Black Out

BJ ドライバっつうか
ColorSync っつうか
要するに
ネットワークでプリント

イート伊藤のiMac日記
1998年10月21日掲載
1998年10月21日追加

 PIXELA というCANON の BJ プリンタシリーズのドライバを配付している会社から USB-> パラレルポート変換アダプタが発売されるが私の持っている BJC-455J 用のドライバは無いとのこと。泣いてしまいたい。けっこう売れた機種じゃ無いのか、このプリンタ。もうひとつ Ethernet -> LocalTalk 変換アダプタというものが有るそうだが外国製なので手に入りずらそうだよなぁ。

 そこではたと手を打つ。455J のプリンタドライバにはネットワークプリントの機能が有るじゃないか。久しぶりに取扱説明書を読むと Ethernet にも対応しているとの記述が有る。プリントする時に Macintosh を二台とも起動させておかなければならないが当面はこれでいこう。

 説明書によればプリンタと直接繋がっているマシンでは普通の「 BJC-455J 」というドライバを、そのマシンにネットワークで繋がっている方では「 BJC-455J (サーバ) 」というドライバをそれぞれアップルメニューのセレクタで選んでおけば良いらしい。うーんなんだかかっこいいぞと早速試すわけだ。

 プリンタドライバのインストーラは iMac 発売前に CANON のサイトからダウンロードした最新版を Zip ディスクに入れてあるので iMac にコピー。直接 Zip ディスクからインストーラを起動しても良いのだけれどそれだと時間がかかるからね。
 インストールは問題無く終了。MacOS 8.1 でも問題無いようだね。 6310 側で「 BJC-455J 」を改めて選択して共有設定を済ませる。 iMac で「 BJC-455J (サーバ) 」を選択すると 6310 で設定したサーバの名前が表示されるのでそれをクリックしてセレクタを閉じる。試しにクラリスワークスの書類を開いて印刷しようとすると、

エラーダイアログが出てプリントできない。またか !!

 何度説明書を読んで何度試してもダメ。エラーダイアログの内容が「 BJC-455J 用 ColorSync プロファイルが見つかりません」というものだったので初期設定の ColorSync 特性フォルダも確認したがちゃんとファイルは入っている。壊れたかなと改めてドライバのインストールしてもダメ。私の働いている店の POP を iMac で作ってあったのだけど一端 6310 にコピーしてからプリントという面倒な事をしなければならなかった。

 諦めて約一ヶ月後の1998年10月20日、 Mac お宝鑑定団の MacOS 8.5 report ページを見ていたら次のような記述が。

「 MacOS 8 になって ColorSync 特性フォルダは初期設定フォルダからシステムフォルダ直下に移動した」

 えぇっ、全く気が付かなかった。システムフォルダを確認すると Claris フォルダのすぐ下に有る。初期設定フォルダに有ったのは BJ ドライバのインストーラが作ったものだったのね。そういや iMac モニタのファイルが無いや。ちなみにシステムフォルダ直下の ColorSync 特性フォルダの iMac 内蔵以外のモニタのプロファイルは捨ててある。確かにそれをやった記憶は有るのに、システムフォルダ直下に有るという記憶が無い。あぁ、疲れてしまう。BJC-455J 用プロファイルを移動させたら何ごとも無かったかの様にプリントできた。 Macintosh 雑誌で MacOS 8 の特集を頻繁にやっていた頃、どうしても興味がわかなかったので飛ばしていたのがいけなかったな。

こうして人は大人になってゆくのね。

-----10月21日追加分-----

 Mac お宝鑑定団の MacOS 8.5 report ページに情報を寄せていた Kobayashi さんからメールを頂きました。

「正確には、システムフォルダ直下に移動したのは iMac版のMacOS8.1からです。(そして、OS8.5でも) 従来のOS8.1までは ColorSync 特性フォルダは初期設定フォルダにあります。」

 ありがとうございます。ほんとインターネットに繋いでいて良かったと思います。
 この Kobayasi さん 6310 + iMac + 455J + iomegaZip という構成で私と環境が一緒です。なんだか安心。なかなか 6310 ユーザっていないのよねぇ。

 

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