「フーテンシリーズ」
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「フーテンの灯」 1994. 6.23-26
ウイングフィールド(大阪・ミナミ)
突然崩壊した地下鉄駅に閉じ込められたサラリーマン・安田と松浦は、地下鉄の住人で あるフーテンのフーとテンに出会う。フーテンは、同じように閉じ込められた売店の売子、駅員、そして偶然居合わせた安田の家族と共に、全ての物を共有しあいながら生活することを主張するが、安田は、あくまで家族どうしの境界線にこだわろうとする。そんな中、この駅のどこかに怪物がいるらしいことが判明する。現実と幻覚の区別も分からなくなってくるような暗闇の中、人々の混乱は頂点に達し、なしくずし的に安田は一人怪物に挑むことになる・・・。
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「フーテンチョップ」 1995. 7. 7- 9
ウイングフィールド(大阪・ミナミ)
阪神大震災で家を失った安田一家は、避難所の公園でテント暮らしを続けていた。TV局の取材をうけた安田は、震災直後からの記憶を自分でも気付かないうちに失っていることに気付く。そんな中、安田はかつて自分と家族同様に暮らしていたと主張する二人のフーテン・フーとテンに出会う。彼らとの会話の中で、過去の自分は何物だったのか?、この家族は本当の家族なのか?と不安を感じ始めた安田は、紹介された精神科医のもとで記憶を取り戻す治療を始める。彼の悲しい過去が次々と明らかになる一方で 、メディアに祭り上げられた安田の元には、彼の家族になりたいという声が世界中から集まる・・・。
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「幸福の赤い紙フーテン」 1995.11.10-12
ウイングフィールド(大阪・ミナミ)
倒産寸前の製薬会社で怪しげな抗生物質・ホナペンタールを販売している佐久間は、 自分の辛い人生は、全て高校生時代の失敗に端を発していると考えていた。営業先の病院でにせ患者をしているフーテン・フーとテンに出会った佐久間は、彼らの紹介でその病院にあるという学校に入学し自分の人生を高校生からやり直すことにする。学校ぐるみのいじめや文化祭のシェークスピア、女教師との恋など高校生活を楽しむ佐久間。しかしながら、その間にも会社の状況はどんどん悪くなっていき、彼の社会復帰は不可能になっていく。そんなおり、学校に謎のウィルスが蔓延していることが発覚するが、その菌に対し彼の持つホナペンタールが決定的な力を持っていた!
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