コマ送り!ケロロ軍曹@からから亭 | | Index| Prev34 Next| |
日向家に居候(?)する侵略宇宙人「ケロロ」は地下室をもらう
宇宙人の私生活空間とは
話は戻って、ケロロと日向家の遭遇のいきさつ
第1話(前) 我輩がケロロ軍曹 であります |
脚本:池田眞美子, 作画監督:小栗寛子/西田亜沙子, 作画監修:追崎史敏, 音響効果:かげやまみつる, 絵コンテ:佐藤順一, 演出:山本裕介 |
ケロロ | ゲロゲロゲロゲ… ペコポン人どもめ 今こそ我輩の力を見せ付けてやるであります 我輩こそは宇宙にそのひと有りと恐れられた ケロロ軍曹であります |
リビングの時計は3:55分 太陽の向きを考えると玄関が南、リビングは北。 ケロロ掃除機を手に登場 |
サブタイトル | 我輩がケロロ軍曹 であります | 夏目漱石の小説「吾輩は猫である」に似ている |
ケロロ |
ケロっ(チャキ〜ン) ペコポンの最新兵器 省エネエコロジー掃除機「すいとーる君」を扱わせたらこの宇宙でもはや我輩の右に出るものはいないであります |
ケロロの瞳に「ニュータイプの閃光」が走る 紙ごみに「ゴミ↓」の書き文字 ゴミと共に「書き文字」まで掃除機に吸い込まれる ブルーの掃除機に「隊長ツノ」がそこはかとなく「グフ」っぽい |
ナレーター | 宇宙最強掃除ガエル伝説 | 「北斗の拳」の「世紀末救世主伝説」風か? |
夏美 | うん? | |
ケロロ | あっ | |
夏美 |
うああ〜 いやったらあ〜 |
学生カバンと買い物袋を落とす夏美。袋には「ジャガイモ、にんじん、シチューのルー」
ルーの箱には「○RR」と書いてある(ケロロ印?) 掃除機が夏美のスカートを吸い込む |
ケロロ | 夏美どのお帰りなさいであります | |
夏美 | スイッチ、スイッチ切りなさいよ | |
ケロロ | はっ、スイッチでありますか? しかし〜 | |
夏美 | 早くしてよこのボケガエル〜! | |
ケロロ | なっボケガエルとはあんまりであります | |
夏美 | いいわよもう自分で切るから | 「スイッチは ココだ!!」の書き文字。(マンガの雰囲気を出したいためか、全編にわたって書き文字が多い) |
ケロロ | させるかぁ! |
…といえばアムロorシャア(機動戦士ガンダム)の名セリフだが、
初出は第2話「ガンダム破壊命令」のシャアのセリフとして。 以後、第3話「敵の補給艦を叩け!」ではリュウが、アムロが言うのは、やっと第13話「再会,母よ…」になってから だが、バリエーションとしての「こさせるかっ」なら第2話に出てくる。 |
夏美 | しまった | |
ケロロ |
掃除はまだ終わっていないであります ゲロロっ! すいとーるくんにまさかこれほどの戦闘力が有ろうとはぁ! |
夏美のスカートを吸いまくるケロロと足でスイッチを切ろうとする夏美の攻防。 朝っぱらから子供の見る番組で大胆な描写(笑) |
冬樹 | うあっ たいへんだ、軍曹が危ない | |
ナレーター | 説明しよう 彼は日向冬樹 ケロロ軍曹から預かったケロボールの瞬間移動機能を使って ケロロ軍曹を助けようと言うのだ | |
冬樹 | ただいまっ | |
夏美 | もらった | 夏美の蹴りがケロロの顔面に炸裂。スカートはがっちり押さえてパンツは見せない(笑) |
冬樹 | 瞬間移動! | ケロボールのボタンをぽちっと |
ケロロ | (声にならない悲鳴) | 青白い火花と「10000V」の書き文字 |
冬樹 | あぁっ | 「ごめん」の書き文字 |
ナレーター | 終了 | |
冬樹 | ごめん、また間違えちゃった 瞬間移動はこっちで、電気ショックがこっちで、じゃなくって、あれ、あれれ |
ケロロをツンツンする夏美 黒焦げのケロロの体に「終了」の書き文字がちらちら舞う |
ケロロ | 冬樹どの気をつけて欲しいであります そのケロボールはペコポンを丸ごと吹っ飛ばす事もできるのでありますからな | |
冬樹 | うん | |
ケロロ | さ、わかったらさっさと我輩に返却するであります | |
夏美 | そんな物騒なものあんたに渡せるわけ無いでしょ これまでどおりこっちで預からせてもらうわ それよりあんた、お風呂の掃除もまだなんでしょ さぼってたら夕飯抜きよ | ケロロの親指が見える。ちゃんと「五本指」らしい |
ケロロ | ゲロ、夕飯は何でありますか? | |
夏美 | うふ、ビーフシチューよ | 自慢げに胸を張る夏美 |
ケロロ | やった、夏美どののビーフシチューは最高なんであります。 気合を入れてピカピカにするであります | うれしそうに踊るケロロ |
秋 |
ふう、ケロちゃんどうしているかしら ただいま〜 |
さっそうとバイクに乗って登場。赤い革ジャン、フルフェイス、
バイクの車種はホンダCBR1000RR(作者吉崎氏の憧れのバイクだそうだ
cf.) |
夏美 | お帰りなさいママ、今日は泊まりなんじゃなかったの? | |
秋 | 吉崎先生の原稿が早く上がったのよ ケロちゃんは? |
吉崎先生は「ケロロ軍曹」の原作者 このカットでは、玄関は「北西」だ。 |
夏美 | 風呂掃除 | |
秋 | あら、ビーフシチューね | |
夏美 | お肉が安かったから | |
秋 | 夏美、いつも感謝してるわ | 料理中の娘に抱きつくのは危ないですよ。 |
夏美 | ママったら |
ケロロ | えっ我輩に部屋を?まじすか〜 | 「感激」の書き文字と花のバック |
夏美 | 反対、反対、断固反対 | 「断固反対!」のプラカード |
秋 | あら家族なんだから当然じゃない | |
夏美 | 家族って、一応侵略者って設定なんだけれど | 時計は5:10頃 |
秋 | それにどうせ一部屋空いているしね。 | |
冬樹 | えぇ、うちに空いている部屋なんてあったっけ? | |
ケロロ |
我輩専用の部屋〜
専用、それは軍人のステイタス 専用、それは通常の三倍の能力ぅ〜 ここを拠点に情報を収集し侵略への足がかりとするであります そうまさに前線基地 夏美どの、我輩の部屋が完成したあかつきには、優先的に招待して差し上げるであります。 召使としてなぁ どぁああ |
「通常の三倍の能力」といえば、シャア「専用」モビルスーツ 踊るケロロの額から黄金の「隊長ツノ」が生える |
夏美 | ママの決定には逆らえないわ でも変なもの持ち込んだりしたら許さないから | 夏美の蹴りを食らって壁にめり込むケロロ |
ケロロ | おいおい、嫉妬かよ (声にならないうめき) | 顔面をぐりぐりと足蹴にされる |
秋 | こっちよ 隠してたわけじゃないんだけどね〜 ほらここよ | ママの話を聴く二人の後頭部にでっかい汗 地下室への入り口を開けるママ(原作ではケロロの部屋は1Fにある) |
冬樹 | こんなところに部屋が | |
秋 | 隠してたわけじゃないのよ | |
夏美 | 思いっきり隠し部屋でしょ、これ | |
ケロロ | 高まる期待が抑えきれないであります ケロロ〜素晴らしい物件であります | 暗い部屋には荷物がいっぱい。 |
秋 | でしょでしょ、好きに改造しちゃって良いからね〜 もう、ぐちょぐちょどろどろにね〜 宇宙人のプライベートルームなんて滅多に見られるものじゃないわ〜 ケロちゃんの秘密に満ちた私生活空間を見せて頂戴 | |
夏美・冬樹 | それが狙い? | |
秋 | ねとねと・にちょにちょ・ぐちゃぐちゃ… | |
ナレーター | 母、日向秋は、少年マンガ誌の編集者である。 宇宙人の生活に興味を持つのは、その職業ゆえの使命感なのだと…思う。たぶん。 | |
ケロロ |
この適度な湿度はどうだ お肌もツヤツヤでありま〜す |
部屋には「桐たんす」「広島みかん」 「じめじめ」の書き文字 |
冬樹 | でもなんかへんなオーラを感じるような | 夏美がもの凄い「じと目」 |
秋 | 気のせいよ | |
夏美 | うう、急に肩が重くなったんだけれど 何、どうして? |
夏美の肩に一瞬「うがっ」という書き文字 点目になる夏美 |
秋 | さ、ケロちゃんのお部屋だから行きましょ | 這って逃げる夏美 |
ケロロ | け〜ろけろけろけろ、げーろげろげろげけろ 冬樹殿 | |
冬樹 | なに | |
ケロロ | ケロボールの貸し出しを希望するであります | |
冬樹 | えぇ? | |
あれには我輩の私物も収納してありますゆえ | ||
冬樹 | わかったよ、ねえちゃんには内緒だからね、悪用しちゃダメだよ | |
ケロロ | かたじけないであります げ〜ろげろげろげろ、こいつは予想外の大収穫であります。 敵にみすみす拠点を与え、あまつさえケロボールまで渡すとは 愚かなりペコポン人、これさえあれば… は、これは悪用しないであります。 冬樹どのとの約束であります。 | |
幽霊 | (泣き声) | |
ケロロ | ゲロ?おっ? | 壁に変な人型のシミが… |
秋 | 昔ね この土地には罪人を閉じ込める部屋があったんですって | ソファにうつぶせに倒れている夏美 |
冬樹 | えぇ? | |
秋 | そこに無実の罪でとらわれた少女がいてね その怨念が今でも下の部屋に残っているって話なんだけどね〜、 ま、気にすること無いわよ | 座敷牢につながれる少女 |
夏美 | 気にするわよ! | 時計は7:05 (部屋の話が始まって約二時間経過) |
秋 |
でも、そんなことでもなければ今時都心の一戸建て*
なんて買えるわけ無いじゃない それに宇宙人には地球のうらみつらみなんて関係ないしね。 今頃きっとぐっちょんぐっちゃんの、ねっちょんねっちょんの… |
・秋の空想の中の軍曹はクモ型宇宙人 * 秋は「都心の一戸建て」と言っているが、 この家のすぐそばにはかぶと虫の取れる雑木林などがあって 「都心」と呼ぶほど都会でもなさそうである。 |
冬樹 | もしかしてさっき感じた変なオーラは…悪霊?! 軍曹! | |
秋 | あ、なになにぃ | |
冬樹 | やっぱりその部屋は危険なんだよ 危険だよ、出てきてよ軍曹、ねえ、軍曹ってば う〜ん、だめだ開かないよ 閉じ込められちゃったのかなぁ | |
秋 | 三人で引っ張るのよ せ〜の | |
三人 | うああ! | 突然開く扉 |
ケロロ | うん? これはこれは皆さん、お揃いでようこそ |
Mac風パソコン(ただしリンゴ印の替りに★印)を操作するケロロ(原作では本物のMac) ヘッドフォン(オーディオテクニカ ATH-W1000)で 音楽を聴きながら)ネットしてくつろぐ。室内なのになぜかサングラス。 |
三人 | は、えっ、はっ、あぁ… |
ドアの右に空気清浄機 ドアの左にガンプラ棚。 もとからあった電灯のスイッチは高い位置にあるが、 ドアホンはケロン人の身長に合わせて低い位置に取り付けられている。 |
夏美 | 何よこの部屋 |
豪華なオーディオセット アナログプレイヤー、CDプレイヤー、アンプなどすべて実在で「Stereo Sound誌」の 表紙常連みたいな高級モデル。 CDは「dCS Verdi La Scala (\2,080,000)」 AVアンプはセパレート「KRELL Showcaseシステム5 (\1,600,000)」か テーブルタップも高級品。電源コードは極太。 AV系はビクターのプラズマTVを中心に 5.1chスピーカーは メインがSX-L9、 センターがSX-LC33、 リアがSX-L33(いずれもビクターの2004年現行モデル) |
冬樹 | 凄いじゃないか |
ガンプラ棚は上から「未開封プラモ」ドムの箱が多数 「ドム三体(ジェットストリーム・アタック仕様)」「ガンダム」 「塗装(乾燥)中のザクのパーツ」「エアスプレー」「ガンダム記録全集4冊」 「部品などのストック」 壁面にマガジンラック 「WA**」「NOMOマガジン」「How to GUNPLA」「HOBBY●」「Audio ACCESS」「AV REVIEW」 …すべて実在の雑誌のパロ |
秋 | ぐっちょんぐっちょんじゃ無い |
テーブルにトロピカルドリンク、ヘッドフォンアンプ パソコンの下にDVD雑誌 |
夏美 | だいたいどうやって集めたのよ |
秋の後頭部に「がっかり…」の書き文字 「ザク」の壁掛け(これは欲しい) |
ケロロ | ケロボールがあれば簡単に造れるであります | |
夏美 | ケロボール?! | |
ケロロ | げっろ〜 でもすぐに返すであります | |
夏美 | 冬樹〜 | |
冬樹 | いいでしょ、悪用しなかったんだから | |
ケロロ | すりすりすり | |
夏美 | 私の部屋より良いってどういうこと | 「ブツブツ」の書き文字が点滅 |
ケロロ | ま、このくらいはケロン星では当たり前であります おやあ、どうしたでありますか夏・美・ど・の | |
夏美 | 羨ましくなんか無いんだから | |
ナレーター | 本当は羨ましい夏美であった | |
夏美 | ばらさないでよ | |
ケロロ(歌) |
♪うっう〜
やっぱり都会人として
快適に暮らすには
ネットにe-mailは当たり前
CD聞くならコンポはちょっとできればこだわってプレイヤー
歌はもちろんアフロシンガー、ダンスマン ゲロゲロゲロゲロ、良きかなよきかな |
背後に「かいてきせいかつ」の文字 背景に「DS?」「メガドライブ」「PSX」「Mac」 「PS2ソフトのガンダム」「プラモ・RX78-2」 「コンポのラックはTAOC(?)」「アフロのCD」 背景の「かいてきせいかつ」の文字が「怪てき」に変化して 幽霊が現れる |
三人 | うあ〜 | |
ケロロ | おやぁ、どうしたでありますか | |
秋・夏美 | きゃ〜 | 幽霊のアップで逃げる秋、夏美 |
ケロロ | せっかくだからもう少し寛いでいったらどうでありますか | |
冬樹 | 宇宙人の次は幽霊!すごいや! | 「ビバ!オカルト」の書き文字。背景に「雪男」「UFO」「ツタンカーメン」「モアイ」 |
全員 | (大騒ぎ) | |
ナレーター | これは日向家の何気ない日常の一こまである ケロロ軍曹と日向家の出会い、それは数週間前にさかのぼる 詳しくは後半で チャンネルはそのまま |
第1話(後) ケロロ大地に立つ であります |
脚本:池田眞美子, 作画監督:小栗寛子/西田亜沙子, 作画監修:追崎史敏, 音響効果:かげやまみつる, 絵コンテ:佐藤順一, 演出:山本裕介 |
サブタイトル | ケロロ大地に立つ であります | サブタイは機動戦士ガンダム第一話「ガンダム大地に立つ」のパロ |
ナレーター |
それは数週間前のことであった 地球は突然謎の地球外生命体に襲われた 空を覆い隠すUFOの群れ 残酷にして冷酷無比な○○ 逃げ惑う人々 圧倒的な科学力の差 警察も防衛軍もなすすべも無く破れ去り… |
このシーンは冬樹の「オカルト脳」が見た夢の話。そこはかとなくハリウッド映画っぽい ・宇宙人の攻撃から逃げ惑っているのは皆金髪西洋人 ・金色の母船からエレベータで降りるケロロたち。オープニングでは「生身で大気圏突入」しているのだが ・地球人の攻撃をATフィールドで防ぐケロロ |
夏美 |
はっはっは、 はぁっっ! |
・なぜかスイカを抱えて走る夏美 ・ケロボールから発射された怪光線で、冬樹と夏美が吹き飛ぶ ・爆風で飛ばされる夏美は、1stガンダム第一話「ガンダム大地に立つ」で 「フラウ・ボウ」が飛ばされるシーンのパロ。ハロの代わりにスイカが飛んでいる。 |
冬樹 | 姉ちゃん! | |
夏美 | あたしのことは良いから逃げなさい冬樹 | 倒れる夏美。スイカ(=ハロ)がパックリ割れている |
冬樹 | でも | |
夏美 | あ、い、嫌… | フライングボードに乗ってケロロ登場 |
ケロロ | 死ね、であります | ケロボールからドロドロ光線 |
夏美 | きゃ〜 | |
冬樹 |
ねえちゃ〜ん |
冬樹 |
うわ〜、ねえちゃんがドロドロに まるで人間もどきかボアジュース うっうわ〜 ねっ、ねえちゃん、いまドロドロに |
ここで「目覚まし時計」の音 ・人間もどきは『マグマ大使』より ・ボア・ジュース→劇場アニメ『空飛ぶゆうれい船』より |
夏美 | 分けわかんない夢見てないで起きなさい | |
冬樹 |
は、夢? ねえちゃん、地球は常に宇宙人に狙われてるんだよ、 夢だって宇宙人が僕たちに見せているメッセージかもしれないんだよ、 疎かにしちゃいけないんだよ、 そういうわけだから もう五分 |
|
夏美 |
なっ
最後の手段を使うしか無いようね うわ〜っとおっ あんなところに宇宙人があぁ〜 |
「このねぼすけが〜」の書き文字 |
冬樹 | ほんと? どこどこどこどこどこ〜 | |
夏美 | うっそよ〜 ほら早く支度しなさいよ朝ごはんはできて… ん、んん? | |
二人 | ああっ… |
神々しい賛美歌 冬樹の部屋の地球儀とナスカの地上絵のポスターの間の壁がめくれ、ケロロが現れる |
ケロロ | ああっ… | |
夏美 | う、うそでしょ、こんなの… | |
ケロロ | なっ、 なぜ、バレタでありますか | |
二人 | しゃ、しゃべってる〜 | |
ケロロ | こうなったら、 | ケロロ、ケロボールを構える |
夏美 | う | |
冬樹 | ねえちゃん、危ない | 思い切り夏美を突き飛ばす冬樹、夏美はケロロに激突 |
ケロロ | げろっ! | |
ナレーター | 宇宙人捕獲 | 天井から吊るされたケロロ |
夏美 | なにこいつ | |
冬樹 | 宇宙人だってば〜 | |
夏美 | でも、日本語しゃべってたし。 あんたほんとに宇宙人? | |
ケロロ | ゲコッ、な、な〜にをばかな〜 我輩ちょっと発育過剰で、ちょっぴりおちゃめな、ただの蛙でありますぅ ペコポン侵略なんて考えてもいないであります ♪ケロロンケロロン… | |
夏美 | や、やっぱり宇宙人みたいね とにかく学校から帰るまではこのままにしておきましょう | |
冬樹 | う、うん | |
夏美 | あ、つうか、今何時? | |
二人 | もしかして | |
ナレーター | 遅刻 | |
夏美 | たいへん | |
冬樹 | 待ってよねえちゃん | |
夏美 | 待てない! | |
冬樹 | そんなぁ 行ってきます! |
ケロロ |
ゲロゲロゲロゲロゲロ
我輩を甘く見るなであります
やぎうぐが…はあ〜〜!
ゲコ
おろかなペコポン人 うぐぐ、ご、が、 おのれ、ペコポン人め、我輩をここまで追い詰めるとは このままでは済まさんであります |
関節をはずして縄抜けするケロロ… だが、ゆるんだ縄が首にかかって窒息(頭がでかいので) |
冬樹 |
これって宇宙人の秘密兵器かなぁ、 な、なに。 すごいや。 このボタンは何が。 うわぁ、浮いてるぅ。 このボタンは何が、 うわびっくりした… |
屋上でケロボールをいじる冬樹 ・怪光線が爆発、空中浮遊、 ・非常通信音が止まらなくなり、床にたたきつけて壊してしまう |
ケロンの母船に警報が鳴り響く |
夏美 | とにかく早く帰らないとね、 さよな、うう | 下校時間。校舎の時計は16:00 |
さつき | ねえ夏美、バスケ部はいんない? | |
夏美 | ごめんさつき、部活は無理なのよ | |
やよい | スポーツ万能の夏美だものさつきの気持ちも分かるわ | |
夏美 | やよいまで… | |
さつき | 夏美が入ってくれたら部員も集まるんだけどな… | |
夏美 | あたし家の事やんなきゃなんないから、 ごめんね | |
やよい | でも、それじゃあ恋もできないわね | |
夏美 | 恋って、相手もいないし、 ん、 | |
さつき | 恋なんざしたか無いわよね | |
夏美 | 何泣いてンの。 じゃ、今日は私急ぐから | |
やよい | うん | |
二人 | じゃあね |
夏美 |
あっはっは、あいつまだ居るかな… あ、あぁ、サブロウ先輩また学校サボったんだ |
走って帰宅する夏美。昼寝をするサブローを見つけ |
やよい(回想) | それじゃあ恋もできないわね | |
夏美 | あふ | 先輩と目が合い動揺する |
サブロー | ふっ | |
夏美 | (声にならない) | |
ナレーター | サブロウ先輩のことが好きな夏美であっ | |
夏美 | ばらさないでったら! |
夏美 |
なっなに… うあ〜! |
ケロロが玄関に仕掛けたトラップにかかり、天井から逆さづりになる夏美 スカートはしっかり押さえているが…(原作ではパンチラあり) |
ケロロ | ゲロゲロゲロゲロ 愚かなペコポン人め、ケロボールを返してもらおうか | |
夏美 | ケロボール? | |
ケロロ | とぼけるな! 隠すと為にならないであります | 夏美のひざに飛び乗るケロロ |
夏美 | な、なにするつもり | |
ケロロ |
知れたこと、尋問するであります この宇宙ヒルを全身に這わせて地獄の快感を味わせるであります |
ヌルヌルの宇宙ヒル(♂)登場(…どこから出した?) 子供向け番組では…(^^; |
夏美 | やめて〜 | |
ケロロ | 問答無用であります | |
ケロボール | う〜わたたたたたたたたた…、わた〜! |
ケロボールから繰り出される鉄拳 ・無数の黄金のガンダムパンチ、止めにハイパーハンマー(風) ・掛け声はもちろん「北斗の拳」 |
ケロロ | ひでぶ | 壁に叩きつけられるケロロ。奇声は「北斗の拳」より |
宇宙ヒル | たわば | ケロロの上に叩きつけられる宇宙ヒルの声。もちろん「北斗の拳」より |
冬樹 | あれぇごめん、ねえちゃんを瞬間移動させようと思ったんだけど | |
夏美 | ナイス冬樹 | |
冬樹 | あ、姉ちゃん、これ凄いよ、いろんなことが出来るんだよ | |
夏美 | それより早く降ろしてよ | |
冬樹 | あ、うん、待って これだな | 夏美を吊り上げているロープのリールのロックを無造作に外す冬樹 |
夏美 | うわぁ 気をつけてよぉ… | 当然、夏美は落下 |
冬樹 | ごめん | |
ケロロ | せいっ | ぷちにょろ(ムーミンに登場するニョロニョロを一つ目にしたもの)を放つケロロ |
二人 | うわぁ | |
ケロロ | ゲロゲロゲロゲロ ケロボールを取りもどせば、貴様らの命を奪うこともたやすいであります | |
冬樹 | ええ… | |
夏美 | ふざけた事をしたら承知しないからね、ボケガエル | |
ケロロ | ボケガエルではない! 我輩は「ガマ大星雲58番惑星ケロン星宇宙侵攻軍特殊先行工作部隊隊長ケロロ軍曹」 であります(エコー) | 長い… |
二人 | ケロロ・軍曹? | |
ケロロ | 我輩は四人の部下と共にペコポン侵略の前準備をしていたであります。 仲間が集結すればペコポンはもうわれらが手に落ちたも同然であります。 |
二人 | ああ… あっママだ、 | |
冬樹 | 逃げて軍曹、ママは動物嫌いなんだ | |
ケロロ | ママとやらが何者であろうと、軍人として逃げるなど! | |
夏美 | フンだ、ママにかかればあんたなんかカエル鍋よ | |
ケロロ | カエルなべ? | |
冬樹 | そんなこと! あ、でも前、インコが居なくなった日に疑惑の焼き鳥が出たことがあったね。 | |
夏美 | ふっふっふ、それかきっと車でぺったんこよ | |
ケロロ | ぺったんこ… | |
冬樹 | そんなことしないよ! あぁ、でも解剖とかなら… | |
ケロロ |
か、解剖…
我輩は軍曹であります!ママが何者であれ恐れるものではないであります つうか、これが有れば無敵だしね。 |
|
夏美 | そ、そうか、やっぱりまずいかも | |
冬樹 | ママ〜 | |
ケロロ | ドアが開いた瞬間にドロドロ光線をお見舞いするであります | 色々な作品に登場する光線で出典の特定できず |
冬樹 | そ、そんな | |
夏美 | ママ、来ちゃだめ〜 | |
秋 | ん? | |
冬樹 | 来ないで〜 | |
夏美 | ママ死んじゃうよ〜 | |
冬樹 | ママ、入ってきちゃだめ〜 | |
秋 | さては、また拾ってきた動物でも連れ込んでるな〜 | |
二人 | 危ないんだったら〜 | |
秋 | こら、あんたたち うぅ? | |
ケロロ | ゲロっ | |
ナレーター | インパクト | |
ケロロ | 死ねっ | |
ナレーター | アクション | |
ケロロ | ドロドロ光線 | |
ナレーター | 関連グッズ | |
ケロロ | げろっ、故障? やっば〜い | 秋に首根っこ鷲掴みにされるケロロ |
冬樹 | ごめんなさいママ、今すぐ捨ててくるから命だけは助けてあげて 解剖しないで、車でぺちゃんこにもしないで、お願い 軍曹はただのカエルじゃないんだ、宇宙人なんだよ ぼく、軍曹とは、友達になれると思うんだ | |
ケロロ | と、友達… | |
冬樹 | そうだよ、僕たちは友達だよ、軍曹 | |
ケロロ | 冬樹どの | |
秋 |
いいじゃない、あなた最高よ うちの雑誌の新しい連載マンガのキャラにもぴったり ず〜っとここに居ていいわ |
「むぎゅっ」という効果音とともに豊満な胸に抱かれるケロロ 窒息しそうに… |
ケロロ | そ、それじゃあ解剖は | 秋ママの胸の筋肉割れてます。筋トレ実施? |
秋 | やあねぇ、そんなことしないわよ、もったい無い | |
夏美 | なに、この展開 | |
冬樹 | よかったね、軍曹 | |
ケロロ | 冬樹殿 | |
冬樹 | 軍曹 | |
ケロロ |
冬樹どの〜 我輩が侵略者ということを忘れるなであります |
感動の抱擁…と見せかけて「バキッ」 冬樹を足蹴にするケロロ |
冬樹 | ひどいよ軍曹、友達なのに | |
ケロロ | は〜 それはそれ、これはこれであります | |
夏美 | ボケガエル… | |
ケロロ | いったん母船に帰還し、ケロボールの修理を済ませ、 再びこの地に舞い戻り、必ずや侵略の狼煙をあげて〜 あ、本体から通信であります | |
通信 | 本体より潜行部隊へ 同胞の一部がペコポン人と接触した模様、 すこぶる危険な状況である。 これに伴い、遺憾ながら本隊は一時ペコポン圏より撤退する。 諸君たちの救助は断念せざるを得ない、 健闘を祈る。 | |
冬樹 | どういうこと | |
夏美 | 仲間から置き去りにされたみたいね。 | |
ケロロ | お、お友達であります |
ナレーター | こうして、この日から軍曹は、日向家に正式に配属されたのだった | |
夏美 | こっちもね | |
ケロロ | は〜い、了解でありま〜す! | 掃除機をかけまくるケロロであった |
次回予告 |
ケロロ | ケロロであります 光のどけき春の日に つうわけで いよいよ我輩による 侵略の第一歩が始まったわけっすがどおすか ガンプラ作っていいすか 桜餅の葉っぱを捨てるのは邪道っすよ | チューリップのエプロン、フライパンとフライ返しを持つケロロ |
ケロロ |
そんなことより次回は
なぞの少女桃華と
タママ二等兵の登場っすよ 桃華&タママ 出撃! でありますと 桃華&タママ 日向家上陸 であります の二本立てっすよ ゲッゲロ〜 |
■ゲストキャラの声優解説
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文:唐澤 清彦 | コマ送り!ケロロ軍曹@からから亭 |