MashudaBBS2004.12.18-20 分析 マシュダ一家
偶数番原理裏番
偶数番2裏番X2

偶数番原理裏番考察1a 竜王戦第6局をめぐり1
偶数番原理裏番考察1b 竜王戦第6局をめぐり2

偶数番原理裏番考察2 2004.12.16A級順位戦久保VS高橋 ゴキゲン角換り

偶数番原理裏番考察3 2004.12.16A級順位戦羽生VS丸山 手損角換り

偶数番原理裏番考察4
2004.12.16A級順位戦康光VS谷川 ゴキゲン角換り 偶数番2裏番X2
偶数番原理裏番考察5
2004.12.16A級順位戦藤井VS深浦 対四間32飛 偶数番2裏番X2 仮想停止
2004.12.20
A級順位戦のこと A1チームへの期待
2004.12.19NHK杯深浦VS三浦 向い飛車


2004.12.19NHK杯深浦VS三浦 向い飛車 No: 7057 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/12/20 Mon 13:08:58

2004.12.19NHK杯深浦VS三浦 向い飛車
放映:2004.12.19
棋戦:第54回NHK杯三回戦
戦形:向い飛車
先手:深浦康市八段
後手:三浦弘行八段
▲2六歩 ▽3四歩 ▲2五歩 ▽3三角 ▲7六歩 ▽2二飛
▲6八玉 ▽4二銀 ▲7八玉 ▽6二玉 ▲4八銀 ▽7二玉
▲5八金右 ▽8二玉 ▲5六歩 ▽5二金左 ▲9六歩 ▽9四歩
▲5七銀 ▽7二銀 ▲3六歩 ▽5四歩 ▲6六歩 ▽5三銀
▲6五歩 ▽4四歩 ▲6六角 ▽6四歩 ▲同 歩 ▽同 銀
▲3五歩 ▽4三金 ▲3四歩 ▽同 金 ▲7七角 ▽6二飛
▲6七金 ▽6五歩 ▲8八玉 ▽7四歩 ▲7八金 ▽7三桂
▲3八飛 ▽3五歩 ▲9八玉 ▽8五桂 ▲8八角 ▽9五歩
▲8六歩 ▽9六歩 ▲8五歩 ▽9七歩成 ▲同 桂 ▽9六歩
▲8七玉 ▽9七歩成 ▲同 香 ▽同香成 ▲同 角 ▽4五歩
▲9四歩 ▽7三銀直 ▲8八角 ▽6六香 ▲7七金寄 ▽6九香成
▲8六金 ▽7九成香 ▲同 金 ▽7五桂 ▲同 歩 ▽同 銀
▲9三歩成 ▽同 玉 ▲3三角成 ▽8六銀 ▲同 玉 ▽7五銀
▲7七玉 ▽3三金 ▲9八飛 ▽9七歩 ▲同 飛 ▽8二玉
▲9一角 ▽7二玉 ▲9二飛成 ▽6三玉 ▲8三龍 ▽7二金
▲8一龍 ▽8二銀 ▲6四歩 ▽同 玉 ▲5一龍 ▽4四角
▲5五歩 ▽同 歩 ▲8二角不成▽同 金 ▲6八玉 ▽7六銀
▲7八金 ▽8九角 ▲6七銀 ▽同銀成 ▲同 金 ▽7八銀
▲5九桂 ▽5二金 ▲4一龍 ▽6七銀成 ▲同 桂 ▽7六金
▲7八銀 ▽5六歩 ▲同 銀 ▽7八角成 ▲同 玉 ▽7七角成
▲6九玉 ▽7八銀 ▲5八玉 ▽6七銀不成▲同 銀 ▽同 金
▲4八玉 ▽5五馬 ▲3七角 ▽4六桂 ▲同 歩 ▽3六銀
▲5九桂 ▽6六馬 ▲3八玉 ▽3七銀成 ▲同 桂 ▽5八金
▲2七玉 ▽5九金 ▲8四銀 ▽4九角 ▲3八歩 ▽8五角成
▲8七香 ▽8六歩 ▲同 香 ▽同 馬 ▲7八桂 ▽8四馬
▲8六桂 ▽3四桂 ▲5五銀 ▽同 玉 ▲4五龍 ▽6六玉
▲4八角 ▽6七玉 ▲投了
158手で後手の勝ち

3=25歩。76歩とできない深浦。これで負けそうと解る。
6=22飛。すでにお馴染。深浦は44歩を期待。以下角交換できない深浦。おかげで後手の駒組に優位性が顕著。
17=96歩。歩間3では作戦負け。
21=36歩。疑問。深浦レベルではどこにも仕掛けが成立しない3rd
22=54歩。4thで牽制は常識。
23=66歩。情けない。これでは36歩が悪手でしたと自分で認めるだけ。
25=65歩。敗着。方針破綻。
26=44歩。先手が動きすぎるので5thアタック牽制。後手作戦勝ちというより深浦が独りで転んだ。
27=66角。ひどい。まだしも5thアタックの勝負手。
28=64歩。相手の悪手で貰った5thアタックで後手勝勢。
31=35歩。5-4の展開を期待したらしいがすでに後手左銀が4段目に進出しているため攻めあいで先手負け。
32=43金。35同歩は34歩から44角なので黙って受けるだけ。
35=77角。ここで手番を渡しては先手にナニもない。
36=62飛。すでに飛車の働きまで大差。
37=67金。今さら手を入れても遅い。
38=65歩。完封体勢。
46=85桂。以下寄せ。
62=73銀。勝ちを決める手。
63=88角。負けを早める手。
64=66香。悪手。
65=77金。それを上回る悪手。後手は歩切れなのでこんなモノは清算して勝負すべき。毎度逃げるのが深浦式。だから客も逃げる。
67=86金。最後の敗着。深浦式で素直に9筋の香打ちでと金を作成していただきたい。後手の欠陥は歩切れ。
70=75桂。丸山はパンチと絶賛。
75=33角成。悪あがき。こう言う所は解説の丸山が形作りの仕方を知っている。以下丸山変化79手目91角に代えて派手に74桂なら先手玉には以下の即詰み筋が発生。
▲2六歩 ▽3四歩 ▲2五歩 ▽3三角 ▲7六歩 ▽2二飛
▲6八玉 ▽4二銀 ▲7八玉 ▽6二玉 ▲4八銀 ▽7二玉
▲5八金右 ▽8二玉 ▲5六歩 ▽5二金左 ▲9六歩 ▽9四歩
▲5七銀 ▽7二銀 ▲3六歩 ▽5四歩 ▲6六歩 ▽5三銀
▲6五歩 ▽4四歩 ▲6六角 ▽6四歩 ▲同 歩 ▽同 銀
▲3五歩 ▽4三金 ▲3四歩 ▽同 金 ▲7七角 ▽6二飛
▲6七金 ▽6五歩 ▲8八玉 ▽7四歩 ▲7八金 ▽7三桂
▲3八飛 ▽3五歩 ▲9八玉 ▽8五桂 ▲8八角 ▽9五歩
▲8六歩 ▽9六歩 ▲8五歩 ▽9七歩成 ▲同 桂 ▽9六歩
▲8七玉 ▽9七歩成 ▲同 香 ▽同香成 ▲同 角 ▽4五歩
▲9四歩 ▽7三銀直 ▲8八角 ▽6六香 ▲7七金寄 ▽6九香成
▲8六金 ▽7九成香 ▲同 金 ▽7五桂 ▲同 歩 ▽同 銀
▲9三歩成 ▽同 玉 ▲9七香 ▽8二玉 ▲7五金 ▽同 歩
▲7四桂 ▽同 銀 ▲3三角成 ▽同 桂 ▲9一角 ▽7二玉
▲7三銀 ▽6三玉 ▲6四香 ▽5三玉 ▲6二銀不成▽同 金
▲同香成 ▽7六銀 ▲7八玉 ▽6七銀打 ▲6九玉 ▽5八金
▲同 飛 ▽同銀成 ▲同 玉 ▽6七角 ▲4八玉 ▽5八飛
▲3七玉 ▽3六歩 ▲2七玉 ▽3五桂 ▲3六玉 ▽3八飛成
▲3七歩 ▽2五金 ▲投了
110手で後手の勝ち
あの34金が最後に大活躍して歩を三枚残して一手違いで投了。深浦はこれで棋譜に1本の線を見せるべきだった。そうすれば誰にでも35歩が悪手とわかる。上記95手目89玉なら三浦も間違えたかもしれない。すでに後手玉は52飛以下の詰めろのため。しかし深浦は右に逃げる。それが見せる負け方。負け方が醜い棋士はいつまでたっても谷川に近づけない。


A級順位戦のこと A1チームへの期待 No: 7056 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 04/12/20 Mon 11:11:09

谷川が光速ノートでこぼしていたように先後の差が大きい。
今期王将戦はリーグ戦完全中継によって最近稀にみる盛り上がりだったが、あれはメンバーがよかった。7人という人数も適度。問題はやはり先後の差異。結局後手番を2回制した羽生がリーグ戦優勝を果たして挑戦者となった。
A級順位戦で10人は多すぎる。今のメンツなら羽生久保谷川康光丸山の5人で十分。5人で先後入れ換えのリーグ戦を行なえば対局数も同じになる。
このチームをA1と呼べば良いだけこと。現在順位5の三浦もA2行きで怒ったりしない。逆にA2なら安心してそこに居られる。A2からA1への昇級者は一人で十分。A1メンバーも同じ相手に先後1回づつ指せるので谷川のような不満も出ない。
内容的に名人戦に出る器でない棋士がA級順位戦に居ても無意味。タカミチをA級に送ったB1などB2と同じ。だからB1以下は昇降級者をもっと増やせば良い。給料安定棋戦にしたければB1以下でやっていただきたい。名人挑戦者を選ぶA1には公平な土壌を与えて盛り上げるべき。A級順位戦までシラケている。
「A級は家賃が高い」などと連盟棋士が公言していること自体おかしい。
A1チームに給料などいらない。純然たる賞金稼ぎのアウトロー集団がA1で在りたい。これをA1メンバーが言い切れば誰も納得する。その代りにアイツとは先後1回づつやらせろと。

その先はどうなるか?
A1チームは各自ピットインで熾烈な水面下の戦略を繰広げ5大クライアントが莫大な投資を行う。こう言うモノを見たい。


偶数番原理裏番考察5 2004.12.16A級順位戦藤井VS深浦 対四間32飛
駒アタリ偶数番2裏番X2 仮想停止
No: 7055 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 04/12/20 Mon 02:53:15

偶数番原理裏番考察5 2004.12.16A級順位戦藤井VS深浦 対四間32飛 
駒アタリ偶数番2裏番X2 仮想停止
日時:2004.12.16
棋戦:A級順位戦
戦形:対四間飛車32飛
先手:藤井猛
後手:深浦康市
▲7六歩 ▽3四歩 ▲6六歩 ▽8四歩 ▲6八飛 ▽6二銀
▲3八銀 ▽4二玉 ▲7七角 ▽3二玉 ▲4六歩 ▽5四歩
▲7八銀 ▽8五歩 ▲6七銀 ▽5二金右 ▲5八金左 ▽5三銀
▲3六歩 ▽7四歩 ▲4八玉 ▽5五角 ▲4七金 ▽4四歩
▲3九玉 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽4三金 ▲5六歩 ▽7三角
▲6五歩 ▽2二玉 ▲2八玉 ▽1二玉 ▲3七桂 ▽3二飛
▲2六歩 ▽3五歩 ▲同 歩 ▽同 飛 ▲2七銀 ▽3二飛
▲3八金 ▽3五歩 ▲5八銀 ▽2二銀 ▲1六歩 ▽3四金
▲1五歩 ▽2四歩 ▲8六歩 ▽9五歩 ▲同 歩 ▽8二飛
▲8八飛 ▽8六歩 ▲同 飛 ▽8五歩 ▲8八飛 ▽4五歩
▲同 歩 ▽3三桂 ▲7五歩 ▽4五桂 ▲7四歩 ▽3七桂成
▲同金寄 ▽5一角 ▲8三歩 ▽7二飛 ▲6四歩 ▽同 歩
▲8五飛 ▽9三桂 ▲8六飛 ▽7四飛 ▲7五歩 ▽同 飛
▲7六歩 ▽4五飛 ▲4六歩 ▽4三飛 ▲8二歩成 ▽8四歩
▲9一と ▽3六桂 ▲1八玉 ▽8五桂 ▲8八角 ▽3三角
▲4七銀 ▽7七歩 ▲8七飛 ▽6六角 ▲7七桂 ▽4八桂成
▲8五桂 ▽3八成桂 ▲同 金 ▽8八角成 ▲同 飛 ▽6六角
▲6一角 ▽4二歩 ▲6八飛 ▽5七角成 ▲4五桂 ▽4四銀
▲4三角成 ▽同 歩 ▲7一飛 ▽4二金 ▲7二飛成 ▽3一金
▲3二歩 ▽4一金寄 ▲5三桂打 ▽6八馬 ▲4一桂成 ▽同 金
▲3一歩成 ▽同 金 ▲3三歩 ▽7一歩 ▲6二龍 ▽7二飛
▲同 龍 ▽同 歩 ▲3二金 ▽3三銀引 ▲3一金 ▽同 銀
▲3三桂成 ▽同 金 ▲4五桂 ▽7七馬 ▲5五香 ▽2三金
▲3三金 ▽2二金打 ▲3四歩 ▽2一桂 ▲4一飛 ▽3二飛
▲3一飛成 ▽同 飛 ▲4二銀 ▽3二飛 ▲同 金 ▽同 金
▲3三歩成 ▽4二金 ▲同 と ▽2九銀 ▲同 玉 ▽5九飛
▲3九銀 ▽3七桂 ▲1八玉 ▽2九角 ▲1七玉 ▽3八角成
▲同銀直 ▽5五馬 ▲2八銀 ▽1四歩 ▲3一飛 ▽1五歩
▲1四金 ▽1三金打 ▲2一飛成 ▽同 玉 ▲3三桂打 ▽投了
173手で先手の勝ち

36=32飛。これは先手番でやる7thアタック。後手番でやる深浦は将棋を忘れたらしい。
44=35歩。谷川山崎に感化されただけの位取り。単なる負担。特例によって1円の資本金で設立した会社がセコイ投資をした風情。
51=86歩。藤井が仕方なく指した8thアタック。
52=95歩。悪手。86歩と取ると同角が浮いた53銀にアタルのが気に障るというハッタリ。従ってこの95歩は後手にしてみれば先手に故意に与えた駒アタリ偶数番2の裏番。ところが先手にとってはそうではない。従って深浦の曖昧な解釈と断定できる。故意に与えた駒アタリ偶数番2の裏番とは戦略的には以下。
駒アタリ偶数番2裏番地獄=相手にさらに2回目の偶数番2裏番を取らせてそのナンバーで停止させる。
53=同歩。これで藤井は勝ちと思っている。逆に藤井のハッタリ成功。
54=82飛。次に85歩と取り込まれては負け。そこで佐世保に里帰りするしかない深浦。 95歩以前にすでに後手作戦負けだと藤井なら吹聴する。
55=88飛。中空三角理論で藤井優勢維持。
74=93桂。後手初の駒アタリ偶数番2裏番ゲット。 以下藤井の温泉指しのおかげで深浦の飛車は佐世保から土佐に移りカツオの一本釣り業を営んだ後また東京に戻るがすでに地価が高騰して仕方なく埼玉に住むことに。
86=36桂。反省がないタコ手。自分の棋譜しかキチンと見ていない証拠。
102=66角。深浦2回目の駒アタリ偶数番2裏番。
103=61角。マシュダ一家理論通り駒アタリ奇数番3で藤井勝ち。
104=42歩。普通ならこれで逆行駒アタリ偶数番2裏番となるはずだが残念ながら駒アタリが飛車なので無意味。深浦の限界。
105=68飛。藤井の限界というよりエンタ棋士の特徴となる仮想駒アタリ偶数番2裏番。早めに終わらせるなら43角成。
106=57角成。おかげで深浦に3回目の駒アタリ偶数番2裏番モドキを与える。藤井が43地点を仮想ナンバーにしたため完全駒アタリ偶数番2裏番X3ではない。ここが久保と違う。
107=45桂。単純に駒アタリ奇数番3解釈で十分。
108=44銀。42歩など打たなければ45同金と切って同歩に46歩。
109=43角成。相手が逃げると発奮するのが藤井の性格。年下だとおごりたくなる。その代りにクンづけで奴隷にしたがる。64飛で深浦は投了だったが相手に苦手意識を徹底的に植えつけるのが藤井。真綿で締めるなら良いが藤井は鈍器でゴリゴリ。
111=71飛。故意に手抜きしていると見せつける手。
113=72飛成。ここまでやると意地汚い。深浦ともどもA級の面汚し。以下まともに検討するとバカになる。


偶数番原理裏番考察4 2004.12.16A級順位戦 康光谷川 ゴキゲン角換り
駒アタリ偶数番2裏番X2
No: 7054 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 04/12/20 Mon 01:47:17

偶数番原理裏番考察4 2004.12.16A級順位戦 康光谷川 ゴキゲン角換り 駒アタリ偶数番2裏番X2

未分析A級順位戦は残り2局。やはり谷川はデザートなのですぐに食べてしまうのはもったいない。谷川が勝った余韻だけで三日は楽しめる。
最近の分析は余りに過激なのでこれ以上進めると将棋というゲームが終わってしまいかねない。そこで別な楽しみ方から始める。

谷川が自動車運転教習所に通った場合
教官=佐藤康光
実習生=谷川浩司
1=76歩。運転は初めてですか?
2=34歩。だから来たんですが。
3=26歩。免停で来るパンチもいる。
4=54歩。メンテー?ラーメン屋ですか?
5=25歩。ミラー直して。
6=52飛。こうですかね。
7=22角成。シートベルトしろって。いい年こいて。
8=同銀。(ムっとして)
9=68玉。同飛ならもう来なくていい。よかったね。
10=33角。アクセルこれですか?
11=66歩。俺を殺す気か。フツー33銀でブレーキ。
12=66同角。なんかぶつかったみたいですが。弁償しますか?
13=77桂。気にすんな。保険で直せる。
14=74歩。でも歩得で後手勝ちでしょ。
15=78銀。裏番組じゃ後手が横歩捨ててる。
16=33角。バックします。
17=67銀。ひき逃げでいーのか?免許取れねーナ。
18=62銀。(ムっとして)
以下怒った実習生は教官をボコボコに。

日時:2004.12.16
棋戦:A級順位戦
戦形:ゴキゲン角換り
先手:佐藤康光棋聖
後手:谷川浩司棋王
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽5四歩 ▲2五歩 ▽5二飛
▲2二角成 ▽同 銀 ▲6八玉 ▽3三角 ▲6六歩 ▽同 角
▲7七桂 ▽7四歩 ▲7八銀 ▽3三角 ▲6七銀 ▽6二銀
▲7八金 ▽5三銀 ▲2六飛 ▽4四角 ▲3六飛 ▽3三銀
▲4六歩 ▽6四銀 ▲4五歩 ▽7一角 ▲4六飛 ▽4二玉
▲3八銀 ▽3二玉 ▲3六歩 ▽8二角 ▲3七銀 ▽5五銀
▲4八飛 ▽4二金 ▲5八金 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽7二飛
▲8六歩 ▽9二香 ▲8七金 ▽9三角 ▲4九飛 ▽6二飛
▲3五歩 ▽同 歩 ▲7五歩 ▽同 角 ▲7六銀 ▽9三角
▲8五銀 ▽6四歩 ▲7四銀 ▽6五歩 ▲6三歩 ▽5二飛
▲8三銀成 ▽7六歩 ▲同 金 ▽7五歩 ▲6五金 ▽7六歩
▲8五桂 ▽6六角 ▲同 金 ▽同 銀 ▲7八歩 ▽5五歩
▲8四角 ▽6七歩 ▲同 金 ▽同銀成 ▲同 玉 ▽7四金
▲4四歩 ▽同 銀 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲2二歩 ▽8四金
▲同成銀 ▽6六歩 ▲同 玉 ▽6五歩 ▲7五玉 ▽6六角
▲7六玉 ▽8四角 ▲2一歩成 ▽7二飛 ▲8七玉 ▽7六銀
▲9八玉 ▽2一玉 ▲2三歩 ▽3二金 ▲6二歩成 ▽8七金
▲8九玉 ▽8八歩 ▲7九玉 ▽5七角成 ▲6八銀 ▽5六馬
▲投了
108手で後手の勝ち

解題
康光のゴキゲン角換りへの谷川の回答はスットボケたフリして10手目に33角打ち。これは暴走族OBがヤンママ風に後輩へ説教している手。イロハ坂のラリーで観光客のクルマにあてて免許を失ったと嘯いている。最初から無免許だったことは決して言わない。
現役暴走族は自分が一番速いと思っている。しかし生命保険の受取人は妻であった。ダンナが早く死んでくれと思っている妻は世の中に多い。だから生命保険などかけるとかえって寿命が縮まる。妻にダイオキシン並の毒を盛られている場合もある。青ひげは喜劇になるがその逆はノンフィクションの世界。女の方が怖い。そのうち女房の手料理にビビル時代が来る。
谷川の33角に88角と受けると同角成なら同銀で先手勝ちだが、他の手を指されると角交換が無意味。康光の性格上無意味な手は許せない。谷川にしてみれば先手の手損角換りが許し難い。だから33角と逆に尋ねた。88角はバックで車庫入れする手なので77桂を次に考えた。その支えのための68玉だろうと。ところがここで玉側の桂を跳ねると駒組みで劣勢になり後手は簡単に千日手にできる。従ってゴキゲン角換りとはゴキゲン中飛車の最新形を知らない不精者が指す戦法であるという結論が来年4月以後の教習所の教則本に書いてある。草稿はマシュダ一家が昨年書いた。
そこで康光は「保険をかけた将棋が指せるか」とブチ切れてしまった。タクシー業界も酷いが教習所も最近は低賃金労働で教官がアルバイトしないといけない。新教科書など読んでいられるかと。11手目の66歩とはそのような手。これはタダの歩なので中原でなくとも当然取る。
以降は横歩取りと同じ発想で先手が構築できるであろうか?
横歩取りの場合歩損よりも先手の手損に後手は期待している。大介が昨日の囲碁将棋ジャーナルで「渡辺明の歩損は最後まで響いた」などと言うのはバカ丸出しの大局観。
先手が11手目66歩からの1歩損で主張することは1に手得。後手は歩を取ったために一旦角を下がらないといけない。ところがゴキゲン角換りでは先手がすでに1手損している。
14=74歩。谷川の妥協なき展開。これは次に75歩同歩に先ほど取った歩で76歩を打って勝ちと言っている手。これは2nd作成なので先手が期待する展開にするためには次に3rd作成か2ndアタックしかない。ところが康光は75歩を受ける手だけを次に指した。これで谷川勝ちとすぐに解る。
49=35歩。これほど気の抜けた5thアタックは康光分析では初めて。
51=75歩。35&75のダブルのサクリファイスも初めて見る。康光はナニするかと思えば1歩獲得するためになんと玉側の銀を遠征させた。
59=63歩。これが本局初の駒アタリ偶数番2裏番。ようやく本項主題が登場。康光だからこそナニか期待できる。
61=83銀成。2回目の駒アタリ偶数番2裏番。ところが以降先手側に二度と駒アタリ偶数番2裏番は登場しない。
62=76歩。谷川初めてのサクリファイス。これで裏番解消。
64=75歩。ご存じ駒アタリ奇数番3で谷川優勢。ここで勝負は終わっている。谷川にはナニも目新しいコトはない。
65=65金。桂が跳ねたいGNを要の金で空間閉塞しては酷い。
66=76歩。谷川はどんな気分で指したか聞いても答えない。「バカヤロ」が本音。
康光は入玉を目指すが因縁の66角に91手で74玉は以下
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽5四歩 ▲2五歩 ▽5二飛
▲2二角成 ▽同 銀 ▲6八玉 ▽3三角 ▲6六歩 ▽同 角
▲7七桂 ▽7四歩 ▲7八銀 ▽3三角 ▲6七銀 ▽6二銀
▲7八金 ▽5三銀 ▲2六飛 ▽4四角 ▲3六飛 ▽3三銀
▲4六歩 ▽6四銀 ▲4五歩 ▽7一角 ▲4六飛 ▽4二玉
▲3八銀 ▽3二玉 ▲3六歩 ▽8二角 ▲3七銀 ▽5五銀
▲4八飛 ▽4二金 ▲5八金 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽7二飛
▲8六歩 ▽9二香 ▲8七金 ▽9三角 ▲4九飛 ▽6二飛
▲3五歩 ▽同 歩 ▲7五歩 ▽同 角 ▲7六銀 ▽9三角
▲8五銀 ▽6四歩 ▲7四銀 ▽6五歩 ▲6三歩 ▽5二飛
▲8三銀成 ▽7六歩 ▲同 金 ▽7五歩 ▲6五金 ▽7六歩
▲8五桂 ▽6六角 ▲同 金 ▽同 銀 ▲7八歩 ▽5五歩
▲8四角 ▽6七歩 ▲同 金 ▽同銀成 ▲同 玉 ▽7四金
▲4四歩 ▽同 銀 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲2二歩 ▽8四金
▲同成銀 ▽6六歩 ▲同 玉 ▽6五歩 ▲7五玉 ▽6六角
▲7四玉 ▽7二金 ▲7五銀 ▽5七角成 ▲6一角 ▽6三金
▲同 玉 ▽5三金 ▲7四玉 ▽6二飛 ▲8三成銀 ▽6三金
▲8四玉 ▽7四金打 ▲投了
104手で後手の勝ち

駒アタリ偶数番2裏番の2止まりは負けしかないのか
というのが主題。


偶数番原理裏番考察3 2004.12.16A級順位戦羽生丸山 手損角換り No: 7053 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 04/12/18 Sat 10:02:19

偶数番原理裏番考察3 2004.12.16A級順位戦羽生丸山 手損角換り
日時:2004.12.16
棋戦:A級順位戦
戦形:手損角換り
先手:羽生善治
後手:丸山忠久
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8四歩
▲2五歩 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽2二銀 ▲3八銀 ▽3三銀
▲6八玉 ▽6二銀 ▲3六歩 ▽6四歩 ▲3七銀 ▽6三銀
▲4六銀 ▽6五歩 ▲3五歩 ▽同 歩 ▲同 銀 ▽6四角
▲1八飛 ▽5四銀 ▲7七銀 ▽7四歩 ▲7九玉 ▽5二金
▲3四歩 ▽4四銀 ▲4六銀 ▽4一玉 ▲5九金 ▽3一玉
▲6八金上 ▽7三桂 ▲5六歩 ▽1四歩 ▲8八玉 ▽8五桂
▲8六銀 ▽3三歩 ▲同歩成 ▽同 銀 ▲5八飛 ▽9四歩
▲9六歩 ▽2二玉 ▲5五歩 ▽6三銀 ▲4五銀 ▽8一飛
▲5六銀 ▽5四歩 ▲3七角 ▽4四歩 ▲5四歩 ▽3七角成
▲同 桂 ▽4九角 ▲5七飛 ▽3八角成 ▲3四歩 ▽4二銀
▲4五桂 ▽同 歩 ▲8五銀 ▽同 歩 ▲5五角 ▽1二玉
▲4四桂 ▽3一金 ▲5二桂成 ▽同 銀 ▲2四歩 ▽同 歩
▲2三歩 ▽6三桂 ▲6四角 ▽7二桂 ▲2二歩成 ▽同 玉
▲7三角成 ▽8四桂 ▲6五銀 ▽5六歩 ▲同 飛 ▽4七馬
▲5七金 ▽5六馬 ▲同 金 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽6六歩
▲4四角 ▽1二玉 ▲6六角 ▽8七歩 ▲同 玉 ▽6九飛
▲5三歩成 ▽8九飛成 ▲8八金打 ▽9九龍 ▲4二と ▽9六桂
▲9七銀 ▽8八桂成 ▲同 角 ▽6九龍 ▲3一と ▽9五桂
▲7七玉 ▽8七金 ▲6六玉 ▽8八金 ▲同 金 ▽9三角
▲7五桂 ▽同 桂 ▲2一と ▽8七桂左成▲7五桂 ▽2一飛
▲3三歩成 ▽投了
127手で先手の勝ち

13=68玉。洗練された序盤感覚。当家と一致。郷田レベルではいまだに77銀。
14=62銀。丸山も羽生経由で谷川教に改心。要するに後手から棒銀などないのにカッコつけて72銀やるより53地点も死守できるという御利益期待。62銀は前日の森内42銀同様玉へ斥力が発生。丸山には自陣駒アタリ原理など不要らしい。
44=33歩。仮想駒アタリ偶数番2。これは今回の主題と違う。
51=55歩。今度は羽生からの仮想駒アタリ偶数番2。
56=54歩。後手からの二回目の仮想駒アタリ偶数番2。
57=37角。昨年のファッション。羽生はオートクチュールと思っている。
62=49角。毎度お馴染の駒アタリ奇数番3。85銀仮想ナンバーが混入しているのでまだ仮想奇数番。
63=57飛。羽生も谷川並。
67=45桂。これも奇数番3。
69=85銀。仮想番消去。これから。
73=44桂。またもしつこく駒アタリ奇数番3。
80=63桂。丸山デカダンスの駒アタリ奇数番3。すでに古着屋。
81=64角。羽生は面食らっている。
82=72桂。しつこく駒アタリ駒アタリ奇数番3。
83=22歩成。逆行奇数番3を取る為にGN消去。王手でGN消去の手法は羽生の得意技。13歩成はよく見せている。
84=22同玉。形よく同金は42角成で負け。
85=73角成。ついに本局初の駒アタリ偶数番2裏番登場。
87=65銀。ナンバー2を行使して逆行奇数番1へ。
88=56歩。同銀なら76桂。
89=同飛。つらい。ここで先手の手によって駒アタリ偶数番2表番に。
90=47馬。投げたくなるような局面。
91=57金。ヤケクソ。先手に駒アタリ偶数番2裏番が発生したと嘯くだけの手。
92=56馬。丸山にアッサリ看破された。偶数番2表番。
94=86歩。寄せナンバー。
96=66歩。偶数番2表番。
97=44角!今度は羽生ダマシではなくマジック。仕掛けは簡単そうでタネは凝っている。
98=12玉。33歩は逆転。
99=66角。素晴らしい繰り換え。これが先手2回目の駒アタリ偶数番2裏番。
100=87歩。要の桂を活かす。
101=同玉。77玉では角を渡しにくいと見て強気に。
102=69飛。寄せナンバー。
103=53歩成。79金ではジリ貧。最後の勝負手は羽生得意の駒アタリ奇数番3で。
104=89飛成。王手が先手。桂入手。
105=88金。ついに駒アタリ偶数番4に突入。
106=99龍。逃げつつ香入手。
107=42と。
108=96桂。寄せナンバー。
109=97銀。もう一回後手の龍が逃げてくれないと逆転はない為攻めを呼び込む。31とでは詰めろにならない。
110=88桂成。金を取る。これで金銀桂+歩2。
111=同角。ついに龍アタリ。この局面も駒アタリ偶数番4。すでに今回の主題外。
112=69龍。最終盤で逃げる手は大抵ダメ。ここはまず42とを外すのが先決。31金は歩ではない。だから42金と取ることができる。これが駒アタリの双方向性。単に取っては99角で龍をタダで取られてしまう。そこで42金までに王手で繋ぐしかない。95桂や98銀では駒の性能を半分しか使えない。75桂のサンザンクロスも同歩同桂76玉で上部に脱出される。63桂が押さえの桂の為に酷使できない。そこで手っ取り早く88龍と切る。先手は龍を取るしかないためにその1手分で42金。113手目で先手は手番を渡されるが飛車桂だけでは詰めろさえかけられない。頼みの55馬は63桂の利きで不可。
113=31と。丸山が龍を残したために逆転のチャンス発生。
114=95桂。ここで打つなら先に打つ。すでに金を取られてしまった。阿部もこんな風に金を取られて竜王位が奪取できなかった。
116=87金。タコ寄せ続行。
117=66玉。95桂としてくれたので54桂がないため安心して逃げられる。
118=88金。羽生の角がよほど怖かったらしい。
119=同金。丸山の温情で駒台に金が二枚。桂まである。
120=93角。駒の性能を半分しか使えない9筋からのタコ手の連続。まだしも31飛。42金が指せずに龍を逃げているような温泉頭では無理であろう。31飛に35桂なら一旦受ける。今度桂合いがないからと93角なら84金で詰めろ馬取り。金を二枚渡すとロクなことがない。従って93角の代りに31飛などと感想戦で羽生がイジメたとしたらすでに家に帰りたい証拠。丸山カラータイマーは修理に出していただきたい。
121=75桂。誰でも打つ。

敗因はひとつ。最終盤で駒を逃げるだけの手では羽生に勝てるワケない。久保のように純正駒アタリ偶数番2裏番X3が見られなかったのがむしろ特徴。


偶数番原理裏番考察2 2004.12.16A級順位戦久保高橋 ゴキゲン角換り No: 7052 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 04/12/18 Sat 08:02:52

偶数番原理裏番考察2 2004.12.16A級順位戦久保高橋 ゴキゲン角換り

日時:2004.12.16
棋戦:A級順位戦
戦形:ゴキゲン角換り 手損角換り版
先手:久保利明
後手:高橋道雄
▲5六歩 ▽3四歩 ▲5八飛 ▽6二銀 ▲4八玉 ▽4二玉
▲3八玉 ▽3二玉 ▲7六歩 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽6四歩
▲7七銀 ▽6三銀 ▲8六歩 ▽8四歩 ▲8八飛 ▽7四歩
▲2八玉 ▽5二金右 ▲3八銀 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽2二玉
▲6六銀 ▽3二銀 ▲7七桂 ▽4四歩 ▲5八金左 ▽7九角
▲8九飛 ▽2四角成 ▲8五歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8四歩
▲8六飛 ▽5一馬 ▲7五歩 ▽同 歩 ▲同 銀 ▽7四歩
▲6六銀 ▽4三金 ▲5七銀 ▽5四歩 ▲6六歩 ▽7三桂
▲7六飛 ▽6二馬 ▲6五歩 ▽同 歩 ▲6六歩 ▽8五歩
▲6五桂 ▽同 桂 ▲同 歩 ▽8六歩 ▲4六角 ▽8一飛
▲8三歩 ▽4五歩 ▲8二角成 ▽同 飛 ▲同歩成 ▽7三馬
▲8三と ▽同 馬 ▲6四歩 ▽同 銀 ▲8六飛 ▽8四歩
▲8一飛 ▽7三馬 ▲8四飛引成▽同 馬 ▲同 飛 ▽1五歩
▲8二飛成 ▽1六歩 ▲1三歩 ▽同 香 ▲1四歩 ▽同 香
▲2六桂 ▽1七歩成 ▲同 桂 ▽同香成 ▲同 香 ▽2五桂
▲1四桂 ▽1二玉 ▲1三歩 ▽同 桂 ▲1八歩 ▽1七桂成
▲同 歩 ▽1六歩 ▲同 歩 ▽2五桂 ▲2九桂 ▽1七歩
▲2二角 ▽1三香 ▲3三香 ▽1九角 ▲3九玉 ▽3七桂成
▲同 銀 ▽同角成 ▲同 桂 ▽3六桂 ▲1三角成 ▽同 玉
▲2五桂打 ▽投了
115手で先手の勝ち

10=後手番で手損ゴキゲン角換りを見せるタカミチ。久保は手得を活かして悠々向い飛車に。
62=45歩。ここで初めて駒アタリ偶数番2裏番が登場。ところが不完全な裏番。83飛には91角成があるため。これは鎖状の触手をもつので別な名称が必要。竜王戦第6局の封じ手が純正駒アタリ偶数番2裏番。こちらは従来の仕訳では仮想駒アタリ奇数番1に入れる。今回の主題は純正駒アタリ偶数番2裏番。
78=15歩。駒アタリ偶数番2表番。
83=14歩。久保がついに本局初めての駒アタリ偶数番2裏番提示。
85=26桂。2回目の駒アタリ偶数番2裏番。
105=33香。3回目の駒アタリ偶数番2裏番。

1-2-3の駒アタリ偶数番2裏番構造で先手勝ち。


偶数番原理裏番考察1b 竜王戦第6局をめぐり2 No: 7051 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 04/12/18 Sat 07:38:24

森内83角とは相手の足元を見て指した手。角切りなど藤井並の手が俺に通用するはずないと確信している。76手目の33金を見て完全に相手をバカにしてしまった。当家は爆笑ネタにはお礼を言うが、対局者が相手をバカにしてはいけない。そんなことをしたら谷川さえブチ切れて康光でも容赦なく殺してしまう。藤井並の手が竜王戦を異様に盛り上げてしまったというのも皮肉な結果であった。37金を見て森内にも色気が出て当たり前。シャニムニ後手は攻めてくるのでせめてショムニ2ぐらいのユーモアが欲しい。54飛を見てから少しナメすぎたと猛反省して集中した結果がいつものハッタリ34歩。55銀とは34歩悪手の友なので少しでもヒルムとカツアゲに泣き寝入り。アゲモノには要注意。

局面ごとに疑問手が出現する為に敗因には番号を振らないといけない。27手目の37桂とは未来の棋士にとっては敗着。渡辺明の水準では咎めることができなかった。ハッキリ森内にナメられている。渡辺明の指し口では森内はどの局面でも負ける気はしなかったはず。渡辺明の敗因2は94歩。
しかしこれを敗因としては「今年の竜王は自分にはムリです」と告白するに等しいので本人には言えない。無論敗因1など死ぬまで言えない。相手の森内にも遊びの限界値が見えるため。83角などと言う手は当家は思考しない。渡辺明が当家同様74歩とフタをするのは当然。衛星放送はコバケンの猿芝居のおかげでかなり発酵したが腐敗寸前となり周囲にはハエが群がった。37金打はイモ攻め。ところが森内が55銀を狙って強気の応酬を見せたために37歩成が実現。
91手目34歩が仮想駒アタリ奇数番3。実態は偶数番2の裏番。
ここで封じ手との奇妙な一致を見る。
封じ手に遡る。
53手め23歩とは駒アタリ偶数番2だが通常の偶数番2と違う。そこで表番と裏番という用語が必要になる。音楽にも表拍裏拍がある。映像にも波のプラスマイナスがある。シーケンスとは波の上下で成立。音楽の場合よりも映像理論の方が今回のケースに近い。24コマと25コマをどうやって30コマに調整するか。裏番が重複する。或いは表番を重複する。
53手めの局面で駒アタリの能動権利はふたつとも先手にある。これを駒アタリ偶数番2裏番と表現。駒アタリ偶数番2-と表記可。
仮に53手めの局面で後手の94歩が75歩になっていれば駒アタリ偶数番2表番。竜王戦第6局に関してはイジルのが飽きたので昨日今日のA級順位戦をサンプルにして駒アタリ偶数番2裏番を次に検証してみる。
加藤一二三の対横歩取り85飛は大トリに取っておきたい。森内渡辺を凌ぐ素晴らしい戦い方であった。


偶数番原理裏番考察1a 竜王戦第6局をめぐり1 No: 7050 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家  04/12/18 Sat 07:37:12

偶数番原理裏番 考察1 竜王戦第6局をめぐり1

渡辺明の局後の日記には立会人長谷部久雄九段のことが書かれてある。かなり感心している模様。封じ手に関して連盟棋士では唯一長谷部久雄のみがマシュダ一家思考法との一致を見たことに関心をもつとは末恐ろしい。渡辺明以外の連盟棋士は長谷部久雄の封じ手などジジイと思っている。だから誰も話題にしなかった。全世界で長谷部久雄を当日絶賛したのは当家のみ。
敗因はまだ渡辺明にはわからないらしいが、それは森内も敗因となる悪手を指しているため。当家が即座に疑問とした82歩に関しては敗因のひとつと本人も社交辞令で公言している。以後の先手玉即詰み変化に歩が1枚足りない局面が登場する為。55飛変化ではコバケン達が64桂変化を108手目55桂まで二日目午後に紹介していた。その先は未知なので自前で作るしかない。いずれも91手めの34歩を咎める展開。従って96手目55飛ならば91手めの34歩は悪手に逆行相転化。
まず後手の都合で108手目55桂から後手勝ちにする場合。

96手目55飛変化0 ノラリクラリは不可
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲8七歩 ▽8五飛 ▲2六飛 ▽4一玉 ▲4八銀 ▽6二銀
▲3六歩 ▽5一金 ▲3七桂 ▽7四歩 ▲5八玉 ▽7三桂
▲3八金 ▽9四歩 ▲3三角成 ▽同 桂 ▲6八銀 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽7六飛 ▲7七銀 ▽7五飛
▲7六歩 ▽8五飛 ▲4六歩 ▽2五桂 ▲8六歩 ▽3七桂成
▲同 金 ▽2五歩 ▲2九飛 ▽8四飛 ▲2三歩 ▽3三銀
▲2五飛 ▽7五歩 ▲同 歩 ▽3五歩 ▲2二歩成 ▽同 金
▲7四歩 ▽同 飛 ▲2三角 ▽5二玉 ▲5六角成 ▽6五角
▲6六馬 ▽2四銀 ▲2六飛 ▽2五歩 ▲2八飛 ▽3六歩
▲4七金 ▽同角成 ▲同 玉 ▽3三金 ▲8三角 ▽6四飛
▲5八玉 ▽7四歩 ▲5六馬 ▽3七金 ▲2九飛 ▽5四飛
▲6六銀 ▽4八金 ▲同 玉 ▽3七歩成 ▲同 玉 ▽3五銀
▲3四歩 ▽3二金 ▲5五銀 ▽4四桂 ▲6六馬 ▽5五飛
▲同 馬 ▽5八銀 ▲6四桂 ▽同 歩 ▲7四角成 ▽6三桂
▲4八玉 ▽4七銀打 ▲3九玉 ▽3六桂 ▲3八金 ▽同銀成
▲同 馬 ▽5五桂 ▲投了
110手で後手の勝ち

96手目55飛変化1 以下馬を切るしかない
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲8七歩 ▽8五飛 ▲2六飛 ▽4一玉 ▲4八銀 ▽6二銀
▲3六歩 ▽5一金 ▲3七桂 ▽7四歩 ▲5八玉 ▽7三桂
▲3八金 ▽9四歩 ▲3三角成 ▽同 桂 ▲6八銀 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽7六飛 ▲7七銀 ▽7五飛
▲7六歩 ▽8五飛 ▲4六歩 ▽2五桂 ▲8六歩 ▽3七桂成
▲同 金 ▽2五歩 ▲2九飛 ▽8四飛 ▲2三歩 ▽3三銀
▲2五飛 ▽7五歩 ▲同 歩 ▽3五歩 ▲2二歩成 ▽同 金
▲7四歩 ▽同 飛 ▲2三角 ▽5二玉 ▲5六角成 ▽6五角
▲6六馬 ▽2四銀 ▲2六飛 ▽2五歩 ▲2八飛 ▽3六歩
▲4七金 ▽同角成 ▲同 玉 ▽3三金 ▲8三角 ▽6四飛
▲5八玉 ▽7四歩 ▲5六馬 ▽3七金 ▲2九飛 ▽5四飛
▲6六銀 ▽4八金 ▲同 玉 ▽3七歩成 ▲同 玉 ▽3五銀
▲3四歩 ▽3二金 ▲5五銀 ▽4四桂 ▲6六馬 ▽5五飛
▲同 馬 ▽5八銀 ▲6四桂 ▽同 歩 ▲7四角成 ▽6三桂
▲4八玉 ▽4七銀打 ▲同 馬 ▽同銀成 ▲同 玉 ▽5五桂
▲4八玉 ▽3六桂 ▲5九玉 ▽4七角 ▲2五飛 ▽4八桂成
▲6八玉 ▽5九角 ▲7九玉 ▽7七歩 ▲同 金 ▽6五桂
▲7六金 ▽2五角成 ▲8八玉 ▽6九馬 ▲7八銀 ▽同 馬
▲同 玉 ▽6八飛 ▲8七玉 ▽6七飛成 ▲7七歩 ▽同桂成
▲同 桂 ▽同角成 ▲同 金 ▽7六銀 ▲9八玉 ▽7七龍
▲投了

138手で後手の勝ち
120手目の時に22飛成或いは飛車打ちで王手ができないのが34歩の欠陥。34歩の先手欠陥は当日の変化でも何度も登場。

96手目55飛変化2
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲8七歩 ▽8五飛 ▲2六飛 ▽4一玉 ▲4八銀 ▽6二銀
▲3六歩 ▽5一金 ▲3七桂 ▽7四歩 ▲5八玉 ▽7三桂
▲3八金 ▽9四歩 ▲3三角成 ▽同 桂 ▲6八銀 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽7六飛 ▲7七銀 ▽7五飛
▲7六歩 ▽8五飛 ▲4六歩 ▽2五桂 ▲8六歩 ▽3七桂成
▲同 金 ▽2五歩 ▲2九飛 ▽8四飛 ▲2三歩 ▽3三銀
▲2五飛 ▽7五歩 ▲同 歩 ▽3五歩 ▲2二歩成 ▽同 金
▲7四歩 ▽同 飛 ▲2三角 ▽5二玉 ▲5六角成 ▽6五角
▲6六馬 ▽2四銀 ▲2六飛 ▽2五歩 ▲2八飛 ▽3六歩
▲4七金 ▽同角成 ▲同 玉 ▽3三金 ▲8三角 ▽6四飛
▲5八玉 ▽7四歩 ▲5六馬 ▽3七金 ▲2九飛 ▽5四飛
▲6六銀 ▽4八金 ▲同 玉 ▽3七歩成 ▲同 玉 ▽3五銀
▲3四歩 ▽3二金 ▲5五銀 ▽4四桂 ▲6六馬 ▽5五飛
▲同 馬 ▽5八銀 ▲6四桂 ▽同 歩 ▲7四角成 ▽6三桂
▲4八玉 ▽4七銀打 ▲同 馬 ▽同銀成 ▲同 玉 ▽5五桂
▲4八玉 ▽3六桂 ▲5九玉 ▽4七角 ▲2五飛 ▽4八桂成
▲6八玉 ▽5九角 ▲7九玉 ▽7七歩 ▲同 金 ▽6五桂
▲7六金 ▽2五角成 ▲8八玉 ▽6九馬 ▲7八銀 ▽同 馬
▲同 玉 ▽6八飛 ▲8七玉 ▽6七飛成 ▲9六玉 ▽7六龍
▲8五角 ▽同 龍 ▲同 玉 ▽6三角 ▲7四銀 ▽8四歩
▲7五玉 ▽7四角 ▲同 玉 ▽7三歩 ▲7五玉 ▽7四銀
▲7六玉 ▽7五銀打 ▲8七玉 ▽8六銀 ▲8八玉 ▽7七桂成
▲同 桂 ▽同角成 ▲投了
152手で後手の勝ち

96手目55飛変化3
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲8七歩 ▽8五飛 ▲2六飛 ▽4一玉 ▲4八銀 ▽6二銀
▲3六歩 ▽5一金 ▲3七桂 ▽7四歩 ▲5八玉 ▽7三桂
▲3八金 ▽9四歩 ▲3三角成 ▽同 桂 ▲6八銀 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽7六飛 ▲7七銀 ▽7五飛
▲7六歩 ▽8五飛 ▲4六歩 ▽2五桂 ▲8六歩 ▽3七桂成
▲同 金 ▽2五歩 ▲2九飛 ▽8四飛 ▲2三歩 ▽3三銀
▲2五飛 ▽7五歩 ▲同 歩 ▽3五歩 ▲2二歩成 ▽同 金
▲7四歩 ▽同 飛 ▲2三角 ▽5二玉 ▲5六角成 ▽6五角
▲6六馬 ▽2四銀 ▲2六飛 ▽2五歩 ▲2八飛 ▽3六歩
▲4七金 ▽同角成 ▲同 玉 ▽3三金 ▲8三角 ▽6四飛
▲5八玉 ▽7四歩 ▲5六馬 ▽3七金 ▲2九飛 ▽5四飛
▲6六銀 ▽4八金 ▲同 玉 ▽3七歩成 ▲同 玉 ▽3五銀
▲3四歩 ▽3二金 ▲5五銀 ▽4四桂 ▲6六馬 ▽5五飛
▲同 馬 ▽5八銀 ▲6四桂 ▽同 歩 ▲7四角成 ▽6三桂
▲4八玉 ▽4七銀打 ▲同 馬 ▽同銀成 ▲同 玉 ▽5五桂
▲4八玉 ▽3六桂 ▲5九玉 ▽4七角 ▲2五飛 ▽4八桂成
▲6八玉 ▽5九角 ▲7九玉 ▽7七歩 ▲同 金 ▽6五桂
▲7六金 ▽2五角成 ▲8八玉 ▽6九馬 ▲7八銀 ▽同 馬
▲同 玉 ▽6八飛 ▲8七玉 ▽6七飛成 ▲9六玉 ▽7六龍
▲8五角 ▽同 龍 ▲同 玉 ▽6三角 ▲7四歩 ▽8四歩
▲同 玉 ▽9三銀 ▲7五玉 ▽7七桂成 ▲投了
142手で後手の勝ち

先手玉を左辺に追うと94歩を活かせる展開。

最後に飛車をぎりぎりまで取らせずに玉の遁走を最優先させた場合
96手目55飛変化4
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲8七歩 ▽8五飛 ▲2六飛 ▽4一玉 ▲4八銀 ▽6二銀
▲3六歩 ▽5一金 ▲3七桂 ▽7四歩 ▲5八玉 ▽7三桂
▲3八金 ▽9四歩 ▲3三角成 ▽同 桂 ▲6八銀 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽7六飛 ▲7七銀 ▽7五飛
▲7六歩 ▽8五飛 ▲4六歩 ▽2五桂 ▲8六歩 ▽3七桂成
▲同 金 ▽2五歩 ▲2九飛 ▽8四飛 ▲2三歩 ▽3三銀
▲2五飛 ▽7五歩 ▲同 歩 ▽3五歩 ▲2二歩成 ▽同 金
▲7四歩 ▽同 飛 ▲2三角 ▽5二玉 ▲5六角成 ▽6五角
▲6六馬 ▽2四銀 ▲2六飛 ▽2五歩 ▲2八飛 ▽3六歩
▲4七金 ▽同角成 ▲同 玉 ▽3三金 ▲8三角 ▽6四飛
▲5八玉 ▽7四歩 ▲5六馬 ▽3七金 ▲2九飛 ▽5四飛
▲6六銀 ▽4八金 ▲同 玉 ▽3七歩成 ▲同 玉 ▽3五銀
▲3四歩 ▽3二金 ▲5五銀 ▽4四桂 ▲6六馬 ▽5五飛
▲同 馬 ▽5八銀 ▲6四桂 ▽同 歩 ▲7四角成 ▽6三桂
▲4八玉 ▽4七銀打 ▲同 馬 ▽同銀成 ▲同 玉 ▽5五桂
▲4八玉 ▽3六桂 ▲5九玉 ▽4七角 ▲3九飛 ▽4八角
▲6八玉 ▽6五桂 ▲7九玉 ▽3九角成 ▲8八玉 ▽5七馬
▲投了
120手で後手の勝ち
本譜同様33歩成などとても間に合う展開ではない。