不成に83手め57銀。69桂成もやらせてくれないのでは羽生は最後まで森内が怖かった証し。アブナイ所は時間をかけてキッチリ読んでいる。勝因はもちろん森下79角で決まりであろう。当家も熱狂していた。これほど立会人が盛り上げた戦いは丸田祐三のズッコケ幕切れ以来カモしれない。羽生の決め手は誰もがタマげた25歩。
森内の敗因は後手番だったこと。ほとんど間違えなかったのが羽生。キングメーカー森下と二人掛りで来られては敵わない。
不思議なことがある。控え室は商業棋士たちなのに誰もが口をそろえて25歩で投了、35飛でオワと断言していること。それは羽生を信用しているだけの話。この棋士たちはそれでも森内に負けてきた。 日経もよく言うヨと思っていたであろう。
君達の言葉は棋譜にしかない。羽生の25歩はどの言葉より雄弁。
諸君たちはそんなに柵の中が恋しいのかね？
馬は四匹いない。

日時：2004.09.14
棋戦：王座戦第2局
戦形：中飛車
先手：羽生
後手：森内
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽５四歩 ▲６八玉 ▽５五歩
▲４八銀 ▽５二飛 ▲７八玉 ▽６二玉 ▲４六歩 ▽７二玉
▲４七銀 ▽８二玉 ▲６八銀 ▽７二銀 ▲５八金右 ▽６四歩
▲２五歩 ▽３三角 ▲３六銀 ▽５六歩 ▲３三角成 ▽同　桂
▲５六歩 ▽同　飛 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２二歩
▲４七銀 ▽５一飛 ▲３六歩 ▽３二金 ▲３七桂 ▽５六歩
▲３五歩 ▽４四角 ▲７七角 ▽同角成 ▲同　桂 ▽８四角
▲７九角 ▽３九角成 ▲３四歩 ▽５四飛 ▲５五歩 ▽４四飛
▲２五歩 ▽２三歩 ▲３三歩成 ▽２四歩 ▲４五歩 ▽３三金
▲４四歩 ▽３六歩 ▲同　銀 ▽３八飛 ▲３五飛 ▽２二銀
▲４七銀 ▽２八飛成 ▲４五桂 ▽４四金 ▲３二飛成 ▽４五金
▲２二龍 ▽１九龍 ▲５三桂 ▽７一金 ▲６三銀 ▽５七桂
▲７二銀不成▽同　金 ▲６三銀 ▽７一香 ▲７二銀不成▽同　香
▲６二金 ▽８四歩 ▲７二金 ▽８三玉 ▲５七銀 ▽同歩成
▲８二金 ▽７四玉 ▲６二龍 ▽投了
87手で先手の勝ち

終局=午後8時40分
持ち時間各5時間
残り時間　先手=1時間3分、後手=1分

森下までダメと言うので諦めたが今みたら凄いことになっている。
この72手めの57桂は思い出す。
森内は最後までいいものを見せてくれる。
94歩で大逆転は有り得る。
直接行くと詰まないが一回受けが利く。

棋聖戦の康光のせいでこういうタコ殴りの手がエグゼクティヴ倶楽部でも遠慮なく見られるようになってしまった。
元は丸山の棋王奪取の一発の影響かもしれない。
羽生が森下を演じるのは好ましいが丸山になっていいのだろうか？
この局面をいきなり見せられたら赤ちゃんも笑い出す。

まだ逆転できる。
3-2が最後に反転して4-3となる手番を活かせ！

38飛変化は先手も油断すると危険。後手に逆転のチャンスがひとつだけあった。
該当するのは35角。銀三枚では92玉で後手は詰まないがこれで先手は詰めろ。羽生に見破られたらこれでも攻めあい負けだろう。どこかで1手稼がないと逆転はない。1歩さえあればなんとかなった。

羽生はしばらくお茶飲んで夕食時間に気配りして同銀。
これはさすがに受け駒がないのでいかに森内といえども凌ぐのは無理。
MF18以後は宴会変化となったのでボツ。やはり86香が厳しい。
39飛では完全に攻めあい負けなので森内は38飛。これは57香が間に合わないので仕方ない。39飛だと最後に88玉で詰まないどころか後手は必死となる。
最後の抵抗。

羽生は自分の持ち駒は同じでも相手の金を盤上に残して手番を渡す変化選択。そこで森内はその手番で最後の1歩で桂頭を叩く。狙いは同銀なら56銀変化が消滅して香入手後の57香が残る。
桂跳ねなら一旦金を下がってと金作成。金を下がったら38歩とするのは丸山。と金も金も同等と思考すれば森内はと金優先のはず。

50手め23歩など半時間前のマシュダ一家変化。ナニ考えてんのかというと、ナニも考えていない。ひたすら呆れていた時間であろう。
深浦がまたアホなことを言っている。44手め39馬が疑問だと。だから貴様は今後もタイタルなど絶対に取れっこないの。もう諦めてそのままそこに住んでろ。

先崎など控え室に入れるな。コイツは森下79角など有り得ないと豪語していたペスト豚。まだ師匠の方が今日はマトモな事をいっている。33手めは56歩らしい。こう言う手を先人と味わえるのが将棋の良さ。

今度は金が二枚あるからとイキナリ行くとやはり森下79角に痛い目にあうかもしれない。

MF18　脅威の森下79角変化を偲ぶ会は葬式となる
先手：79角で帝王森下将棋を見せてからハブ25歩
後手：森下風大ポカで咎めたら攻め間違った
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽５四歩 ▲６八玉 ▽５五歩
▲４八銀 ▽５二飛 ▲７八玉 ▽６二玉 ▲４六歩 ▽７二玉
▲４七銀 ▽８二玉 ▲６八銀 ▽７二銀 ▲５八金右 ▽６四歩
▲２五歩 ▽３三角 ▲３六銀 ▽５六歩 ▲３三角成 ▽同　桂
▲５六歩 ▽同　飛 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２二歩
▲４七銀 ▽５一飛 ▲３六歩 ▽３二金 ▲３七桂 ▽５六歩
▲３五歩 ▽４四角 ▲７七角 ▽同角成 ▲同　桂 ▽８四角
▲７九角 ▽３九角成 ▲３四歩 ▽５四飛 ▲５五歩 ▽４四飛
▲２五歩 ▽２三歩 ▲３三歩成 ▽２四歩 ▲３二と ▽同　銀
▲４五金 ▽２九飛 ▲４四金 ▽同　歩 ▲５四歩 ▽５七歩成
▲同　銀 ▽５二歩 ▲３三歩 ▽同　銀 ▲３一飛 ▽４二銀
▲１一飛成 ▽１九飛成 ▲８六香 ▽３一歩 ▲１三龍 ▽７一玉
▲３四歩 ▽５五香 ▲５三歩成 ▽５七香成 ▲同　金 ▽同　馬
▲同　角 ▽８九銀 ▲６八玉 ▽７八金 ▲同　金 ▽同銀成
▲同　玉 ▽投了
85手で先手の勝ち

途中71玉をやらないと75桂。13龍効果で74歩が突けない。

すでに全員三次会で酔っ払っている。これぐらいやってくれないと森下卓讃歌にならない。
これは森内が今度は森下風大ポカをマネしてくれというリクエスト。

MF17　脅威の森下79角変化を偲ぶ会　四次会
先手：79角で帝王森下将棋を見せる
後手：25歩を森下風大ポカで咎める
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽５四歩 ▲６八玉 ▽５五歩
▲４八銀 ▽５二飛 ▲７八玉 ▽６二玉 ▲４六歩 ▽７二玉
▲４七銀 ▽８二玉 ▲６八銀 ▽７二銀 ▲５八金右 ▽６四歩
▲２五歩 ▽３三角 ▲３六銀 ▽５六歩 ▲３三角成 ▽同　桂
▲５六歩 ▽同　飛 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２二歩
▲４七銀 ▽５一飛 ▲３六歩 ▽３二金 ▲３七桂 ▽５六歩
▲３五歩 ▽４四角 ▲７七角 ▽同角成 ▲同　桂 ▽８四角
▲７九角 ▽３九角成 ▲３四歩 ▽５四飛 ▲５五歩 ▽４四飛
▲２五歩 ▽２三歩 ▲３三歩成 ▽２四歩 ▲３二と ▽同　銀
▲４五金 ▽２九飛 ▲４四金 ▽同　歩 ▲５四歩 ▽５七歩成
▲同　銀 ▽５二歩 ▲３三歩 ▽同　銀 ▲３一飛 ▽４二銀
▲１一飛成 ▽１九飛成 ▲投了
68手で後手の勝ち

森内はなんと森下手順の54飛。羽生に負けじと森内まで森下卓讃歌。
しかし続く55歩と44飛はマシュダ一家旧変化そのマンマ。
これでは日経が怒る。
そこで羽生は次にオリジナルの必殺技を見せないといけない。

森内はマシュダ一家変化と同じ39角成。
MF15では金をかわいがって馬など引いたため後手は負けた。そこでバサバサ行くとどうなるか？

MF16　森下卓　脅威の79角変化を偲ぶ会　二次会
先手：79角で帝王森下将棋を見せる日
後手：79角がよく利いて寄せが頓挫
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽５四歩 ▲６八玉 ▽５五歩
▲４八銀 ▽５二飛 ▲７八玉 ▽６二玉 ▲４六歩 ▽７二玉
▲４七銀 ▽８二玉 ▲６八銀 ▽７二銀 ▲５八金右 ▽６四歩
▲２五歩 ▽３三角 ▲３六銀 ▽５六歩 ▲３三角成 ▽同　桂
▲５六歩 ▽同　飛 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２二歩
▲４七銀 ▽５一飛 ▲３六歩 ▽３二金 ▲３七桂 ▽５六歩
▲３五歩 ▽４四角 ▲７七角 ▽同角成 ▲同　桂 ▽８四角
▲７九角 ▽３九角成 ▲３四歩 ▽２三金 ▲２七飛 ▽３四金
▲３二歩 ▽同　銀 ▲２二飛成 ▽２一飛 ▲３二龍 ▽２九飛成
▲４三龍 ▽１九龍 ▲３四龍 ▽５七香 ▲同　銀 ▽同歩成
▲同　金 ▽同　馬 ▲同　角 ▽８九銀 ▲６八玉 ▽７八金
▲同　金 ▽同銀成 ▲同　玉 ▽９九龍 ▲７九金 ▽投了
71手で先手の勝ち

やはり森下79角が最後まで寄せを阻止。素晴らしい森下卓。

MF16a　森下卓　脅威の79角変化を偲ぶ会　三次会
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽５四歩 ▲６八玉 ▽５五歩
▲４八銀 ▽５二飛 ▲７八玉 ▽６二玉 ▲４六歩 ▽７二玉
▲４七銀 ▽８二玉 ▲６八銀 ▽７二銀 ▲５八金右 ▽６四歩
▲２五歩 ▽３三角 ▲３六銀 ▽５六歩 ▲３三角成 ▽同　桂
▲５六歩 ▽同　飛 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２二歩
▲４七銀 ▽５一飛 ▲３六歩 ▽３二金 ▲３七桂 ▽５六歩
▲３五歩 ▽４四角 ▲７七角 ▽同角成 ▲同　桂 ▽８四角
▲７九角 ▽３九角成 ▲３四歩 ▽２三金 ▲２七飛 ▽３四金
▲３二歩 ▽同　銀 ▲２二飛成 ▽２一飛 ▲３二龍 ▽２九飛成
▲４三龍 ▽１九龍 ▲３四龍 ▽５七香 ▲同　銀 ▽同歩成
▲同　金 ▽８九銀 ▲６八玉 ▽５七馬 ▲同　玉 ▽６九龍
▲投了
66手で後手の勝ち

解題=先手は33桂を取るヒマがない。49手め32歩を無視して36歩なら飛車イジメ。

MF15　森下卓　脅威の79角変化を偲ぶ会

先手：79角で帝王森下将棋を見せる日
後手：羽生ではなく森下が相手とは
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽５四歩 ▲６八玉 ▽５五歩
▲４八銀 ▽５二飛 ▲７八玉 ▽６二玉 ▲４六歩 ▽７二玉
▲４七銀 ▽８二玉 ▲６八銀 ▽７二銀 ▲５八金右 ▽６四歩
▲２五歩 ▽３三角 ▲３六銀 ▽５六歩 ▲３三角成 ▽同　桂
▲５六歩 ▽同　飛 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２二歩
▲４七銀 ▽５一飛 ▲３六歩 ▽３二金 ▲３七桂 ▽５六歩
▲３五歩 ▽４四角 ▲７七角 ▽同角成 ▲同　桂 ▽８四角
▲７九角 ▽３九角成 ▲３四歩 ▽２三金 ▲２七飛 ▽３四金
▲３二歩 ▽同　銀 ▲２二飛成 ▽２一飛 ▲３二龍 ▽２九飛成
▲４三龍 ▽２三龍 ▲５六銀 ▽３五金 ▲５九銀 ▽８四馬
▲４五歩 ▽３六金 ▲２四歩 ▽１四龍 ▲３三龍 ▽３五歩
▲２五銀 ▽１五龍 ▲３六銀 ▽同　歩 ▲同　龍 ▽投了
71手で先手の勝ち

羽生の39手め77角はマシュダ一家手順。対しては森内は同角。
なぜかと思ったら次の手でまたまた大爆笑。
なんと42手め74角。マシュダ一家変化そのマンマ。
次の手を見て当家は胃がよじれてしまった。
そう。羽生は黙って森下しか指さない79角。
やはり森下は棋界の闇の帝王。
当家は実は竜王戦で森内森下の7番勝負が死ぬほど見たかった。笑いながら泣く将棋も初めて見る。
アレは明らかに八百長。渡辺明。あれで勝ったと思うな。勝たせていただいたと思いなさい。羽生も森下に勝たせて貰って初の竜王位を取った。
森下は不滅。深浦も地獄の番人になるしかないのだから森下先生と呼ぶように。

さすがは日経。早速森下の読み登場。
なんと森下の読みは38手め39角なら39手め79角！
素晴らしい。当家は脳裏にさえ浮かばない名手の予感。
惜しいことに後手の攻めはたった1歩足りないだけで頓挫。

MF14　森下脅威の79角変化を変奏　(原作は54飛まで)
先手：受け切り
後手：あと1歩あれば...
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽５四歩 ▲６八玉 ▽５五歩
▲４八銀 ▽５二飛 ▲７八玉 ▽６二玉 ▲４六歩 ▽７二玉
▲４七銀 ▽８二玉 ▲６八銀 ▽７二銀 ▲５八金右 ▽６四歩
▲２五歩 ▽３三角 ▲３六銀 ▽５六歩 ▲３三角成 ▽同　桂
▲５六歩 ▽同　飛 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２二歩
▲４七銀 ▽５一飛 ▲３六歩 ▽３二金 ▲３七桂 ▽５六歩
▲３五歩 ▽３九角 ▲７九角 ▽８四角成 ▲３四歩 ▽５四飛
▲５五歩 ▽４四飛 ▲８八角 ▽３九馬 ▲５六銀 ▽４六飛
▲４七金 ▽４四飛 ▲４五歩 ▽２三歩 ▲２六飛 ▽３四飛
▲３六金 ▽同　飛 ▲同　飛 ▽５七歩 ▲４七銀 ▽４八馬
▲４六飛打 ▽３五歩 ▲同　飛 ▽２四金 ▲３六飛引 ▽投了
65手で先手の勝ち

そう。羽生は79角の自陣角にはオマケで46飛車打の自陣飛車を惜しげもなく用意している。これは羽生に大爆笑を取られるところであった。

MF13　秋はナベでグツグツ

先手：夏の将棋祭りじゃなかった
後手：秋はナベでしょ

▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽５四歩 ▲６八玉 ▽５五歩
▲４八銀 ▽５二飛 ▲７八玉 ▽６二玉 ▲４六歩 ▽７二玉
▲４七銀 ▽８二玉 ▲６八銀 ▽７二銀 ▲５八金右 ▽６四歩
▲２五歩 ▽３三角 ▲３六銀 ▽５六歩 ▲３三角成 ▽同　桂
▲５六歩 ▽同　飛 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２二歩
▲４七銀 ▽５一飛 ▲３六歩 ▽３二金 ▲３七桂 ▽５六歩
▲３五歩 ▽４四角 ▲６六角 ▽３五角 ▲２九飛 ▽４二銀
▲５五歩 ▽６二角 ▲５六銀 ▽５三銀 ▲４五歩 ▽４四歩
▲３五歩 ▽４五桂 ▲同　桂 ▽同　歩 ▲３四歩 ▽４四銀
▲３三歩成 ▽同　銀 ▲５四歩 ▽同　飛 ▲５五銀 ▽２四飛
▲同　飛 ▽同　銀 ▲４四歩 ▽２九飛 ▲５六桂 ▽１九飛成
▲６四桂 ▽６三銀 ▲４一飛 ▽５一歩 ▲１一飛成 ▽８四香
▲５九歩 ▽９五桂 ▲８八香 ▽１七龍 ▲９六歩 ▽４六歩
▲投了

78手で後手の勝ち

大爆笑。
森内はホント笑わせてくれる。
一見見たマンマ。香取り防げば35角で歩をパクル。
ところがこれは王位戦パロディー。芸が濃い。

MF12　季節ハズレのV2固め

先手：夏の将棋祭りかよ
後手：渡辺明は未来のアンタ

▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽５四歩 ▲６八玉 ▽５五歩
▲４八銀 ▽５二飛 ▲７八玉 ▽６二玉 ▲４六歩 ▽７二玉
▲４七銀 ▽８二玉 ▲６八銀 ▽７二銀 ▲５八金右 ▽６四歩
▲２五歩 ▽３三角 ▲３六銀 ▽５六歩 ▲３三角成 ▽同　桂
▲５六歩 ▽同　飛 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２二歩
▲４七銀 ▽５一飛 ▲３六歩 ▽３二金 ▲３七桂 ▽５六歩
▲３五歩 ▽３九角 ▲３四歩 ▽５七歩成 ▲同　銀 ▽同角成
▲５六歩 ▽２三歩 ▲２六飛 ▽８四馬 ▲３三歩成 ▽同　金
▲４五桂 ▽３二金 ▲３三歩 ▽２二金 ▲３四桂 ▽１二金
▲２二歩 ▽４四歩 ▲２一歩成 ▽４五歩 ▲３一と ▽５七歩
▲６八金寄 ▽５八銀 ▲同　銀 ▽同歩成 ▲同金上 ▽５六飛
▲４七銀 ▽５四飛 ▲４三角 ▽４四飛 ▲４二桂成 ▽４六歩
▲投了

72手で後手の勝ち

貴様の相変わらずの臭い能書きは小学生の作文以下。
森下を出せ森下を。竜王戦はヤオで負けたと言ってみろ。
ベビー村山はハッキリ飽きた。こんなクソガキだすな。
深浦によれば51飛まで渡辺明の指し手を森内がマネしたらしい。夏のイベント対局で森内が負けた将棋。よくもタイトル戦で出す。日経も少しは怒れ。
オマエンチのタイトル戦は将棋祭りか？

MF11　馬を消去したい場合

先手：泣きっ面にハチ
後手：駒損回避で手番も握る
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽５四歩 ▲６八玉 ▽５五歩
▲４八銀 ▽５二飛 ▲７八玉 ▽６二玉 ▲４六歩 ▽７二玉
▲４七銀 ▽８二玉 ▲６八銀 ▽７二銀 ▲５八金右 ▽６四歩
▲２五歩 ▽３三角 ▲３六銀 ▽５六歩 ▲３三角成 ▽同　桂
▲５六歩 ▽同　飛 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２二歩
▲４七銀 ▽５一飛 ▲３六歩 ▽３二金 ▲３七桂 ▽５六歩
▲３五歩 ▽３九角 ▲３四歩 ▽５七歩成 ▲同　銀 ▽同角成
▲５六歩 ▽２三歩 ▲２六飛 ▽８四馬 ▲３三歩成 ▽同　金
▲４五桂 ▽３二金 ▲３四歩 ▽４四銀 ▲３三歩成 ▽同　銀
▲同桂成 ▽同　金 ▲６六角 ▽同　馬 ▲同　歩 ▽４四角
▲３六飛 ▽６六角 ▲７七銀 ▽３五歩 ▲同　飛 ▽４四角
▲３九飛 ▽６五桂 ▲４五歩 ▽７七桂成 ▲同　桂 ▽６六角
▲投了

72手で後手の勝ち

MF10　デュアルペガサス

先手：楽勝気分で63馬を許してしまう
後手：ペガサスエフェクトで駒損回避
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽５四歩 ▲６八玉 ▽５五歩
▲４八銀 ▽５二飛 ▲７八玉 ▽６二玉 ▲４六歩 ▽７二玉
▲４七銀 ▽８二玉 ▲６八銀 ▽７二銀 ▲５八金右 ▽６四歩
▲２五歩 ▽３三角 ▲３六銀 ▽５六歩 ▲３三角成 ▽同　桂
▲５六歩 ▽同　飛 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２二歩
▲４七銀 ▽５一飛 ▲３六歩 ▽３二金 ▲３七桂 ▽５六歩
▲３五歩 ▽３九角 ▲３四歩 ▽５七歩成 ▲同　銀 ▽同角成
▲５六歩 ▽２三歩 ▲２六飛 ▽８四馬 ▲３三歩成 ▽同　金
▲４五桂 ▽３二金 ▲３四歩 ▽４四銀 ▲３六桂 ▽４五銀
▲同　歩 ▽５七歩 ▲６八金寄 ▽６五歩 ▲７五銀 ▽８五馬
▲７七金 ▽６三馬 ▲５五角 ▽同　飛 ▲同　歩 ▽３七角
▲２九飛 ▽４八角成 ▲投了

68手で後手の勝ち

MF09
先手：どんどん駒得
後手：57馬+23歩で飛車を抑え込みたいが
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽５四歩 ▲６八玉 ▽５五歩
▲４八銀 ▽５二飛 ▲７八玉 ▽６二玉 ▲４六歩 ▽７二玉
▲４七銀 ▽８二玉 ▲６八銀 ▽７二銀 ▲５八金右 ▽６四歩
▲２五歩 ▽３三角 ▲３六銀 ▽５六歩 ▲３三角成 ▽同　桂
▲５六歩 ▽同　飛 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２二歩
▲４七銀 ▽５一飛 ▲３六歩 ▽３二金 ▲３七桂 ▽５六歩
▲３五歩 ▽３九角 ▲３四歩 ▽５七歩成 ▲同　銀 ▽同角成
▲５六歩 ▽２三歩 ▲２六飛 ▽３五銀 ▲２七飛 ▽３九馬
▲３三歩成 ▽同　金 ▲４五桂 ▽２四金 ▲３三角 ▽投了

53手で先手の勝ち

手順中45手め29飛だけはダメ。馬を切って38銀。

MF08
先手：57馬は56歩で阻止
後手：馬作成でも歩切れが痛い

▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽５四歩 ▲６八玉 ▽５五歩
▲４八銀 ▽５二飛 ▲７八玉 ▽６二玉 ▲４六歩 ▽７二玉
▲４七銀 ▽８二玉 ▲６八銀 ▽７二銀 ▲５八金右 ▽６四歩
▲２五歩 ▽３三角 ▲３六銀 ▽５六歩 ▲３三角成 ▽同　桂
▲５六歩 ▽同　飛 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２二歩
▲４七銀 ▽５一飛 ▲３六歩 ▽３二金 ▲３七桂 ▽５六歩
▲３五歩 ▽３九角 ▲３四歩 ▽５七歩成 ▲同　銀 ▽同角成
▲５六歩 ▽８四馬 ▲３三歩成 ▽同　金 ▲６四飛 ▽６三歩
▲６五飛 ▽５七銀 ▲７五桂 ▽５八銀不成▲同　金 ▽６四金
▲３五飛 ▽４二銀 ▲４五桂 ▽投了

57手で先手の勝ち

MF07
先手：角打ちを惜しんで37手め35歩
後手：39角+57角で馬作成

▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽５四歩 ▲６八玉 ▽５五歩
▲４八銀 ▽５二飛 ▲７八玉 ▽６二玉 ▲４六歩 ▽７二玉
▲４七銀 ▽８二玉 ▲６八銀 ▽７二銀 ▲５八金右 ▽６四歩
▲２五歩 ▽３三角 ▲３六銀 ▽５六歩 ▲３三角成 ▽同　桂
▲５六歩 ▽同　飛 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２二歩
▲４七銀 ▽５一飛 ▲３六歩 ▽３二金 ▲３七桂 ▽５六歩
▲３五歩 ▽３九角 ▲６六角 ▽同角成 ▲同　歩 ▽５七角
▲７七角 ▽３九角成 ▲５五歩 ▽同　飛 ▲６五歩 ▽５四飛
▲５五歩 ▽２三歩 ▲２六飛 ▽４四飛 ▲６四歩 ▽６七歩
▲同　金 ▽３五歩 ▲５六銀 ▽４八馬 ▲３八歩 ▽２四飛
▲２五歩 ▽３四飛 ▲投了

62手で後手の勝ち

MF06a 75角変化2

先手：75角から65桂
後手：38手め63銀

▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽５四歩 ▲６八玉 ▽５五歩
▲４八銀 ▽５二飛 ▲７八玉 ▽６二玉 ▲４六歩 ▽７二玉
▲４七銀 ▽８二玉 ▲６八銀 ▽７二銀 ▲５八金右 ▽６四歩
▲２五歩 ▽３三角 ▲３六銀 ▽５六歩 ▲３三角成 ▽同　桂
▲５六歩 ▽同　飛 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２二歩
▲４七銀 ▽５一飛 ▲３六歩 ▽３二金 ▲３七桂 ▽５六歩
▲７五角 ▽６三銀 ▲２九飛 ▽７四歩 ▲６六角 ▽６五歩
▲７七角 ▽８四角 ▲５五歩 ▽６四銀 ▲５六銀 ▽７三角
▲４五桂 ▽同　桂 ▲同　銀 ▽５五銀 ▲５四歩 ▽６六歩
▲同　歩 ▽５七歩 ▲同　銀 ▽４六銀 ▲５三歩成 ▽５七銀成
▲同　金 ▽５三飛 ▲５四歩 ▽５一飛 ▲６五桂 ▽３七角成
▲５三歩成 ▽投了

67手で先手の勝ち

羽生は後手の歩切れを狙う攻防手思考中

MF06 75角変化1

先手：75角で56地点死守して飛車の横利きと連動
後手：歩切れが痛い

▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽５四歩 ▲６八玉 ▽５五歩
▲４八銀 ▽５二飛 ▲７八玉 ▽６二玉 ▲４六歩 ▽７二玉
▲４七銀 ▽８二玉 ▲６八銀 ▽７二銀 ▲５八金右 ▽６四歩
▲２五歩 ▽３三角 ▲３六銀 ▽５六歩 ▲３三角成 ▽同　桂
▲５六歩 ▽同　飛 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２二歩
▲４七銀 ▽５一飛 ▲３六歩 ▽３二金 ▲３七桂 ▽５六歩
▲７五角 ▽７四歩 ▲６四角 ▽７三銀 ▲３四飛 ▽５七角
▲５二歩 ▽同　飛 ▲５三歩 ▽６二飛 ▲５五角 ▽８四角成
▲６六歩 ▽５七歩成 ▲同　金 ▽５四歩 ▲３三角成 ▽同　金
▲同飛成 ▽４二銀 ▲２二龍 ▽５三銀 ▲１一龍 ▽４四角
▲６一龍 ▽同　飛 ▲５二金 ▽６六飛 ▲同　金 ▽同　馬
▲７七金 ▽４八馬 ▲６五桂 ▽投了

69手で先手の勝ち

29飛と下がられる前に要の位作成。この位を取りに66歩だと39角で殺到され負け。
そこで先に29飛としたいがやはり84角で同じ狙いが残る。
双方の変化でいきなり57角とブチ込むのは前科者。
そこでいずれも回避するには角打ち。これで打たせ得と森内は見る。

羽生が欲しいのはいつでも桂馬なので余り深く考えないでメシを食うのが一番いい。昼寝すればもっとよい。
閑話休題。
世間に売られているモノで最も腹が立つのが楽譜。コレに比べたら連盟棋士の棋譜などはるかに良心的。
なぜわざわざページ数を増やすのか？
キチンと譜割すれば譜メクリせずに済む。小学生はスカートめくりが好きだが、大人は譜めくりが大嫌い。
そこで売られている楽譜はスキャナーに取込み、余分な空白を全部削いでしまう。すると6ページもあるようなスコアが2ページに収まってしまう。
最近はすでに潰れた会社のスコアなどがインターネットでもタダで公開されているが、出版社はこれで売り上げが下がるなどとブータレる前にマトモなスコアを出版するべきであろう。自分で製版するのは大変な労力のため、キチンとしたスコアなら誰でも買う。

羽生はいつも通り冷静。ここで35歩から2枚換え狙いは即負け。

MF05
先手：35手め35歩
後手：12角攻防手+65歩

▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽５四歩 ▲６八玉 ▽５五歩
▲４八銀 ▽５二飛 ▲７八玉 ▽６二玉 ▲４六歩 ▽７二玉
▲４七銀 ▽８二玉 ▲６八銀 ▽７二銀 ▲５八金右 ▽６四歩
▲２五歩 ▽３三角 ▲３六銀 ▽５六歩 ▲３三角成 ▽同　桂
▲５六歩 ▽同　飛 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２二歩
▲４七銀 ▽５一飛 ▲３六歩 ▽３二金 ▲３五歩 ▽４四歩
▲３四歩 ▽２三金 ▲２八飛 ▽３四金 ▲４三角 ▽１二角
▲３五歩 ▽同　金 ▲１六角成 ▽６五歩 ▲３六歩 ▽２五金
▲同　馬 ▽同　桂 ▲同　飛 ▽６六歩 ▲投了

52手で後手の勝ち

手順中65角成とできないのが序盤64歩の第二構想。65歩と玉筋狙いで突くのが第三構想。

ここで控え室を覗く。コギャルのベイビー村は相変らず体にミスマッチした大型オムツを買っている。値段が安いからとLLサイズなどに手をつけてはいけない。貴様が使用するのはSSサイズ。
深浦はアホ丸だし。22歩まで久保とやった研究会手順などと言う。研究会なんて関係ネーノ。どれもその場で読める単純変化。

アブネーアブネー。
こうでなきゃ羽生でない。「羽生さんは最近守りに入っている」などと言う唆しとコギャルに乗ってはいけない。
これで森内は76飛と王手すると即負け。その歩は駒アタリ奇数番に入れない。
従ってMF変化41角を阻止するために今度は51飛しかない。
これで羽生は22歩を打たせて1ポイント先取。歩損はナシで後手も一応満足。

羽生が31手めに23歩を打つか考えている。森内が来いと言うのだからここでいかなければ九州男児にナニ言われても仕方ないが相手は森内なのでこの23歩全変化は読まれている。副立会いなどで里帰りした深浦の隣の悪魔の囁きを信じてはいけない。

MF04
先手：31手め23歩+57金
後手：32手め32金

▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽５四歩 ▲６八玉 ▽５五歩
▲４八銀 ▽５二飛 ▲７八玉 ▽６二玉 ▲４六歩 ▽７二玉
▲４七銀 ▽８二玉 ▲６八銀 ▽７二銀 ▲５八金右 ▽６四歩
▲２五歩 ▽３三角 ▲３六銀 ▽５六歩 ▲３三角成 ▽同　桂
▲５六歩 ▽同　飛 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２二歩
▲２三歩 ▽３二金 ▲２二歩成 ▽同　銀 ▲４一角 ▽２三銀
▲２八飛 ▽５七歩 ▲同　金 ▽３九角 ▲５八飛 ▽７六飛
▲７七銀 ▽７五飛 ▲２四歩 ▽４二金 ▲２三角成 ▽２八歩
▲３四馬 ▽２九歩成 ▲７六歩 ▽５五飛 ▲５六歩 ▽５四飛
▲１六馬 ▽６五桂 ▲投了
56手で後手の勝ち

これは先手に2歩持たれるので余りやりたくない。商業将棋の宿命であろう。午前中に終わっては大番解説会も中止になってしまう。森内はやるだけやって延命策選択。
同飛で後手にはナニもないので22歩を受けるしかない。これは逆行偶数番2で後手劣勢。羽生はあとはじっくり行けば楽勝。
ここで森内の誘いのホイホイ乗って23歩と打つと千円床屋3となる。

MF03
先手：31手め23歩
後手：32手め32金

▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽５四歩 ▲６八玉 ▽５五歩
▲４八銀 ▽５二飛 ▲７八玉 ▽６二玉 ▲４六歩 ▽７二玉
▲４七銀 ▽８二玉 ▲６八銀 ▽７二銀 ▲５八金右 ▽６四歩
▲２五歩 ▽３三角 ▲３六銀 ▽５六歩 ▲３三角成 ▽同　桂
▲５六歩 ▽同　飛 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２二歩
▲２三歩 ▽３二金 ▲２二歩成 ▽同　銀 ▲４一角 ▽２三銀
▲２八飛 ▽５七歩 ▲同　銀 ▽３九角 ▲５六銀 ▽２八角成
▲２一飛 ▽１九馬 ▲１一飛成 ▽２九馬 ▲投了

46手で後手の勝ち

なかなか軽快なノリ。朝ご飯にはノリが一番。

MF02 36銀を咎めたい場合　64歩はやはり頓死回避

先手：飛車切り
後手：ホントよおい
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽５四歩 ▲６八玉 ▽５五歩
▲４八銀 ▽５二飛 ▲７八玉 ▽６二玉 ▲４六歩 ▽７二玉
▲４七銀 ▽８二玉 ▲６八銀 ▽７二銀 ▲５八金右 ▽６四歩
▲２五歩 ▽３三角 ▲３六銀 ▽５六歩 ▲３三角成 ▽同　桂
▲５六歩 ▽同　飛 ▲２四歩 ▽５七歩 ▲同　金 ▽３九角
▲５八飛 ▽７六飛 ▲７七銀 ▽５七角成 ▲同　飛 ▽４六飛
▲４七歩 ▽５六歩 ▲５八飛 ▽５七金 ▲２八飛 ▽４七金
▲５五角 ▽５七歩成 ▲４六角 ▽同　金 ▲５八歩 ▽６七と
▲同　玉 ▽５六角 ▲６八玉 ▽８九角成 ▲投了
52手で後手の勝ち

羽生は19手めにしばらく悩ましいため息ついて結局25歩。これは当家と同じアウンの呼気。
対して森内は33角。これは午前中に王座防衛の原稿ダシOKであろう。
あとはいかにカッコよく負けるかに尽きる。
しかし竜王戦がない羽生は今日で決まってはあとが寂しい。
そこで羽生なら今日はとんでもナイ手を指すであろう。それを森内が見事咎めて大逆転で盛り上げろと谷川マンセーの日経浩司記者が煽らないといけない。深浦にまで囲碁将棋ジャーナルで腰抜けと言われた羽生。少しは怒って欲しい。

65歩はどのような進行で役立つのか？
それは先手に24歩を打たせてと金を作成させる場合の超急戦。
コンセプト
1=24歩を打たせて2手稼ぐ。
2=その瞬間56歩の3rdアタック敢行
3=先手にと金を作らせ飛車切りから角打ちの双頭手で殺到
4=23地点への攻防+銀取り

MF01　65歩の意味=急戦から飛車利き阻止

先手：27手め24歩
後手：26手め35歩
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽５四歩 ▲６八玉 ▽５五歩
▲４八銀 ▽５二飛 ▲７八玉 ▽６二玉 ▲４六歩 ▽７二玉
▲４七銀 ▽８二玉 ▲６八銀 ▽７二銀 ▲５八金右 ▽６四歩
▲２五歩 ▽６五歩 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽３二金
▲２八飛 ▽３五歩 ▲２四歩 ▽５六歩 ▲２三歩成 ▽８八角成
▲同　玉 ▽２七歩 ▲同　飛 ▽５七歩成 ▲同　金 ▽同飛成
▲同　銀 ▽４九角 ▲２四飛 ▽６七角成 ▲３二と ▽２三歩
▲６四飛 ▽５七馬 ▲投了
44手で後手の勝ち

楽しい小考後森内は64歩。これは藤井のアホな64歩とは違うので大介のように55角+74桂を事前阻止したなどと言わなくても済む。
これは66歩としなければ25歩などの2nd作成には3rdで65歩と突くという手。連動位取りの発想で55歩そのものがGNに逆行相転化し得る。

森内は55歩の位取りで1ポイント先取したと思っている。その証拠が以下のシンプルな駒組。森内がここまで頭を使わない美濃へのカニ這い囲いの進行は珍しい。羽生の葛藤47銀への迎撃布陣も徹底無視。
当家では何度でも同じ事を言う。
谷川は55歩を後手有利な位取りと見た。当家と羽生はこれを位とは認めない。
森内は55歩の優位性を駒組に求めた。つまり55歩自体を攻撃手主体ではなく盤面を抑制する相停滞手として解釈。

4手め54歩。森内のゴキゲン示唆。
しばらくの間(マ)。これが楽しい。
羽生は5手め68玉。
このような手を500年前の棋士が指せば「未熟」と言っていたのが連盟棋士と研究者。至るところにその罵声の痕跡が残っている。世間はそれを信用して昔の棋士は頭が悪いと思われてしまった。
この二人の5手めまで見て彼らの子孫は未来で「未熟」と言うであろう。
罵声族とはそのような遺伝子を引き継いでしまった。比較してダメと言うだけの野次馬が頭に四匹乗っているのが彼らの塩基構造。
最先端は子供。そのような68玉。
森内は暫く考えて55歩。面白い。これは羽生が指させた手。谷川相手のように。