2004.07.12A級順位戦 羽生善治王座VS佐藤康光棋聖 四間飛車
対藤井システム8th

第1部 大山の心境で
第2部 藤井システム死滅宣言
第3部 8thの仕掛け
第4部 暗中摸索で悪手連鎖 原田追悼演出

実況&分析マシュダ一家

2004.07.12A級順位戦 羽生善治王座VS佐藤康光棋聖 対藤井システム8th No: 5865 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/07/13 Tue 05:26:09

第3部 8thの仕掛け
すでに第2部41手めまでで二人の仕事は終わっている。あとは残業時間でファンサービス。
42=42角。疑問というより個性。これは先手に8thから無理攻めしろという強制。
43=45歩。羽生は行きたくないが行くしかない。何も考えていない仕掛け。
44=86歩。この手で大長考し結局行く康光らしい次善手。後手の方針は迎撃のはずだがこれは偶数番攻撃手。44地点をGNにする連動手変化が最善。ソレを嫌うなら45同歩で派手にやっても構わない。次善手は大抵回りくどい。康光は大長考すると必ずおかしくなる。
45=86同歩。逆行奇数番で1歩得。羽生の無理仕掛けが一応通った。
46=53角。これが44地点をGNにする連動手。1歩損でやるのは考えすぎ。
47=44歩。羽生は駒アタリ偶数番を作らない。
48=44同金。単に44歩なら33金変化もあるがすでに8筋で1歩損した為にここは取るしかない。2歩損は負け。同角は角交換後71角が残るので同金しかない。
49=25歩。ここしかない。2回目の駒アタリ奇数番1。
50=75歩。2回目の駒アタリ偶数番2。
51=24歩。歩得+最強の位。連動手として進軍。
52=76歩。逆行奇数番で得た駒アタリ奇数番1解消で歩を獲得。
53=66角。ここしかない。これで86地点が連動奇数番1。
54=33桂。康光らしい悪手。55歩で勝ちだった。もともと羽生が8thで仕掛けたので後手は偶数番原理でも勝てる仕組み。
55=64歩。86地点の二重駒アタリ奇数番を単一駒アタリへ逆行させる偶数番原理発動。
56=64同歩。放置できない。同角では44金を取られる。
57=75角。逆行奇数番1解消。
58=46歩。玉のコビンを犠打でこじあける。
59=同銀左。同銀直は45歩で困る。
60=72飛。角アタリ奇数番1。康光がずっと独りで指している。独壇場というべきか独りよがりと言うべきか。
61=66角。羽生は何も考えないのでラクチン。ここしかない。
62=45歩打。24に対抗する位。
63=57銀。ここしかない。羽生にとってこんなラクな将棋もない。
64=55歩。待望のGN作成。GNはもっと早めに作成するのがMF理論。
65=78歩。羽生ならオチャノコさいさい。中原相手では99歩と打ったほど。

第4部 暗中摸索で悪手連鎖 原田追悼演出
66=73桂。飛車角歩だけの運動会では色気ないので桂で盛り上げる。しかし悪手。これが敗着。
なんでこんなことまで康光がしなければならないかと言うと羽生が藤井システムなど指して、すでにグチャグチャにした為。ここは 65歩で1から3へひとっとびのスリナンバー双頭手がマシュダ一家手順。羽生に角を切らせて65飛の時にそこで73桂。飛車を成らせ42飛で玉頭直撃がMFデザイン。
67=69飛。好手。これで逆転。奇数番換算手。
68=65桂。73桂跳ねたので仕方ない悪手連鎖。歩が2枚あれば迷わず28歩。桂を添えたのは飛角だけで歩の交換ばかりしていてはハラダも怒ると思ったのであろう。ハラダ門下の桜井もそういえばNHK杯で怒っていた
69=28飛。ここまでうまく行った地下鉄飛車も珍しい。これで序盤の羽生の無理が全て通ってしまった。羽生と康光共同の原田追悼演出。ふたりは在りし日の出来事を思い出している。
70=26歩。25歩では負け。この26歩が康光デザインの白眉のはずであったが、プレゼントひとつのスリースターと誤算。
71=55歩。羽生「ひとつじゃなくてふたつプレゼントしちゃったね」
72=77歩成。82飛がダメと気がついてとにかく飛車を使う順を暗中模索。
73=77同桂。なんと連動手で桂馬が使える夢の展開。
74=77同桂。悪手連鎖。まだしも57桂成。同角なら55金。
75=77同角。同歩は65歩で困る。
76=65桂。恥じらいながらフンドシ固め。スイマセンと羽生に謝る康光。
77=23桂打。66角逃げは羽生負けなので最後の勝負手。
78=23同銀。演技下手。まだしも77桂成。以下清算。
81=54歩。康光のタコ演出に甘んじる羽生。
82=62角。71角では見せ場もないので最後のファンサービス。
83=63銀。羽生もこんな手で勝たせてもらってチートモ嬉しくないと怒っている。
88=65桂。二回目のフンドシ固めはすでにナゲヤリ。56歩ならホーガン投げ。
91=52飛。羽生がここで先に66歩だと57桂成で紛れる。
92=42銀打。このような手では絶対に勝てないという見本。王手には21玉で凌げるデザイン構成でないと攻めあいは不可能。
94=55金。いずれの最終盤構図でも登場する金だがここで溜めてもすでに間に合わない。


日時:2004.07.12
棋戦:A級順位戦
戦形:対藤井システム8th
先手:羽生善治王座
後手:佐藤康光棋聖
▲7六歩 ▽8四歩 ▲1六歩 ▽3四歩 ▲6六歩 ▽6二銀
▲6八飛 ▽4二玉 ▲7八銀 ▽3二玉 ▲6七銀 ▽5四歩
▲3八銀 ▽5二金右 ▲1五歩 ▽5三銀 ▲5八金左 ▽3三角
▲4六歩 ▽4四歩 ▲3六歩 ▽4三金 ▲3七桂 ▽8五歩
▲7七角 ▽2二玉 ▲6五歩 ▽3二金 ▲4七銀 ▽2四歩
▲2六歩 ▽1二玉 ▲6六銀 ▽7四歩 ▲4八玉 ▽2二銀
▲5六歩 ▽4二銀 ▲3八金 ▽3一銀右 ▲5七銀 ▽4二角
▲4五歩 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽5三角 ▲4四歩 ▽同 金
▲2五歩 ▽7五歩 ▲2四歩 ▽7六歩 ▲6六角 ▽3三桂
▲6四歩 ▽同 歩 ▲7五角 ▽4六歩 ▲同銀左 ▽7二飛
▲6六角 ▽4五歩 ▲5七銀 ▽5五歩 ▲7八歩 ▽7三桂
▲6九飛 ▽6五桂 ▲2九飛 ▽2六歩 ▲5五歩 ▽7七歩成
▲同 桂 ▽同桂成 ▲同 角 ▽6五桂 ▲2三桂 ▽同 銀
▲同歩成 ▽同 金 ▲5四歩 ▽6二角 ▲6三銀 ▽7七飛成
▲同 歩 ▽5七桂成 ▲同 金 ▽6五桂 ▲6二銀不成▽8四角
▲5二飛 ▽4二銀打 ▲6六歩 ▽5五金 ▲2四歩 ▽同 金
▲1六桂 ▽5七桂成 ▲同 玉 ▽6六金 ▲6八玉 ▽投了
101手で先手の勝ち


現在41手めまで 藤井システム死滅宣言 No: 5864 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/07/12 Mon 16:51:25

第2部 藤井システム死滅宣言
マシュダ一家理論には羽生の先手番藤井システムなど論外。
羽生もそれを認めた。それが以下の進行。
31=26歩。悪手と言っているのに指さなくてはならない羽生。
32=12玉。空間開放の双頭手。
33=66銀。何やってんだか。
34=74歩。ほい。理論通り7th作成。コイ。
35=48玉。大爆笑。羽生の藤井システムなどタコ。
36=22銀。腰抜け野郎には7th維持で築城続行。
37=56歩。26からの偶数番地獄。これで仕掛け消滅。
38=42銀。康光楽勝。
39=38金。マシュダ一家最強理論に羽生完敗の図。
40=31銀。後手不敗の陣。
41=57銀。羽生のタコ踊り。藤井システム死滅宣言。


31手め26歩? No: 5863 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/07/12 Mon 14:48:15

羽生の悪手。この手を指すと先手は先攻できないまま居玉がサウナとなる。
あとは好きにしてチョとハラダは加藤治郎に会いに行った。


30手め24歩! No: 5862 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/07/12 Mon 14:22:42

康光見事。この双頭手で後手優勢確定寸前。
ここで74歩や94歩は後手作戦負けとなる地点であった。
ここで羽生がブランコ後進を選択すれば後手優勢確定。


29手め47銀 No: 5861 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/07/12 Mon 13:51:41

羽生はメシ食って藤井教則本通り。
これは5th維持の手。まだソコで見ている原田九段が羽生は腰抜けと言っている。
当家なら後手必勝と言う。藤井システム攻略など簡単。
このアホな1手により後手に7thを作成する権利が発生。


2004.07.12A級順位戦 羽生VS康光 先手番藤井システム No: 5860 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/07/12 Mon 12:23:34

第1部 大山の心境で
名人戦リターンマッチを賭けた最重要の一戦に羽生はなんと先手番で四間飛車選択。これは大山の心境と同じ。指し手は藤井からパクる。
康光は名人挑戦者最有力候補。名人森内を3タコにしたばかりの最強棋士なので14歩とせずに藤井システムを堂々受ける。それが羽生前名人への礼儀。
先手が3rdも5thも自らの作戦で作成し後手は2ndと4thで応じるのみの構図。先手の先攻、後手の受けという明解な図面。
28手めで昼食休憩。