本日のジャーナル生放送 番外 一番大切なこと | No: 2537 [返信][削除] |
中原や羽生の笑顔を見て安心する。
将棋にとって一番大切なものを彼らは知っているからである。
それは何が美しいのかということ。
こうすれば勝ちなどと醜い変化を羅列しても無意味なのである。
生将棋は詰め将棋と違って何種類でも詰み変化が作成できる。その中でどれがもっとも美しい収斂かを感じながら選択する。機械はそのようなことができないのである。
一週間前の康光久保戦がわかりやすいサンプル。最後は銀が下に成ることもできる。香車を離して打つこともできる。玉が右に逃げることもできる。機械も人間も詰み手順がいろいろある場合は選択する前に投了する。しかし人間が終局図を心に描くときは馬を使って最後に詰めるのが連続性の完結となる。
永世名人達がこだわっているのはこの連続性だけである。
本日のジャーナル生放送3 康光の例の第3局コメント | No: 2536 [返信][削除] |
竜王戦挑戦者決定戦第3局の康光のコメントは中原の序盤中盤の小さなミスの差が終盤に響いたというまあ森下好みの解釈でお茶を濁す。関わりたくないということである。この小さなミスとは44同角と55飛から発生している。だからこんなモノはミスとは言わない。中原はわざとやっているからである。将棋はタダで二枚も歩を得すれば必勝であるが真剣はそんなに甘くはない。ツケは当然覚悟の上であんなことをしているのである。全てが終盤の角切り勝負手へ連鎖する。最後を語らなくては意味がないと言うことである。
NHKは面白い映像を撮っている。控え室では継ぎ盤を立って観戦することはご法度であるとヒゲのカメラマン氏は書いているが、この映像では中継用モニターを半数が立って観戦している。羽生と康光とカメラマン氏の位置から例の写真が撮られた前後の風景である。かように連盟の儀礼なるものは勝負の前では「イー加減」ということである。正座やら着物やら面倒なことが多い。そんなモノを将棋文化と豪語してはいけない。茶道の猿マネである。
羽生のTシャツ姿は素晴らしい。これが当人にとって最も心地よい姿である。自然ということである。
局後の森内の顔は引きつっていた。中原は満面の笑み。
これでは何も言えないであろう。
本日のジャーナル生放送2 康光の王座戦第2局コメント | No: 2534 [返信][削除] |
康光は10日前に二泊三日の将棋合宿を行なっている。メンバーは森下、久保、山崎、杉本、島、中座。中座が居るのは嫁さんになった中倉彰子狙いである。
康光「朝は6時半から将棋です。初めてのことに疲れました」
6時半でネをあげてはいけない。通常は4時半から朝練習と呼ぶのである。
黎明を肌で感じる。すると太陽の力の推移を体得する。
しかし研究会に島がまた居るようでは困る。ネタが羽生にバレてしまう。そもそも7人のメンバーでは一人あぶれてしまうが島は記録係で参加であろうか?
王座戦第2局の角打が羽生の研究手などと康光は早速唆されている。65桂一発でダメになる研究手などあるわけない。まあ康光は45角のタコ手も65桂も指し手を言わないのであるが、テレビでそんなことを言えばバレバレである。
本日のジャーナル生放送 康光の王位戦第5局解説 | No: 2532 [返信][削除] |
珍しく遠慮がちな解説である。すべて「ということらしいんですが」と語尾につけて感想戦のタコ変化の顔を立てている。立派なことは週間将棋が51銀成で羽生勝ちと書いた変化はダメとハッキリ述べてくれたこと。これだけは言ってもらいたかった。谷川が終盤ダメにしたというのはここの部分ではない。あの15角からの地点のことを谷川は言っている。ところが週間将棋掲載の51銀成クソ変化はもうどうしうようもない詐欺である。わざわざ谷川が負けるような変化を勝手に作っている。我々は87銀打を強引に作るために金を取る変化まで作成しているが銀取り変化しかないような書きぶりである。康光が言うように87銀打ちがあるために88同金乃至は羽生玉は右辺に逃げるしかない。そこで桂馬など使えない変化ばかりとなる。康光が述べたように谷川勝ちは容易にひっくり返らない。ただし鑑賞対象外の面倒な紛れが多いということだけの話しである。
週間将棋や将棋世界の「こうすれば勝っていた」という変化はこのように毎度信用ばかりしてはいけない。 勝つように都合よくできているからである。
だから康光の自戦記などは鑑賞対象外の変化では断定しない場合が多い。
谷川の局後の顔がすべてを物語っている。初めて見せた怯えた顔である。
見栄を張る棋士はダメになる 棋譜は最優秀の言語 | No: 2530 [返信][削除] |
特大の一戸建てがそんなに夢なのであろうか?
我々は特大の扇子がサマになる方がよほど魅力を感じる。
藤井は竜王御殿を造って以来ダメになってしまった。
中原や米長の家など一戸建てと言ってもウサギ小屋である。中原スキャンダルがワイドショーに流された時、世の人が一番ショックだったのは大名人と言われる人でもこんなセコイ家しか持てないのかということである。こう言うバカからバカにされているのである。それが世間というものなのである。
将棋などあの狭い盤面で宇宙観を楽しめるから優秀な遊戯なのである。デカイ家など妻子の為に造るようなものである。藤井もハッキリそのようにテレビで述べている。棋士自身には4畳半もあれば十分である。マシュダ一家は多くとも3畳しか使わない。普段は1畳で十分である。どんなに金持ちでも生まれるときと死ぬときは1畳しか与えられない。人生最高の快楽の時間でも1畳で十分なのである。
余計な空間への憧れはヤンキーのアメ車への憧憬と似ている。やたらデカイ。日本人が世界的に優秀なのは狭い空間に生活の味を定着させたことである。アジアの鏡でもある。完成度の高い茶室を誰もウサギ小屋とは言わない。世界中で今誰もが欲しがっているのはデカイスパコンではなく小さな携帯電話やモバイルである。
棋譜をみてごらんなさい。あれだけのスペースに全宇宙が凝縮している。
棋譜とは人間が創造した記号の中で最もコンパクトにまとめられた最優秀の言語であると我々は考える。
中原の特大扇子 | No: 2529 [返信][削除] |
まだ生々しい余韻の中原森内戦。その指し始めた頃の対局写真を日経が公開した。
http://hobby.nikkei.co.jp/shogi/
中原は森内が相掛りを受けずに横歩取りを指向したのでさっそく特大扇子を広げている。森内にしてみれば大金がかかった1局である。これに勝てばマンションが買える。女房も喜ぶ。これから生まれるであろう子供もあちら側で応援している。背中が重いのである。だから肩をすくめて「横歩取りでスイマセン」と言っている。
終わったモノは仕方ない。中原が挑戦者で出演してはNHKから視聴者のクレーム対応が全7局やってられないと言われる。17日の終局は午後9時27分。最後は森内が4分しか残していない。負けと思っていた証拠。中原はわざと詰みを外した証拠に残した時間が69分。丸山もこのジョークはマネしている。よくもまあこういう数字で扇子が扇げるものである。中原らしい幕切れであった。かなり笑える。
羽生どころか康光もここまで中原の芸当を継承している。まだまだふたりとも番勝負の鬼神中原には及ばないが後継者は居るから安心していただきたい。これが米長の表面だけマネした糞将棋ばかり残っていたのでは投げきれなかったであろう。
竜王戦は選んだ棋戦が悪かった。NHKがからまない棋戦がよい。昨年の朝日オープンは杉本ネバリが糞に見えてしまったのであろう。あれをペガサスエフェクトと思えばもう少し準備したかもしれない。本腰入れても恥ずかしくない棋戦はまだある。中原の芸は一層磨きがかかっている。終わりどころかこれからであろう。羽生同様スーパーヘモグロミンの持ち主が中原。
康光のドラゴン・サクリファイスと久保のペガサス・エフェクト | No: 2527 [返信][削除] |
どうも最近康光の後に必ず久保がでてきてしまう。この前の日曜日のJT杯である。久保は手ごわい。そこで丸山流で康光は先手で角交換し9手め68金である。ところがなんと19手めに36歩という物凄い自信。谷川戦での桂馬に味をしめたのであろうか?羽生の75歩グランサタンと中原の桂馬の舞を足して二で割ったような得体の知れない自信である。久保はさすがに角を打つ。55角である。もともと歩を取るだけならいつでも打てた角であるが、ここまで挑発されるとマシュダ一家風も何もない。久保でも打つ。康光はここで桂馬を二枚跳ねたかったのだと判明するのである。中原のように俺も桂使いの名手になるのだと。羽生に遅れを取ってはならんと。久保より華麗な将棋を見せてやるぞと。先手はビリビリしている。今にも感電死しそうな陣形である。久保はすでにおとといの森内のように角を打ったのであとは桂馬を取れば勝ちと思っている。そこで清算後振り飛車党の余裕で飛車交換すれば桂馬と香車はあとでいくらでも取り返せるという余裕の指し回しである。居飛車党はこんなことに怒ってはいけない。大内の時代でもそう指す。有吉ならそんなこと大山ならあったり前と思っている。そこで先に桂馬を跳ねた先手が駒損となる試算が振り飛車の定跡なのである。案の定千日手っぽくなる。桂馬を無条件で取られたら即将棋は終わりだからである。そこで康光がひねり出した桂馬のサクリファイス手順はサザンクロスから龍のサクリファイスへの換算。
よくもこんなことを短時間で考えるものと思う。当代最高の棋士である。これをヒネリ出すための千日手手順での時間稼ぎ。
久保にはしかし裏技があった。杉本もこれは得意である。ご存じペガサス・エフェクト。馬でぎりぎり凌ぎこの馬が最後は寄せに活躍する。康光の天馬効果もついに久保に奪われてしまった。
久保のペガサス・エフェクト
棋戦:第24回JT杯2回戦
戦型:ゴキゲン中飛車
先手:佐藤康光 棋聖
後手:久保利明 八段
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽5四歩 ▲2五歩 ▽5二飛
▲2二角成 ▽同 銀 ▲6八金 ▽6二玉 ▲6九玉 ▽7二玉
▲7八玉 ▽3三銀 ▲4六歩 ▽2二飛 ▲3八銀 ▽8二玉
▲3六歩 ▽5五角 ▲7七桂 ▽4六角 ▲3七桂 ▽4四銀
▲4八金 ▽3五歩 ▲4七銀 ▽6四角 ▲2六飛 ▽7二銀
▲6六歩 ▽5一金左 ▲6五歩 ▽5三角 ▲3五歩 ▽同 銀
▲5六飛 ▽4四角 ▲5四飛 ▽3六歩 ▲4五桂 ▽5二飛
▲同飛成 ▽同金直 ▲3一飛 ▽3九飛 ▲3八歩 ▽1九飛成
▲4九歩 ▽1七龍 ▲2一飛成 ▽2六龍 ▲5六歩 ▽2五龍
▲3一龍 ▽2四銀 ▲4六銀 ▽2七龍 ▲5七銀 ▽2五龍
▲4六銀 ▽2七龍 ▲5七銀 ▽2五龍 ▲4六銀 ▽2七龍
▲5七銀 ▽2五龍 ▲5三桂打 ▽7一金 ▲5四角 ▽1七角成
▲6四歩 ▽同 歩 ▲1一龍 ▽5一歩 ▲4七香 ▽6三香
▲4一桂成 ▽4四馬 ▲5一成桂 ▽6二金寄 ▲5三桂成 ▽1一馬
▲4三角成 ▽6五歩 ▲6二成桂 ▽同 金 ▲2五馬 ▽同 銀
▲4二飛 ▽1七角 ▲6四歩 ▽同 香 ▲5二成桂 ▽6三金
▲6二金 ▽3三馬 ▲7二金 ▽同 玉 ▲6一銀 ▽8二玉
▲5三成桂 ▽4二馬 ▲6三成桂 ▽7一金 ▲7二金 ▽9二玉
▲7一金 ▽同角成 ▲7二銀不成▽5三馬左 ▲6二歩 ▽6三馬
▲7一銀不成▽7二馬 ▲6一歩成 ▽6六歩 ▲4四角 ▽6七桂
▲6六銀 ▽7九桂成 ▲同 玉 ▽6六香 ▲同 角 ▽5九飛
▲6九歩 ▽6七桂 ▲7八玉 ▽7九飛 ▲6七玉 ▽7八銀
▲同 金 ▽5八銀 ▲投了
134手で後手の勝ち
以下はこうなる。羽生と同じように最後は歩を三枚だけ残して、康光のように守護神の馬を寄せに参加させてぴったり詰む。
▲5七玉 ▽4七銀成 ▲同 玉 ▽4六香
▲同 玉 ▽4五歩 ▲5五玉 ▽5四金 ▲投了
142手で後手の勝ち
守備だけの馬はペガサス・エフェクトとは呼ばない。久保にも最初からペガサス・エフェクトの構図が頭にしっかり描いてあるからこのように寄せを誤ることがない。この構図を知らないとただの糞ネバリと思われてしまう。米長や先崎の将棋が典型である。
老練の獅子たち 有吉道夫と大内延介 | No: 2525 [返信][削除] |
60歳過ぎて棋士はますます円熟味を増す。以下の持将棋は素晴らしい戦いである。このように血が吹き出る戦いは最近では竜王戦の羽生阿部戦以来であるが内容はそれ以上である。この戦いを映画にしたら谷川羽生のタイトル戦以上の迫力であろう。
対戦日:2003.09.16
棋戦:C1順位戦
戦型:擬態イビアナVS四間飛車
先手:有吉道夫九段
後手:大内延介九段
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽4四歩 ▲4八銀 ▽3二銀
▲5六歩 ▽4二飛 ▲6八玉 ▽6二玉 ▲7八玉 ▽7二玉
▲7七角 ▽4三銀 ▲5七銀 ▽8二玉 ▲8八玉 ▽7二銀
▲5八金右 ▽5二金左 ▲9八香 ▽5四銀 ▲6六歩 ▽4五歩
▲2五歩 ▽3三角 ▲7八金 ▽3五歩 ▲6七金右 ▽4四飛
▲6五歩 ▽3四飛 ▲3三角成 ▽同 桂 ▲2二角 ▽3六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3七歩 ▽3五飛 ▲1一角成 ▽2五飛
▲2六香 ▽3五飛 ▲2三香成 ▽2五飛 ▲同 飛 ▽同 桂
▲6六銀 ▽4六歩 ▲同 歩 ▽4七角 ▲2六歩 ▽2八飛
▲2五歩 ▽2九飛成 ▲7七銀 ▽1九龍 ▲6六馬 ▽6四歩
▲5七馬 ▽2五角成 ▲3三成香 ▽8四香 ▲6八金引 ▽6五銀
▲9六桂 ▽7四銀 ▲6七馬 ▽4七歩 ▲7五歩 ▽6五銀
▲6六歩 ▽8七香成 ▲同 玉 ▽5四銀 ▲2一飛 ▽2四歩
▲8六銀 ▽4八歩成 ▲7七桂 ▽5九と ▲8八銀 ▽2八龍
▲8五桂 ▽6二金寄 ▲4二成香 ▽6三銀引 ▲3一飛成 ▽5八と
▲7七金右 ▽4八龍 ▲3六歩 ▽5七と ▲7六馬 ▽6八と
▲同 金 ▽同 龍 ▲7八金 ▽2八龍 ▲7七銀上 ▽9四歩
▲6五歩 ▽同 歩 ▲8四歩 ▽同 歩 ▲同 桂 ▽8三銀
▲9六歩 ▽4一歩 ▲6八香 ▽6四桂 ▲6五馬 ▽6七歩
▲同 香 ▽4二歩 ▲6八歩 ▽3九龍 ▲4二龍 ▽3六馬
▲8八玉 ▽9五歩 ▲同 歩 ▽9七歩 ▲同 玉 ▽9六歩
▲同 玉 ▽5四金 ▲8三馬 ▽同 玉 ▲6四香 ▽同 金
▲6二龍 ▽同 金 ▲7一銀 ▽9五香 ▲同 銀 ▽7五金
▲8六金 ▽7四銀 ▲7五金 ▽同 銀 ▲8七桂 ▽9四歩
▲7五桂 ▽7四玉 ▲9四銀 ▽9一香 ▲9二歩 ▽9九龍
▲8七銀 ▽6九角 ▲7六銀直 ▽5四馬 ▲8三銀不成▽6四玉
▲6七香 ▽6六歩 ▲同 香 ▽6五歩 ▲6二銀成 ▽9八龍
▲同 銀 ▽7八角成 ▲8七歩 ▽5六馬 ▲6七金 ▽7八飛
▲6五香 ▽5五玉 ▲5六金 ▽同 玉 ▲6七角 ▽4七玉
▲7八角 ▽3八玉 ▲5九飛 ▽4九金 ▲3三飛 ▽3七歩
▲3九歩 ▽同 金 ▲5六角 ▽4七歩 ▲5八金 ▽3六金
▲5五歩 ▽3二香 ▲5四歩 ▽3三香 ▲6六角 ▽4九金打
▲7九飛 ▽4六金 ▲2三角成 ▽4八歩成 ▲6七金 ▽8二歩
▲9四銀成 ▽9二香 ▲9三歩 ▽同 香 ▲同桂成 ▽同 桂
▲3三角成 ▽5八と ▲9二桂成 ▽5四歩 ▲9五玉 ▽5五桂
▲7八飛 ▽6七桂成 ▲同 歩 ▽5七金 ▲8九銀 ▽6九飛
▲7九香 ▽6八と ▲9八飛 ▽7九飛成 ▲8四玉 ▽7六龍
▲6六馬 ▽8七龍 ▲9三玉 ▽9七銀 ▲9九桂 ▽9六龍
▲8八桂 ▽6六龍 ▲同 歩 ▽9八銀成 ▲同 銀 ▽7九飛
▲8九歩 ▽7五飛成 ▲8二玉 ▽6六龍 ▲6三香成 ▽6一歩
▲2四馬 ▽6二歩 ▲7二成香
まで243手で持将棋
ここまで戦えば引き分けでよい。しかし順位戦は持将棋でも指直しである。
だから谷川まで将棋の果てはゼロか百の世界などと言う。50&50とするべきである。
しかし獅子たちは老骨にムチ打って素晴らしい戦いをさらに繰り広げている。
対戦日:2003.09.16
棋戦:C1順位戦 持将棋指直し局
戦型:向い飛車VSイビアナ
先手:大内延介九段
後手:有吉道夫九段
▲7六歩 △8四歩 ▲5六歩 △8五歩 ▲7七角 △5四歩
▲8八飛 △3四歩 ▲6八銀 △4二玉 ▲4八玉 △3二玉
▲6六歩 △6二銀 ▲3八玉 △5二金右 ▲2八玉 △5三銀
▲3八銀 △3三角 ▲5八金左 △2二玉 ▲5七銀 △1二香
▲4六歩 △1一玉 ▲3六歩 △2二銀 ▲4七金 △4四歩
▲1六歩 △1四歩 ▲3七桂 △3一金 ▲4五歩 △4三金
▲4四歩 △同 銀 ▲4五歩 △5三銀 ▲4六銀 △7四歩
▲5八飛 △7五歩 ▲2五桂 △5一角 ▲5五歩 △7六歩
▲5九角 △5五歩 ▲3七角 △8四飛 ▲5五銀 △7三角
▲5四歩 △同 金 ▲同 銀 △同 飛 ▲同 飛 △同 銀
▲7三角成 △同 桂 ▲5一飛 △6四角 ▲3七角 △4六歩
▲同 金 △4八歩 ▲同 金 △8八飛 ▲4九金打 △4三銀
▲7四歩 △8九飛成 ▲7三歩成 △5四桂 ▲5五桂 △4六桂
▲同 角 △3二銀 ▲5六歩 △5四歩 ▲6三と △5五角
▲同 歩 △5六金 ▲3七角 △4七歩 ▲5八金寄 △4六桂
▲4四角 △3八桂成 ▲同 金 △4一金 ▲2四桂 △3一銀打
▲1二桂成 △同 玉 ▲1三香 △同 桂 ▲同桂成 △同 玉
▲2五桂 △2四玉 ▲2二角成 △同 銀 ▲5四飛成 △4二桂
▲4四龍 △4九角 ▲4六角 △同 金 ▲3五銀
まで113手で大内九段の勝ち
これはすでにエイリアン2を越えている。死んだと思ってもまだ生きている。そんな戦いが一日の中で延々と続いて最後は見事に散る。映画としては超A級路線である。
なぜこのような迫力ある将棋が指せるのであろう?
それは有吉も大内も人間そのものが迫力あるからである。
米長というお調子モンに東京都がやらせたこと | No: 2522 [返信][削除] |
本日も米長というのはどこまでもバカである。ただの首切り役人の代役をやってきたことにまるで気がついていない。
不景気である。税収が少ない。子供も少ない。遊んでいる教師が多い。
それだけのことである。ちーとも教育改革でもなんでもない。
教育委員会の次は将棋連盟である。こちらは手ぬるい。
44名分給料払って全員お茶汲みの仕事内容でしかない。
女流棋士にでも給料払ってお茶汲みさせたらどうかね?
康光の「爆走ゴキゲン角換り」後手番篇 | No: 2521 [返信][削除] |
昨日放映の銀河戦で康光は暴走族のようである。棋聖戦第2局の進化型でなんと後手から角を換える。
谷川は25歩と突かない換りにあの棋聖戦第2局で丸山がやりたかった銀冠を構築したがおかげで2筋から大逆襲される形を与えてしまった。
ジェットコースターに乗っている展開。よくみれば康光陣は珍しく固い。囲い優先という康光にしては極めてマジメな進展だったのであるが、あの後手からの角交換で谷川の頭では棋聖戦第2局と竜王戦の対山崎戦がゴッチャになってしまったのであろう。
このように組み上がればあとは康光のやり放題である。
谷川はその心意気を買って堂々と37手め67金で一挙に勝負へ誘う。
さすがの谷川も最後には思ったであろう。「暴走族を挑発してはマズイ」
棋戦:銀河戦準決勝
戦型:爆走ゴキゲン角換り 後手番篇
先手:谷川浩司王位&銀河
後手:佐藤康光棋聖
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽5四歩 ▲4八銀 ▽8八角成
▲同 銀 ▽2二飛 ▲6八玉 ▽4二銀 ▲7八玉 ▽6二玉
▲4六歩 ▽7二玉 ▲4七銀 ▽5三銀 ▲5八金右 ▽8二玉
▲9六歩 ▽9四歩 ▲8六歩 ▽7二銀 ▲8七銀 ▽2四歩
▲7七桂 ▽5二金左 ▲3六歩 ▽7四歩 ▲3七桂 ▽6四歩
▲6六歩 ▽6三金 ▲8八玉 ▽5五歩 ▲7八金 ▽3三桂
▲6七金右 ▽5九角 ▲3八飛 ▽2五歩 ▲3五歩 ▽2六歩
▲3四歩 ▽2七歩成 ▲3九飛 ▽4八角成 ▲3三歩成 ▽2六飛
▲4五桂 ▽3七と ▲8九飛 ▽6二銀 ▲9五歩 ▽4七と
▲9四歩 ▽9二歩 ▲8五桂 ▽2八飛成 ▲9三桂打 ▽5七と
▲7七金寄 ▽5六と ▲8一桂成 ▽同 玉 ▲9三歩成 ▽同 歩
▲同桂成 ▽同 香 ▲同香成 ▽6六と ▲9五香 ▽7七と
▲9九玉 ▽7三銀左 ▲8五桂 ▽7八と ▲投了
76手で後手の勝ち
ロクに考えないイヤミ | No: 2519 [返信][削除] |
イヤミとは敬意を現すフリしてチクリと刺すことである。
本日のカンザキ掲示板が好例。一昨日の挑戦者決定戦第3局で中原が48銀とどこかで指していれば5筋飛車切りの筋がなかっただろうと言いたいのである。ロクに考えていない証拠である。こんなことでは今年もC1棋士であろう。ナベラのように28歩などは森内は打たない。それなら羽生のように手順に48銀でもよい。丸山など羽生相手に絶対に48銀など指す余裕を与えない。神崎は棋王戦を知らないのであろうか?
どこに48銀と手を戻せる局面が作れるかもわからないクセに最終盤の壁銀だけ見てこんなことチクリと述べるようでは害悪でしかない。指せるとしたら86銀の所であろうか?
ならばこうなる。見せ場もない。
▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲5八玉 ▽8四飛 ▲3八金 ▽4一玉 ▲3三角成 ▽同 桂
▲8八銀 ▽5一金 ▲5六飛 ▽6二銀 ▲6六角 ▽8二飛
▲3六歩 ▽4四歩 ▲同 角 ▽4三金 ▲7七角 ▽3二玉
▲3五歩 ▽3四歩 ▲同 歩 ▽同 金 ▲5五飛 ▽7四歩
▲3五歩 ▽4四金 ▲6五飛 ▽7三桂 ▲6六飛 ▽3五金
▲7五歩 ▽8四飛 ▲8五歩 ▽同 飛 ▲3六歩 ▽3四金
▲3七桂 ▽7五飛 ▲8七銀 ▽5四角 ▲4八銀 ▽3五歩
▲同 歩 ▽2四金 ▲3四歩 ▽同 金 ▲3六歩 ▽3五歩
▲8六銀 ▽6五飛 ▲5六飛 ▽3六歩 ▲5四飛 ▽同 歩
▲5六角 ▽3五飛 ▲3四角 ▽同 飛 ▲4四金 ▽3五飛
▲投了
78手で後手の勝ち
三匹の豚 | No: 2517 [返信][削除] |
ここの写真は相変わらず素晴らしい。
http://www.asahi-net.or.jp/%7Ewa9t-nkn/turuninew.html
対局翌日にこのようなことを私的に行なうことは勇気がいることなのである。フリーカメラマンは雇用人の反発を買えばすぐに仕事が干されるからである。この写真はリアルであり言葉より多くを語っている。
ジーンズにTシャツ姿の羽生竜王と相変わらず袖が短いジャケット着こなしが好きな康光が居る。その後ろのチョビヒゲのブタにはモザイクをかけていただきたかった。しかしカメラマンはそのような小細工はしない。かわりにオートフォーカスの利点を使って一点写法の中央帯域が重苦しく見えるように操作している。背後の掛け軸と羽生の中間帯域がうっとうしく見えるように演出しているのである。
床の間にモニターを置くとは連盟もタコ部屋である。このようにセンスが欠如した組織に座布団がどーのこーのなどと言う礼儀など無意味である。その前にあの暑苦しくてデカイ顔ぶら下げた中継ブタを始末していただきたい。
連盟はバカである。モニターのコードをパソコンに繋いでそのまま静止画像を30秒単位で中継すればよいのである。ブタ二人もいらない。記録係からの棋譜など見てブタがいちいち打ち込む時代ではない。王位戦中継を誰も見なかったフリをしているのであろうか?
三人目のブタは先崎であるが、これは有能なブタである。何か言いたそうである。思う存分言ってもらいたい。
ベルカントオペラの狂乱の場 | No: 2516 [返信][削除] |
人知の限界に挑戦するような分析意欲には脱帽します。しかもそこに笑いがあることに驚嘆せざるを得ません。一昨日の竜王戦挑戦者決定戦第3局は先月の森内分析通りではありませんか。その分析にはこう書いてあります。
以下引用させていただきます。
「最後の数十手分は名人戦をみてもわかる通りすでに森内は錯乱状態のはずである。ベルカントオペラの狂乱の場なのである。すでに谷川のように55桂を取らずに寄せに入った場合、今の開き直った森内相手ではこの位開き直った覚悟をしないと容易に勝てない。森内が用意した罠は76地点への桂打と74地点への飛車のサクリファイスだけである。」
全く正鵠を極めた分析です。この先月の分析通りに森内九段は一昨日「76地点への桂打」を用意し、「(74地点ならぬ)54地点への飛車のサクリファイスだけ」を用意しているではありませんか。
しかも中原永世十段の角切りの勝負手で混乱し緩手をだして負けにしています。
もう私たちは驚いてばかりいても先に進めないのでしょう。
これを「ベルカントオペラの狂乱の場」と書けるマシュダ一家さんはもっと先を読んでおられるのですね。
だまされる子供たち | No: 2515 [返信][削除] |
世間では中原が昨日勝てば八百長だろうと吹聴しているタコがいる。
事実は逆である。棋譜を見ればよい。森内は相掛りも受けられないどころか、得意の横歩取りでも完全に翻弄されている。第1局とて中原の作戦勝ち。ポカを装いわざと負けている。第2局は完勝。3局とも中原の独壇場であり森内などとは格が違いすぎる。森内は現場修正主義者。すべての新手は中原が指している。
読売の陰謀であろう。中原に出てきてもらって一番困るのは読売と米長である。昨日中原は故意に負けている。康光を完封したあの終盤力で勝ちを逃すはずがない。誰がみてもわかる。なぜそれを連盟棋士は言えないのか?
一方森内の寄せ方はひどすぎる。負けても仕方ないような緩手の連続である。内容でも完敗、終盤でも腰抜けという将棋であった。名人戦のあの終盤と同じミス。あれが森内の秒読みでの欠陥である。先月すでに記した通り。
http://www.bekkoame.ne.jp/i/yusai/030829.html
我々の分析内容と昨日の森内の終盤は完全に一致している。
世間の噂は事実が逆。中原がわざと負けているのである。中原に出場停止命令がだされたのであろう。スキャンダル以降もう何年も続いてきたこと。十分に稼いだから若い世代に華をもたせろというのが都合の良い殺し文句。本音は顔に書いてある。面倒なことが嫌いな者達が中原に降りろとハッキリ目で言っているのである。周辺では言葉巧みなデマゴーグ。電子掲示板など関係者しか書いていない。だから我々の掲示板には誰も怖くて書けないのである。我々のような完全なるインディペンデントはこの中に存在しない。利害がからむ者がだましているだけのこと。中原よくやったと。森内は本気をだしたと。だから竜王戦はガチンコだと。この詐欺師の構図は相変わらずである。中原がその気になってしまったら竜王を奪取される可能性がある。七番勝負の鬼神とは中原のこと。これでおわかりであろう。中原が竜王位に就くことなど関係者は誰も期待してはいけないのである。彼らが一番怖いのは将棋を知らない世間の批判である。本人はわかっているから嘘の七番勝負など絶対にやらない。
NHKに聞いてごらん。衛星放送で出ずっぱりの中原さんはハッキリ困りますと言うであろう。米長ならそれを正直に言えるかもしれない。中原叩きを延々とやってきた張本人だから。
米長など会長選挙にも平然と立候補している。教育者の顔で「中原は世のお母さんが認めないから普及の妨げになる」と何度も数年にわたり公言ないしは世論操作をしている。それを手の平を返したようにやらなくなったのは専務理事になってからである。
人間が醜いのは一向にかまわない。むしろ楽しめる。
しかしな。棋譜まで汚していいのか?
将棋界をダメにする安っぽい商売根性 | No: 2513 [返信][削除] |
昨日の死闘は本年度のベスト対局賞にノミネートされている。
これほど素晴らしい人間の葛藤劇をあのような繋がらないひどい中継で公開するとはどういう了見であろう?竜王戦倶楽部を任された武者野という連盟棋士が行っていることは日本将棋連盟の将棋普及という理念とはかけ離れている。この中継を見ている者達の熱が冷めたら誰が無償でこの先ファン層を厚くできるのであろう?
目先の損得しか頭にない者には普及の資格さえない。癒着体質であろう。少人数しか登録していない仲間だけ優先するフリして何になるのか?このような安っぽい商売人と癒着記者達が将棋界を率先してダメにしている。将棋の新しい鑑賞法が普及されないまま将棋連盟は朝顔のようにしぼんでしまうかもしれない。新聞社を離れて将棋連盟が自立するためには新しい鑑賞法の普及が求められているとなぜわからないのであろう?ライブの醍醐味を深く理解する将棋ファンを徐々に増やせば総体的に未来の収益率は今よりもよくなるはずである。昨日の対局はハリウッド映画4本分の面白さであった。
新しい普及戦略は連盟が率先して練るべきこと。武者野とて連盟会員である。しかし彼が言うアクセス集中による障害など言い訳であるとなぜ気がつかないのであろう。貧乏棋士には激安となった光ファイバーさえ導入する頭がないのである。わずかな回線料さえ惜しむようなセコイ会社に中継を委任しているのは読売の勝手。新聞社などは最初から自分のことしか考えていない。中継がある棋戦を同じ日にやらせているのは新聞社である。おかげで中原は竜王戦挑戦者決定戦第1局を早々に負けて同日の王座戦第1局にわざわざ駆けつけているのである。その映像はNHKの囲碁将棋ジャーナルで誰もが知っている。隣には米長も立っていた。
米長。理事になって偉そうなことだけ言っているが、重要棋戦を一日ずらすこともできないのか?
新聞社の言いなりがそんなに好きか?もともと情けない担当記者たちである。独自の批評眼もまったくないので記事まで棋士におんぶにダッコである。これが癒着の根源である。棋士の将棋が棋士以外にわからないという風潮が諸悪の根源なのである。棋士にデカイ顔されて当然であろう。だからセコイ記者は別のところで嫌がらせをしている。もっとデカイ顔しているのは衛星中継。NHKとてご都合主義で自分達のことしか考えていないのである。昨日の葛藤も理解されないまま今期竜王戦は終わるかもしれない。
棋士が運営役員を兼任することなど矛盾している。会社のように専務や常務の肩書きなどマネして棋士は嬉しいか?
中原の将棋を米長が宣伝できるはずがない。逆も同じ。だから中原は身を引いた。中原は口が裂けても羽生将棋を絶賛する立場にない。逆も同じ。
米長。中原将棋を語れない立場の者が普及などと言って恥ずかしくないか?
セコイ解説とセコイ回線で独占企業面している者達に普及の精神がわかるはずがない。武者野など中原と気心の知れた間柄を吹聴し回っている。武者野などは棋士として中原先生と呼ぶべき身分である。今は棋士のプライドさえない商売人である。それはそれでよい。ならばもっと頭を使うべきである。鑑賞法を広く普及するにはリアルタイム第一。セコイ操作をしているような八百長中継などやっていたら観賞法も理解されないまま小銭だけ稼いで将棋はおわる。
今熱が冷めたらすべておしまいである。
中原が昨日何をしたか目を開いてもう一度見てみろ。
あれだけのモノを見せておいてフツーあんなことをするか?