今回は iCab の画像表示から。
iCab は <img> のアトリビュートで width とheight が指定されていない場合、Microsoft Internet Explorer の様に画像を読み込むまでページのレイアウトが定まらない。おそらく HTML を正確に表示するとこうなるのだろう。iCab 自体がかなり Internet Explorer を意識しているようだ。さすがにブラウザウィンドウの左に変なタグは無いけど。
画像の読み込み速度はその時の接続状況にもよるのでなんとも言えないが、結構速いような気がする。Netscape Navigator より読み込みを始めてからの転送の安定度は高いと思う。
さて、前回の予告通りコンテクストメニューだ。設定は Preferences... の Browser operation の一番下に有る。先ずはこれをご覧あれ。
"Mac OS Standard" を選ぶと control キー + クリックの時にしか現れない。"Automatically〜" を選ぶとプレスしてから指定した時間後に現れるし、すぐに出したい時は control キー + クリックも OK。
続いて実際のコンテクストメニューの画像。
一番上の「 Help 」を選ぶと、ヘルプファイルが無いので iCab Homepage へ行ってくれ、との旨の別ウィンドウが開く。
その下の「 Forward 」「 Back 」は分かると思う。
「 Page 」はこの様にページの再読み込み、保存といった操作を担当。
「 Frame 」の内容は「 Page 」と全く一緒。この二つは一緒にしても構わないような気がするが、ブラウザウィンドウ全面の「 Page 」とその要素としての「 Frame 」は別物ということか。
「 Link 」は <a> タグでリンクを張られた文字列をプレスしているとアクティヴになる。
「 Image 」は画像をプレスするとアクティヴになる。Netscape Navigator で「画像を読み込む」を選ぶとページ全体を表示し直すが、iCab の "Reload" はその画像だけを再読み込みしてくれる。"filter Image..." は特定の画像を読み込まないようにする。画像のサイズ（ width とheight。何 byte かでは無い）および画像の URL でフィルタリングできる。例えばバナー広告の様に必ず横長のもの等を無視するようにできる訳だ。
「 Background Image 」はその名の通り <body> タグのアトリビュート background で指定した BG 画像を開く。上の「 Image 」もそうだが、"Show In External Viewer" で他の画像ソフトで開く事もできる。この時起動するのは Internet Config、もしくはインターネットコントロールパネルで選択されているソフトなので良く使う画像ソフトを指定しておくと吉。
「 Orverview 」はページ内の移動に使う。"start of Page" "End of Page" はそれぞれそのページの頭とお尻に移動する。当然縦方向のスクロールバーの出ないページでは意味が無い。掛け線の下には、この場合「 contents Optional 」「 contents 1999 」「 contents 1998 」と表示されているが、これは見出し <hx> （ x には 1〜6 が入る）タグのところへ飛んでゆく機能。便利に使えそうな予感がするが、正しい HTML の書き方をしていないと意味が無いのか。文字の大きさを変える為だけに <hx> （しつこいけど x には 1〜6 が入る） を使っているとややこしいな。いや、それはそれで良いのかな。
「 All Links 」はそのページからのリンク先へ直行できる機能。ただし別ウィンドウで開きたい時は「 Link 」の方を使わねばならない。
そして一番下の「ファイルの内容で検索」「インターネット上を検索」は Mac OS 8.5 ユーザにはお馴染みの Sherlock。Microsoft Internet Explorer 最新版とどっちが早かったんだろう。因に iCab の Find...（ Edit メニュー -> Find... か コンテクストメニュー -> Page -> Find...）は日本語が効かないので使い物になりません。
ウゥッ、まだ終わりそうに無い。次も iCab です。
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