コマ送り!ケロロ軍曹@からから亭 | | Index| Prev34 Next| |
二重人格少女「桃華」は憧れの冬樹くんに声を掛けようと必死。 今日は「拾った宇宙人」をネタにオカルト好きな冬樹の気を引こうと学校に連れてきた。
一方日向家に軟禁状態のケロロは散り散りになった仲間を探そうと、夏美、冬樹が学校に行った隙に行動開始する。
その日、日向家にて宇宙人特別対策会議が開かれることになった。会議の目的はそっちのけで今日も桃華は 一言「冬樹くん」と声に出すことが目標。ケロロ&タママはそんな桃華の言動にちゃちゃを入れまくる。
第2話(前) 桃華&タママ出撃! であります |
脚本:池田眞美子, 絵コンテ:山本裕介, 演出:五十嵐達也 |
ナレーター | 人は誰でも秘密を抱えている そう、ここにも一人秘密を抱える少女が ほら、ひ・み・つ | うごめくピンクの頭陀袋 |
桃華 | これを見せて今日こそは日向君に急接近 |
サブタイトル | 桃華&タママ出撃!であります | ガンダムのサブタイには「ガルマ出撃す」と「セイラ出撃」の二つがある |
ケロロ | ♪合言葉は、アフロと軍曹、321ファイヤー | 隊長ツノの付いた掃除機をかける軍曹。右利きらしい。 |
冬樹 | 寝過ごした、学校遅刻しちゃうよ | トーストとサラダ(トマト、キュウリ、レタス)の朝食が用意されている。軍曹が作ったの? |
ケロロ | おはようであります冬樹どの | |
冬樹 | おはよう軍曹 | |
ケロロ | その学校とやらは毎日通うものでありますか? | |
冬樹 | まあね、勉強は嫌だけれど友達がたくさんいるからね。 | |
効果音 | キロロロロ | ニュータイプの閃光 |
ケロロ(心) | 友達、仲間、仲間… | |
ケロロ |
しまった〜
つまらん日常に振り回され、仲間を探すのをすっかり忘れていたであります すわ、出撃! ふぅ〜ぶ、おっ |
掃除機に振り回されている画 走り出した軍曹の掃除機が、夏美のスカートを吸い込む(1話に引き続き…) |
夏美 | なにすんのよ、このボケガエル! | お尻を押さえながらケロロをにらむ |
ケロロ | 省エネエコロジー掃除機「すいとーる君」 ぽいすてゴミパック交換装備によりますますパワーあっ… | |
夏美 | えぇい |
夏美に足蹴にされるケロロ。 「きゅ〜ん」と掃除機の止まる音がなえなえでGood |
冬樹 | 軍曹、いったいどこへ行く気だったの? | |
夏美 | あんた、まさか外へ出ようとしてたんじゃないでしょうね。 | |
ケロロ | いかにも。 散り散りになった仲間を探すことこそ、我輩のきゅ… | ますます足蹴にされるケロロ |
夏美 | あんた、自分の立場がわかってんの? もし見つかったら街中大騒ぎになるのよ | ケロロ、頭部をぐりぐりされる |
冬樹 | 軍曹だってただじゃすまないよ 解剖とか、人体実験とか | |
夏美 | 車に踏まれちゃったりとか | |
ナレーター |
解剖 実験 不慮の事故 |
|
ケロロ | ゲロ〜! | 号泣 |
夏美 | それが嫌なら家で大人しくしていること | |
夏美 | あぁもう、こんな時間じゃない | |
冬樹 | 軍曹、留守番よろしく |
ケロロ |
親父にも殴られたことないのに、解剖なんて真っ平であります 死んぢゃったら地球(ちきゅう)侵略も出来ないし、 これって仲間を見捨てるのとはわけが違うよね。 |
掃除機を投げ出してガンプラ雑誌を読むケロロ 親父にも…は機動戦士ガンダム 第9話「翔べ!ガンダム」の アムロの台詞から、ちなみにオリジナルは ・アムロ「二度もぶった。親父にもぶたれたことないのに」 ・ブライト「それが甘ったれなんだ。殴られもせずに一人前になった奴がどこにいるものか」 …ケロロもいっぺん解剖されて一人前の大人になったほうがいいと…
・雑誌は「MONTHLY ZAKU 特集"赤い彗星"を極める」 ・緑に黄色の★印のマイ・マグカップ使用。 ・海苔せんべい ・ガンプラ(RX-78-2 ガンダム)を作る ここが、ケロロ軍曹の中で初のガンプラ製作シーン。 中身の彩色済み部品の様子から、HGUCシリーズではないか? 因みに初期に発売されていたHGは「大河原デザイン」だが、 HGUCシリーズは「カトキハジメ」のデザインで製作されている。 「カトキハジメ」氏はガンプラで有名なデザイナーだが、 「ケロロ軍曹オープニング」の製作スタッフにも名前を連ねている。 ・ふだんは「ペコポン侵略」と言っているのに何故かここでは「ちきゅう侵略」と 言っている。 | |
タママ(心) | 仲間を見捨てるなんてひどいですぅ | ||
(ナレーター?) |
隊長失格じゃ じゃ俺新しい隊長ね |
未登場の小隊メンバーの心の声はナレーターが代行している模様 | |
ナレーター | 隊長失格 | ||
ケロロ |
我輩、部下の信頼を裏切り、大切な隊長の地位までも失うところでありました うぉ〜あぶねぇ 直ちに行動開始であります 北北西の方角、距離およそ2キロ まずは冬樹どのの通う学校とやらを足がかりに探索開始であります いざ、出撃〜! |
Macで地図を検索するケロロ ・RX-78ガンダムのマウスパッドを使用 ・超高速トリプルクリック ・表示された日本地図の上部タイトルがPOKOPEN MAPで原作の表記になっている ・日本-東京都-杉並区-?-吉祥学園周辺と検索してプリント ・映画「北北西に進路をとれ」から? | |
幽霊 | あっあっ… | なぜか、部屋付きの幽霊が無視されて怒っている。 | |
ケロロ |
うお〜カモフラージュ! ゲロっ |
緑のボール状になって転がるケロロ バス停の前を通過。 ・コンビニサンセット(ちょっとサンクスっぽい) ・バス停は「吉祥駅西口」-「吉祥学園前」-「吉祥警察前」-「蛙乃橋車庫前」-「八方○○」-「吉祥駅東口」 校舎の壁の時計の文字盤が変。とりあえず、11:20頃 |
夏美 | えい、 |
バレーボールの授業中の夏美。白いシャツにオレンジのブルマ。おへそ(笑) |
クラスメイト | (歓声) | メガネの先生は紺のジャージ |
夏美 | うぅ〜(寒気) 今なんか変な気配が… | 夏美の背後を影のように走り抜けるケロロ。丸くなってボールのかごに混ざる |
先生? | よーし次はサーブ練習 | |
クラスメイト | そーれっ | |
ケロロ | ケロ〜 | ケロロ、ボールがわりに飛ばされる |
夏美 | あう? あれ? | 手に変な感触が… |
ケロロ |
い、いきなり夏美どのと出くわすとは、学校とは恐ろしい所であります 冬樹どの、冬樹殿はいずこ 我輩もうおうちに帰りたいでありま〜す! |
体育館の外に逃れる。 いきなり絆創膏、目がお岩さん |
冬樹 |
それでは、オカルトクラブ第一回活動を始めます
といっても、部長も部員も僕一人なんだよね。
はあ そういえば軍曹も家で一人ぼっちか… |
理科室。黒板に「オカルトクラブ」と大書する冬樹。(原作では漫研だったが) 良く見ると左襟に会員バッヂが。 |
ケロロ | 冬樹どの〜、冬樹どの〜 | 窓の外にヨレヨレの軍曹 |
冬樹 | 軍曹、何で軍曹が学校に… |
桃華 | 日向君、はっ、 日向君が行ってしまう、朝からずっとチャンスをねらっていたのに。 こうなったら | 教室の窓からストーキングする桃華 |
ナレーター | 最後の手段! | |
桃華 | ふぅ〜えいっ | ピンクの袋を冬樹の後頭部に投げつける |
冬樹 |
あたっ。いてて。 西澤さん、あ…大丈夫? |
「突撃」の書き文字とともに、冬樹にタックルをかまして押し倒す |
桃華(独白) | はっ、これは、出会い頭にぶつかって恋が芽生える王道パターン | |
桃華 | ふっ、ううん、私こそぼんやりしていて… | |
冬樹 | じゃあ、僕急いでるから | |
桃華 | うっ、待って日向君 | 冬樹の肩に伸ばした桃華の手が一瞬魔女の手に |
冬樹 | えっ、なっ、何 | |
ナレーター | 誰もいない放課後の教室前 | |
桃華(独白) | これはもう、一気に告白ですか〜 | |
桃華 | あの、その、わたし、日向君のこと、 こと、こと、 | |
冬樹 | こと? | |
桃華 | 言霊ってやっぱり存在するんでしょうか! | |
冬樹 | あ、いや、否定は出来ないと思うよ | |
桃華 | で、ですよね。 なんていうか私もそういう学校の七不思議みたいなものを調査研究してみたいな… | |
桃華(表) | あ〜あたしってバカバカ、あと一言だったのに〜 | 表桃華が幽体離脱している |
冬樹 | ほんとに〜やった〜 | |
桃華 | へっ? | |
冬樹 |
わがオカルトクラブへの入部希望だったら大歓迎だよ! あっそうだ、これ。会員証(キラリ) |
額に「王」を横倒しにした文様をつけた謎の宇宙人の顔のバッヂ これはその筋では有名なウンモ星人である。 |
桃華 | これ、日向君が | |
冬樹 | うん、手作りなんだ、ほら、バッヂにもなるんだよ | |
桃華(心) | 日向君の手作り、日向君とお揃い、 | |
冬樹 | んじゃ、また明日 | |
桃華 | あっ、待って! | |
冬樹 | なっ何? | |
桃華(裏) | このチャンス、逃してなるもんですか! | |
桃華 | あの、その、私ずっと前から、日向君のこと、す… | |
冬樹 | す? | |
桃華 | す、す、す… | |
タママ | (ぷ〜) | |
桃華 | すかしっぺ? そんな違います!私、絶対、その私胃腸は丈夫なほうで、音はしても匂いはしないっていうか、 どっちかというとお肉よりお野菜の方が好きですし、 あっ、でもやっぱり秋はやっぱりおイモですよね、 さらにいえばマツタケ、でも今そもそも秋じゃないし、わたしもう何がなんだか、 さよなら〜 | |
冬樹 | へえっ、西澤さんて、変わった子だな〜 |
桃華 | もうダメ、嫌われちゃった。 日向君絶対私がしたと思ってるわ。 よりによって、あんな、あんな臭いオナラ(泣き崩れる) | |
タママ | ふわぁ | |
ナレーター | 新キャラ登場! | |
タママ | あぁ〜の〜びのび 朝からコーラをがぶ飲みしてたらオナラが溜まっちゃいました〜 あ、ぼくオナラの匂いには自信があるんです 何しろ普通のケロン人の平均測定値が9,500プーヘコキのところ ぼくはその約五倍の50,000プーヘコキですから その臭さは推して知るべしなのですぅ ねっ、ももっち〜 | おならの風圧で浮いている |
裏桃華 | (チャキーン) んだと、ぐおら〜 |
チェンジ裏桃華! ・髪の毛が尖り、髪の毛の光沢がギザギザに変化する。牙有ります。 |
タママ | たまぁ | 立ち木に縛り付けられるタママ |
桃華 | 日向君、私がもっと積極的だったらな… | |
タママ | とか言いながらぼくに何しようってんです〜 | |
裏桃華 | せっかく良い感じだったのに全部ぶち壊しやがってこんなろ〜 てめーだ、こら、てめーのせいだ、うらうら!あたれ〜 |
タママに向かってバレーボールを投げるが、一つもあたらない 逆に跳ね返ったボールが自分に当たってさらに逆上 |
タママ | きゃ〜、きゃ〜 | 投げる投げる |
ケロロ | 実験、洗脳、解剖 | 木の陰で震えるケロロ |
冬樹 | 軍曹〜 | |
ケロロ | ケロ〜! 解剖だけは勘弁であります! | |
冬樹 | 軍曹、僕だよ、 | |
ケロロ | 冬樹どの〜 隊長の地位より身の安全が第一。さっさと帰るであります。 |
冬樹 | あ、なんだ〜 | 警報音とともに冬樹のポケットからケロボールが漂い出る |
ケロロ | これは仲間からのSOS信号 今、隊長が行くであります |
タママ | きゃ〜、きゃ〜 | |
裏桃華 | おらおらおらおら〜! 当れ当れこんちくしょ〜 | |
ケロロ | お〜タママ二等兵 | |
冬樹 | 西澤さん | |
裏桃華 | てめ〜野良犬に埋められそうになっていたところを助けてやったのは誰だと思ってやがんだ! | |
タママ | きゃ〜そろそろ一つあたりそうな気がします〜! | 桃華は凄い勢いでボールを投げているが、全部はずれ |
裏桃華 | 命の恩人に恥じかかせやがって〜 | |
ケロロ | 命の恩人? ゲロ | ケロロの額からニュータイプの閃光 |
裏桃華 | おらおらおらおら、あたれ〜 | タママの目の色が変わる |
タママ | くあ〜 | タママの口に「気」が集中し始める |
ケロロ | まずいであります | |
冬樹 | あっ軍曹! | |
裏桃華 | たぁ〜 | このあたり、機動戦士ガンダム第41話「光る宇宙」のパロ |
ケロロ | いけないであります〜 |
ケロロの台詞はララアの「大佐、いけません!」 くさび形に割り込む作画もガンダム的 |
裏桃華 | ぎゃ〜 | アムロに撃破されたエルメスのララアのヘルメットが割れ、額から網の目のようなニュータイプの閃光があふれ出す …のパロ。ただし、ケロロ軍曹の方が数段描写が美しい。 |
キーン | 天空に金色の光 | |
裏桃華 |
ど〜りゃ〜 … |
「グワン」空から金ダライが降って、桃華を直撃 続いて、無数の金ダライが降ってくる ドリフターズの「全員集合」の定番ギャグ |
冬樹 | 西澤さん! | |
ケロロ | タママ二等、二等兵 | |
タママ | はっ 軍曹さん! | |
ケロロ | 無事であったかタママ二等 |
冬樹 | 西澤さん! 軍曹、ひどいよ いくら仲間の為だからって | |
ケロロ | けろっ、それは誤解って奴であります 危なかったのはその娘さんのほうであります | |
冬樹 | へぇ? | |
ケロロ | 何を隠そう、このタママ二等は、 | |
タママ | ほう? うっぜ〜んだよ、このハエが〜 でうっは〜、タマ〜 | タママインパクトでハエを焼き払う |
ケロロ | といった具合に切れると何をしでかすか判らぬ奴なのであります。 自重せよタママ二等。もう少しで恩を仇で返すところでありましたぞ。 | |
タママ | はぁ〜い。ももっちは僕の命の恩人なのですぅ | |
裏桃華 | ってぇ〜 | |
冬樹 | だいじょうぶ? | |
桃華 | はっ、日向君 | |
冬樹 | 西澤さんも宇宙人と接触してたんだね。 |
ケロロ | 改めて紹介するであります。 こいつは我輩の部隊に所属するタママ二等兵であります。 | |
タママ | よろしくなのですぅ | |
桃華 | まぁ、たまちゃんたら、仲間が見つかったの? | |
タママ | ももっちが学校につれてきてくれたおかげですぅ | |
冬樹 | なは、なはははは |
タママ | ぼく、このままももっちのお世話になろうと思うんですぅ | |
ケロロ | ふん、別々に潜伏した方がペコポン人の目をごまかすにも都合が良かろう | |
タママ | わ〜い〜、じゃあ軍曹さんまたね〜 | |
桃華 | さよなら〜 | |
ケロロ | しばしの別れであります | |
桃華 | うふふ、日向君とお揃いのバッヂ これを切っ掛けに日向君ともっともっと | |
タママ | うぜ〜ってんだろう、このハエが〜 | 目ビーム乱射するタママ。桃華の手のバッヂを誤射 |
裏桃華 | きゃぁきゃあ、あ、ぁぁ 何すんじゃこりゃ 大切なお宝バッチどうしてくれる | |
タママ | わぁ〜ごめんなさいです〜 | |
裏桃華 | おんどら、こら〜 | タママ、ボコられる |
ナレーター | 冬樹は納得した。ペットは飼い主に似ると |
アイキャッチ |
第2話(後) 桃華&タママ 日向家上陸 であります |
脚本:池田眞美子, 絵コンテ:山本裕介, 演出:五十嵐達也 |
ナレーター | その日、日向家にて宇宙人特別対策会議が開かれることになった | |
桃華 |
日向君の家にお呼ばれされるなんて夢みたい この前はいきなり告白だなんて焦って失敗しちゃったけど今日はまず |
ピンクの服。タママの入ったリュックを背負い、「ワクドナルド」の 紙袋を持つ桃華 |
ナレーター | 冬樹君(ハート) | サイレント映画風字幕のインサート |
桃華 | ってさりげなく呼ぶところから桃華はじめてみます | |
妄想の桃華 | 冬樹君 | |
妄想の冬樹 | やあ西澤さん | |
妄想の桃華 | 冬樹君、これつまらないものですけれど、 冬樹君、冬樹君、ふ、ふ、ふゆふゆ、ふゆふゆふゆゆゆゆ… | 自分の妄想で真っ赤になる桃華 |
サブタイトル | 桃華&タママ 日向家上陸 であります |
桃華 | ふゆふゆ、ふふふゆゆゆゆ… | 「30分経過」の文字 |
夏美 | 冬樹の友達? | 夏美、オレンジのカットソー |
裏桃華 | 何よこいつ、日向君のこと気安く呼び捨てにして | |
タママ | ももっちもう着いたの、う、うああ | |
夏美 | はは〜ん、あなたが噂のタママね。 | |
タママ | たまっ | |
夏美 | 結構可愛いじゃない カエルって言うより、おたまじゃくしって感じ? | 背景に西澤タワー |
桃華 | もしかして日向君のお姉さま | |
夏美 | そっ、あたし夏美。よろしくね。 | |
桃華 | あの、はじめまして、わたくし西澤桃華と申します。 |
夏美 | 堅苦しい挨拶はいいから、どうぞ入って。 冬樹〜冬樹〜可愛いお客さんが来てるわよ。 あんたも隅に置けないわね〜。 |
玄関の内側から見ると、お向かいに民家が。門扉の存在や、玄関の前が
T字路になっているという設定は… |
裏桃華 | さっきから黙ってきいてりゃ、兄弟だからって気安く冬樹冬樹呼ぶんじゃねえ | |
夏美 | ボケガエル〜あんたの部下も一緒よ〜 | |
タママ | 僕の軍曹さんをボケガエルだと。 こいつ、許せねえですぅ | 血走るタママ。なぜか白黒 |
冬樹 | あ、西澤さん。いらっしゃいどうぞ上がってよ | 冬樹はひまわりのエプロン姿 |
桃華 | 日向君のエプロン姿 | 桃華の頭に人形が生えてメトロノーム運動する(元ネタがある演出か?) |
タママ | ふっき〜こんにちはです | |
桃華 | あの、あのっ、お招きありがとうございます ふっふっふゆふゆっ… | |
冬樹 | こっちこそ呼び出してごめん 今日はみんなで地球人と宇宙人がいかに共存していくか じっくり話し合おうね。 | |
桃華 | はい。 (日向くんちの匂い、今、日向君を凄く身近に感じる。 なんだか自然に「冬樹君」て呼べそうな気がむくむくと湧いてきました。) | 「臭 臭 臭 臭」という文字が漂ってくる。 |
夏美 | くっさ〜何この匂い | |
冬樹 | うあっ | |
ケロロ | 全員退避〜! 料理が脱走したでありま〜す | チューリップのエプロンのケロロ |
全員 | うああああ〜 | |
夏美 | 料理って… |
桃華の顔面に飛びつく宇宙お好み焼き。 →エイリアンの「フェイスハガー」を髣髴とさせる。 |
冬樹 | 軍曹駄目じゃないかちゃんと蓋しとかなきゃ | |
ケロロ | いやはや、失敬失敬 タママ二等への心づくしが台無しであります | |
タママ | あ〜 宇宙生物ミックスお好み焼きFX〜 僕の大好物ですぅ | |
ケロロ | ケロン星名物でタママ二等を驚かせてやろうと思っていたであります | |
タママ | そのお気持ちだけで十分ですぅ | |
裏桃華 | なんじゃこりゃ〜 ぶっころすぞおい、びっくりした、あ〜びっくりした! あっ | 桃華に踏まれ粉々になる宇宙お好み焼き |
夏美 | 変わった子ね、冬樹の友達って | |
冬樹 | あっはははは… | |
タママ | 往生際わるいんだよこら〜 | ぴくぴくしている宇宙お好み焼きに「目ビーム」乱射。玄関がボロボロに |
夏美 | なるほど、この上司にしてこの部下あり…ってわけ? | |
ケロロ | げろげろっ! タママ二等 | |
タママ | は〜い | |
ケロロ | 我輩がお世話になっている日向家で乱暴狼藉は許さん〜 | |
夏美 | ほんとにもぅ、掃除と後片付けちゃんとやっといてよ〜 | |
ケロロ | 了解であります。来るのだ二等 | |
冬樹 | じゃ、西澤さんも中へ | |
桃華 | はい |
ケロロ | さて、やっと二人きりになれたな、タママ |
ケロロの私室 プラズマTVの向こうの壁に怪しい人型の染み |
タママ | はい、軍曹さん。 | |
ケロロ | ゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロ… | |
タママ | タマタマタマタマタマタマタマタマ… | |
ナレーター | 共鳴? | |
幽霊 | ん | 部屋には幽霊が居るので厳密には二人きりではない。 |
ケロロ | では落ち着いたところで、タママ二等、現在の状況を確認するであります | |
タママ | はい、軍曹さん | |
ケロロ | 我がケロロ小隊は総員五名。 残る三名も必ずどこかに居るはずであります。 | |
タママ | 僕ら五名が揃ったらこの星を落とすことなんて簡単ですぅ | |
ケロロ | うん。だが一つだけ言っておくぞタママ二等。 | |
タママ | えっ | |
ケロロ |
冬樹殿たちはまかり間違えばペコポン人たちに解剖されていたところを
かくまってくれた命の恩人。
決して迷惑をかけてはならん。 これはペコポン侵略とはまた別の話であります。 |
「ツルの恩返し」の書き文字が「カエルの恩返し」に変更される |
タママ | わあ…了解ですぅ。 さすが仁義の男軍曹さんそこに惹かれるぅ、あこがれますぅ | 「ジョジョの奇妙な冒険」から? |
ケロロ | よせやい、照れるぜ |
ケロロ | よし、話のまとまったところで先ほどの後始末を開始するであります | ケロロが手にしたデッキブラシに赤い隊長ツノ(シャア専用?) |
タママ | え | |
ケロロ | 宇宙生物ミックスお好み焼きFXの生命力には恐るべきものがありますからなぁ | |
タママ |
あの〜それ本当に僕たちがやるんですかぁ そんなのメイドさんにお願いすればいいですぅ |
|
ケロロ | げろっ、メイドさん、それはえっとどちらさまで? | |
タママ | やだなぁ、お掃除や家事のプロフェッショナルですぅ もしかしてこの家居ないんですかぁメイドさん | |
ケロロ | タママ君、ちみはいったいぺこぽんでどんな生活してきたの? | |
タママ |
ごくごく普通の生活ですぅ 何一つ不自由なく好きなときに寝たり起きたり、遊んだり。 強いて言えば毎日お菓子やジュースを選ぶのが大変かなぁ。 コーラの飲みすぎでおならが止まらないし、ガンプラもいっぱいで作りきれないし あれぇ、どうかしました軍曹さん? ねえ軍曹さん、軍曹さんってばぁ |
「勝ち組」「負け組み」の書き文字が宙をさまよう |
ナレーター | 伏線 | 鉢植えに蠢く「宇宙生物」の残骸が |
冬樹 |
え〜それではこれより「第一回宇宙人特別対策会議」を始めたいと思います まずは突然宇宙人と遭遇、 同居することになった僕たちが、いかにトラブルを起こさずに生活していくかということを… |
日向家のリビング。ホワイトボードに本日の議題第一回宇宙人特別対策会議 |
桃華 |
(日向君と二人きり、今こそ冬樹君と呼ぶチャンス、このお土産を渡す
どさくさに紛れて) あの、 |
|
冬樹 | はい、西澤さん | |
桃華 | そ、その〜、これつまらないものですが、ふ、ゆ、ふゆゆ | |
夏美 | 冬樹〜、はいお茶 | 湯飲みに「心意気」「大安売」の文字 |
桃華 | ふゆ〜、ふゆ〜 | 桃華、「心意気」の湯飲みを取り、お茶を冷ます |
夏美 | あ、ごめん、熱かった? | |
桃華 | ああいえぜんぜん | |
冬樹 | えっとお、どこまで話したっけ。 あっそうか。 トラブルを避けるためにはまず学校へは連れて行かないこと それから、 |
いつのまにかホワイトボードに議事内容が増えている
日常生活で気をつける事 |
桃華 | あのっこれつまらないものですが、ふ、ふゆっ | |
タママ | ももっち〜 | |
夏美 | やけに早かったわねぇ、ちゃんと後始末済んだの? | |
ケロロ | 仮にも軍曹だよ、俺。二等兵とのこの差は何? 潜入する家まちがえちゃったかな〜 | どす黒い気配を漂わせるケロロ |
夏美 | はぁ? | |
冬樹 | 軍曹?何むくれてるの? | |
裏桃華 | (ちぇっ、邪魔者が戻ってきやがった) |
タママ | ねえぐんそうさん、ほらぁお土産ですぅ | |
裏桃華 | あってめっ | |
冬樹 | わぁ〜「ワクドナルドのハンバーガー」 ありがとう西澤さん |
冒頭にもちらっと映っていたが、Macdo..を反転してWacdo.. バーガーとポテトが4つずつ |
桃華 | いえ、ほんのつまらないものなんですけれど、お肉は最高級松坂牛、 ポテトは今朝堀りたてをアイダホから空輸した西澤店特製のもので | |
夏美 | 西澤店?西澤さんちってハンバーガー屋さんなの? | |
タママ | ももっちのお屋敷の中にワクドナルドのお店が建ってるんですぅ | |
冬樹・夏美 | は? | ケロロまだまだどす黒いまま |
タママ | その他にも、おもちゃ屋さん、ケーキ屋さん、コンビニなんかがあって たいていのことはお屋敷の中で事足りちゃうんですぅ |
画面は西澤家の敷地内の回想モード ひらがなで「わくどなるど」の看板しかも「ドライブスルー」も有り おもちゃ屋「TOY」「Fancy Toys PEACH」 ケーキ屋「Peach Sweet's」 コンビニ「サンセット」 花屋「PEACH'S Flower」 ?「ピーチガーデン」 |
冬樹 | 西澤さんて | |
夏美 | もしかして、桁外れのお嬢さん? | |
桃華 | いえ、そんなことより、ふゆ、ふゆ… | |
タママ | 軍曹さん、これでも食べて機嫌直してください | もはや、気力の抜けきったケロロの手を取るタママ |
ケロロ | どうやって食べるの、これ こお、あっこう? | |
夏美 | わざとらしいことすんじゃないの。ほらっ | ケロロの口にハンバーガーをねじ込む夏美 |
ケロロ |
ほげごよっ こっこれは〜 めちゃうまか〜 さすがは最高級松坂牛たい〜 |
|
タママ | でしょでしょ〜 | |
ケロロ | ど〜れ、こっちのポテトは〜 あ〜ん | |
桃華 | ふゆっふゅ | |
ケロロ | うお〜これはさらにうまか〜 外はカリカリ中はホクホク、最高、最高〜 | |
冬樹 | これじゃ会議にならないよ | |
夏美 | はいはい、ポテトは全部あげるから、あっち行ってなさい |
裏桃華 | (て〜こいつらのペースに巻き込まれてたら拉致があかねぇ。一発 根性見せろよ桃華〜) | |
桃華 | あのっ、 | |
冬樹 | ん? |
さりげなく、ホワイトボードの議事が進行している |
桃華 | ふっふっ、ふゆっ…浮遊する謎の飛行物体は存在するんでしょうか! | 桃華の背後で浮遊する、タママ、ケロロ |
冬樹 | それはまあ、軍曹たちが現に使っているしね。 | |
桃華 | (そうですよね) でもそうじゃなくて、私が言いたいのは、ふゆっふゆっ… 冬はやっぱり鍋ですよね〜ってぁ | いきなりテーブルの上で鍋物をはじめるケロロ達。具沢山だ。 |
夏美 | 何やってんのよ | 夏美、テーブルごとケロロ達を撤去 |
桃華 |
ふゆふゆふゆ、冬来たりなば春遠からじ、冬将軍の将軍って
いったい何なんでしょうねぇ、ふゆ〜が攻め込んでくるって感じ?
でも今そもそもふゆ〜じゃないし
鍋だったら私ふぐが好きなんですけど… (もうだめ、絶対冬樹君に変な子だって思われてる) …鯨のハリハリ鍋も今となっては希少価値ですよね。でも やっぱり王道といえばシャブシャブで、 あのわたし ぐわっ |
玄関から、「宇宙生物」の生き残りがやってきて、ホワイトボードに潜む。 さらにホワイトボードの議事が進行している 外へも連れ出さないホワイトボードの後ろから「宇宙生物」が現れ、凶悪な目を光らせる。 ケロロ達は、夏美に殴られて巨大なこぶを作っている |
桃華 | 冬樹君、危ない! | 「宇宙生物」の触手が冬樹に伸びる |
裏桃華 | でりゃ〜 | 裏桃華「宇宙生物」に連続パンチをあびせKO |
桃華 | はっ冬樹君大丈夫? | |
冬樹 | あっありがとう西澤さん | |
桃華 | よかった〜冬樹君 っては、言えた… |
ホワイトボードの裏に
建築雑誌「Ga」? |
冬樹 | えぇ? | |
桃華 | あぁ | |
タママ | き〜ちゃった聞いちゃった、今ドサクサに紛れてももっち、 「冬樹君」だって〜 | |
ケロロ | ちぇっ、ついに言っちゃったでありますかぁ、 さりげなく邪魔してたでありますのにぃ | |
桃華 | てめぇら、(殴打乱打…) | 家がゆがむ。このシーンは絵的に引きを取るために玄関先がT字路で、 向いの家は無い。 |
タママ | 軍曹さん、今度は家にも遊びに来てですぅ | 包帯でぐるぐるまきの、タママ、ケロロ |
ケロロ | 絶対いくであります。社交辞令では済まさんであります。 | |
桃華 | それじゃあお邪魔しました | |
夏美 | さよなら〜 | |
冬樹 | なんか対策会議てわりにはほとんど実りが無かったような |
ナレーター | だが、桃華にとっては大いに実りある一日だったことは言うまでも無い | |
桃華 | 冬樹くん(はーと) | またまたサイレント映画風字幕のインサート |
次回予告 |
タママ |
タママですぅ〜 世の中新学期っすねぇ 新しい学年はどおすか? 新しい学校の人も居るんですよねぇ、どぉすか? 社会人の皆さん、どぉすか? 就職決まってない人はピンチだなぁ 皆さん死なない程度にがんばってくださいねぇ |
ケロロ |
そんなことより次回は我輩のピンチっすよぉ ケロロ 危険臨界点突破 であります と ケロロ 極秘任務開始 であります の二本立てっすよ、げっげ〜ろ〜 |
■ゲストキャラの声優解説
第一回宇宙人特別対策会議
議題
いかにして地球人と宇宙人が共存していくか
日常生活で気をつける事
・学校には☆絶対☆連れて行かない
(トラブルを避けるため)
⇒外にも連れ出さない!
・常に油断しないように注意すること
・掃除当番は必ず守らせる
・プラモデルはほどほどにさせる
・なでるとよろこぶ
| Index| Prev34 Next| |
文:唐澤 清彦 | コマ送り!ケロロ軍曹@からから亭 |