能の代わりについているのが「30秒飛ばし」「10秒戻り」
の専用ボタン。
ボタンの配置が悪いため、サーチ機能でCMを飛ばすのは面倒だが、このボタンを
使えば、確実に30秒飛ぶので、本編が始まるまで2〜4回押して、行き過ぎたら
ちょい戻しする。と、感覚的に使えて便利な機能だ。
■画質・音質
映画・ドラマでは2時間モード(SP)はS-VHSの三倍モード並み。
音楽ライブ番組などの、激しく明滅する画面では、肉眼ではっきり確認できるほどの
ブロックノイズが発生する。
4時間モード(LP)では、水平解像度が半減し、ザラザラ。
6時間モードでは、ボケボケの紙芝居。つまり動きも間欠的になる。
放送の画質に匹敵すると言えるのは、6.0Mbps/D2程度以上のレートが必要で、
時間にすれば90分以内ということになる。
ダビング機能
HDD,DVD-RAM/R相互でダビングする機能は、媒体の容量や機能に対していろいろな
制限があって面倒だ。
■DVD-RAMへの保存
方法は、コピー、移動、レート変換ダビングがある。
- コピー … データファイルのコピーでチャプターや属性などが全てコピーされる
- 移動 … コピー後HDD上のデータは削除される。
- レート変換ダビング … デジタル領域で再エンコードがかかり、チャプターや
属性情報は無くなる。
このモードでは、録画レートの選択画面が現れ、自動的にDVDの容量いっぱいになるレート
が選択可能。手動設定も出来、選んだレートでDVDに収まるかどうかが○×で表示される。
■DVD-R作成
HDD無のDVDレコーダーに対して変わっているのは「DVD-Rへの直接録画は出来ず、
必ずハードディスクからのダビングの形を取る」ということだ。これは作業時間がか
かって不便では有るが、DVD-Rへの書き込みは失敗が許されないという条件を考えれば
合理的といえる。
予約画面には「ジャストモード」という画質の選択肢があり、DVD-Rに保存することが
決まっているTV番組はこれを指定すれば、適当な画質を選んでくれるので、あとでそっくり
コピーすればよい。
そうでない場合(複数の番組を記録したり、編集してからDVD-R化する場合)は、
一旦HDD上で作業し、あるいはDVD-RAMに詰めてみて、これをコピーするという方法になる。
マクセル製のDVD-Rメディアを使用したら、なんと初めての一枚でいきなり
「このディスクは使用できません」というエラーメッセージと共に1%も書き
込まずお釈迦になってしまった…。
同じデーターを別のディスクに再度書き込みしたらちゃんと100%書き込み完了したので、
そのメディアに何か問題があったのかもしれないが、一枚が高いので結構ショックな出来事
である。
パッケージの外箱には「問題があったときには連絡して下さい」と書いてあるが、
こんなものでメーカーに連絡するのは結構面倒だ…。
DVD-Rへの書き込み時間は、ファイル容量に比例して、実時間よりは早く済むようだ。
あれこれ
操作以外のこと。
■ランニングコストのこと
某カメラ系量販店での税込み、ポイント引き後価格
-------+---------------+------------
日付 -RAM(両面殻付) -R
-------+---------------+------------
2002/06 1096円/120分 596円/120分
2002/11 770円/120分 340円/120分
-------+---------------+------------
参考:S-VHS 130円/120分
D-VHS 834円/180分(HS)
といったところである。
RAMメディアも順調に価格が下がっているようだ。
■媒体不良率
(不良率%,不良枚数/総購入枚数, メーカー, 型番)
●2002年
DVD-RAM
・2.8%,1面/18枚(36面) FUJIFILM DVD-RAM V 9.4B(両面カートリッジ付き)
・0.0%,0面/ 5枚(10面) maxell DRM-V94R.1(両面カートリッジ付き)
DVD-R
・4.4%,2枚/45枚 TDK DVD-R120PWX(白レーベル)
・13.3%,2枚/15枚 maxell DR-V47PW(白レーベル)
■仕様の謎
- 録画中は出来ないことだらけ
録画中には再生が可能だが、録画済みタイトルの属性変更などの、一見関係なさそうな操作も
禁止状態になる。ディスクへの書き込みが必要になる一切のことは出来ないようだ。
- 編集、削除の実行時間がとても長い
たとえば、タイトル削除45秒。
HDDの内容に対してCMカットなどの編集をかけると、ファイルが細分化して
ますます低速化するようだ。
総ファイル容量に比例するようでもある。(録画がたまっていると遅い)
DVD-RAMの編集の方が削除は早いが、サムネイル表示は遅い。
- 表示の明るさを変更できない
フロントパネルの各種表示はかなり明るく、消すことが出来ない。
- DVD-RAMの読み込みが遅い
ディスク交換からタイトル一覧表示まで、一分近くかかる。
- DVD-RAMがトレイにあると、電源投入から操作可能になるまでの時間が長い
電源投入後、DVD-RAMの内容を読みに行くために数十秒"LOADING"表示が続く。
DVD-RAMとは関係の無いHDDに関する操作も何も出来ない。だから、普段はDVD-RAMは入れっ
ぱなしにしないほうがいい。
■バージョン確認方法
次のキー操作でバージョン表示される。
ズーム 6 0 6 ズーム
うちの機械のバージョンは次の通り
SYSTEM FW ZC10
RAM DRIVE FW A123
HDD FW 4.91
リンク
[戻る]