実況&分析 マシュダ一家
2004.12.23棋王戦挑戦者決定戦第1局 森内VS羽生 手損角換り腰掛け銀
6-5-6-5の構造 
2002.12.22 1958.06.03第17期名人戦第4局大山VS升田 宙吊り歩間4 持将棋の手法

千日手も入玉も今回は疲労でパスした場合 No: 7089 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/12/23 Thu 19:35:35

どうやら森内は1分将棋で淡白。相手がヒルめば亭主関白手順は以下。
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲2五歩 ▽8四歩
▲7八金 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽2二銀 ▲7七銀 ▽3三銀
▲3八銀 ▽6二銀 ▲4六歩 ▽6四歩 ▲4七銀 ▽6三銀
▲6八玉 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽4二玉
▲5八金 ▽5二金 ▲7九玉 ▽7四歩 ▲3六歩 ▽5四銀
▲5六銀 ▽6五歩 ▲6六歩 ▽同 歩 ▲同 銀 ▽3一玉
▲3七桂 ▽6二飛 ▲6五歩 ▽8五歩 ▲4七金 ▽7三桂
▲3五歩 ▽同 歩 ▲8四角 ▽8二角 ▲5五銀左 ▽同 銀
▲同 銀 ▽3六銀 ▲4八金 ▽6五飛 ▲6四銀打 ▽8六歩
▲7七桂 ▽8七歩成 ▲6五桂 ▽7八と ▲同 玉 ▽6五桂
▲6六角 ▽5四桂 ▲同 銀 ▽同 歩 ▲6九桂 ▽4一銀
▲2四歩 ▽同 歩 ▲3四歩 ▽4四銀 ▲4五歩 ▽3七銀成
▲同 金 ▽6四角 ▲4四歩 ▽8六桂 ▲8七玉 ▽7八銀
▲同 飛 ▽同桂成 ▲同 玉 ▽4八飛 ▲6八銀 ▽8七金
▲同 玉 ▽6八飛成 ▲投了
86手で後手の勝ち

本譜は上記手順82手目で森内は投了した模様


形作りの方法 森内が首を出す場合 No: 7088 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/12/23 Thu 19:07:03

▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲2五歩 ▽8四歩
▲7八金 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽2二銀 ▲7七銀 ▽3三銀
▲3八銀 ▽6二銀 ▲4六歩 ▽6四歩 ▲4七銀 ▽6三銀
▲6八玉 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽4二玉
▲5八金 ▽5二金 ▲7九玉 ▽7四歩 ▲3六歩 ▽5四銀
▲5六銀 ▽6五歩 ▲6六歩 ▽同 歩 ▲同 銀 ▽3一玉
▲3七桂 ▽6二飛 ▲6五歩 ▽8五歩 ▲4七金 ▽7三桂
▲3五歩 ▽同 歩 ▲8四角 ▽8二角 ▲5五銀左 ▽同 銀
▲同 銀 ▽3六銀 ▲4八金 ▽6五飛 ▲6四銀打 ▽8六歩
▲7七桂 ▽8七歩成 ▲6五桂 ▽7八と ▲同 玉 ▽6五桂
▲6六角 ▽5四桂 ▲同 銀 ▽同 歩 ▲6九桂 ▽4一銀
▲2四歩 ▽同 歩 ▲3四歩 ▽4四銀 ▲4五歩 ▽6四角
▲4四歩 ▽3七銀成 ▲同 金 ▽同角成 ▲2四飛 ▽2三歩
▲4三歩成 ▽同金右 ▲6二飛 ▽5二金 ▲3三銀 ▽2四歩
▲2二銀打 ▽同 金 ▲同銀不成 ▽4二玉 ▲3三歩成 ▽同 桂
▲同銀成 ▽同 金 ▲同角成 ▽同 玉 ▲6五飛成
95手めで羽生からの即詰みを待つ


63-66手目 No: 7087 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/12/23 Thu 18:44:45

63=54同銀。銀も桂も同じ1点。手番だけは渡せない為角逃げは負け。
64=同歩。森内が竜王戦用に持将棋練習をしていたのかと苦笑い。
65=69桂。丸山の手。77地点ぶちこみを避けただけの緩手。ブチコミを誘って大駒を返しても先手は25点だった。
66=41銀。王手角取りを避けるだけ。マシュダ一家実況&分析は今日も完璧。


62手目54桂 大爆笑 No: 7086 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/12/23 Thu 18:25:43

60=65桂。誰でも取る。
61=66角。他の手は次に93角の角交換要請で負けそうなので。
61=54桂。羽生もマシュダ一家の手をマネするようになった。


55-59手目 大駒取られても歩得で持将棋は成立可能 No: 7085 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/12/23 Thu 18:14:11

55=77桂。誰でも考えることは同じ。
以下先ほどの68歩変化の裏バージョンは以下。
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲2五歩 ▽8四歩
▲7八金 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽2二銀 ▲7七銀 ▽3三銀
▲3八銀 ▽6二銀 ▲4六歩 ▽6四歩 ▲4七銀 ▽6三銀
▲6八玉 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽4二玉
▲5八金 ▽5二金 ▲7九玉 ▽7四歩 ▲3六歩 ▽5四銀
▲5六銀 ▽6五歩 ▲6六歩 ▽同 歩 ▲同 銀 ▽3一玉
▲3七桂 ▽6二飛 ▲6五歩 ▽8五歩 ▲4七金 ▽7三桂
▲3五歩 ▽同 歩 ▲8四角 ▽8二角 ▲5五銀左 ▽同 銀
▲同 銀 ▽3六銀 ▲4八金 ▽6五飛 ▲6四銀打 ▽8六歩
▲7七桂 ▽8七歩成 ▲同 金 ▽6七飛成 ▲6八歩 ▽8六歩
▲8八金 ▽3七銀成 ▲同 金 ▽9三角 ▲同角成 ▽6四龍
▲同 銀 ▽9三香 ▲中断
これは先手が手番を握っても歩切れで負け筋。62手目は単純に76龍でも後手勝ち。
56=87歩成。これしかない。これで後手の3歩得。持将棋にするにはあと1点。
57=65桂。そこで5点の飛車を取る。
58=78と。王手が先手。
59=同玉。
次に65桂で後手の二枚換えだが指し手更新がない為に60手目の局面で駒の点数を数える。すると後手は26点。大駒取られても歩得の分持将棋は成立。


羽生がシューネンの粘りを見せたい場合 54桂から自陣へ銀打No: 7084 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/12/23 Thu 17:48:14

▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲2五歩 ▽8四歩
▲7八金 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽2二銀 ▲7七銀 ▽3三銀
▲3八銀 ▽6二銀 ▲4六歩 ▽6四歩 ▲4七銀 ▽6三銀
▲6八玉 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽4二玉
▲5八金 ▽5二金 ▲7九玉 ▽7四歩 ▲3六歩 ▽5四銀
▲5六銀 ▽6五歩 ▲6六歩 ▽同 歩 ▲同 銀 ▽3一玉
▲3七桂 ▽6二飛 ▲6五歩 ▽8五歩 ▲4七金 ▽7三桂
▲3五歩 ▽同 歩 ▲8四角 ▽8二角 ▲5五銀左 ▽同 銀
▲同 銀 ▽3六銀 ▲4八金 ▽6五飛 ▲6四銀打 ▽8六歩
▲7七桂 ▽3七銀成 ▲同 金 ▽6四飛 ▲同 銀 ▽6五桂
▲6一飛 ▽2二玉 ▲6六角 ▽5四桂 ▲5五角 ▽4四銀打
66手で森内の手番


55手目77桂妄想変化の場合 No: 7083 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/12/23 Thu 17:39:23

55手目77桂妄想変化の場合
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲2五歩 ▽8四歩
▲7八金 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽2二銀 ▲7七銀 ▽3三銀
▲3八銀 ▽6二銀 ▲4六歩 ▽6四歩 ▲4七銀 ▽6三銀
▲6八玉 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽4二玉
▲5八金 ▽5二金 ▲7九玉 ▽7四歩 ▲3六歩 ▽5四銀
▲5六銀 ▽6五歩 ▲6六歩 ▽同 歩 ▲同 銀 ▽3一玉
▲3七桂 ▽6二飛 ▲6五歩 ▽8五歩 ▲4七金 ▽7三桂
▲3五歩 ▽同 歩 ▲8四角 ▽8二角 ▲5五銀左 ▽同 銀
▲同 銀 ▽3六銀 ▲4八金 ▽6五飛 ▲6四銀打 ▽8六歩
▲7七桂 ▽8七歩成 ▲同 金 ▽6七飛成 ▲6八歩 ▽投了
59手で先手の勝ち


51-54手目 仮想駒アタリ奇数番3 No: 7082 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/12/23 Thu 17:33:54

棋譜更新がない為に青野変化を信用した場合の想定手順で分析。
51=48金。羽生の駒アタリ偶数番2裏番1消去。
同金は同歩が連動手。谷川なら取るかもしれない。48金は55銀の指針と違うため。同金同歩に45桂。37と金は68飛。
52=65飛。GN消去しつつ仮想駒アタリ偶数番2。すでに桂は確実な質駒。持ち歩が3枚で銀の打ち損より歩得+先手の歩切れ主張+55銀アタリ。
53=64銀打。66銀と下がると流れが無意味。大見得55銀でわざわざ66地点の空間開放したのは先手のため。 次に73銀には93角があるためこの手は双頭手ではなく急場凌ぎ。キューバが介入すると大統領は殺される。
54=86歩。青野が羽生に教えた仮想駒アタリ奇数番3。控え室は第2局を見たいらしい。


青野変化 No: 7081 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/12/23 Thu 17:18:01

棋譜更新がないのに控え室変化ばかりが棋王戦公式掲示板だけに書かれている模様。
青野変化を推測すると以下。
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲2五歩 ▽8四歩
▲7八金 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽2二銀 ▲7七銀 ▽3三銀
▲3八銀 ▽6二銀 ▲4六歩 ▽6四歩 ▲4七銀 ▽6三銀
▲6八玉 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽4二玉
▲5八金 ▽5二金 ▲7九玉 ▽7四歩 ▲3六歩 ▽5四銀
▲5六銀 ▽6五歩 ▲6六歩 ▽同 歩 ▲同 銀 ▽3一玉
▲3七桂 ▽6二飛 ▲6五歩 ▽8五歩 ▲4七金 ▽7三桂
▲3五歩 ▽同 歩 ▲8四角 ▽8二角 ▲5五銀左 ▽同 銀
▲同 銀 ▽3六銀 ▲4八金 ▽6五飛 ▲6四銀打 ▽8六歩
▲同 歩 ▽8五桂 ▲6六歩 ▽6四角 ▲6五歩 ▽5五角
▲投了
60手で後手の勝ち

飛車と銀二枚交換の変化は先の仮想変化を先後反転させた構図。


一瞬の火花 No: 7080 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/12/23 Thu 17:01:55

47=55銀左!!! これは谷川の手。谷川棋王に挑戦するには前進流が似合うという森内のジョークと受け止めたい。好意的に見れば66地点空間開放手ならば77銀引きよりこちらの方が派手。
48=55同銀。渡りに船。
49=55同銀。一瞬火花が散ったがこのタコ銀は今週の天候。冬の旅。しかし寒い。
50=36銀。ハブの大好きなモタレ指し。歩切れに泣けと恫喝。駒アタリ偶数番2裏番を指す時は大抵ナゲヤリを装う。


47手目森内長考中 No: 7079 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/12/23 Thu 16:49:02

妄想を突き進めると先の変化で44桂ではなく22桂ならば落とし穴アリ。88手目に14金が同桂と取られて負ける。78手目が詰めろでないと大逆転。
66手目22桂打変化
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲2五歩 ▽8四歩
▲7八金 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽2二銀 ▲7七銀 ▽3三銀
▲3八銀 ▽6二銀 ▲4六歩 ▽6四歩 ▲4七銀 ▽6三銀
▲6八玉 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽4二玉
▲5八金 ▽5二金 ▲7九玉 ▽7四歩 ▲3六歩 ▽5四銀
▲5六銀 ▽6五歩 ▲6六歩 ▽同 歩 ▲同 銀 ▽3一玉
▲3七桂 ▽6二飛 ▲6五歩 ▽8五歩 ▲4七金 ▽7三桂
▲3五歩 ▽同 歩 ▲8四角 ▽8二角 ▲4五桂 ▽4四銀
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩 ▲7七銀 ▽8七歩成
▲同 金 ▽8三歩 ▲6六角 ▽2三歩 ▲3四飛 ▽4五銀右
▲同 歩 ▽2二桂 ▲3二飛成 ▽同 玉 ▲4四歩 ▽4九飛
▲8八玉 ▽6五桂 ▲投了
68手で後手の勝ち

しかしここで長考しているのは45桂がひとめダメだった為に66地点をどのように扱うかと言う問題。


先手の期待 No: 7078 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/12/23 Thu 16:30:34

先手の期待。これが腰掛け銀でなければ45桂に同銀とはいきなり取られない。そこで手順前後により以下の妄想変化が脳裏を侵す場合がある。以下は45桂同銀がポッカリ抜け落ちた場合の仮想変化。

86歩変化
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲2五歩 ▽8四歩
▲7八金 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽2二銀 ▲7七銀 ▽3三銀
▲3八銀 ▽6二銀 ▲4六歩 ▽6四歩 ▲4七銀 ▽6三銀
▲6八玉 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽4二玉
▲5八金 ▽5二金 ▲7九玉 ▽7四歩 ▲3六歩 ▽5四銀
▲5六銀 ▽6五歩 ▲6六歩 ▽同 歩 ▲同 銀 ▽3一玉
▲3七桂 ▽6二飛 ▲6五歩 ▽8五歩 ▲4七金 ▽7三桂
▲3五歩 ▽同 歩 ▲8四角 ▽8二角 ▲4五桂 ▽8六歩
▲3三桂成 ▽同 金 ▲7七銀 ▽8七歩成 ▲同 金 ▽投了
53手で先手の勝ち

86歩の突き捨てから83歩狙いは24飛の瞬間に手抜きで勝負するしかない。その場合先手の34歩が厳しい。
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲2五歩 ▽8四歩
▲7八金 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽2二銀 ▲7七銀 ▽3三銀
▲3八銀 ▽6二銀 ▲4六歩 ▽6四歩 ▲4七銀 ▽6三銀
▲6八玉 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽4二玉
▲5八金 ▽5二金 ▲7九玉 ▽7四歩 ▲3六歩 ▽5四銀
▲5六銀 ▽6五歩 ▲6六歩 ▽同 歩 ▲同 銀 ▽3一玉
▲3七桂 ▽6二飛 ▲6五歩 ▽8五歩 ▲4七金 ▽7三桂
▲3五歩 ▽同 歩 ▲8四角 ▽8二角 ▲4五桂 ▽8六歩
▲3三桂成 ▽同 金 ▲7七銀 ▽8七歩成 ▲同 金 ▽8三歩
▲6六角 ▽6五桂 ▲2四歩 ▽投了
57手で先手の勝ち

そこで一旦44銀とした場合
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲2五歩 ▽8四歩
▲7八金 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽2二銀 ▲7七銀 ▽3三銀
▲3八銀 ▽6二銀 ▲4六歩 ▽6四歩 ▲4七銀 ▽6三銀
▲6八玉 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽4二玉
▲5八金 ▽5二金 ▲7九玉 ▽7四歩 ▲3六歩 ▽5四銀
▲5六銀 ▽6五歩 ▲6六歩 ▽同 歩 ▲同 銀 ▽3一玉
▲3七桂 ▽6二飛 ▲6五歩 ▽8五歩 ▲4七金 ▽7三桂
▲3五歩 ▽同 歩 ▲8四角 ▽8二角 ▲4五桂 ▽4四銀
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩 ▲7七銀 ▽8七歩成
▲同 金 ▽8三歩 ▲6六角 ▽2三歩 ▲3四飛 ▽4五銀右
▲同 歩 ▽4二桂 ▲3二飛成 ▽同 玉 ▲4四歩 ▽投了
65手で先手の勝ち

今度は34飛の強手を見せられ二枚換えで44歩が厳しい。82角が虚しい。

後手が第一に期待するのは83銀を打たせて63金だがまず有り得ない。
そこで第二に23歩に飛車を下がってくれること。これは有り得る。ところが45桂自体が妄想なのでどれも有り得ない。盲信の典型。


46手目82角 鏡よ鏡よ鏡さんの向こうで泣く角 No: 7077 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/12/23 Thu 16:10:38

46=82角。酷い形。73角成を受けるために63金では64歩で負け。63飛も64歩から55銀左がひどい。光の柱へ対抗する71玉型の強味。そこで82角しかない。今度45桂には同銀が角換り腰掛け銀の裏技。桂を入手すれば▽7二桂    ▲8三銀    ▽8四桂    ▲8二銀成  ▽同 飛となり 54手で後手の勝ち。
逆に手抜きすると33桂成後83銀。44銀と一旦逃げても24歩から先手は待望の1歩入手。24飛の瞬間手抜きで86歩もダメ。69手で後手投了となる。
こんな酷い形になるのならば当家の期待通り73桂を止めて千日手狙いだったかと今さら後悔しても遅い。羽生郷田戦でも先後逆で似たようなことがあった。


45手目84角 最強5thアタック 6-5-6-5の構造 No: 7076 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/12/23 Thu 15:55:01

45=84角!!! 最強の駒アタリ奇数番1となる5thアタック。同じ一番でも45桂や15歩は手抜きされる変化もある。そこで35歩同様有無を言わせぬ受けをハブに強要。先手に1歩あればすでに必勝という局面。ところがその歩が入手困難。


6thアタック 6-5-6の仕掛け 光の柱よりUの先天的特権 No: 7075 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/12/23 Thu 15:39:01

43=35歩。羽生が千日手を避けたので終盤2は6thアタックから。この6-5-6の仕掛けでは後手に先に1歩を持たれた上に歩損で2枚目の持ち歩を与えるので後手に逆転のチャンスが発生。角換り腰掛け銀では45歩から入るが羽生は死んでも44歩と突かないために他に指す手が悩ましい。このような時は角換り腰掛け銀の場合、角打ちが先か歩損の仕掛けが先かと言う楽しい葛藤がある。35歩自体はノーマルモードの角換り腰掛け銀では自然な仕掛けに見えるが8thからではなく終盤に突入後の第三パッセージであることが後手の救い。
44=同歩。取るしかない。先手から45桂と跳ねれば飛車先歩交換原理で一旦手番が後手に戻る。後手が36歩の突き捨てから47金に働きかけると角打ち双頭手がない限り後手は手番を再び失い攻め倒される。角換り腰掛け銀では相手の右金を相手にする2手分で挽回不能になる場合が多い。後手の光の柱よりUの先天的特権が優る構図はいつもと同じ。


カタイ場所へ No: 7074 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/12/23 Thu 15:19:21

42=73桂。大爆笑。大長考で一番指したくない手を選択。当家に牽制された直後に千日手では笑われる。できればナニも指したくなかった。しかしそれでは投了になってしまう。82飛では相棒が3手損千日手作戦と罵声を浴びせかねないので森内はGo。44歩ではせっかく85歩で6th牽制したのに先手からの7thアタックで負け。63銀の泡踊りから5筋歩間復活大作戦は今日のブーハモードでは指せない。すると73桂しか残っていない。
これでは角換り腰掛け銀で1手損をしただけの仕掛けと同じ。85桂がないため。森内の65歩がやや硬いとは両者感じている。だからカタイ場所へ働きかけると慰めるしかない。角換り腰掛け銀ではそのうちいいこともある。


閑話休題 国盗り物語が大好きなオマヌケ日本人 No: 7073 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/12/23 Thu 14:32:19

水曜日のNHK人間講座は安斎育郎になった。黒板にチョークを叩きつけたがる貧乏臭い立命館大学教授。まだ米長の方が枯淡の味があった分マシ。
このビンボー教授は羽生のようなカリスマのダマシの手口に気をつけろと言っている。高学歴の研究者がオウム真理教にハマったようにカリスママンセーで呪いの念仏を唱えることは危険と言う。信者にとってはよけいなお世話であろう。人間などナニか盲信しないと生きて行けない。
日本はカルト教でビビっている程度でまだカワイイが国家が利用するカリスマはもっと怖い。
第二次世界大戦中のドイツの国家社会主義下のユダヤ人虐殺は実はユダヤ人の同族淘汰からの昇華を計った自作自演と日本の大学教授に言える自信があるであろうか? あの惨劇のおかげでイスラエル国家が出来たのが証拠と言えるであろうか?
貴様等はせいぜい弱小カルト教団をネタにするのが精いっぱい。ナチスを利用した闇の人々は決して表に出てこない。
これは現世を見るとわかる。イラク侵攻は軍事産業を繁栄させ株価を上昇させた。おかげで米ドルは下がりユーロは高くなる。
国家とは元もとヤクザの親分が作ったモノ。だからヤクザに支配される。国家のおかげで盗賊に遭わずに済むというのが民衆の妄想。国家ソノモノが巨大な盗賊であった。だから国家形成物語を日本人は「国盗り物語」と呼びたがる。NHKもコレを大々的に煽り盗賊集団を英雄に仕立てあげた。


羽生は千日手を狙う No: 7072 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/12/23 Thu 13:57:34

羽生は千日手を狙う
39=65歩。手順に受けつつ位作成。66地点死守の67歩では35歩から桂銀交換を強要され65歩の楔歩から55銀と出ても最後に66桂が羽生のいつもの狙い筋。
40=85歩。この歩を突く時は勝てないと自認。するとあとは千日手。それが羽生のいつものパターン。
41=47金。35歩もやらせない。


羽生の経験値 No: 7071 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/12/23 Thu 13:46:57

羽生の狙いはいつも66地点。だからこそこの62飛は大笑いできる。モロ66銀を直撃している。
羽生の手法はいつもダマシの手口。丸山がソレにひっかかったばかり。王手を装って実は角を別の用途に展開させる。これも同じ。直撃を装って相手のミスを待つのがハブ。
羽生の主張は自陣の欠陥44地点が二重に死守されていること。だからこそ先手は逆転される。美容整形の二重瞼には要注意。人工的な香りがする。


6-5の展開へ No: 7070 [返信][削除]
 投稿者:昼食後のマシュダ一家  04/12/23 Thu 13:36:36

37=37桂。羽生が5thでまな板上のコイを演じているので素直に行く。これが彼らの語呂あわせ。これを疑問手にしてみろと笑う。
38=62飛。45桂前に仕方なく後手が5thアタック。6-5の展開。森内の誘いに後ろ髪を引かれる思いで付いて行くフテクサレ女の風情。


手損角換り第1主題の負い目 No: 7069 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/12/23 Thu 12:39:06

手損角換り第1主題の負い目
34=66同歩。ここで62飛の連動手狙いは65歩で後手負け。先手71玉の為。仕方なく取る。先に1歩入手したことが慰め。機械はバカだからこれで後手優勢と判断する。
35=66銀。手損角換り第1主題84歩保留型のために成立。歩損を取り返しつつ連動手で進軍。
36=31玉。負けても仕方ないと言う手。手損角換り第1主題の負い目。


先手の6thアタックで終盤戦へ No: 7068 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/12/23 Thu 12:32:36

6thアタックで終盤戦へ
31=56銀。相腰掛け銀完成。5筋の歩間凍結。従って構造上は29手目に先手が作成した歩間3-5はこの手によって今後中盤領域で歩間4-4になることは有り得ない。角換り腰掛け銀で8thアタックが発生した最大の理由。
32=65歩!! 羽生の二回目の構造相転化。歩間2-6の6thで牽制。ところが角換り腰掛け銀の場合この手が空間開放手として機能。即ち64角打。この双頭手を三頭手にできれば後手逆転。
33=66歩!!! 相変らず1歩も引かない森内。ここで6thアタックは何度見ても凄い。ここから終盤1。終盤では凍結した5筋歩間が解凍する場合が有り得る。


構造相転化で中盤3へ 腰掛け陣の魔方陣へ突入 No: 7067 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/12/23 Thu 12:20:47

構造相転化で中盤3へ 腰掛け陣の魔方陣へ突入
28=74歩! 先手の自陣駒アタリ原理に追従して三度目のブランコ後進31玉は作戦負けと察して羽生はここで構造相転化。歩間4-4へ誘導。この4th作成は牽制手と読んだのが駒アタリ奇数番原理。
29=36歩!! 1歩も引かない森内。歩間3-5で奇数番原理優勢の5th作成。この交換はブランコ後進だが敵玉へ近い36歩が有利。
30=54銀。ついに腰掛け陣の魔方陣へ突入。中盤3へ。


自陣駒アタリ原理の白眉 No: 7066 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/12/23 Thu 12:12:02

自陣駒アタリ原理の白眉
24=42玉。先手が作成した歩間5-3=3rdの状態で14歩を双頭手にするための玉移動。この最重要のブランコ後進により先手の先攻権利は保証。
25=52金。歩間5-3の状態で自陣駒アタリ原理に手番を回す。
26=52金。24手目同様のブランコ後進。61金のまま戦う場合は端歩を手抜きする。すでに歩間5-3では待つしかない。
27=79玉。自陣駒アタリ原理の白眉。最も気持ちよい手。


3rd作成への道筋 No: 7065 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/12/23 Thu 12:05:41

3rd作成への道筋
21=16歩。後手は先手からの棒銀が消滅した為に待望の14歩が指せた。14歩を双頭手にしない方法は歩間6-1を相続する58金。ところが15歩と突き越されると1歩渡した時に端攻めの選択肢が後手に発生。後手はまだ居玉のため。そこで歩間5-2の構造へ進展させる。
22=94歩。歩間6-2の構造へ。
23=96歩。歩間5-2でついに待望の3rd作成。この交換はいずれも先手の選択肢に優位性が顕著だが最終盤では14歩が逆行相転化手になりやすい。だからこそ先手に15歩という丸山定跡が発生した。


中盤2へ突入 14歩か94歩か No: 7064 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/12/23 Thu 11:54:40

中盤2へ突入 14歩か94歩か
15=46歩。王道。身が引き締まる。ここから中盤2へ突入。歩間4-1の構造へ。先手優勢。
16=64歩。ブランコ後進+歩間5-1で仮想空間作成。
17=47銀。後手の仮想空間をガラス越しに覗く。
18=63銀。ブランコ後進+歩間5-1で仮想空間維持。
19=62玉。後手に腰掛け銀を強要したことに満足して。
20=14歩。角換り腰掛け銀で後手が指すようになった誘い。端の交換がない変化もあるために後手がそれを嫌った。歩間5-1では劣勢のまま。そこでどこかの歩を突いて後手から歩間6-1を作成したい。94歩の歩間6-1の単一手に比べて14歩は玉が逃げる空間開放手となるためにこれを双頭手にできれば後手が逆転。


72銀か62銀か No: 7063 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/12/23 Thu 11:42:15

72銀か62銀か
13=38銀。11手目にも指せたはずの38銀をここで選択したのは先手が角換り腰掛け銀を後手に促すため。77銀の1手分を緩手にするために後手は腰掛け銀を指向したくなる。手損で角換りを行なったのは後手のため。
14=62銀。明解な腰掛け銀への方向性。最初は谷川組しか指さなかった。最近丸山まで62銀に改宗している。郷田変化では再度手損を重ねて銀の繰り変えを後手は強いられ手損重複で負けると連盟棋士は思考。先手が棒銀で来いと挑発した場合手損角換りの後手は応じることができないと。だから72銀を彼らは最近指さない。一言で後手は煽られることを嫌った。自分で手損角換りを選択してこれはすでに後ろ向きの思考法であろうか?62銀ならば早繰り銀の余地も残せると考えるのは言い訳。この手は11手目の先手の77銀緩手へ働きかけないことが主軸。


中盤へ 妥協の容認 No: 7062 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/12/23 Thu 11:26:49

妥協の容認
8=88角成。ここで85歩は後手が横歩を取られて負け。すでに歩間理論の範疇を超えた。角筋開通のまますでに先手に1stを作成された為。
そこで第2手に後手が発生させた仮想GNをここで消去。
9=同銀。同金では手損。同銀ならば連動手で先手が手得。これも先手の権利。
10=22銀。3-1の構造で後手の手損顕在化。ここで33角と打つと負ける。
11=77銀。24歩は同歩同飛に今度は後手から角打が双頭手の為に有効。3-1の構造を維持するならば自陣のカナ駒を動かすしかない。手損角換りの特徴は84歩のまま角換り腰掛け銀にして85桂を狙うのが第一主題。従ってこの77銀は相手が突かない歩を先受けすると思考しては緩手。壁銀を解消するという自陣駒アタリ原理で思考せざるを得ない。
12=33銀。先手の緩手に応じるブランコ後進。ここで初めて先手と後手は妥協を容認し合う。


戦略のフレーミング 序盤2へ突入 No: 7061 [返信][削除]
 投稿者:実況&分析 マシュダ一家  04/12/23 Thu 11:07:02

戦略のフレーミング 序盤2へ突入
5=25歩。ここで78金は先手不利。56歩や36歩は負け。16歩や96歩は歩間理論では存在し得る。これは後手の手損角換りへの最終戦略。残念ながら現在手損角換りが先手を凌ぐ戦法に成り得ていない為に先手はその最終兵器を駆使する必要はない。羽生の選択は単なる消去法のため。角換り腰掛け銀も矢倉も横歩取りもダメなら手損角換りしかないというだけの思考法。そこで森内は現役最強25歩。すでに1stアタック準備。ここから序盤2。
6=84歩。後手に取って不利な手かもしれない。今度は先手が不利となった3手目の歩間3を後手が握ってしまうのが序盤1の枠組。ところがすでに序盤2では歩間3.5となっている。従ってこれは2nd作成準備。では序盤1の枠組思考で後手に33角はあるのか?同角ならば同金という連動手に後手は期待できるのか?羽生や森内はそのような将棋を指したことがない。羽生の84歩とは理論的に不明でも未知の世界に侵入することを拒否して経験値に頼った人間の妥協の産物。
7=78金。序盤1の枠組における最善はどこかの歩を突く。端歩は戦略が丸ごと相転換。66歩は後手からの急戦への相転化強制。
ところがこの局面はすでに序盤2と思考した。その場合78金とは後手の戦略へ相停滞を促す手。


歩間理論による後手の敗着 No: 7060 [返信][削除]
 投稿者:実況&分析 マシュダ一家  04/12/23 Thu 10:40:08

歩間理論による後手の敗着
2=34歩。2手目は後手に色々ある。84歩、34歩、54歩のいずれも歩間2だが76歩を狙うのが急戦。34歩とは逆に先手に狙撃されるターゲット。問題は第4手目。後手に選択の権利がある。
従って最重要の4手目を選択できる後手に主導権があったはずと思考するのが最新歩間理論。
3=26歩。この作戦明示手を先手は仕方なく指している。ここで78金は後手に振り飛車にされて不利。そこで75歩と言う手があるかだが3手目いきなり序盤2とすることを連盟棋士は嫌う。森内の26歩は現役棋士の全過去を背負った手。
4=32金。ここでの最善は44歩か84歩か56歩。それが歩間理論。従って歩間理論の究極的結論ではこの手が後手の敗着。羽生は後手の選択肢を純粋理論にではなく経験値にのみ訴求した。


棋王戦挑戦者決定戦第1局 森内先手 No: 7059 [返信][削除]
 投稿者:実況&分析 マシュダ一家  04/12/23 Thu 10:15:48

初手は無論76歩。最善手というワケではない。森内の26歩は狭い。だから広い方を選択。
谷川が待っているのは森内。羽生などが来てもらっては序盤からアクビが出る。
王位戦で羽生は序盤で逃げて勝った。森内は仕掛けを必ず用意している。そして谷川は逃げない。


第17期名人戦第4局大山VS升田
宙吊り歩間4 持将棋の手法
 
No: 7058 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/12/22 Wed 04:20:18

第17期名人戦第5局大山VS升田 宙吊り歩間4 持将棋の手法
副題=竜王戦最終局は持将棋にできるか?

竜王戦が12月の第7局で終わってしまうのは惜しい。決着が来年なら二倍楽しめる。
そこで竜王戦第7局を持将棋にしてみたい。升田は大山を名人戦で3タコにしたあとどうやって盛り上げたか?
故意に避けた点数勝ちから持将棋にする方法を以下に分析。

開始日時:1958.06.03
棋戦:第17期名人戦第4局
戦型:相振り飛車
先手:大山康晴王将
後手:升田幸三名人
▲7六歩 ▽8四歩 ▲6八銀 ▽3四歩 ▲7七銀 ▽4二銀
▲4八銀 ▽5四歩 ▲4六歩 ▽5三銀 ▲4七銀 ▽5二飛
▲2六歩 ▽7二銀 ▲2五歩 ▽3三角 ▲3六歩 ▽6二玉
▲3七桂 ▽7四歩 ▲1六歩 ▽4四歩 ▲6六銀 ▽8三銀
▲7八飛 ▽7三玉 ▲3八金 ▽7二金 ▲9六歩 ▽9四歩
▲4八玉 ▽6四歩 ▲7五歩 ▽同 歩 ▲6八金 ▽6二飛
▲7五銀 ▽7四歩 ▲6六銀 ▽5二金 ▲7七銀 ▽6五歩
▲7六銀 ▽6四銀 ▲5六銀 ▽8二玉 ▲7七桂 ▽3五歩
▲同 歩 ▽4二角 ▲6五桂 ▽7五歩 ▲7三歩 ▽同 桂
▲同桂成 ▽同 金 ▲7五銀 ▽同 銀 ▲4四角 ▽6一飛
▲4五桂 ▽7六歩 ▲6五桂 ▽6三金寄 ▲1一角成 ▽6四桂
▲4七銀 ▽7四銀 ▲6六歩 ▽3三桂 ▲同 馬 ▽同 角
▲同桂成 ▽6六銀 ▲3四角 ▽5一飛 ▲6七歩 ▽5五銀
▲3七玉 ▽6五銀 ▲7五桂 ▽7三金 ▲4三成桂 ▽6二金
▲2三角成 ▽7四銀 ▲5六歩 ▽3六歩 ▲同 玉 ▽4四桂
▲同成桂 ▽同 銀 ▲4五歩 ▽5三銀 ▲3三馬 ▽3一飛
▲2二馬 ▽4一飛 ▲4四香 ▽同 銀 ▲同 馬 ▽5三桂
▲6六桂 ▽6五銀打 ▲7四桂 ▽同 銀 ▲4三銀 ▽4二香
▲3二銀成 ▽4四香 ▲4一成銀 ▽4五香 ▲4二飛 ▽6一歩
▲4六歩 ▽同 香 ▲同 銀 ▽3三角 ▲3二飛成 ▽9九角成
▲4四歩 ▽7七歩成 ▲7九飛 ▽8八馬 ▲2九飛 ▽6八と
▲4三歩成 ▽2四桂 ▲2六玉 ▽3六香 ▲4八金 ▽3九香成
▲2八飛 ▽5六桂 ▲4七金 ▽2七歩 ▲1八飛 ▽2九角
▲3七金 ▽3八成香 ▲3六金 ▽2八歩成 ▲3四歩 ▽1八と
▲6六香 ▽7五銀 ▲6二香成 ▽8三玉 ▲2四歩 ▽7四玉
▲7六歩 ▽6五玉 ▲7五歩 ▽7六玉 ▲3五玉 ▽6七と
▲6一成香 ▽8七玉 ▲3三歩成 ▽1九と ▲6二龍 ▽6五飛
▲3四玉 ▽6二飛 ▲同成香 ▽6五桂 ▲7一飛 ▽1八角成
▲4五金 ▽8三金打 ▲7二成香 ▽1七馬 ▲4四と
173手で持将棋引き分け
5=77銀。第3局まで同様。渡辺明は必ず66歩。
6=42銀。当家絶賛の升田の手を大山が指す。
9=46歩。升田はなぜコレを指したか?竜王戦第6局で森内が46歩とした心境とは違う。森内は自分が負けたら竜王失陥と言うカド番で46歩を選択せざるを得なかったがコッチは序盤の哄笑。こんなタコ手を通用させるには名人ならこーすると。
10=53銀。逆行歩間5。升田の手を継承。
11=47銀。逆行歩間5の2。なんでも来い。
12=52飛。逆行歩間5の3。升田にとっては4。
13=26歩。ついに歩間6で優勢誇示。
14=72銀。逆行歩間6の1。
15=25歩。逆行歩間5の4から1st作成。
16=33角。1stアタック阻止。53銀の欠陥。
17=36歩。逆行歩間4の1から2nd作成。
18=62玉。逆行歩間4の2。
19=37桂。45桂を見せる。
20=74歩。44銀では桂を跳ねてこないので中飛車の意味がない。そこで逆行歩間3を作成しないといけないが45桂阻止で44歩は45歩の3rdアタック。55歩も56歩の3rdアタック権利を先手に付与。そこで大山は74歩で逆行歩間3を取るしかなかった。ところがこれでも3rdアタックの権利を先手は掌握。
21=16歩。歩間4の明晰な進行。歩間理論通りの展開。すぐに45桂は15角が王手。3rdアタックの45桂は神の手。その場合銀桂と角を交換。16歩は「胸貸し」と読むより3rdアタックへの畏怖。最強者は最強手に独特の畏怖がある。
22=44歩。大爆笑。逆行歩間3の2。大山の本質。大山が人気ないのは積み木をすぐに戻すから。後方にパスするサッカー。
23=66銀。21手目45桂変化でも登場する銀と同じ。素晴らしい。升田が21手目45桂も思考した証拠。ところが今度は45桂自体がすぐに成立しない。そこで75歩4thアタック示唆。
24=83銀。75歩からの4thアタックには74歩と打って耐える準備。
25=78飛。やり放題。74歩も許さない。
26=73玉。大爆笑2。今度は顔面受け。64銀では74歩から銀交換後に飛車を追ってから43銀阻止の為にまたもや後手を引く。
27=38金。故意の緩手。 升田の独壇場と言うより独演会で馴染み客の好意的ヤジに苦笑いした手。後手が陽動振り飛車で来たのですべて完封しつつ陽動振り飛車反転構造で理想形誇示。勝ちに行くなら4-3-2。75歩は玉頭直撃。45歩は取れば45桂の角銀取り。35歩は薄い角頭攻め。
28=72金。池州のコイ。
29=96歩。歩間4で進行。だから升田は面白い。極めて理論的。
30=94歩。またもや逆行歩間3。先手有利の交換。
31=48玉。仕掛けの権利を掌握後あとは理想形を作成。
32=64歩。宙吊り歩間4。これが所謂二枚腰。大山好みの逆行歩間2ならば14歩か85歩。これは手強い。本局初の大山の好手。
33=75歩! 宙吊り歩間4からの5thアタック。恐らく升田は58金の逆行宙吊り歩間4を取ることに飽きた。58金ならば大山はまた14歩で大好きな歩間3に戻すため。14歩は後手有利なブランコ後進。
34=同歩。誰でも取る。
35=68金!! これは難解。第4局が圧勝では新聞社が困ると思った升田演出とも読める。いずれにしても金は移動する時が来る。58金では69銀の割り打ち変化が気にいらないと指し手は語る。75飛で1歩入手後に74歩の飛車追いには深く79飛から29飛の展開ならば58金でよい。後手は角頭が弱点。序盤25歩にかけた二手を活用するにはそれが王道。ところが68金とは77地点へ働きかける手なので2筋攻めなど最初から眼中にない。飛車角金銀桂で攻め倒そうという攻撃重視なのでカウンターを喰らうと悪手に逆行相転化。
36=62飛。82玉では75銀で負け。今度74歩には同銀同銀同飛のあとやはり43銀を受けないといけない。ところが28手目に72金としたために今度は61銀の割り打がある。このふたつを同時に阻止するには42飛だがそれでは35歩同歩34歩から角の行き場が22地点しかないために24歩で痺れてしまう。そこで62飛。これは升田が大山に指させた三頭手。63銀や61銀を未然阻止しつつ65歩を狙う。後手にこの欠陥があることを見た升田がからかって68金を見せたと読めば明解。
37=75銀。今度75飛だと飛車を追い返した直後の65歩で銀を逃げないといけない。そこで手得を計る。
38=74歩打。逆に打たれたら負け。
39=66銀。気が変わったらしい。65歩突いて景気つけろと。86銀なら先手勝ち。
40=52金。これで升田大優勢から形勢不明に。今度35歩には43金が間に合う。45歩も逆に玉頭の傷。66銀なら45歩が可能。

26角変化
▲8六銀 ▽5二金 ▲4五歩 ▽4三金
▲4四歩 ▽同 銀 ▲4五歩 ▽5五銀 ▲5六歩 ▽4六歩
▲5五歩 ▽4七歩成 ▲同 金 ▽5五歩 ▲7五歩 ▽同 歩
▲7四歩 ▽同 銀 ▲4四銀 ▽同 金 ▲同 歩 ▽同 角
▲5四金 ▽2六角 ▲7五銀 ▽同 銀 ▲同 飛 ▽7四歩
▲5五飛 ▽投了 67手で先手の勝ち

33角変化
▲8六銀 ▽5二金 ▲4五歩 ▽4三金
▲4四歩 ▽同 銀 ▲4五歩 ▽5五銀 ▲5六歩 ▽4六歩
▲5五歩 ▽4七歩成 ▲同 金 ▽5五歩 ▲7五歩 ▽同 歩
▲7四歩 ▽同 銀 ▲4四銀 ▽同 金 ▲同 歩 ▽同 角
▲5四金 ▽3三角 ▲4五桂 ▽投了 63手で先手の勝ち

上記変化でもし58金型の場合52手目に後手から69銀と言う割り打がある。升田がこれを嫌って35手目に68金としたならば筋が通っている。
ところが66銀で角筋を閉塞させた為に上記変化はない。

41=77銀。そこで泡踊り。86銀でもどうせ大山は52金。後手は65歩を突くより傷消しに必死であった。だから66銀で誘惑しても最初から乗る余裕が大山にはなかった。
42=65歩。逆転の5th。
43=76銀。75歩の5thアタックを狙うが・・・
44=64銀。今度75歩なら63金で1歩得。単に同歩だと歩と銀を先手に渡す為に35歩43金34歩同金43銀で後手負け。
45=56銀。ひとめ大悪手。おそらく全国の縁台将棋ファンへ見せようとしている。升田最強のジョーク。森内も感化された。勝ちに行くなら1歩損でも75歩。
46=82玉。さすがに大山も引く。
47=77桂。大爆笑。升田は大山が1歩得を主張しようとしたので今度は自分が1歩得をみせつける。陽動振り飛車をからかって相振りにしたばかりか今度は1歩得パロディー。名人戦をここまで笑劇にできる演出力は圧巻。
48=35歩。桂頭を死守していた銀が離れたので取り敢えずマギレを求めて5thアタックで傷を作成。大山が歩損するのは仕方ない。他に指す手がない。ここで大山らしく73桂とガンバルとこうなる。
▽7三桂 ▲6五歩 ▽同 銀
▲同銀左 ▽同 桂 ▲6四歩 ▽同 飛 ▲7六桂 ▽6一飛
▲4五桂 ▽同 歩 ▲3三角成 ▽同 桂 ▲6四角 ▽7三銀
▲6五銀 ▽6四銀 ▲同 桂 ▽4六歩 ▲7二桂成 ▽同 銀
▲6四桂
この展開では71角の勝負手が後手にないために68金型は好型。
49=同歩。これで先手1歩得。気前いーねとニヤついている頃。
50=42角。「指にヤニ」と75歩を見せる。後手からの75歩は先手が指したかった手。1歩損してまでも後手は42角で封印。
51=65桂!!! 歩損で対抗するなら徹底的に歩切れ地獄をみせつける手。これで2歩得かつ角筋開放で44歩まで取れる。
52=75歩。一番やりたかった手を指すだけ。
59=44角。これで銀と歩3枚の交換。飛車香取りで手番も先手。
60=61飛。どこに逃げても味が悪い。
61=45桂。ここで53桂打は同金同角52金打が甘い。後手最後の1歩で77歩から抑え込まれ攻めは切れる。そこで次に53桂打を見せるが・・・
62=76歩。やはり最後の1歩でフタ。
63=65桂。今度は53桂打が75銀取りにならないのでコッチから。
64=63金。金アタリから逃げつつ53桂成阻止の双頭手。
65=11角成。他に指す手がない。
66=64桂。歩切れなので。ここで33桂の両取りは火に油。
67=47銀。両者あまり乗り気がない。持将棋の予感。
68=74銀。当家ならここで点数を数え始める。先手は3枚の歩得。持将棋にする場合、三枝の創作落語ならばツルカメ算を勧める。初期点数が9+5+5+8=27点。香銀の交換は点差なしなので先手が27+3で現在30点。点数合計は27X2=54点。点数合計54から先手の点数30を引くと後手の点数が出る。すると後手は24点。現行の将棋のルールでは持将棋が成立してしまう。そこで先手はあと1点取れば勝ちが確定。
69=66歩。65桂はすでに単なる1点だがこれ以上後手の点数を増やしてはいけない。66歩は11馬で守られている。しかし先手は桂を捨ててもあと2点取れば良いのでここで34歩や23歩を取るために22馬と言う手もある。確実に点数を取るなら楽しみを後に残して66香打。その後で22馬から23馬で勝ちが決まる。
70=33桂。後手は馬筋を遮断すれば66銀で24点に戻せる。
71=同馬。馬取りなので逃げるしかないがこれで23馬変化は消え、美味しい23歩と13歩が馬で取れなくなってしまった。この手で持将棋成立。
85=23角成。これで後手は24点。次に13馬で歩を取れば23点にできるが・・・
86=74銀。今度は桂取りで24点維持されてしまう。
以下どうなったかと言うと先手の温情で後手は24点維持を続行して持将棋成立。