2004.10.29王将戦リーグ3回戦
丸山VS羽生  対ゴキゲン25飛 脱中空三角理論-三相転移
郷田
VS阿久津 対ゴキゲン急戦 逆行駒アタリ奇数番3-X
鳴る岩
実況&分析 マシュダ一家


2004.10.29王将戦リーグ 郷田VS阿久津 ゴキゲン急戦 逆行駒アタリ奇数番3-X No: 6817 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/10/30 Sat 23:30:15

なにか忘れていると思ったらその後のゴーダ。昨日はどうなったのであろう。

棋戦:王将戦リーグ3回戦
日時:2004.10.29
戦形:ゴキゲン急戦
先手:郷田真隆九段
後手:阿久津主税五段
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽5四歩 ▲2五歩 ▽5二飛
▲5八金右 ▽5五歩 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽5六歩
▲同 歩 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽3三角 ▲2一飛成 ▽8八角成
▲5五桂 ▽6二玉 ▲7五角 ▽3二銀 ▲1一龍 ▽5一金右
▲2四歩 ▽5四歩 ▲3三香 ▽5五歩 ▲3二香成 ▽同 飛
▲2三歩成 ▽5二飛 ▲3二銀 ▽5六歩 ▲4一銀不成▽5四飛
▲1二龍 ▽2二歩 ▲6五金 ▽8四飛 ▲2一龍 ▽7二玉
▲3二龍 ▽6二銀打 ▲5三歩 ▽8七馬 ▲6八金直 ▽5七香
▲5二銀不成▽5八香成 ▲同 玉 ▽4二金打 ▲3一龍 ▽5二金寄
▲同歩成 ▽7六馬 ▲8四角 ▽6五馬 ▲6二と ▽同 銀
▲3二飛 ▽6一金打 ▲6六銀 ▽5七銀 ▲同 銀 ▽8四歩
▲6六銀 ▽7四馬 ▲8七香 ▽5四桂 ▲8四香 ▽6六桂
▲同 歩 ▽9四角 ▲4八玉 ▽8二歩 ▲9五桂 ▽7五馬
▲8二香成 ▽同 玉 ▲8三歩 ▽同 角 ▲同桂成 ▽同 玉
▲3四飛成 ▽4四香 ▲8四歩 ▽同 馬 ▲6五角 ▽7四歩
▲7六金 ▽投了
91手で先手の勝ち

なんと阿久津が28手めに55歩などと突っ張っている。
28=55歩。逆行駒アタリ奇数番3-1。
29=32香成。逆行駒アタリ奇数番3-2。
30=同飛。逆行駒アタリ偶数番2で阿久津不利。
31=23歩成。これが連動駒アタリ奇数番3で郷田優勢。
32=52飛。ここで逃げるようでは負けと連盟棋士なら言う。
33=32銀打。駒アタリ奇数番3が止まらない。笑いも止まらない郷田。
34=56歩。逆行駒アタリ奇数番3-3。馬を龍に当てる双頭手。逆転。
35=41銀不成。逆行駒アタリ奇数番3-4。再逆転
36=54飛。ここで逃げるようでは負けと連盟棋士なら言う2。
37=12龍。王手はナンバー外。従って逆行駒アタリ偶数番2で不利。
38=22歩。応急処置。同龍なら同馬。
39=65金。裏番組の羽生の34金同様誰でも指す手。コンビニ販売のソフトでも彼らと同じ手を指す。39手めのクライマックスでこんな転回にしたのは郷田の責任。以下見る気しない。羽生の場合は80手めまで耐えて寄せの構図に俗手を見事に組み込んで昇華させたがゴーダは芸がなさすぎ。以下観戦記者にも分かる手を指し継いで恥をかいただけ。最終盤は羽生に笑われる。62手め61金打はどうしようもない手に見えるが一応84角が歩アタリなので攻めを有効にしている。コレがなければ即オワ。対する63手め66銀がギャラリーを舐め切った温泉手。だからゴーダのカードは人気ない。ここはすでに寄せの領域だったが温泉手のおかげで64手め64馬で語呂あわせが利くとの感想。これは確かに逆行駒アタリ奇数番3-5で逆転の構図。5とはXなので阿久津の最終逆転だったかもしれない。イキナリ57銀とぶち込んで一挙に負け。これは王手なので前々日に先輩がコケた教訓と同じ。67手め66銀は羽生ならリサイクルと言ってもらえるがゴーダの場合は卑猥な前後運動。もし阿久津が64馬ならゴーダは95角と逃げるらしい。そこで序盤では端の交換を入れたら後手有利とさらに言えばかなり嘘臭い。ゴーダ12龍から最終盤構図を描くと病気が移る。こう言う王手はよくない。先に31龍で攻め倒すのが若手への愛情。57香など無視して構わない。どうせ詰めろでもない。61手内で先手が勝つ。62玉の形は谷川と羽生が痛いほど悪形だったと証明したはず。この形で攻め合いはいずれの変化も先手勝ち。だから郷田が52金から若手のマネで33香までやったら足もとを見られるだけ。そうした惰性変化の慣れの果てが郷田の65金なのでとてもブーハ34金とは比較できない。先手はそう言う手を最初から保険にしてはいけない。当家では保険将棋と呼ぶ。ゴーダには保険金殺人疑惑の嫌疑がかかってしまった。


2004.10.29王将戦リーグ 丸山羽生 対ゴキゲン25飛 No: 6816 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/10/29 Fri 23:45:47

棋戦:王将戦リーグ3回戦
日時:2004.10.29
戦形:対ゴキゲン25飛
先手:丸山忠久
後手:羽生善治
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽5四歩 ▲6八玉 ▽5二飛
▲4八銀 ▽6二玉 ▲7八玉 ▽7二玉 ▲4六歩 ▽8二玉
▲4七銀 ▽7二銀 ▲2五歩 ▽5五歩 ▲2四歩 ▽同 歩
▲同 飛 ▽3二金 ▲3六歩 ▽2三歩 ▲2五飛 ▽5四飛
▲6八銀 ▽4二銀 ▲5八金右 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽5三銀
▲3七桂 ▽6四銀 ▲6六歩 ▽1四歩 ▲6七銀 ▽5一飛
▲7七角 ▽8四歩 ▲8八玉 ▽7四歩 ▲7八金 ▽4四角
▲6八金右 ▽8三銀 ▲4五歩 ▽6二角 ▲4四歩 ▽同 角
▲4六銀 ▽7二金 ▲2九飛 ▽6二角 ▲4五銀 ▽3五歩
▲同 歩 ▽同 角 ▲3九飛 ▽2六角 ▲2七歩 ▽1五角
▲1六歩 ▽2四角 ▲2五桂 ▽3三歩 ▲4九飛 ▽7三桂
▲5八金 ▽5三銀 ▲5九角 ▽4四歩 ▲同 銀 ▽同 銀
▲同 飛 ▽5六歩 ▲同 歩 ▽6九銀 ▲2六角 ▽7八銀成
▲同 銀 ▽3四金 ▲4九飛 ▽2五金 ▲6二銀 ▽4八歩
▲5一銀不成▽4九歩成 ▲5三角成 ▽2八飛 ▲6七金 ▽5九と
▲4一飛 ▽6九と ▲4六歩 ▽3五角 ▲5二馬 ▽3一金
▲4五飛成 ▽2四金 ▲5七銀 ▽3四金 ▲3六龍 ▽4五桂
▲投了
102手で後手の勝ち

61手めまでの梗概1-5
1=羽生は32金が動かせない。
2=43手め68金が丸山相停滞手。
3=44手め83銀で仕掛けを許す。
4=59手め27歩。角を歩で追う2。
5=61手め16歩。角を歩で追う3。これが自動ブランコ後進。

63手め以後
63=25桂。45桂と跳ねたいが45銀がジャマ。歩損なので行くしかない。
64=33歩。鬼の忍耐。
65=49飛。次に44歩の狙い。
66=73桂。逆転の双頭手。24角と連動する65桂を許せないので丸山の切り札65歩は封印された。最終盤では即詰みを導く攻防の桂。
67=58金。丸山相停滞手が空間閉塞手に逆行相転化した為、角の転回を謀るしかない。ひとめダメ。
68=53銀。割り打ちのスキが出来たので羽生は銀交換したい。これしか指す手がない。
69=59角。68金なら千日手。丸山もコレしかない。これで自動的に69銀が発生。この辺りはすでに仕方ない局面。
70=44歩。銀交換要請。以下丸山素直に応じる。
74=56歩。この直撃が発生しては後手優勢顕在化。序盤の飾りが角と連動する主役に。
77=26角。一日かけて角のお見合い成立。
79=78同銀。ひとめダメなのは67=58金のせい。再逆転を狙うなら同玉しかなかった。
80=34金。羽生の筋悪金も名人戦で筋金入り。見たマンマの飛車桂取り。桂を取ればまた角にあたるリサイクル金。
83=62銀。駒アタリ偶数番2で負け。
84=48歩。駒アタリ奇数番3で勝ち。
94=35角。角には角。リサイクルで盤面全てが躍動。
96=31金。寄せのダメ押し。鳴る岩。素晴らしいフィナーレ。

丸山の華麗な25飛新作は羽生にすべて奪われた。
丸山。今晩は泣け。これほど悔しい負けはない。サビは入れろ。


58手め26角 Uから光へ三相転移 No: 6815 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/10/29 Fri 18:58:15

これは羽生が1歩得に満足して食い逃げした手。しかも33歩などとしている。矢内が指せばさんざんバカにされそうだが渡辺明と羽生がやれば忍耐と賛美される。
丸山がこれで2筋のUから影の3筋へ誘導した中空三角理論は今度は光の柱へ三相転移。


中空三角理論へ誘導 No: 6814 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/10/29 Fri 18:46:17

羽生は黙って44角で1歩得。相当ズーズーしい。恐らく羽生にスズシゲに72金とされて丸山は鉄火巻のゲップをした。だからサビぬきはいけない。毎日がとうとう証拠写真まで公開。こんなモノはサビ付でないと当家では犬も食わない。おかげで29飛で33桂変化にビビったと羽生に思われている。しかも歩損なのでもうサビぬきなどと言っていられない。丸山には1歩しかないので42歩のタラシなどやってらんない。そこで棒銀から23地点狙い。そのスキに羽生は序盤からやりたくてウズウズしていた35歩の権利行使。それを出し遅れの証文にするのが中空三角理論。中空三角理論では31飛の形で迎撃するのが定跡。ところが今度は2歩あるのでタラシも叩きも利く。


一方ゴーダの方は27手め37香まで公開 No: 6813 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/10/29 Fri 17:13:00

まだ退屈な局面が続いている。27手め37香で「郷田、新手を放つ」などと毎日らしい嘘臭い標題で実況されているが、こんな手は誰でも考えつく。公開譜も晒されている。
日時:2004.08.14
棋戦:近将カップ
戦型:中飛車
先手:松本佳介五段
後手:今泉健司アマ
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽5四歩 ▲2五歩 ▽5二飛
▲5八金右 ▽5五歩 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽5六歩
▲同 歩 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽3三角 ▲2一飛成 ▽8八角成
▲5五桂 ▽6二玉 ▲7五角 ▽3二銀 ▲1一龍 ▽5一金右
▲2四歩 ▽5四歩 ▲3三香 ▽同 銀 ▲4三桂成 ▽2二飛
▲3三成桂 ▽同 馬 ▲1三龍 ▽9九馬 ▲2三歩成 ▽5二飛
▲5三銀 ▽7二玉 ▲5二銀成 ▽同金左 ▲3二と ▽6四香
▲2一飛 ▽6二銀打 ▲3一飛成 ▽5三銀打 ▲3三と ▽7四歩
▲8六角 ▽8九馬 ▲4三と ▽同 金 ▲同 龍 ▽4一歩
▲2三龍 ▽4二銀 ▲3四龍左 ▽6七香成 ▲6四歩 ▽3三歩
▲6三歩成 ▽同 銀 ▲6四歩 ▽5二銀 ▲6三金 ▽8二玉
▲5四龍 ▽6六桂 ▲5二金 ▽5八成香 ▲同 金 ▽6七馬
▲4八玉 ▽5八桂成 ▲3八玉 ▽7六馬 ▲6三龍 ▽8六馬
▲同 歩 ▽4九角 ▲2八玉 ▽2七歩 ▲1八玉 ▽3八角成
▲2七龍 ▽同 馬 ▲同 玉 ▽3五金 ▲1八玉 ▽2六歩
▲2八歩 ▽1五桂 ▲投了
92手で後手の勝ち
毎日にとって近将カップなど公式戦では有り得ないので無視された。それを外部に指摘されては恥をかくので標題で誇張した後に注釈をつける。そのうち将棋倶楽部24で指された手と新聞社が言い訳しないとやってけないかもしれない。すると今度は棋士の方が故意に隠匿するであろう。
「どこがゴーダ新手?」とマダム康光も目を輝かせている。
新聞社とカミさんの気まぐれはアテにならないと妻帯棋士に言われてアタリ前。


宙吊りの65地点 仮想8thアタックの可能性 No: 6812 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/10/29 Fri 16:47:53

羽生の64銀は要だが先手から65歩を突かれる変化が連動すると羽生は負ける。丸山が得意な8thアタックに到る道筋を仮想8thアタックとして44歩を敢行したのなら丸山勝ちやすい。65地点に先手から位を張られては即負け筋。だから65歩には取るしかない。すると55地点が連動駒アタリとして自動加算。


47手め44歩の双方の解釈 No: 6811 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/10/29 Fri 16:37:52

これを完全5thアタックと確信しているのが丸山。仮想6thアタックと解釈したのが羽生。丸山にはこの前に完全5thの権利行使があったが羽生の83銀の瞬間を誘う68金との交換が両者の解釈の分岐。
当家は44歩を仮想6thアタックと見る。羽生が51飛とした為。
第三の解釈は重層仮想7thアタック。この場合は33桂変化が重なる。


34手め14歩 No: 6810 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/10/29 Fri 13:51:33

タイトル戦なら大爆笑だが今日は笑えない。丸山が余りに華麗な展開を見せつけるのでここで74歩の4th作成は負けに等しい。そこで14歩からの4th作成を促すが丸山がここでブランコ後進をするはずがない。羽生は2手損でも一旦出直すしかない。後手番なので千日手でも仕方ない。あとは丸山の打開を待ってなんとか逆転筋を見つける以外ない。


昼食休憩後 31-33手め No: 6809 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/10/29 Fri 13:38:02

31=37桂。26手めで羽生が42銀としたのは25飛型の丸山新作では後手からの35歩が同飛と取られてしまう為。
42銀では35同飛変化で32金にあたるためますます35歩の権利は後手にない。
そこで丸山に37桂まで許すしかなかった。
32=64銀。35歩の権利は先手にもないはずと読み替える。ところが36歩そのものが双頭手なのですでに37桂は実現してしまった。そこで44銀は諦め反対側へ。
33=66歩。何もさせない。名人戦でも鍛えの入った66歩。丸山依然1点死守。


25-30手め No: 6808 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/10/29 Fri 12:39:56

25-30手め
今までjava棋譜での公開のみであったがテクスト版の方が30手めまでいつしかUPされている。毎日の陽動作戦は毎度のこと。
25=68銀。86歩は危険と見た丸山。
26=42銀。トリトヌス補強。
27=58金。35歩-同歩-24飛には同飛でも勝ちと見る丸山は1歩得の上に37桂を示唆していた。後手は歩損+歩切れで飛車一枚ではダメと見ている。ここに至り35同飛変化へ至る25飛抑制手の機能発揮。
28=94歩。大きな手。
29=96歩。25飛型の為に3rd作成と解釈するべき。
30=53銀。危険な橋は渡らない羽生。35歩の権利はそれでも後手にあると主張


丸山の新作 No: 6807 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/10/29 Fri 12:20:49

本日の王将リーグ3回戦は2局。
裏番組の郷田真隆VS阿久津主税も申し合わせたように阿久津は4手め54歩。郷田は熱くなって55桂定跡選択。これはしばらく定跡形で勝敗の分岐まで行くであろう。
丸山企画では58金の一手の換わりに21手めの36歩を導入。37桂と35歩を見せた双頭手の方が価値が高いと見た。それに連動させる23手め25飛。36歩でも相当過激だが25飛とは凄い。羽生は何も考えずに54飛。74飛と24飛の飛車交換変化で双頭手に対抗。74飛変化を避けて86歩や66角、68銀などがある。86歩は天守閣美濃の布陣。
35-24飛変化には先手から飛車交換しても構わない。49金型のため手番を握った先手が28飛打を事前に防御できる。しかし35歩には同飛。従って羽生の双頭手は二重に防御されている。依然丸山が主導権を掌握。
2004.08.15NHK杯 青野VS田村 対ゴキゲン天守閣美濃に比べても格段と進歩した序盤戦術。


王将リーグ3回戦 丸山忠久VS羽生善治 19手めまで公開 No: 6806 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/10/29 Fri 11:19:18

両者の対戦記録は99年以後は連勝連敗が目立つ複合リズムで互角と当家は見る。
羽生4手めが54歩。昨日の天皇勝因となった4手めを意識している。手損角換りは丸山に負けると見てゴキゲン風に中飛車選択。
羽生の序盤は5筋位取りを早々に見せない戦略。もともと中飛車55歩など位と認めないのが当家と羽生。対して丸山は羽生の誘惑に素直に応じて飛車先歩交換。丸山1点先取。