実況&分析マシュダ一家
2007.03.28棋王戦第5局 康光VS森内 手損角換り端歩四間
跳躍偶数番

2007.03.26女流名人戦第5局 中井VS矢内 相矢倉4-5アタック

王将戦第7局 囲碁将棋ジャーナル キムタコ解説
棋王戦第4局は不発でも重要局 手損角換り向い飛車で65角はあるか?



棋王戦第5局 康光VS森内 康光棋王奪取 No: 1855 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/03/28 Wed 23:40:40

涙ぐむのは何時以来であろう。短いようで長い一年。
いろいろあった。最初の十番勝負も棋王戦。
明日死んでもいいと思って見てきたのかしれない。
初めての最優秀棋士賞の重み。
煙が眼にしみるというナンバーはよく勘違いされる。
煙草の煙ではない。
月を山を谷を。
47角は素晴らしい。こう言う瞬間を共有できたライブの醍醐味。
そして燃え尽きる寸前の92手めの煙。失恋の歌より悲愴な回想。

棋戦:棋王戦第5局
先手:佐藤康光棋聖
後手:森内俊之棋王
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △9四歩 ▲2五歩 △9五歩 ▲7八金 △4二飛 ▲2四歩 △同 歩
▲同 飛 △8八角成 ▲同 銀 △2二飛 ▲2三歩 △4二飛 ▲4八銀 △3二金 ▲2八飛 △6二玉
▲7七銀 △7二玉 ▲6八玉 △3五歩 ▲7九玉 △3三桂 ▲1六歩 △2五歩 ▲1七桂 △3四角
▲8八玉 △2三金 ▲4六歩 △4四歩 ▲4七銀 △4五歩 ▲同 歩 △同 角 ▲5八金 △3四角
▲4六歩 △5二角 ▲3六歩 △同 歩 ▲同 銀 △4六飛 ▲4七角 △3四金 ▲4八飛 △3五歩
▲8三角成 △同 玉 ▲4六飛 △3六歩 ▲2一飛 △4五金 ▲4九飛 △4八歩 ▲3九飛 △4二銀
▲1一飛成 △2八角 ▲2九飛 △5五角成 ▲2四歩 △4六金 ▲1二龍 △5一銀 ▲4七歩 △3七金
▲2三歩成 △3八金 ▲7九飛 △4九歩成 ▲5六香 △4四馬 ▲3三と △4一歩 ▲1三龍 △3七歩成
▲2四龍 △3四歩 ▲6八金右 △4八金 ▲3五歩 △4七と ▲3四と △1一馬 ▲1三龍 △2一馬
▲4四と △6四歩 ▲5三と △7四角 ▲6三と △5八と ▲5一香成 △6八と ▲6一成香 △7八と
▲同 飛 △6九銀 ▲7一成香 △7八銀成 ▲同 玉

 以下最後まで指すと123手84桂まで。歩だけ駒台に4枚残して偶数番原理を象徴。そして後手にも最後は歩が2枚。後手本来の原理に還った。
敗因2は24手め35歩。位をふたつ取って勝った将棋は当家でも扱ったことない。
敗着は背徳手。背理三回で神様になれる。
森内は当家が中空三角理論を開発した動機を知っている。対羽生で千日手になった名人戦の中空理論から始まったのだから。その威力たるや丸山が順位戦で1時間で考えた手も瞬時に出したほど。何度も実況&分析で証明されてきた。今回の分析に従うと64歩がやはり登場し本譜より綾があった。中空三角理論50手め45歩は第一に83角成阻止。35歩には44金。56歩には64歩。57金には47飛成。54角打が主軸。52角と54角のデュアルペガサスの構図は初めてデザインする。先に54角が打てれば21飛阻止。先手が23飛なら46歩。以下金交換後に65角33飛成47角成同銀32歩。この歩が打てるのが31銀効果。53龍には62銀で追って握った手番で後手の切り札96歩。96銀に同角とできるのが52角+64歩の意味。99香の角取りには85桂。以下寄せ合いは124手め82桂で後手勝ち。その場合後手には一枚の歩も残らない。ナンバーは零に戻る。本譜83角成を許しては後手絶望。83同玉が酷すぎる。

先手勝因の裏工作は桂を渡さなかったこと。17桂は最後まで無事。この桂を渡すと極めて危険。端に桂を跳ねて相手に取らせない手法は前回公開したばかり。>No: 1805「最後に14歩効果。それは飛車交換後の13桂。これで先手は一番欲しい桂が取れない」
康光が奇跡の47角を発見した背景1はNo: 1842の昼の分析。「33桂+25歩変化は桂頭狙う36歩以下は34歩が駒アタリ奇数番3。壁銀で勝負だが47角打で後手が駒アタリ奇数番3を奪取。つまり先手は偶数番原理で指さないと方針破綻」
康光は端桂効果同様後手の手を逆に考えて47角打を導き出した。背景2はNo: 1839
以下森内は当家手順を避けたために54手めの駒アタリ偶数番2に進行駒アタリ偶数番2を取らされ一挙に奇数番原理破綻。以後は偶数番2の海で泳ぐ名人。
もともと後手が先手に強いたはずの偶数番地獄。
掘ったばかりの土を手にする感触は幼年時代へ至る。
強く握ると水がでてくる土。そこに還ることができる日。


50手め35歩? No: 1854 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/03/28 Wed 17:05:11

当家では敗着。森内なら形作り。加藤一二三の35歩最強手は背徳手。中空三角理論は連盟棋士間でいまだ破られたことがない。それでも後手負けだったので森内は控え室に従った模様。


後手逆転の構図 No: 1853 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/03/28 Wed 16:54:36

56歩には予定通り64歩が双頭手。
中空三角理論解体作業で飛車角交換後21飛には54角。
しかし先手が勝つ。分岐選択肢は先手が掌握しているため。


50手め森内考慮中 No: 1852 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/03/28 Wed 16:41:01

ひふみんは35歩らしい。中空三角理論では45歩。


47手め47角! No: 1851 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/03/28 Wed 16:34:54

見たことない。48飛の中空三角理論で強引に72玉を咎めに。34金なら48飛42飛に32歩が利く。同銀は83角成。同飛は25銀以下44桂。
よくもこんな筋が浮かぶ。語呂合わせも康光らしい。


43=66角は跳躍偶数番2 No: 1850 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/03/28 Wed 16:11:02

よってヒフミン変化では後手に簡単に逆行番を許すばかりか先手が駒アタリ奇数番1を強いられる。

先手:43=66角ヒフミン変化
後手:
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △9四歩 ▲2五歩 △9五歩 ▲7八金 △4二飛 ▲2四歩 △同 歩
▲同 飛 △8八角成 ▲同 銀 △2二飛 ▲2三歩 △4二飛 ▲4八銀 △3二金 ▲2八飛 △6二玉
▲7七銀 △7二玉 ▲6八玉 △3五歩 ▲7九玉 △3三桂 ▲1六歩 △2五歩 ▲1七桂 △3四角
▲8八玉 △2三金 ▲4六歩 △4四歩 ▲4七銀 △4五歩 ▲同 歩 △同 角 ▲5八金 △3四角
▲4六歩 △5二角 ▲6六角 △4四歩 ▲3六歩 △1四歩 ▲3五歩 △1五歩 ▲3六銀 △1六歩
▲2五桂 △同 桂 ▲同 銀 △1七歩成 ▲2六飛 △中断

48=15なら36で偶数番2だが15は後手のセンタク。


 No: 1849 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/03/28 Wed 16:00:41

どの辺まで進んだかと思ったらまだ41手め。しかも52角では大爆笑。
だって34手め双頭手の意味はソレっきゃないから。1時間使って当家分析の解説して頂いても飽きる。96地点補強。ところが64歩は康光の得意芸。自分の読みの裏をカクだけ。


34手め44歩 No: 1848 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/03/28 Wed 14:44:51

森内が康光の動機を裏切った。44歩は双頭手。


テイク5の前に指す康光 No: 1847 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/03/28 Wed 14:41:59

31手め長考で88玉。何も考えない時は玉移動か端歩。端がないので前者の自陣駒アタリ原理で。23歩クレてヤルからこっちはグレてやると。
加藤一二三第五変化が出る前に指すところが面白い。彼らは必ず第5まで読む。特に羽生は顕著。藤井はそれでいっつも負けてきた。
第五は端を使うので全面駆使。最終局ぐらい全駒使い切って見せようという意欲。


加藤一二三が四になった場合 No: 1846 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/03/28 Wed 14:30:32

3で気がついた模様。だから変化4で31=38金と言っている。
41=24角には32飛が双頭手。以下38飛成に39飛は49龍で先手負け。67角成が厳しいため。42龍は簡単に受かる。この変化では駒アタリ偶数番4さえ出てこない。変化4で肝心な四が来ないのではダメ。


康光長考中 No: 1845 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/03/28 Wed 13:58:44

指し手変化をコマゴマ読む必要ない。上記変化は森内が間違いなく逆行奇数番1を取る。中原も同様。>対谷川棋聖戦
それが名人の系譜。どうやったら逆行奇数番1を阻止し偶数番が取れるかを見るだけ。後手の手を利用するなら跳躍偶数番4。4は康光は羽生相手に失敗したばかり。


加藤一二三の場合は41手め33角が駒アタリ偶数番2 No: 1844 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/03/28 Wed 13:51:00

加藤一二三の場合は41手め33角が駒アタリ偶数番2

30=35歩を双頭手扱いにしても実質歩得で押さえ込みを狙った逆行奇数番1。角打が歩得だけでは後手不満。

以下加藤一二三手順。

先手:加藤一二三
後手:森内
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △9四歩 ▲2五歩 △9五歩 ▲7八金 △4二飛 ▲2四歩 △同 歩
▲同 飛 △8八角成 ▲同 銀 △2二飛 ▲2三歩 △4二飛 ▲4八銀 △3二金 ▲2八飛 △6二玉
▲7七銀 △7二玉 ▲6八玉 △3五歩 ▲7九玉 △3三桂 ▲1六歩 △2五歩 ▲1七桂 △3四角
▲4六歩 △2三金 ▲4七銀 △2四金 ▲3六歩 △同 歩 ▲同 銀 △3五歩 ▲2五桂 △同 桂
▲3三角 △投了

41手め33角が駒アタリ偶数番2。ところが31=逆行駒アタリ奇数番1に35=新規駒アタリ奇数番1はない。理由は簡単。上記手順は後手の権利が徹底無視されているため。


22-28 No: 1843 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/03/28 Wed 13:33:54

22=56角阻止兼用双頭手。
23=77銀からの緩手連鎖。
24=35歩。杉本なら絶賛。当家は贅沢手認定。
25=79玉。宿借り式退散。
26=33桂。大爆笑。初期変化と考えることが全く同じ。
27=16歩。先手待望の2-2構造。
28=25歩。後手期待の跳躍駒アタリ奇数番1。
次に17桂が駒アタリ偶数番2となるので双方原理通り。
ここで95歩に戻す。先手から96歩が突けたら痛快。同歩には95歩。
康光は羽生の94歩に泣いたが今度は95歩で憂さ晴らし。


先手が偶数番原理で No: 1842 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/03/28 Wed 13:14:43

16=逆行奇数番1
17=最強は駒アタリ偶数番2。
21=康光長考。56角は駒アタリ奇数番1。これは33桂+25歩変化でも同様に1。33桂+25歩変化は桂頭狙う36歩以下は34歩が駒アタリ奇数番3。壁銀で勝負だが47角打で後手が駒アタリ奇数番3を奪取。つまり先手は偶数番原理で指さないと方針破綻。
56角第一変化は54角26飛に33金が駒アタリ奇数番1で後手の奇数番原理主導。歩損はなく27歩から飛車殺しで先手不本意。68玉は先の33桂変化で壁銀が怖いと康光。だからこそ77銀緩手となった。疲労より王将戦からの2連敗が自身喪失になってしまうのが怖い。
しかし偶数番原理で指すなら妥当な判断。最強は後手の奇数番原理迎撃だったがすでに二度のチャンスは見送られた。


棋王戦第5局 手損角換り 端歩四間 跳躍偶数番2 No: 1841 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/03/28 Wed 12:40:35

全ては95歩の解釈。
「後手が先手に奇偶反転を強いているのが6手め95歩の正体」
2006.09.27王座戦第3局 康光VS羽生 端歩四間

よってこれを緩手認定するもしないも先手の権利。
森内は歩二枚で後手。95歩を指した理由は上記第一分析通り。

No: 1687「6手め95歩は棋王戦挑戦者決定戦第2局実況&分析で当家が深浦の敗着と早々に断定した手」>No: 1614

15手め23歩は棋王戦第2局で後手番の康光が想定した手。後手の駒アタリ奇数番1を偶数番2にする跳躍手。この1手で34歩も飛車アタリ。42飛は逆行奇数番1。後手が先手に強いた奇偶反転を互いに認めたことになる。この理由で23歩を打つと制権理論の序盤で後手は先手に優っている。
加藤一二三はこの23歩が狙われると明解に述べてニギリを注文。
四五六は当家の注文。6は贅沢でもせめて5まで見せていただきたいと。6は当家変化で既出。彼らは以前パスした。


2007.03.26女流名人戦第5局 中井VS矢内 相矢倉4-5アタック No: 1840 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/03/26 Mon 18:39:18

2007.03.26女流名人戦第5局 中井VS矢内 相矢倉4-5アタック
112手め52金打てと控え室。62金打λエックス変化102と雲泥の差。生飛車と龍の違い。中井相手に後手番矢倉で矢内初防衛は文句ナシ。
▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀 ▲5六歩 △5四歩 ▲4八銀 △4二銀
▲5八金右 △3二金 ▲7八金 △4一玉 ▲6九玉 △5二金 ▲6七金右 △7四歩 ▲7七銀 △3三銀
▲7九角 △3一角 ▲3六歩 △4四歩 ▲3七銀 △6四角 ▲6八角 △3一玉 ▲7九玉 △4三金右
▲8八玉 △2二玉 ▲1六歩 △9四歩 ▲2六歩 △8五歩 ▲1五歩 △7三銀 ▲4六銀 △7五歩
▲同 歩 △4五歩 ▲3七銀 △7五角 ▲7六歩 △6四角 ▲2五歩 △7四銀 ▲4六歩 △同 歩
▲同 角 △4四歩 ▲3五歩 △同 歩 ▲4五歩 △4六角 ▲同 銀 △4五歩 ▲同 銀 △6四角
▲3七角 △同角成 ▲同 桂 △6四角 ▲4四歩 △同 銀 ▲同 銀 △同 金 ▲7一角 △3七角成
▲8二角成 △同 馬 ▲4八飛 △4五歩 ▲5五歩 △3七角 ▲4七飛 △5五角成 ▲2七飛 △3四金
▲5七飛 △6四馬引 ▲5一飛 △4三銀 ▲2四歩 △同 歩 ▲1四歩 △同 歩 ▲同 香 △同 香
▲2三歩 △同 金 ▲5三銀 △7三馬引 ▲4一飛成 △3二銀 ▲4二龍 △5五香 ▲4七飛 △7一馬
▲5二銀成 △5八香成 ▲4一成銀 △6四馬 ▲5一龍 △5三馬行 ▲7五歩 △5五桂 ▲2七飛 △6七桂成
▲同 飛 △4一銀 ▲同 龍 △3二銀 ▲8一龍 △7五銀 ▲2六桂 △3三金引 ▲1四桂 △同 金
▲2六桂 △1五金 ▲3四香 △2六金 ▲3三香成 △同 玉 ▲7二龍 △5二香 ▲6五金 △同 馬
▲同 歩 △8六歩 ▲6四歩 △8七歩成 ▲同 金 △8五金 ▲6三歩成 △9五桂 ▲1一角 △3四玉
▲投了
140手で後手の勝ち


69手め71角? No: 1839 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/03/26 Mon 16:32:18

65手め44歩が駒アタリ偶数番2でさすが中井だったが69手め71角は康光なら敗着級と言う。仮想駒アタリ偶数番ではヌルイ。48飛ならば駒アタリ偶数番2。以下47歩が後手が初めて取らされる駒アタリ偶数番2のために先手は逆転の可能性があった。同歩同飛に72手め46歩で角筋が止まる。そこで71角を打てば先手が駒アタリ偶数番2を取れた。何が違うかと言うと同じ飛車捨てるのでも45桂と跳べるか跳べないか。
69手め71角のおかげで35角λエックスの三連プレーもオジャンに。


相矢倉4-5アタック成立の背景 68角奇偶反転 No: 1838 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/03/26 Mon 16:15:19

相矢倉4-5アタック成立の背景 68角奇偶反転

68角を奇偶反転と見るのが当家分析。だから5thアタックが成立。
先手の敗因は39手めから再考察。96歩で84銀を誘った場合から。96歩に今度75歩は最後に97玉と逃げられ寄せあい負け。3-6アタックでは先手の68角を有効手にしてしまう。84銀なら74銀がないために65歩が突ける。

サンプル1
日時:2006/02/13
棋戦:棋聖戦
先手:谷川浩司
後手:中原誠
▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △8四歩 ▲6八銀 △6二銀 ▲5六歩 △5四歩 ▲4八銀 △4二銀 ▲5八金右 △3二金 ▲7八金 △4一玉 ▲6九玉 △5二金
▲7七銀 △4四歩 ▲7九角 △3三銀 ▲3六歩 △3一角 ▲6七金右 △7四歩 ▲3七銀 △6四角 ▲6八角 △4三金右 ▲7九玉 △3一玉 ▲8八玉 △2二玉
▲2六歩 △9四歩 ▲1六歩 △8五歩 ▲1五歩 △7三銀 ▲4六銀 △7五歩 ▲同 歩 △4五歩 ▲3七銀 △7五角 ▲7六歩 △6四角 ▲2五歩 △7四銀
▲4六歩 △4四金 ▲4八飛 △4二飛 ▲4五歩 △同 金 ▲4六歩 △4四金 ▲2六銀 △4三金引 ▲3七桂 △4四歩 ▲4五歩 △同 歩 ▲同 桂 △4四銀
▲1七香 △9二飛 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 角 △2五歩 ▲2三歩 △3一玉 ▲1四歩 △同 歩 ▲2五銀 △3七角成 ▲5三桂成 △同 金 ▲4四飛 △同 金
▲5一角成 △2八飛 ▲5二銀 △2三金 ▲2四歩 △3三金 ▲4五歩 △2二玉 ▲1四香 △2五飛成 ▲1一香成 △2四金 ▲2一成香 △1三玉 ▲4四歩 △1四玉
▲1六歩 △2八龍 ▲4九桂 △2六馬

サンプル2
棋戦:第33期女流名人位戦5番勝負第5局
先手:中井広恵女流6段
後手:矢内理絵子女流名人
▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀 ▲5六歩 △5四歩 ▲4八銀 △4二銀
▲5八金右 △3二金 ▲7八金 △4一玉 ▲6九玉 △5二金 ▲6七金右 △7四歩 ▲7七銀 △3三銀
▲7九角 △3一角 ▲3六歩 △4四歩 ▲3七銀 △6四角 ▲6八角 △3一玉 ▲7九玉 △4三金右
▲8八玉 △2二玉 ▲1六歩 △9四歩 ▲2六歩 △8五歩 ▲1五歩 △7三銀 ▲4六銀 △7五歩
▲同 歩 △4五歩 ▲3七銀 △7五角 ▲7六歩 △6四角
▲2五歩
△7四銀 ▲4六歩 △同 歩 ▲同 角 △4四歩 ▲3五歩 △同 歩 ▲4五歩 △4六角 ▲同 銀
△4五歩 ▲同 銀

△6四角 ▲3七角 △同角成 ▲同 桂 △6四角 ▲4四歩 △中断


49手め46歩は6thアタックになった為に先手も68角を奇偶反転と見ている。よって53手め35歩の5thアタックは仮想駒アタリ偶数番2と解釈。この仮想番行使が後手の権利なので制権理論上は後手が優位。
角交換権利を先手ももちたいなら駒アタリ奇数番1は悪手の萌芽。35歩ばかりか45歩までも悪手連鎖になってしまう。
S2の58手め45歩は後手が奇数番原理で指す流れを象徴。偶数番原理ならばここで86歩。逆行奇数番1を取るなら選択肢も豊富で後手が自分側の原理で中盤を制しやすい。
S1の50手め44金が逆行奇数番1。そう言えば中原が昨日笑わせてくれた。
先手:米長
後手:中原
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △5四歩 ▲2五歩 △5五歩 ▲6八玉 △5二飛 ▲7八玉 △6二玉 ▲4八銀 △7二玉 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △5六歩
▲同 歩 △8八角成 ▲同 銀 △2二飛 ▲2三歩 △1二飛 ▲5五歩 △6二銀 ▲3六歩 △1四歩 ▲3七桂 △3二金 ▲5四歩 △2二歩 ▲3四飛 △2三歩
▲3五飛 △4二銀 ▲7七銀 △2八角 ▲4一角 △3三桂 ▲4五桂 △1九角成 ▲2四歩 △同 歩 ▲3二角成 △同 飛 ▲2三金 △3四歩 ▲5三歩成 △同銀左
▲3四飛 △4五桂 ▲3二飛成 △5七桂打 ▲5九金右 △6九桂成 ▲同 金 △5五馬 ▲5四歩 △6四銀 ▲2一飛 △5二歩 ▲3三金 △5一香 ▲4二金 △5七金
▲5三桂 △同銀上 ▲5一金 △6七金 ▲同 玉 △5六角 ▲6八玉 △8九角成 ▲6一金 △5六桂 ▲5八玉 △4八桂成 ▲同 玉 △3七馬 ▲4九玉 △5七桂打
▲5八玉 △6七銀 ▲投了
82手で後手の勝ち

後手が51金を質駒にすると後手玉は即詰み。

戻る。
S2変化の最善は進行駒アタリ奇数番1だったため3手読めば済む。
先手が平行駒アタリ奇数番1を取るようでは後手優位。だから先手は駒損しても駒アタリ奇数番1には駒アタリ偶数番2を取らないといけない。
この変化の果ては71角や53銀が先手の駒アタリ偶数番2。
仮想駒アタリ偶数番2を後手に取らせるのが戦略。26飛の位置に追えば後手成功。飛車馬交換要請で今度は先手が駒アタリ奇数番1を指すことになり後手が原理を維持。72飛は先手の敗着になる。74銀を飛車で取らせたら成功。終盤第二ステージは矢倉崩しの定番69銀+58銀の袈裟十字固め。仕上げはλエックス35角で。先手は寄せに来るので79角98玉を決めてから62金と打つのがλエックスの意味。これで先手玉には寄りが消え74飛とするしかない。以下λエックス最終形は68角成で質駒の金を取り先手が詰めろをかけても88金以下詰み。77桂と打てるため。


王将戦第7局 囲碁将棋ジャーナル キムタコ解説 No: 1837 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/03/24 Sat 21:25:18

タコミチより毛三本ほどマシと言う程度。既知のことばかりなので棋譜並べやっただけ。もう解説は女流棋士だけによる他愛ないおしゃべりだけでいい。きらりッ娘三人レギュラーでワイワイやってもらったほうが楽しい。タコキムは一番肝心なことを述べていない。当家指摘の敗着への言及がないばかりかなぜ康光は桂を捨て森内は歩で守ったかの絶好の対比に沈黙するしかない棋士はA級でも粗大ゴミ。


棋王戦第4局は不発でも重要局 手損角換り向い飛車で65角はあるか? No: 1836 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  07/03/24 Sat 04:08:40

65角を許す手損角換り向い飛車はまったく新しい指し方なので升田賞候補筆頭。これは手損角換りの最終形になるのかと言う興味。流れは康光が作ってきた。元もとすぐの22飛が利かないので84歩で居飛車にしたり居玉で頑張ったり62金や42飛で工夫したりしてきたのは康光。順番から行くとこの最終形候補が真っ先に試されるべきだったかも知れない。これで一巡してまた早繰り銀、棒銀、相腰掛け銀に戻れば手損角換りはレパートリーとしては充実。角換り腰掛け銀より多彩。
65角には大きく三種類ある。
1=95歩型
2=14歩型
3=62玉型
この組み合わせで先手に65角の選択肢。やらなければまた楽しい悩み。以下変化が多い。康光64歩に代えて当家初出の84歩変化も。
先手番でやる楽しみはアマ向けに貴重。康光は1週間で三局公開したがこのようなことは極めて異例。しかもそれぞれ面白い。
今日の対森内も森内自身が15手め65角を「逃げるとシャクにさわるので気合いで」と述べた。羽生は二回目の康光の誘いで重い腰を上げた。当家は悪手扱いだが歩間理論上の問題。16歩に14歩ならば17手めに65角で勝てる。
制権理論上の構築ならば今日の15手め65角はある。森内はやはり先週の当家分析通り角金もたれて指しにくかったと述懐。
今回の森内37桂は妥協しない指し方。恐らく郷田もこう指す。
そこで名人戦でやったらどうかと言う興味が沸く。郷田相手なら森内が後手番で手損角換り向い飛車をやれば相当面白い。郷田も間違いなく65角を打ってくるため。