2005.07.16銀河戦Bブロック 渡辺VS森内 手損角換り ボロ負けの背景
2005.07.17加藤一二三講座 MF分析最終回 生ビール「直感精読」1977十段戦第6局加藤VS中原 矢倉
2005.07.17NHK杯 中川VS南 先手番右四間手損角換り


2005.07.17NHK杯 中川VS南 先手番右四間手損角換り No: 7830 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/07/17 Sun 21:41:19

2005.07.17NHK杯 中川VS南 先手番右四間手損角換り

放映:2005.07.17
棋戦:第55回NHK杯1回戦
戦形:先手番右四間手損角換り
先手:中川大輔七段
後手:南 芳一九段
▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽4四歩 ▲4八銀 ▽4二銀
▲4六歩 ▽3二金 ▲4七銀 ▽5四歩 ▲5六銀 ▽6二銀
▲4五歩 ▽5三銀右 ▲4八飛 ▽4三銀 ▲6八玉 ▽4五歩
▲2二角成 ▽同 金 ▲4五銀 ▽4四歩 ▲5六銀 ▽3五歩
▲2五歩 ▽4一玉 ▲7八銀 ▽3二玉 ▲7九玉 ▽3三金
▲5八金右 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽8四歩 ▲6六歩 ▽9四歩
▲9六歩 ▽5二金 ▲8八玉 ▽4二金 ▲2八飛 ▽3四銀
▲7七銀 ▽2二玉 ▲7八金 ▽3二金寄 ▲4七金 ▽7四歩
▲6五銀 ▽5五歩 ▲7四銀 ▽5四銀 ▲4八金 ▽4五歩
▲5三角 ▽7二飛 ▲8三銀成 ▽5二飛 ▲7一角成 ▽9三桂
▲3六歩 ▽8五桂 ▲6八銀 ▽5六歩 ▲3五歩 ▽4三銀左
▲5六歩 ▽9五歩 ▲同 歩 ▽4六歩 ▲8四成銀 ▽4七歩成
▲8五成銀 ▽3九角 ▲1八飛 ▽4八角成 ▲同 飛 ▽同 と
▲4四歩 ▽同 銀 ▲3四桂 ▽同 金 ▲同 歩 ▽4三歩
▲2四歩 ▽同 歩 ▲2五歩 ▽5八と ▲7七銀 ▽2八飛
▲2四歩 ▽3一桂 ▲7三角 ▽2九飛成 ▲9一角成 ▽5一飛
▲4四馬 ▽同 歩 ▲7三馬 ▽8一飛 ▲2三香 ▽1三玉
▲2一香成 ▽6八金 ▲2五桂 ▽同 龍 ▲6八銀 ▽同 と
▲同 金 ▽6四桂 ▲8六成銀 ▽4六角 ▲7八金打 ▽8六飛
▲6四馬 ▽8七飛成 ▲同 金 ▽6四歩 ▲2二銀 ▽2四玉
▲3三歩成 ▽8六歩 ▲3四金 ▽同 龍 ▲同 と ▽同 玉
▲8六金 ▽6八角成 ▲3八飛 ▽3五角 ▲2六桂 ▽2五玉
▲1四桂 ▽7九馬 ▲8七玉 ▽6九馬 ▲9八玉 ▽9七歩

南は予選から登場と言うのにまた右四間相手ではウンザリであろう。
開始前から古河と許が南の方を見て笑いを堪えている。おそらく南はアッカンベでもしている。
中川は先手番で右四間をやるようでは期待外れ。しかも先手から角換り。おかげで南に24手目35歩で抑え込まれた。先手番である利権が意味を成さない。結局2筋に飛車は戻った。脇は42手目34金がお勧め。南は33金矢倉に負けナシの格言通り。このままでは先手ジリ貧なので47手めで中川は行った。それを見て南は74歩のエサ蒔き。案の定食いつく中川。先手は歩得でも手損の上に金銀がバラバラになるのですでに後手は陣形で優勢。
53手目48金では先手つらい。脇が先手抑え込みで優勢のように解説している。涼子を引っかける釣りかもしれない。フツーの脇なら南が勝つと知っているはず。今日はおかしい。60手目の局面でどこが先手押さえ込みか不明。むしろ銀と角を辺境地で窒息させ飛車にも桂馬にも逃げられている。63手目68銀がヒドイ。桂を跳ばれて銀を下がって勝てる将棋は連盟にない。銀を下がると先手は桂をロハで取るしかない。歩を渡せないので全部面倒を見る。それが温泉将棋に錯覚させるが実態は大局観の狂い。だから71手目84成銀の悪手に気がつかない。すでに最初から先手の大局観がおかしかったということになる。48飛が28飛に戻るような作戦自体が変態。72手めはひとめで47歩成。同金なら39角38飛66角成が王手成銀取りで先手は即投了。これでは森内に39角を喰らった渡辺明よりヒドイ。3手の読みが分からない棋士などいないはずと当家は確信していたが実際は中川脇涼子のいずれもこんな手に全く気がつかなかった。だから饒舌な棋士はウルサイだけというイメージができてしまう。NHK杯は静かに鑑賞した方が本筋が見える。92手目31桂に脇なら24龍らしい。93手目73角とはまたヒドイ。桂を取られて飛車を逃げられたら双頭手とは言わない。羽生なら42歩と打つ。96手目51飛に中川もついに馬切り。4枚攻めなので当然。B級棋士なら3枚攻めでもやっている。敗因3は101手目23香。85地点の成銀取りを見せられて焦った証拠。ここは55歩の跳躍奇数番3を取るのがマシュダ一家。銀取り放置で85飛なら74飛の龍飛取りの連動奇数番3。銀を逃げれば54歩がと金作成の連動手。今度もサンバ倶楽部は気がつかなかったのでこの逆転変化はNHKテクストにもでない。後手からの入玉を防御できないと先手に逆転はない。玉頭を重くするには香は下から打たないといけない。そして先手から逆に入玉しないと逆転できない。
中川が大逆転されたように脇が演出したがアレはやっぱり涼子の鼻に引っ掛ける南との共謀であろう。
中川はカッコだけ一人前のスタイリストだったが最後はどうしようもない王手馬取りなど見せている。人間相手にすでに十分に彼らは落ちぶれた。そこがまたキャラになってしまった。だから中川は今後もブレークしない。中川の名人戦詐欺解説のお調子モンぶりとまったく同質のタコ将棋。棋譜で語れない棋士はナニ言っても虚しい。中川はネクラなので漫画シリーズにも入らない。


2005.07.17加藤一二三講座 MF分析最終回
生ビール「直感精読」 肴=1977十段戦第6局加藤VS中原
 
No: 7829 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/07/17 Sun 18:56:37

加藤一二三講座 MF分析最終回
生ビール「直感精読」 肴=1977十段戦第6局加藤VS中原

日時:1977.12.21-22
棋戦:第16期十段戦第6局
戦型:矢倉
先手:加藤一二三棋王
後手:中原誠十段・名人
▲7六歩 ▽8四歩 ▲6八銀 ▽3四歩 ▲7七銀 ▽6二銀
▲2六歩 ▽4二銀 ▲4八銀 ▽3二金 ▲5六歩 ▽5四歩
▲7八金 ▽4一玉 ▲6九玉 ▽5二金 ▲3六歩 ▽7四歩
▲5八金 ▽3三銀 ▲7九角 ▽3一角 ▲1六歩 ▽4四歩
▲6六歩 ▽4三金右 ▲6七金右 ▽8五歩 ▲1五歩 ▽7三銀
▲3七桂 ▽7五歩 ▲同 歩 ▽同 角 ▲4六角 ▽6四角
▲5七角 ▽4二角 ▲6五歩 ▽6四歩 ▲6六銀 ▽6五歩
▲同 銀 ▽5五歩 ▲7四歩 ▽6四銀 ▲同 銀 ▽同 角
▲6五銀 ▽4二角 ▲6四歩 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽同 飛
▲8七歩 ▽8三飛 ▲5五歩 ▽3五歩 ▲7三歩成 ▽同 飛
▲8四角 ▽5八銀 ▲6八玉 ▽6七銀成 ▲同 玉 ▽6六歩
▲同 角 ▽7五金 ▲同 角 ▽同 飛 ▲7六金 ▽7三飛
▲7四銀打 ▽7一飛 ▲6三歩成 ▽3六歩 ▲2五桂 ▽3四銀
▲5四歩 ▽2四角 ▲5三歩成 ▽3七歩成 ▲同 銀 ▽7五歩
▲6六金 ▽5六歩 ▲5八歩 ▽6四歩 ▲同 と ▽5三金
▲同 と ▽6四歩 ▲5四銀 ▽7四飛 ▲3三歩 ▽同 桂
▲同桂不成 ▽同 角 ▲4六桂 ▽4五銀 ▲3四歩 ▽2四角
▲4五銀 ▽6五歩 ▲同 金 ▽7二飛 ▲3三銀 ▽7六角
▲6八玉 ▽6七歩 ▲同 金 ▽7九銀 ▲同 玉 ▽6七角成
▲7八金 ▽6六桂 ▲同 金 ▽同 馬 ▲4二銀打 ▽投了
119手で先手の勝ち

58手目の局面で加藤一二三は3時間思考した。73歩成が直感だったと言う。直感50で読みが50なら加藤一二三は直感を優先させた場合に勝ち筋が多かったと棋士人生を振り返った。貴重な証言であろう。
では棋士が言う直感とは何か?
実態は経験の集積。もし加藤一二三が将棋を覚えなかったら58手目で直感も性感もない。経験の集積ならば棋士の直感とはやがて理論と実践に吸収される。
その片鱗さえ見せずに単に性感帯の一言で恋を説明するのが商業棋士。それでも加藤一二三の言葉には嘘がない。従って彼は奇数番原理と偶数番原理の存在を明解な言葉で知らないだけだったと当家は断定する。
加藤一二三は講座で限定思考法を披露しただけ?
残念ながら加藤一二三の講座でさえそのようなものであった。棋士の自己分析とは過ぎた恋愛を語る老婆の美辞麗句。夏期限定ビールの釣り文句。だからそのキャッチコピー「直感精読」をティトロス効果としてNHKも利用。酒の広告のごとき将棋講座なら半年もいらない。3か月でその内容分析に飽きた。
当家では直感と言う大層な言葉を滅多なことで将棋に使わない。数えた指の表示が面倒な時は大概「ひとめ」で済ます。
直感とはもっと崇高なモノであって欲しい。将棋では美的直感と言う場合に当家は使うことがあった。
それでも相変らず毎週「ナマ直感精読」を見ることは楽しい。
人間自体が面白い。だから加藤一二三を見るときは料理番組でも面白いであろう。講座ではなく講談として以降は見る。
3カ月交代ならNHK将棋講座はもっと充実した。


2005.07.16銀河戦Bブロック渡辺VS森内 手損角換り ボロ負けの背景 No: 7828 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/07/17 Sun 17:49:47

2005.07.16銀河戦Bブロック渡辺VS森内 手損角換り ボロ負けの背景

収録:2005.06.29
放映:2005.07.16
棋戦:銀河戦Bブロック 11回最終戦
戦型:手損角換り
先手:渡辺 明 竜王
後手:森内俊之 名人
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8四歩
▲2五歩 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽2二銀 ▲3八銀 ▽3三銀
▲6八玉 ▽7二銀 ▲3六歩 ▽6四歩 ▲3七銀 ▽6三銀
▲4六銀 ▽8五歩 ▲7七銀 ▽5四銀 ▲7九玉 ▽4四歩
▲5六歩 ▽5二金 ▲8八玉 ▽4二玉 ▲6六歩 ▽3一玉
▲5八金 ▽7四歩 ▲6七金右 ▽1四歩 ▲9六歩 ▽9四歩
▲1六歩 ▽2二玉 ▲3五歩 ▽4三銀 ▲3四歩 ▽同銀右
▲3六歩 ▽6五歩 ▲同 歩 ▽3九角 ▲3八飛 ▽8四角成
▲3五歩 ▽4三銀 ▲5五銀 ▽7三桂 ▲6六角 ▽7五歩
▲同 歩 ▽5四歩 ▲3四歩 ▽5五歩 ▲3三歩成 ▽同 金
▲5五角 ▽9五歩 ▲同 歩 ▽8一飛 ▲3四歩 ▽同 金
▲3五歩 ▽3七歩 ▲同 角 ▽3五金 ▲6四角 ▽3七歩
▲同 飛 ▽3六歩 ▲2七飛 ▽6五桂 ▲7六銀 ▽6六歩
▲同 金 ▽5七桂成 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲4六銀 ▽2六銀
▲2八飛 ▽6三歩 ▲5五角 ▽5四歩 ▲3五銀 ▽同 銀
▲4六角 ▽同 銀 ▲同 歩 ▽9五香 ▲9六歩 ▽6九銀
▲9五歩 ▽7八銀成 ▲同 玉 ▽6八金 ▲8八玉 ▽7三馬
▲5五歩 ▽5八成桂 ▲7七玉 ▽3九角 ▲2四飛 ▽2三歩
▲2五飛 ▽3四銀 ▲投了
110手で後手の勝ち

渡辺明が昨晩先崎並の情けない弁解を突然何の脈路もないまま公開した。
「怖くて指せない」=実戦心理。実戦=「安全に安全に」などと。
そんなモノなら当家では実戦心理と言わない。単に小便チビったと言う。
安全確認。黄色は渡るな。
なぜ渡辺明が自動車教習所の教官に憧れたのか不明であった。昨晩の銀河戦放映でそれが判明。これはヒドイ。手合違いとしか言いようがない。名人防衛直後の森内に子供扱いされている。これが公開対局場なら罵声の嵐であろう。この内容では森内相手に竜王戦の興業が成立しないばかりか失業も有り得る。
当家が本当の実戦心理を暴いてあげよう。
渡辺明は森内に銀河戦最終戦まで対戦を増やしてもらって手の内を少しでも多く見ようと思った。自分は先に負けて例のごとく密かに竜王戦防衛の準備をしようと。だから24手目までフツーに指して後は成り行きで指している。先手が56歩突いて38手目まで引き伸ばせば後手森内は目かくし将棋でも勝てる。45手目同歩がやる気ない証拠。二度も39角を打たれて形も作れない竜王は過去に皆無。従って渡辺明はズルイだけ。しかも周囲をダマスために姑息な嘘をついている。その弁解に自己嫌悪を感じて「考察終わり」の捨て台詞。羽生に負けて笑っても森内に負けたら二の句がない。
この対局があったのは2005.06.29。その翌日の渡辺明絵日記には急ブレーキをかけたタクシーの話。車内で体が浮いたのが初体験だったと。フツー馬鹿ヤローであろう。ところが交通ルールとマナーを教習所並に守っていたらタクシーの運転手は日銭が稼げないダローと彼は同情した。
渡辺明が実戦心理と呼ぶのはこの程度の話。金のためなら手抜き運転も仕方ないと言っているに等しい。だから渡辺明はこのタコ運ちゃんを怒れなかった。自分も同じことをやってるナと。