Apple からリリースされた Mac OS USB DDK v1.4b6 をインストールすると UA-30 が認識されない事が多い。「サウンド」コントロールパネルの入力の項目に「USB Audio」が現れないのだ。Apple システム・プロフィールの「装置とボリューム」でも UA-30 が現れないことがある。Mac OS 9 Audio Update 1.1 によってインストールされる USB Audio Extension を入れると認識されるが前回と同じ症状が起きる。今のところ USB ドライバのバージョンが 1.3.x でなければ安定しないようだ。と思ったら、起動後 USB ケーブルを挿し直してやると良いようだ。でも面倒臭い。
その後 Mac OS USB DDK v1.4f1 と Mac OS 9 Audio Update 1.2 が登場したが症状変わらず。
Roland の「USBオーディオ・デバイスMacintoshへの対応状況」によると USB ハブ越しの接続に難ありと症状か報告されているが私の場合この現象はMac OS 9 以前の OS を起動した場合に起こる。OS 9 であれば私の使っているサンワサプライの USB-HUB05 では iMac 本体のポートに繋いだ場合と同じように使える。これはハブがマシン本体から電力を得るバス・パワードか自前でコンセントから得るセルフ・パワードかに依るのだろう。サンワサプライの USB-HUB05 はセルフ・パワード。
前回触れるのを忘れていたが UA-30 はサンプリング周波数 44.1kHz と 48kHz に対応しているが Macintosh では 44.1kHz でしか録音できない。すでに 48kHz にて保存されているサウンドファイルも UA-30 経由で再生しようとすると 44.1kHz として出力されるらしい。
で、Sound Sculptor II での音の取込みだがオーバーダビングした音が 0.5 秒程前にずれる。本体のサウンド入力ポートから音を取り込んだ場合はこの現象は起きない。Apple のドライバが悪いのだろうか、Sound Sculptor II の USB 入力との相性が悪いのだろうか。
ちなみに OS 8.6 に OS 9 の Mac OS ROM を移動させたら起動しなかった。Mac OS USB DDK v1.4b6 の ReadMe に「やるなよ」と記述があったのだがそう書かれると試したくなるのが人情ってもんでしょう? 避けておいた OS 8.6 の Mac OS ROM を戻してやって無事復帰。