日時：2004.10.22
棋戦：第63期A級順位戦4回戦
戦型：矢倉スズメ刺し
先手：高橋道雄九段
後手：羽生善治二冠
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽３二金 ▲７八金 ▽８四歩
▲６六歩 ▽４二銀 ▲６八銀 ▽６二銀 ▲５六歩 ▽５四歩
▲５八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽５二金 ▲４八銀 ▽３三銀
▲７七銀 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩 ▲７九角 ▽７四歩
▲６七金右 ▽４三金右 ▲３七銀 ▽６四角 ▲６八角 ▽３一玉
▲７九玉 ▽２二玉 ▲８八玉 ▽９四歩 ▲１六歩 ▽５三銀
▲１五歩 ▽９五歩 ▲２五歩 ▽６二飛 ▲１七香 ▽８二角
▲１八飛 ▽７三桂 ▲２六銀 ▽８五桂 ▲８六銀 ▽６四歩
▲３五歩 ▽同　歩 ▲同　銀 ▽３四歩 ▲２六銀 ▽５五歩
▲１四歩 ▽同　歩 ▲同　香 ▽同　香 ▲１五歩 ▽６五歩
▲同　歩 ▽５六歩 ▲１四歩 ▽１二歩 ▲６六香 ▽５四銀
▲３七桂 ▽３五香 ▲４六歩 ▽６一飛 ▲７七桂 ▽３七香成
▲同　銀 ▽５五桂 ▲５六金 ▽９七桂成 ▲同　銀 ▽９六歩
▲８六銀 ▽９七歩成 ▲同　香 ▽９六歩 ▲同　香 ▽同　香
▲９七歩 ▽６七香 ▲５七角 ▽４七桂成 ▲４八銀 ▽同成桂
▲同　角 ▽６九香成 ▲６四桂 ▽４七銀 ▲５七金 ▽４八銀不成
▲同　飛 ▽５五銀 ▲５二銀 ▽９一飛 ▲２四歩 ▽同　銀
▲４三銀成 ▽同　金 ▲７二桂成 ▽９七香成 ▲同　銀 ▽９六歩
▲同　銀 ▽同　飛 ▲９九香 ▽９七歩 ▲同　香 ▽７六飛
▲６七金寄 ▽６六飛 ▲同　金 ▽同　銀 ▲８二成桂 ▽７七銀不成
▲同　玉 ▽５九角 ▲６八桂 ▽６六銀 ▲同　玉 ▽４八角成
▲７七玉 ▽６六銀 ▲投了

128手で後手の勝ち

朝目覚めたら羽生が負けていたということは夢にも見ない。
最終盤は1手違いにもならないほど大差であった。タカミチは相変らずムキになってイモ筋ばかり追っている。これは年齢のせいではなく生まれつきの性格であろう。あの時でさえ中原から名人を奪取することなど夢のまた夢。谷川なら1手違いにまとめてくれる。 これは後手の攻めを切らす以外に勝機は全くない将棋となったのであそこで攻めては大逆転はない。
どんなに技術が優秀でも生まれつき田舎の自己陶酔しか演じられないヒトがいる。チェリビダッケがそうであった。あの土臭いドイツ語を聞くとミュンヘン辺りがお似合いと判る。言葉の造りがそうだと音楽もそうなってしまう。だから元もと田舎の恍惚ブルックナーを演奏させたらなぜか相性があって名演を生んでしまった。ミュンヘンで「チェリは神」と賛美した者達とはイモが最高の食材と思っている。田舎の自己陶酔者の最高峰はベートーヴェンだが将棋界なら谷川が進む道がその路線かもしれない。タカミチにはブルックナーの名演を聞かせて頂きたい。
将棋とて季節ごとに流行がある。世間では今ライムグリーンがハヤリだが連盟将棋では手損角換り。それをタカミチが避けた時点でハブに勝てない。
ではハブは万能かと言うと昨晩の終盤は万能ネギ程度であろう。最終盤の122手め59角打は即詰みではない。だからもしその時点で後手玉が詰めろであれば大逆転されていた。タカミチが相手でよかった。122手めは66銀なら駒台に1歩だけ残してキレイに詰む。
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽３二金 ▲７八金 ▽８四歩
▲６六歩 ▽４二銀 ▲６八銀 ▽６二銀 ▲５六歩 ▽５四歩
▲５八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽５二金 ▲４八銀 ▽３三銀
▲７七銀 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩 ▲７九角 ▽７四歩
▲６七金右 ▽４三金右 ▲３七銀 ▽６四角 ▲６八角 ▽３一玉
▲７九玉 ▽２二玉 ▲８八玉 ▽９四歩 ▲１六歩 ▽５三銀
▲１五歩 ▽９五歩 ▲２五歩 ▽６二飛 ▲１七香 ▽８二角
▲１八飛 ▽７三桂 ▲２六銀 ▽８五桂 ▲８六銀 ▽６四歩
▲３五歩 ▽同　歩 ▲同　銀 ▽３四歩 ▲２六銀 ▽５五歩
▲１四歩 ▽同　歩 ▲同　香 ▽同　香 ▲１五歩 ▽６五歩
▲同　歩 ▽５六歩 ▲１四歩 ▽１二歩 ▲６六香 ▽５四銀
▲３七桂 ▽３五香 ▲４六歩 ▽６一飛 ▲７七桂 ▽３七香成
▲同　銀 ▽５五桂 ▲５六金 ▽９七桂成 ▲同　銀 ▽９六歩
▲８六銀 ▽９七歩成 ▲同　香 ▽９六歩 ▲同　香 ▽同　香
▲９七歩 ▽６七香 ▲５七角 ▽４七桂成 ▲４八銀 ▽同成桂
▲同　角 ▽６九香成 ▲６四桂 ▽４七銀 ▲５七金 ▽４八銀不成
▲同　飛 ▽５五銀 ▲５二銀 ▽９一飛 ▲２四歩 ▽同　銀
▲４三銀成 ▽同　金 ▲７二桂成 ▽９七香成 ▲同　銀 ▽９六歩
▲同　銀 ▽同　飛 ▲９九香 ▽９七歩 ▲同　香 ▽７六飛
▲６七金寄 ▽６六飛 ▲同　金 ▽同　銀 ▲８二成桂 ▽７七銀不成
▲同　玉 ▽６六銀 ▲８八玉 ▽７六桂 ▲９九玉 ▽９八歩
▲同　玉 ▽８九銀 ▲同　玉 ▽７九金 ▲同　金 ▽同成香
▲同　玉 ▽７七香 ▲７八歩 ▽６八角 ▲同　飛 ▽同桂成
▲同　玉 ▽４八飛 ▲５八歩 ▽６七金 ▲投了
142手で後手の勝ち

ハブに限らず連盟棋士なら1分あればこの程度の全変化が見えてもおかしくない。ところが彼らは深夜残業を早めに切り上げたい場合もっと手数が短い手段、即ち相手の投了を促す丸山流が最善と最近思うようになった。確かに本譜なら先手はすぐに投了するしかない。勝つことしかアタマにない順位戦なら意地汚い指し方でも筋悪でもドスコイでも構わない。人間は必ず間違う生き物なので将棋のようにリハーサルがないライブ芸術ではむしろそのミスも芸のうち。間違えにくい手を確実に連動して指すのが人間には最善。この将棋なら122手め66銀より59角打が最善手。そう割り切らないとやがて人間将棋が楽しめなくなる。丸山流は時代を先取りしていた。

71=77桂。自爆。当初の方針すべて破綻。左遷と言われていきなり辞表を叩きつける万年カチョーの逆ぎれ。タカミチらしい。
72=37香成。完全駒アタリ奇数番3のプレゼントにハブ大はしゃぎ。
73=同銀。85桂は47成香で負け。
74=55桂打。やはり森下流かと後悔しても遅い。
75=56金。ここで手番を渡したら負けと同義語。
76=97桂成。77桂さえ嘲笑。
77=同銀。逆ぎれカチョー天井を仰ぐ。
85=97歩。後手が香車一枚取るのにこんなに手数がかかる。
86=67香。見たマンマの角取り。どこに逃げても69香成と47桂成で角と銀を苛める。5筋6筋に歩も打てる後手。マナベならここで投了。

24=74歩。矢倉24手組と結果的に同じ形。
29=68角。教皇は26歩を優先させるためぎりぎりまで森下緩手と見た手。当家は欲望の制御と見る。
38=95歩。5th作成。
39=25歩。スズメ刺し1。6th作成が先手の利権。
40=62飛。85歩は負け。桂跳ねもない。
41=17香。スズメ刺し2。
42=82角。この形の欠陥=74桂+83銀に弱い。
43=18飛。スズメ刺し3。
44=73桂。スズメ刺し手順3手分で62飛から73桂を可能に。
45=26銀。双頭手。37地点への桂はね+35歩。
46=85桂。ここで64歩は35歩7thアタックから75歩で負け。
47=86銀。当然。
48=64歩。7th作成で先手の攻めを待つ。
49=35歩。7thアタックは2種類。左から35歩と14歩。35歩は一旦引くために相手に選択肢を与える。ここで75歩は仮想8thアタック。同歩と取れない為に85地点が自動駒アタリに加算されるため。
53=26銀。46銀は1歩もたれて45歩。
54=55歩。逆行仮想7thアタック。単に65歩で1歩交換は飛車先歩交換原理で再度相手に手番を渡す。しかし手詰まりになった時の75歩逆襲から85銀と桂を取られて74桂が先手の権利なのでじっと1歩交換から61飛なら仮想ナンバーを後手も掌握可能。55歩は羽生らしい。5thアタックを駒アタリ偶数番2にしようと言う発想。
55=14歩。5thアタック。7-5-3理論通り。55同歩は65歩同歩から55角が厳しいので55地点はGNとするしかない。これが羽生の主張である駒アタリ偶数番2であるのかすでに85地点を仮想ナンバーに入れて駒アタリ奇数番3とできるのかが勝負の分岐。
59=15歩。これで仮想駒アタリ奇数番3となるはず。
60=65歩。ところが羽生はこれが駒アタリ奇数番3と主張。65地点主題の白眉。
61=同歩。57角でWGN作成は負け。
62=56歩。GN解消で逆行奇数番1へ。矢倉攻略最大の位。
63=14歩。ここで先手はこれが逆行奇数番1と主張。これが王手ナンバーの為に85地点がすでに駒アタリ1と加算。
64=12歩。応急処置。先手1ポイント先取。
65=66香。64歩を死守して55角&十字飛車阻止。地道タカミチと揶揄されそうな三頭手。次に75歩+64歩を狙う。ここで香を温存して単に64歩と突き捨てるのがマシュダ一家手順。同角なら66香の田楽刺しで先手勝ち。同飛なら46角でやはり先手勝ち。従って同銀。これで55角&十字飛車阻止と同じ効果で香車を温存できる。
66=54銀。二枚換えなら歩ともせよ。
67=37桂。56金は森下以外やらない。タカミチは筋が良い。
68=35香。羽生は筋悪。得意の手。これで駒アタリ奇数番3と解釈。
69=46歩。先に突いた方が37桂に弾みはついたが、タカミチはこれで逆行駒アタリ奇数番3と解釈。
70=61飛。逆行駒アタリ奇数番3を再び仮想領域へぶちこむ。これで75歩の逆行5thアタックを可能に。即ち先手の753理論をドマンナカで奪い返す深夜のひったくり。

Ａ級順位戦では羽生が48手め64歩7th作成で誘ったところ。来なければ行く。先手の思考の原点は85桂をどこで質駒に加算するか。
タカミチのスズメ刺しは26歩を25歩の連動手にするしかないとの算段。25歩とすれば25桂はないので端攻めしかない。羽生は40手め62飛で6th維持を続けるだけなのでラク。教皇派スズメ刺しが羽生は大好き。

単に逃げられてしまっただけならいいがこれが25地点を押さえている双頭手。
新人王戦らしいギラギラがこんな手を招いてしまった。紳哉残念。丸山入玉術はやはり一大芸。そう簡単にマネできない。山崎はトビウオだった。それが最近エビフライが飛び交う応酬好み。谷川は違和感をもっているはず。

日時2004.10.22
棋戦：新人王戦
戦形：相掛り十字架銀
先手：山崎隆之五段
後手：佐藤紳哉五段
▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽８五歩 ▲７八金 ▽３二金
▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２三歩 ▲２八飛 ▽３四歩
▲３八銀 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛 ▲８七歩 ▽８四飛
▲２七銀 ▽９四歩 ▲９六歩 ▽４一玉 ▲３六銀 ▽３三角
▲６九玉 ▽２二銀 ▲１六歩 ▽１四歩 ▲７六歩 ▽６二銀
▲６六歩 ▽５二金 ▲６八銀 ▽５四歩 ▲５六歩 ▽４二角
▲５八金 ▽７四歩 ▲６七金右 ▽７三桂 ▲４六歩 ▽３三桂
▲４五歩 ▽７五歩 ▲同　歩 ▽同　角 ▲７七銀 ▽５三角
▲８六銀 ▽５五歩 ▲４七銀 ▽１五歩 ▲同　歩 ▽３五歩
▲７九角 ▽１七歩 ▲２六飛 ▽２四飛 ▲同　飛 ▽同　歩
▲８一飛 ▽７一歩 ▲７四歩 ▽４九飛 ▲６八玉 ▽４七飛成
▲７三歩成 ▽同　銀 ▲７七玉 ▽４五桂 ▲６五桂 ▽８六角
▲同　玉 ▽８五歩 ▲同　玉 ▽８四歩 ▲８六玉 ▽７五銀
▲９七玉 ▽３八龍 ▲７一飛成 ▽４二玉 ▲８八玉 ▽６九銀
▲６八金寄 ▽６四銀上 ▲４一角 ▽２三銀 ▲６一龍 ▽６二金
▲３二角成 ▽同　玉 ▲６二龍 ▽３三玉 ▲１七桂 ▽３四玉
▲６三龍 ▽２五歩 ▲５四龍 ▽４四歩 ▲４三金 ▽２二角
▲５二龍 ▽１三角 ▲４二龍 ▽投了
105手で先手の勝ち

本家からクレームがついた。62金など2枚換えは死んでもしない、29龍で76桂を狙うと言っている。おかげで17桂と逃げられてしまう。
いずれも入玉狙いの相手なら谷川研にはどっちでもいいのかもしれない。

おー紳哉、丸山本家に肉薄。

これは谷川親分タコ殴りの影響。昨日に続いて丸山谷川戦の両派閥の決戦模様。丸山なら躊躇なく76歩。

前の更新では85銀打だったので打ち込みミスであろう。
これなら確かに95歩はない。38龍はかなり露骨。丸山の影響力は凄い。

次は73銀を捨てて95歩が当家変化。71龍には42から33へ脱出ルートがあり角一枚では先手に直接手がない。

山崎らしい気負い。谷川親分に学んだつもりの相手へのプレゼント。
当家ではこんなフンドシ認めない。谷川は山崎のせいでおかしくなったのかもしれない。
ここで65桂は角切りから玉が97地点へ追いやられ91香を取りそびれるかもしれない。

どうやら山崎の手中。ここで先に91飛車成で54香を見せつけると後手から88歩。先に逃げておけば88歩には同玉。

山崎が思考することは丸見え。
紳哉は長考して行ったからには王手銀取りから56歩を狙いたい。58歩なら45桂のオカワリ。ところがこの変化で先に叩きたい77歩は同金で78玉と逃げられる。銀取り45桂変化でも77玉と脱出路があるのが山崎の当初からの作戦。77玉が空間開放手を兼ねる。79角の利きが57トリトヌス空間へ到る双頭手となるため。

山崎がコイと誘惑しているのに飛び込むとは大した度胸。山崎は飛車交換するしかない。手番を握って2筋に歩が利くので挟撃できる。紳哉からの飛車打は怖くない。むしろ山崎は68-77と逃げるつもりで86銀変化とした。

86角切り変化があるかだが山崎が注意してしていたのはむしろそれだけ。
歩+銀打で角筋遮断して24飛でも難しい。途中で77歩叩き変化もオタスケ。
35角で迎撃されても攻めあいでも難しい。何か有りそうな局面。角切り変化を含みに桂跳ねで準備はある。

紳哉は後手だから仕方ないとして山崎は随分粗雑な進行。これはいつものことなので今さら呆れない。やはり十字架銀を躊躇すると後手につけ込まれる。47手めの77銀は悪手だが山崎は確信犯なので相手しないのは正しい。
52手め15歩が駒アタリ奇数番3なので紳哉にチャンスが発生。
57手め26飛は飛車交換後互いに王手香取りで先手からは54香が狙い。73地点の桂はいずれ歩で。しかし7筋の歩が切れているデメリットは先手の方が大きい。

本日の新人王戦第2局相掛り
山崎の十字架銀模様に対して紳哉の五連星+73桂の布陣。
42手め33桂は傷。43手め45歩で優勢。44手め75歩は敗因1でも勝負手の部類、行くしかない。現在47手め77銀まで公開。山ちゃん楽勝気分であろう。

A級タカミチVS羽生 矢倉
A級タカミチは横歩取りどころか羽生の手損角換りを7手め66歩で受けない。その替り羽生は飛車先不突き矢倉は許さなかったことになる。タカミチが腰抜けと言うこと。19手め77銀は従って誘惑とは言えない。これでは羽生が7手めで勝ちを確信してしまう。その油断をタカミチが誘ったと読むことはできない。

渡辺明が昨日深夜に竜王戦第1局のことを日記で公開。読売がクレームをつけるような野暮なことがないよう祈るしかない。
以下渡辺明とMF分析の比較。
1=40手め26歩森内新手に対する41手め59銀を渡辺明は双頭手と読んだが、自陣を引き締める意味まで付与するならこれは明解な三頭手。最大の意味は26歩を取り切ること。この後手1歩損が最後まで響く。従って26歩は指しすぎという結論を導く三頭手が59銀だったはず。
2=46角が勝負手という渡辺明。実戦心理ではそうかもしれない。これは仮想ナンバーで勝ちを決定した手。59銀ができすぎていた。
3=66角は予想していたと言うがこれは渡辺明が森内に促した手。
4=一日目の夜は熟睡して当然。二日目実戦進行と全く同じとなった早朝MFノートも1時間で仕上げたので渡辺明ならアソコでどうするカナとしか思わない。彼は正直に書いている。
しかし以下の加藤一二三変化を封じ手前に読んでいたと言うのは彼なりのジョーク。
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽７四歩 ▲７七銀 ▽６四歩
▲２六歩 ▽７三桂 ▲６七金右 ▽８五歩 ▲２五歩 ▽５二金
▲３六歩 ▽５三銀左 ▲７九角 ▽６五歩 ▲同　歩 ▽同　桂
▲６六銀 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛 ▲８七歩 ▽８一飛
▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　角 ▽２六歩 ▲５九銀 ▽７五歩
▲４六角 ▽６六角 ▲同　金 ▽５七銀 ▲９一角成 ▽同　飛
▲６五金 ▽６四歩 ▲７五金 ▽２七角 ▲３九角 ▽８八歩
▲同　金 ▽３六角成 ▲５七角 ▽２七歩成
途中変化に手抜きがある。
5=64歩+74歩がイモ筋というのは同感。46馬と74金の交換で命拾いしたという感想は素直な感慨。素晴らしい日記。
森内がなぜ46馬としたのか渡辺明は知っているはず。