2004.06.27NHK杯 先崎VS飯島 横歩売り28飛三部作
平成ポンポコタヌキ決戦
2004.06.27NHK杯 先崎VS飯島 横歩売り ブタの28飛
2004.06.27NHK杯 先崎VS飯島 続篇 ブタとタヌキの決戦
2004.06.27NHK杯 先崎VS飯島 続篇エピソード キツネとタヌキのバカしあい 
 
分析 マシュダ一家
2004.06.27NHK杯 先崎VS飯島 横歩売り ブタの28飛 No: 5698 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 04/06/27 Sun 13:26:14

棋戦:NHK杯
放映:2004.06.27
戦形:横歩売り ブタの28飛
先手:先崎 学
後手:飯島栄治
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲2八飛 ▽7六飛 ▲7七角 ▽7四飛
▲8八銀 ▽7二金 ▲2四歩 ▽2五歩 ▲同 飛 ▽3三桂

▲2六飛 ▽2五歩 ▲8六飛 ▽8三歩 ▲5八玉 ▽3五歩
▲3六歩 ▽2六歩 ▲3八金 ▽2四飛 ▲2八銀 ▽5二玉
▲3七桂 ▽3四飛 ▲3五歩 ▽同 飛 ▲3六歩 ▽3四飛
▲2七歩 ▽7四歩 ▲2六歩 ▽7三桂 ▲2七銀 ▽1四歩
▲7九銀 ▽4二銀 ▲6八銀 ▽6二銀 ▲1六歩 ▽2三金
▲9六歩 ▽7五歩 ▲9五歩 ▽7四飛 ▲6六角 ▽8四歩
▲7六歩 ▽同 歩 ▲7五歩 ▽5四飛 ▲7六飛 ▽8三金
▲7七桂 ▽6四歩 ▲5六歩 ▽6五歩 ▲5七角 ▽6三銀
▲4六角 ▽3四金 ▲3五歩 ▽4四金 ▲3六銀 ▽6四銀
▲2五歩 ▽2三歩 ▲5七銀 ▽7四歩 ▲同 歩 ▽7五歩
▲同 飛 ▽同 銀 ▲7三歩成 ▽8九飛 ▲8三と ▽1三角
▲7九歩 ▽7六銀 ▲7三角成 ▽3五金 ▲同 銀 ▽同 角
▲3二金 ▽投了
97手で先手の勝ち

先崎の28飛は情けない逃げ。飯島が中座飛車を得意とするので怖くて力戦に誘った。後輩に貸す胸もない。普通なら28飛を見てチャンネル換える。
しかし桜井解説がやけに気になる。味がある。じわじわ染みてくる。 これほど退屈な将棋は大抵眠気を催すが、桜井のおかげで妙にスリリング。弟子をまったく褒めない師匠も珍しい。飯島の師匠桜井は3年前の将棋の日以来のNHK出演と記憶するが、毎年出していただきたい。
先崎の指し手はすべて予想がつく。ところが飯島と桜井の思考法は地味なようで逆に興味深い。飯島の28手め83歩はまず打てない歩。一方31手め36歩はひとめ。上位棋士は連動手作成しか考えないのでね。対して32手め26歩は83歩忍耐の褒美。37手めで桜井は35同歩に間違いないと述べる。ところが先崎はせっかく作成したGNを自分で消しては連動手ができない。だから37桂。先崎の行き当たりバッタリの力戦形はいつもそう。36歩も37桂も当家には丸見え。ところが飯島や桜井の方が上手に見える。38手め34飛で先手の含みがすべて消えた。39手め35歩とGNを消して41手めに36歩と打つようでは先崎は有望な若手に胸を貸すどころかスパゲッティが詰まった腹を見せただけ。先崎の脂っぽい指し口とあのタイコ腹の中味は同じにしかみえない。
ついに桜井が「飛車だけ使って歩の交換ばかりやってるだけ」と怒り出してしまった。これは先崎の責任。
桜井のドスは画面一杯の迫力。言葉は丁寧だが貴様らフザケンナと顔に書いてある。その怒りは全国津々浦々まで届いたほどだから、すぐ横の対局室にわかって当然であろう。飯島は自分が師匠に怒られていると勘違いしてポカで即死してしまった。弟子を殺す師匠も珍しい。
この戦いは先手が故意の1歩損を主張したかっただけ。局後の先崎の一言もソレがすべて。横歩取りを先後逆で指したらどうなるかということ。だから1歩の価値を捨てることを先手はまず思考。ところが飯島は歩の均衡を考える。だから幼稚園の綱引きとなる。
当家が番組見ながら後手変化でアルカモと思ったのは42手め34飛ではなく75飛。88銀の動きを制御し最後に飛車角交換を挑む。75飛は次に45桂を見せた手なので即時乱戦可能。先手が76歩と打つはずないので角桂総交換から横歩取りらしい空中戦が期待できたかもしれない。しかし26歩の好手で飯島は随分時間を消費してしまったので手堅く34飛となった。
横歩取り33角は先手有利とまで羽生森内が証明してきた矢先に28飛など指すようでは先崎は性根が腐っている。初手36歩同様の汚らしい手。ブタセンが嫌われる由縁。若手イジメが好きな醜い先輩と思われても仕方ない。
おいブタ。だから貴様はブタと言われる。容姿からそのようなイメージが沸くのではない。ブタならトンカツにして喰える。貴様の指し手はペストにかかったブタ。


2004.06.27NHK杯 先崎VS飯島 続篇 ブタとタヌキの決戦 No: 5699 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 04/06/27 Sun 23:41:13

先崎の性格には残忍な側面がある。NHK杯初出場の初々しい飯島に向かって全国放送で平然と28手めの83歩が「タコ」と感想戦最後に述べる。「ソコに歩で謝るようでは後手に勝ち目がない」と捨て台詞を残して番組終了。この83歩は先崎が言うほど悪い手ではない。むしろ好手への逆行相を持っている。
先崎とて打ちたくない24歩など打った。これは飯島が果敢に25歩の犠打から33桂変化を挑んだ為。33桂変化は解説桜井の読み筋と一致。飯島は予選からNHK杯に勝ち進んできただけあって勝負所を心得ている。32手め飯島の26歩は好手。これを見て先崎は慌てたはず。桜井は38金のと金阻止は先手つらいと述べ、後手にと金を作らせる順を解説していた。余りの過激発言に呆れながら聞き流してたがあとで並べるとこれは大変な先手勝ち変化。 「と金をわざと作らせ後手の歩切れを狙う」という桜井の爆弾発言だけ記憶にあったので復元すると以下の手順。

桜井爆弾発言を基に復元した先手の勝負手から決め手15角
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲2八飛 ▽7六飛 ▲7七角 ▽7四飛
▲8八銀 ▽7二金 ▲2四歩 ▽2五歩 ▲同 飛 ▽3三桂
▲2六飛 ▽2五歩 ▲8六飛 ▽8三歩 ▲5八玉 ▽3五歩
▲3六歩 ▽2六歩 ▲3五歩 ▽2七歩成 ▲3六飛 ▽2四飛
▲3四歩 ▽4五桂 ▲2二角成 ▽同 銀 ▲1五角 ▽投了
41手で先手の勝ち

15角はまだ上品な方で先崎ならいきなり33角とブチコムであろう。
古豪の直感は貴重。弟子をこのように殺してくれと公言しているようなモノ。
ところが先崎は結局38金を指した。
先崎はいかに「ハッタリ好きの腰抜け」かその後の指し手でもわかる。
41手めの36歩は泣く泣く打った歩。飯島の26歩が厳しかったと認めた。
恐らくここで飯島はポイントをあげたので後手らしく腰を引くべきと素直に考えて34飛。しかし次の42手めは当家の直感通り75飛で後手に勝ち筋が沢山ある。

ブタの腰抜け38金と27歩を悪手にするMF変化後手42手め75飛

▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲2八飛 ▽7六飛 ▲7七角 ▽7四飛
▲8八銀 ▽7二金 ▲2四歩 ▽2五歩 ▲同 飛 ▽3三桂
▲2六飛 ▽2五歩 ▲8六飛 ▽8三歩 ▲5八玉 ▽3五歩
▲3六歩 ▽2六歩 ▲3八金 ▽2四飛 ▲2八銀 ▽5二玉
▲3七桂 ▽3四飛 ▲3五歩 ▽同 飛 ▲3六歩 ▽7五飛
▲2七歩 ▽6二銀 ▲2六歩 ▽4五桂 ▲同 桂 ▽同 飛
▲投了
48手で後手の勝ち

この変化では本譜でも見せた涼子推奨、先崎の27歩の合せを挿入。これはひどい悪手。桜井もこんな手最初から認めていない。この27歩は後手が無視すれば2筋へ永遠に歩が立たない為75飛変化では悪手になる。

このあとの展開はブタセンなら感想戦でいつものごとくタイコ腹を張って「角交換して56角打で先手勝ちデショーに」と言い逃げするに決まっているのでついでにその変化も。

56角には詰ましてあげるMF変化74桂

▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲2八飛 ▽7六飛 ▲7七角 ▽7四飛
▲8八銀 ▽7二金 ▲2四歩 ▽2五歩 ▲同 飛 ▽3三桂
▲2六飛 ▽2五歩 ▲8六飛 ▽8三歩 ▲5八玉 ▽3五歩
▲3六歩 ▽2六歩 ▲3八金 ▽2四飛 ▲2八銀 ▽5二玉
▲3七桂 ▽3四飛 ▲3五歩 ▽同 飛 ▲3六歩 ▽7五飛
▲2七歩 ▽6二銀 ▲2六歩 ▽4五桂 ▲同 桂 ▽同 飛
▲2二角成 ▽同 銀 ▲5六角 ▽7四桂 ▲4五角 ▽8六桂
▲6四桂 ▽同 歩 ▲7二角成 ▽7八桂成 ▲8二飛 ▽6八飛
▲4九玉 ▽6九飛成 ▲4八玉 ▽5九角 ▲3九玉 ▽3七角成
▲4九金 ▽2七桂 ▲同 銀 ▽2八金 ▲同 金 ▽4九龍
▲同 玉 ▽4八金 ▲投了
74手で後手の勝ち

従って28飛とは飯島のように序盤で強く応じれば中座飛車より狭い変化で早々に決まる局面を作ってしまうことになり先手が好んで指す戦形ではない。
ブタセンの残虐性は85手め以下の別変化紹介でも顕著。ここは誰が指しても75飛に決まっている。3手読むだけで先手必勝の為。桜井は先崎なら96飛をやりかねないと思って故意にスッとぼけて75飛を絶賛。桜井ほど巧みな誘導尋問はNHK杯で最近記憶にない。感想戦で桜井に何度もおだてられた先崎は96飛と逃げて24歩から23歩以下角を苛める変化をスラスラ口走ってしまう。最後は15歩でイビリ殺す順。感想戦最後で先崎はこのようなことを実戦で本気で考えて相手を辱めようとしていることが全国に晒された。桜井は相当なタヌキ。
そういえば桜井の師匠原田和尚は即身成仏寸前らしい。
あの機関銃スピーチがなつかしい。NHKで原田特集をみたい。和尚は昭和の生き証人。この乱世に言い残したことがひとつあるはず。



2004.06.27NHK杯 先崎VS飯島 続篇エピソード
キツネとタヌキのバカしあい
 
No: 5700 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/06/28 Mon 11:09:34

先崎VS飯島の続篇「ブタセンとタヌキの平成ポンポコ合戦」に早速クレームがあった。例のごとく青森リンゴ自虐愛同好会から。
「56角には詰ましてあげるMF変化74桂変化」の53手めで「飛車を取り合うのはおかしい」と彼らは言う。
76飛と一旦逃げて次に75歩で後手の74桂を殺せば良いと主張している。 彼らは先崎学が如何に狡猾に人生をくぐり抜け、如何に血塗れのトンカツとなるかを見たいだけ。そこでそのようなSMプレーには角打の連携プレーでスッキリさせてあげよう。

まずクレームのあった変化再掲
「56角には詰ましてあげるMF変化74桂」
先手:小学生名人戦決勝で飯島をイジメる先崎解説委員
後手:天罰
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲2八飛 ▽7六飛 ▲7七角 ▽7四飛
▲8八銀 ▽7二金 ▲2四歩 ▽2五歩 ▲同 飛 ▽3三桂
▲2六飛 ▽2五歩 ▲8六飛 ▽8三歩 ▲5八玉 ▽3五歩
▲3六歩 ▽2六歩 ▲3八金 ▽2四飛 ▲2八銀 ▽5二玉
▲3七桂 ▽3四飛 ▲3五歩 ▽同 飛 ▲3六歩 ▽7五飛
▲2七歩 ▽6二銀 ▲2六歩 ▽4五桂 ▲同 桂 ▽同 飛
▲2二角成 ▽同 銀 ▲5六角 ▽7四桂 ▲4五角 ▽8六桂
▲6四桂 ▽同 歩 ▲7二角成 ▽7八桂成 ▲8二飛 ▽6八飛
▲4九玉 ▽6九飛成 ▲4八玉 ▽5九角 ▲3九玉 ▽3七角成
▲4九金 ▽2七桂 ▲同 銀 ▽2八金 ▲同 金 ▽4九龍
▲同 玉 ▽4八金 ▲投了
74手で後手の勝ち

桂馬を闇雲に殺したい青森リンゴ自虐愛同好会からのクレームは以下

先手:格下にとことんパスタ腹をみせる先崎+青森リンゴ自虐愛同好会
後手:タバスコに手をかける直前の飯島愛
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲2八飛 ▽7六飛 ▲7七角 ▽7四飛
▲8八銀 ▽7二金 ▲2四歩 ▽2五歩 ▲同 飛 ▽3三桂
▲2六飛 ▽2五歩 ▲8六飛 ▽8三歩 ▲5八玉 ▽3五歩
▲3六歩 ▽2六歩 ▲3八金 ▽2四飛 ▲2八銀 ▽5二玉
▲3七桂 ▽3四飛 ▲3五歩 ▽同 飛 ▲3六歩 ▽7五飛
▲2七歩 ▽6二銀 ▲2六歩 ▽4五桂 ▲同 桂 ▽同 飛
▲2二角成 ▽同 銀 ▲5六角 ▽7四桂 ▲7六飛 ▽5五飛
▲7五歩
55手で後手少考中

ここで次の1手を後手が指せば青森リンゴは即座に爆発して周囲にスパゲッティをバラマク。3手1組なのですぐにわかる。この筋は横歩取りで玉を中央に囲った場合の基本変化。「56角には詰ましてあげるMF変化」を逆さまに読むと答えはすぐにわかる。

答えは以下
先手:ブタセン+青森リンゴ自虐愛同好会
後手:3年1組の綱引き
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲2八飛 ▽7六飛 ▲7七角 ▽7四飛
▲8八銀 ▽7二金 ▲2四歩 ▽2五歩 ▲同 飛 ▽3三桂
▲2六飛 ▽2五歩 ▲8六飛 ▽8三歩 ▲5八玉 ▽3五歩
▲3六歩 ▽2六歩 ▲3八金 ▽2四飛 ▲2八銀 ▽5二玉
▲3七桂 ▽3四飛 ▲3五歩 ▽同 飛 ▲3六歩 ▽7五飛
▲2七歩 ▽6二銀 ▲2六歩 ▽4五桂 ▲同 桂 ▽同 飛
▲2二角成 ▽同 銀 ▲5六角 ▽7四桂 ▲7六飛 ▽5五飛
▲7五歩 ▽9四角 ▲7七飛 ▽6六桂 ▲投了
58手で後手の勝ち

最後の▽6六桂は先手からの▲6四桂変化を反転させただけの基本筋。
この先進めると68玉と逃げるのが最善だが先手はイビリ殺される運命。それこそ先崎が感想戦で述べた飯島イジメの1筋角頭狙いで逆に先手が殺される。せっかく取った桂馬も59の地獄の底に打たされジワジワ首を締められるだけ。だから投了が最善。

そう言えば千葉涼子の師匠も桜井であった。キツネとタヌキのバカしあいだったのかもしれない。