MashudaBBS2003.09.04-08

75地点の呪い 0-6
解題 マシュダ一家


王座戦その後1 王座戦第1局 44手めの三つ又交差点   75地点の呪い6

今週の順位戦

流行に疎い中川

横歩取り 深浦の新地獄門 45歩連動手
森下のと金地獄
本日のA級順位戦 呪われた75地点 横歩取り35角王手飛車   75地点の呪い5
王座戦その後2 スター主義のNHKと腐った棋士
王手で駒アタリ奇数番を得る方法=王手による逆行連動手1
王手で駒アタリ奇数番を得る方法=王手による逆行連動手2 75地点の呪い4

27角の天命 75地点の呪い3

金と銀の鞍 75地点の呪い2

谷川の魅力 第9期竜王戦第2局の分析 75地点の呪い1

王位戦第4局その後 ▲7六地点法1-3&55手め63桂打 75地点の呪い0

75地点の呪い 番外篇 35地点の落とし穴 無理ヤリイビアナ撃退法



75地点の呪い 番外篇 35地点の落とし穴  No: 2327 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  03/09/08 Mon 04:28:26

対局日:2003/09/05
棋戦:B1順位戦 無理ヤリイビアナ撃退法
先手:高橋道雄九段
後手:田中寅彦九段

▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽4四歩 ▲4八銀 ▽5二金右
▲2五歩 ▽3三角 ▲4六歩 ▽4三金 ▲4七銀 ▽5四歩
▲7八金 ▽4二玉 ▲6九玉 ▽3二玉 ▲5八金 ▽2二玉
▲3六歩 ▽6二銀 ▲7七角 ▽1二香 ▲8八銀 ▽1一玉
▲5九角 ▽2二銀 ▲1六歩 ▽4二角 ▲7七銀 ▽3二金
▲6六歩 ▽9四歩 ▲5六銀 ▽9五歩 ▲2六角 ▽5三銀
▲7九玉 ▽8四歩 ▲4五歩 ▽同 歩 ▲同 銀 ▽4四歩
▲5六銀 ▽3三金寄 ▲1五歩 ▽7四歩 ▲3七角 ▽6四歩
▲6七金右 ▽7二飛 ▲8六銀 ▽7三桂 ▲8八玉 ▽8五桂
▲1七桂 ▽9二飛 ▲2九飛 ▽4三金寄 ▲4六角 ▽5五歩
▲同 銀 ▽4五歩 ▲3七角 ▽3三金寄 ▲2四歩 ▽同 歩
▲2五歩 ▽5四歩 ▲4三歩 ▽同金上 ▲2四歩 ▽同 金
▲8五銀 ▽同 歩 ▲4四歩 ▽同 銀 ▲同 銀 ▽同 金
▲3二銀 ▽2三銀打 ▲1六桂 ▽3二銀 ▲2四桂 ▽2三銀打
▲3二桂成 ▽同 銀 ▲2六角 ▽3五歩 ▲同 歩 ▽8六歩
▲同 歩 ▽8五歩 ▲3四歩 ▽3五歩 ▲4三歩 ▽同 銀
▲3三歩成 ▽同 角 ▲2五桂 ▽5一角 ▲1三桂成 ▽同 香
▲1四歩 ▽同 香 ▲同 香 ▽1三歩 ▲2三歩 ▽同 銀
▲1三香成 ▽同 桂 ▲1四歩 ▽同 銀 ▲1九香 ▽2二玉
▲1四香 ▽2五歩 ▲5九角 ▽8六歩 ▲2四歩 ▽3四銀
▲1九飛 ▽8一香 ▲1三香成 ▽3三玉 ▲2三成香 ▽4三玉
▲1一飛成 ▽8七銀 ▲7九玉 ▽7八銀成 ▲同 玉 ▽8七歩成
▲6八玉 ▽4六桂 ▲4一龍 ▽4二角 ▲5二銀 ▽同 飛
▲3三成香 ▽5三玉 ▲5二龍 ▽同 玉 ▲7二飛 ▽投了

143手で先手の勝ち

本局分析は75地点の呪いの逆行篇となる。75地点の逆の位置、即ち35地点がテーマとなる。
ご存じタナトラ「無理ヤリ矢倉」の穴熊篇である。この下町戦法はタナトラしかやらない。誰も下町の玉三郎は真似したくないのである。せいぜいが温泉番組のキャスターとなる行く末だからである。タカミチは本気を出すと森下以上である。対無理ヤリイビアナ46歩の布陣=理路整然に加えて粘着質なのである。人間が間違える生き物とよく知っている。
39手めで最初に先手が駒を当てる。これは最初から先手の権利である。後手は穴熊なのでそうなってしまう。これはどうなるかと言うと先手が1歩を手持ちにして収まる。作戦勝ちということである。46手め74歩は悪手である。
60手め55歩は同角と取ると55銀で連続して駒アタリ奇数番を後手に作られてしまう。そこで怖いようでも同銀と取る。これで先手は1歩得+歩2枚の手駒となる。85地点には桂馬の質駒もあり優勢である。
62手め45歩は後手からの駒アタリ奇数番。これで銀挟みが成立し55銀はいずれ死ぬ運命となる。隣の郷田が桂損で1手稼いだのに対して、本局のタカミチは銀損で2手稼ごうということである。この銀を取るためには54歩-55歩と誰が見ても二手必要なのである。その二手で駒アタリ奇数番を取り続けることができれば先手が勝ってしまうのであった。
65手め24歩=先手の駒アタリ奇数番1
67手め25歩=先手の駒アタリ奇数番1。継ぎ歩の手筋。
68手め54歩=後手の駒アタリ偶数番2。
69手め43歩=先手の駒アタリ奇数番3
71手め24歩=先手の駒アタリ奇数番1。玉と増4度の位置。
以下すべて65手めから74手めまで先手が駒アタリ奇数番をすべて取り続けている。
75手め44歩。先週中原誠が負けにした歩と同じである。ここで先手は自ら駒アタリ偶数番を引いている。すでに寄せに突入ということである。33金と逃げると中村森下戦のようになってしまう。44地点に歩を残したら絶対に勝てないのである。ここで清算し死にかかった銀が相手の銀と等価交換となればすでに先手勝勢となる。清算して手番を得るのは先手だからである。
79手め32銀。誰でも打てる。23桂馬と打てば終了となるがそのような事はいちいち考えない。ただ駒アタリ奇数番をつくるとだけ考える。相手が歩で受けたらどうしようなどと考えるのは無駄な思考である。
87手め26角。後手に逆転のチャンスがあるとすればこの地点。ここで連盟棋士はほとんど全員間違える。間違えないのは羽生だけなのでほんんど全員と言うことでよろしいかと思う。タナトラも案の定間違えた。
88手め35歩。大悪手であった。すでに後手劣勢であったがこれで逆転のチャンスも消滅したということである。75歩の呪いと全く同じ意味である。これ以後後手はようやく駒アタリ奇数番を得ているように見える。92手め85歩。これはしかしすでに緩手なのである。以下は先手の寄せとなる。
では後手はどのように指せば逆転のチャンスがあったのか?
この原理は神谷の敗因と全く同じである。神谷が75歩を突いてはいけなかったという同じ理由でタナトラはその対象地点である35歩を決して突いてはいけなかった。連盟棋士に解答が出せるであろうか?


王手で駒アタリ奇数番を得る方法=王手による逆行連動手 2 75地点の呪い No: 2326 [返信][削除]

ハ投稿者:マシュダ一家 ハ03/09/08 Mon 02:08:24

では64手めで神谷はどのように指せば紛れがあったのか?
この解答は連盟棋士には出せないはずである。彼らは市販ソフトの思考を信用しているようだから。そして市販ソフトの解剖を楽しむオマヌケな市民に迎合しているようだから。
ヒントは後手が66歩を実現させる手。そして76地点を空白にする手。
不思議であろうか?神谷が指した64手めの75歩は大悪手である。連盟がこの75地点に呪われているとようやくおわかりであろうか?
今日は王位戦第5局であった。75地点はまだ呪いがとけないのであろうか?


王手で駒アタリ奇数番を得る方法=王手による逆行連動手 No: 2325 [返信][削除]

ハ投稿者:マシュダ一家 ハ03/09/08 Mon 01:54:50

郷田真隆九段(2勝2敗)○−●神谷広志七段(1勝4敗)

対局日:2003/09/05
棋戦:B1順位戦 急戦矢倉「赤道中飛車」撃退篇
先手:郷田真隆九段
後手:神谷広志七段

▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲7七銀 △6二銀 ▲7八金 △3二金
▲6九玉 △4一玉 ▲4八銀 △4二銀 ▲5八金 △7四歩 ▲5六歩 △5四歩
▲6六歩 △6四歩 ▲6七金右 △6三銀 ▲2六歩 △5二飛 ▲2五歩 △5五歩
▲同 歩 △同 飛 ▲5七銀 △5一飛 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩
▲2八飛 △6二金 ▲7九玉 △5四銀 ▲6八銀左 △3一玉 ▲4六銀 △4四歩
▲5五歩 △4三銀引 ▲5六金 △6三金 ▲3六歩 △5四歩 ▲同 歩 △同 金
▲5五歩 △4五歩 ▲5四歩 △4六歩 ▲同 金 △5四銀 ▲3七桂 △6五歩
▲5三歩 △同 銀 ▲4五桂 △4四銀 ▲9六歩 △4五銀右 ▲9七角 △7五歩
▲同 角 △4二銀 ▲2四歩 △同 歩 ▲2三歩 △3三角 ▲4五金 △同 銀
▲2二銀 △同 角 ▲2四飛 △5五角 ▲2二金 △4一玉 ▲3二金 △同 玉
▲2二歩成 △4三玉 ▲2三飛成 △3三金 ▲3二と △6四桂 ▲4二と △同 玉
▲6二銀 △5二飛 ▲2二龍 △3二金打 ▲5三金 △同 飛 ▲同銀成 △同 玉
▲2一龍 △4四玉 ▲6七桂 △3七角成 ▲6五歩 △5六桂 ▲5二飛
まで103手で先手の勝ち

この将棋は50手めで郷田の勝ちとなる。タイトル経験棋士と万年B1棋士の違いが論理的に如実に現れた棋譜である。もともと神谷の急戦矢倉「赤道中飛車」は熱苦しいだけで作戦などとは言えない熱帯夜の戦法である。タマール戦法とも言う。郷田が扇子を持って扇ぎ始めると何かがタマって負けるということがあるからである。
55手めで郷田の完勝体勢である。50手めで駒あたり偶数番を引いた結果である。この直後の郷田の決め方を理論的に解剖する。
56手め65歩が神谷の駒アタリ奇数番の切り札であるが緩手である。これを同歩と取って駒アタリ奇数番を解消すると無論先手が負ける。この緩手は手抜きができる。だから郷田は攻める。この地点はそれだけのことである。
以下62手め45銀で郷田は桂損である。その代償で得た一手で指した手が96歩。これが「赤道中飛車」の最大の弱点である。62手めの局面は市販のPCならば駒得で後手優勢と判断するであろう。オマヌケな証拠である。一過性の市販ソフトを検証するほど我々は異常ではない。九九の掛け算を計算機でいちいち出すような行為に等しいからである。羽生のせいであろう。終盤はPCに詰みを読ませると今年わざわざ公言したのが羽生である。終盤さえ市販ソフトにいちいち確認させる病気が健全なはずの市民にも蔓延するはずである。もう一度言うがそのようなことをする者は病気である。我々がどの市販ソフトにも該当しない解を出してきたことが判明するだけのことであろう。我々は自前の頭しか使っていない。市販ソフトにはわからないが子供にでもわかる論理を説明しよう。
なぜ駒損でも先手優勢と判断するのか。実に簡単である。先手は桂損によって獲得した96歩によって97角と王手ができるからである。先手は駒アタリ偶数番であるがすでに王手から寄せの体勢となっている。66手めまでに神谷は王手を防がなくてはならない。しかも駒アタリを同時に作れないのである。するとどうなるか?実に簡単なことである。先手が駒損かつ駒アタリ偶数番で不利の局面であったはずが、後手が王手を受ける一手を指さなければならない為に自動的に後手が駒アタリ偶数番を引かされてしまったのである。それが66手めの局面。ここで郷田は手番を握ったので次に駒アタリ奇数番3を指せば簡単に勝ちとなる。
駒アタリ奇数番3とは24歩。以下70手めまで先手が全て駒アタリ奇数番3を指し71手めで寄せのフィナーレとなる。


スター主義のNHKと腐った棋士 No: 2324 [返信][削除]

ハ投稿者:マシュダ一家 ハ03/09/07 Sun 13:10:00

昨日の囲碁将棋ジャーナルの王座戦第1局島解説はハッキリひどすぎる。
島は前日A級順位戦の対局日と知っていたはずである。当然断るべきである。しかし島には自分の事しか頭にない。三浦にボロ負けした直後深夜森下と先崎を引き連れて飲みに行ったと番組中自分で語っている。そのボケた頭でロクに眠らずに解説をしたのであった。島は卑しい。棋譜も忘れている。悪手もわからない。最善手の指摘もない。渡辺明が敗着と自分で述べた54歩などただのポカである。ポカを敗着とは言わない。悪手はその前にある。55角以下の既出変化も「すっごい」と言っている島はAV女優であろうか?なんでも「すっごい」と言う役者であろうか?
あるのはイヤミだけである。島が自己弁護する言葉は小川誠子の「お上品」。見苦しい。先週の先崎よりヒドイということは最悪ということであった。解説以前の問題である。島は人間として最悪なのである。
これはNHKの責任となる。島に頼んだ者がスター主義におんぶにだっこのロクデナシなのである。山崎をだすべきであった。よれよれのチャップリンを見せて楽しいか?


本日のA級順位戦 呪われた75地点 No: 2322 [返信][削除]

ハ投稿者:マシュダ一家 ハ03/09/06 Sat 04:15:00

対局日:2003/09/05
棋戦:A級順位戦 横歩取り35角王手飛車
先手:島  朗
後手:三浦弘行

▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8四歩
▲2五歩 ▽8五歩 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽4一玉
▲8七歩 ▽8五飛 ▲2六飛 ▽2二銀 ▲6八玉 ▽6二銀
▲3八銀 ▽5一金 ▲3六歩 ▽7四歩 ▲3五歩 ▽7三桂
▲3三角成 ▽同 桂 ▲3四歩 ▽4五桂 ▲3三歩成 ▽5七桂成
▲同 玉 ▽3五角 ▲5八玉 ▽2六角 ▲3二と ▽同 玉
▲6六角 ▽4四角 ▲同 角 ▽同 歩 ▲6八銀 ▽2八歩
▲3七桂 ▽3六歩 ▲3四角 ▽3三玉 ▲1六角 ▽3七歩成
▲3四金 ▽3二玉 ▲3三歩 ▽同 銀 ▲2四桂 ▽同 銀
▲同 金 ▽4一玉 ▲3七銀 ▽1五角 ▲3三歩 ▽3一歩
▲2三金 ▽2五桂 ▲2六銀打 ▽3七桂成 ▲1五銀 ▽4二金
▲2四角 ▽2五桂 ▲3二歩成 ▽同 歩 ▲3三歩 ▽同 歩
▲同 金 ▽同 金 ▲同角成 ▽4二金 ▲2四馬 ▽8八歩
▲2五角 ▽同 飛 ▲3四桂 ▽2四飛 ▲同 銀 ▽4七成桂
▲6九玉 ▽8九歩成 ▲4二桂成 ▽同 玉 ▲2二飛 ▽4三玉
▲3二飛成 ▽5四玉 ▲5五金 ▽同 玉 ▲5六歩 ▽同 玉
▲3六龍 ▽6五玉 ▲4七龍 ▽1四角 ▲3六桂 ▽5四角
▲5八龍 ▽7五歩 ▲投了

110手で後手の勝ち

何度も指されて来た将棋。島も三浦もくたびれているのであろう。過去の遺産でごまかしている。38手めの王手飛車など見るとアクビがでてしまう。43手めは悪手1。51手め34角は悪手2。以下島に勝ちはない。
あとは島が一人で踊って三浦は何もせずにホイホイ受けまくるだけ。小学生でもここまでひどくはない。詰めよ逃れの詰めよさえない。さんざん暴れて最後は三浦の75歩で店仕舞いとなった。75地点は最近呪われている。島がその理由を知りたければ最近一週間の本家を読むように。


森下のと金地獄 No: 2321 [返信][削除]

ハ投稿者:マシュダ一家 ハ03/09/06 Sat 03:33:05

森下 卓八段(3勝2敗)○−●中村 修七段(1勝4敗)
対局日:2003/09/05
棋戦:B1順位戦 原始中飛車 と金地獄
先手:中村 修七段
後手:森下 卓八段

▲7六歩 ▽8四歩 ▲7八金 ▽3二金 ▲5六歩 ▽8五歩
▲7七角 ▽5四歩 ▲5八飛 ▽6二銀 ▲5五歩 ▽同 歩
▲同 飛 ▽4一玉 ▲4八玉 ▽3四歩 ▲5九飛 ▽4四歩
▲6八銀 ▽5二金 ▲3八玉 ▽4二銀 ▲2八玉 ▽4三金右
▲5七銀 ▽5三銀右 ▲5六銀 ▽3一玉 ▲3八銀 ▽3三角
▲4六歩 ▽5四歩 ▲1六歩 ▽1四歩 ▲2六歩 ▽9四歩
▲2七銀 ▽7二飛 ▲3八金 ▽7四歩 ▲4九飛 ▽7五歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲6八金 ▽6四銀 ▲6六歩 ▽5五歩
▲6七銀 ▽7六歩 ▲8八角 ▽7四飛 ▲6五歩 ▽同 銀
▲5五角 ▽6四歩 ▲9八香 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽5四銀
▲9九角 ▽8四飛 ▲7八金 ▽8六飛 ▲8七歩 ▽8二飛
▲3六歩 ▽4五歩 ▲3三角成 ▽同金寄 ▲5九飛 ▽5五歩
▲5六歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽6五角 ▲5七飛 ▽5五歩
▲6六歩 ▽9二角 ▲4五歩 ▽7二飛 ▲7五歩 ▽6五歩
▲7六銀 ▽6六歩 ▲6四歩 ▽6二飛 ▲7七桂 ▽5六角
▲6八金 ▽4六歩 ▲7四歩 ▽2四歩 ▲5八金 ▽2二玉
▲5三歩 ▽同 銀 ▲6三歩成 ▽同 飛 ▲7二角 ▽7五歩
▲6五桂 ▽同 角 ▲同 銀 ▽同 飛 ▲8一角成 ▽5六歩
▲3七飛 ▽6七歩成 ▲4四桂 ▽5八と ▲3二桂成 ▽同 金
▲4四角 ▽同 銀 ▲5四馬 ▽4五飛 ▲4一銀 ▽4二金打
▲3二銀成 ▽同 金 ▲5五金 ▽4七歩成 ▲同 金 ▽5五飛
▲4四馬 ▽3三角 ▲3四馬 ▽2三銀 ▲3五歩 ▽4五桂
▲3六飛 ▽4四桂 ▲4六飛 ▽5七歩成 ▲投了

136手で後手の勝ち

中村の原始中飛車である。ゴキゲンではない中飛車は最近珍しい。骨董品屋で珍しいものを発見した新婚夫婦の気分であろう。5筋は先手が歩を切ったようでも双方歩を持っているので中飛車側は手番を渡してしまうだけである。しかも中村は銀冠で対抗したために駒組で得した手も後手に譲渡してしまい完全に手番を森下に掌握されてしまった。36手めの94歩は森下でないと指せない。先に本譜のように攻めたいところであるが95角出の紛れさえ中村に与えないのである。40手めは手番を中村が握っているはずが45歩と突けない。逆に49飛で手番を渡してしまった。
56手めまで読み筋。57手めの98香は駒落ち下手の指し方。99角と逃げ場所を確保する手である。羽生はこのような一手が必要な為に香落ち将棋は落とした上手が有利と考えている。振り飛車が進歩した為である。香車を落とせば上手が先手である。そこで飛車を振れば98香も必要ないために無敵ということ。中村はどうであろう?67手めの局面で先手を持って指したい者は中村だけであろう。森下とてここまで先手にどうぞと言われてはキチンとオトシマエをつけるのである。そもそも連盟棋士で一番怖い顔は森下である。92手めの局面は珍しい形で思わず見とれてしまう。46歩。こんなところに位を張られらたらもう先手陣はもたない。あとは清算するだけである。後手はどのように指しても必勝体勢なのであった。


横歩取り 深浦の新地獄門 45歩連動手 No: 2320 [返信][削除]

ハ投稿者:マシュダ一家 ハ03/09/06 Sat 02:42:32

深浦康市朝日(5勝0敗)○−●北浜健介七段(3勝2敗)
対局日:2003/09/05
棋戦:B1順位戦 横歩取り地獄門定跡 Fタイプ
先手:北浜健介七段
後手:深浦康市朝日オープン選手権者

▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩
▲7八金 △3二金 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲3四飛 △3三角 ▲3六飛 △2二銀
▲5八玉 △8四飛 ▲2六飛 △4一玉 ▲8七歩 △6二銀
▲3六歩 △5四歩 ▲3三角成 △同 桂 ▲3五歩 △5五歩
▲3八金 △5一金 ▲6八銀 △1四歩 ▲7七桂 △1五歩
▲2七歩 △4五角 ▲3七桂 △2三角 ▲4八銀 △1四角
▲4六飛 △3六歩 ▲4五桂 △同 桂 ▲同 飛 △4四歩
▲4六飛 △3三銀 ▲2八桂 △4五歩 ▲同 飛 △4四銀
▲4六飛 △4三歩 ▲3六飛 △同 角 ▲同 桂 △4五銀
▲6六角 △5四飛 ▲3七金 △2九飛 ▲4六歩 △3六銀
▲同 金 △1九飛成 ▲5九銀左 △7四桂 ▲7五角 △5六歩
▲4五金 △2四飛 ▲3四金 △5七歩成 ▲同 銀 △2七飛成
▲3三銀 △3一歩 ▲6五角 △4二香 ▲2九歩 △1八龍引
▲4八銀上 △3六桂 ▲6九玉 △6四歩 ▲5六角 △3三金
▲同 金 △5五銀 ▲5二歩 △5六銀 ▲5一歩成 △同 銀
▲5二歩 △2九龍右 ▲3九金 △4八桂成 ▲5一歩成 △同 玉
▲4八銀 △3九龍 ▲同 銀 △3六角 ▲7九玉 △7八龍
▲同 玉 △6九銀
 まで110手で後手の勝ち

北浜は37手め27歩で1筋の端攻めを先受け。それでも45角を打つ深浦。45-23-14という夢の手順。狙いは36歩打ち。横歩取りでは角を打ってこのように桂馬の頭に歩を打てるようにする手筋が基本。
48手め44歩!
55飛と地獄門の蓋を取れば64角。そこで北浜46飛の一手に深浦は飄々と自陣を崩して33銀。次に54桂打ちで飛車が殺される。北浜はここまで深浦に好き放題にあしらわれて腹の底が煮えくりかえってしまったのであろう。28桂と打ってオジャンにしてしまった。これは枯れたヒマワリである。54桂と打ったら36飛で飛車角交換ダゾっと突然息巻いているのであるが、北浜は深浦を甘く見すぎている。せっかく入手した桂馬をこんなドブに投資したらいけない。深浦は桂馬を打たないのである。北浜はなんで75歩と指せなかったのか?75歩とついておけば深浦は受けるしかない。74歩の反撃は地獄門定跡ではない。16歩から逆襲されるからである。86飛とぶつけると深浦に喜んで飛車交換され86同歩の瞬間に21地点を受けられるが先手も先に79金と受け後手も82歩とG効果に打てば歩切れである。82飛車と自陣飛車で深浦が対抗すれば今度は金受けに76桂馬のY字固め。飛車で対抗すれば23角から66桂打ちの王手金取りの筋。これではキリねーやと北浜は切れてしまったのであろう。考えすぎである。飛車を逃げるために75歩を突くとだけ考えればよい。76飛は最高に心地よい逃げ場所である。横歩取り旧スペシャリストの北浜は手が見えすぎるために逆に混乱している。そうでなければ28桂などとは打たない。深浦さんが75歩などという調子の良い手を許してくれるはずがないと信用してしまったのであろう。三日前の渡辺明と似ている。相手を信用しすぎてしまうのである。75地点は連盟棋士にとって魔の空間らしい。なんとなく怖い。そこで原点に戻り44歩など横歩取りでアルワケないと北浜はいらぬ勇気を出してしまった。28桂はボッコンと地面に落ちた枯れたヒマワリであったが種から芽が出るものと自然の流れに任せた北浜。カワイイというよりもいじらしい。
52手め45歩!あの44歩を連動手にするとは深浦の芸も至高の極みである。そもそも中原囲いでこの44歩は突いてはいけない歩である。そのタブーを犯したのは棋王戦における丸山の反地獄門定跡のみであった。丸山は最初に失敗したが二回目の反地獄門定跡で羽生から棋王位を奪取。しかし今日は深浦が独自の展開で44歩から45歩である。素晴らしい。北浜をここまで翻弄するとは。無敵深浦は当然であろう。


本日のB1順位戦 流行に疎い中川 No: 2315 [返信][削除]

ハ投稿者:マシュダ一家 ハ03/09/06 Sat 01:01:57

先崎(3勝1敗)○−●中川(3勝2敗)
対局日:2003/09/05
棋戦:B1順位戦 相掛り角交換型 9筋端攻め
先手:中川大輔七段
後手:先崎 学八段


▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲7八金 △3二金
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2六飛 △7二銀
▲1六歩 △1四歩 ▲3八銀 △6四歩 ▲7六歩 △8六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩 △8二飛 ▲4六歩 △6三銀
▲4七銀 △5四銀 ▲6八玉 △3四歩 ▲5八金 △5二金
▲5六銀 △4四角 ▲同 角 △同 歩 ▲8八銀 △4二銀
▲7七銀 △4一玉 ▲3六歩 △3三銀 ▲9六歩 △9四歩
▲4八金 △3一玉 ▲3七桂 △4三金右 ▲4七銀 △6五銀
▲5六歩 △9五歩 ▲同 歩 △9七歩 ▲8六銀 △7六銀
▲5八玉 △9六角 ▲6九角 △2二玉 ▲2九飛 △5四歩
▲9七銀 △7四角 ▲8六銀 △5五歩 ▲7七歩 △6五銀
▲5五歩 △5六銀 ▲同 銀 △同 角 ▲4七銀 △8三角
▲6八玉 △5六歩 ▲2五桂 △2四銀 ▲7九玉 △5七銀
▲4九金 △6五歩 ▲2七飛 △6六歩 ▲同 歩 △2五銀
▲同 飛 △6六銀不成▲6七歩 △5七歩成 ▲6六歩 △4七と
▲2七飛 △4六と ▲5八角 △6七歩 ▲2四歩 △同 歩
▲2五歩 △3八銀 ▲1七飛 △4九銀不成▲6七角 △3八角成
▲2四歩 △2三歩 ▲同歩成 △同 玉 ▲2五歩 △2四歩
▲1五歩 △5六と ▲8五角 △7四桂 ▲1四歩 △1六歩
▲同 飛 △8五飛 ▲同 銀 △6六桂
 まで118手で先崎八段の勝ち
中川は流行に無関心すぎる。だから負けた。相掛りでも十字架銀を指せないのである。先崎の快勝譜というより中川の49手めの56歩がタコであった。相手に角と歩を持たれた時の端攻めの手筋を中川はド忘れしていたようである。この手筋は今年の棋王戦でも丸山が見せたばかりであった。53手めに垂らされた歩を97同香と取ると以下のようにすぐに先手は負ける。

先手:中川+歩を取った場合
後手:先崎+ハイおしまい

▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩 ▲7八金 ▽3二金
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三歩 ▲2六飛 ▽7二銀
▲1六歩 ▽1四歩 ▲3八銀 ▽6四歩 ▲7六歩 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽8二飛 ▲4六歩 ▽6三銀
▲4七銀 ▽5四銀 ▲6八玉 ▽3四歩 ▲5八金 ▽5二金
▲5六銀 ▽4四角 ▲同 角 ▽同 歩 ▲8八銀 ▽4二銀
▲7七銀 ▽4一玉 ▲3六歩 ▽3三銀 ▲9六歩 ▽9四歩
▲4八金 ▽3一玉 ▲3七桂 ▽4三金右 ▲4七銀 ▽6五銀
▲5六歩 ▽9五歩 ▲同 歩 ▽9七歩 ▲同 香 ▽9八角
▲7九玉 ▽8七角成 ▲同 金 ▽同飛成 ▲6九角 ▽9八龍
▲投了

60手で後手の勝ち

しかしこの歩が取れないようではあとは先崎の好き放題である。中川はファッションから考えるべきである。最初からジジ臭い。青春の真っ盛りに米長におだてられた後遺症であろう。


王座戦第1局 44手めの三つ又交差点 No: 2314 [返信][削除]

ハ投稿者:マシュダ一家 ハ03/09/05 Fri 15:02:13

渡辺明が対局日の翌々日、自戦日記を公開している。彼はまだ未成年であるので我々はそのように読む。判官びいきということである。日経記者のリポートを鵜呑みすれば羽生のアイスティーよりナベラの牛乳コーヒーということになる。渡辺明は自戦日記に「番外編」と記している。ここでマシュダ一家実況の影響をモロ受けしていないかなどという詮索は未成年者に失礼であろう。未成年者には全てを海綿のように吸収する権利がある。ゴカイはおサナカのエサ。彼は前途有望な童貞棋士であり我々は(▼▼)である。
連盟棋士間で意見が割れた44手め。この地点は以後の終盤の構図に影響する最重要地点となる。女体で言えばワレメちゃんである。ここの指し手で終盤の構図がハッキリ変わる。三種類ある。

44手めの三つ又交差点
1=△7五歩=チンポを入れる。マシュダ一家&加藤一二三+イカンザキ
2=△6四歩=指を入れる。 橋本崇載+タコブラザーズ
3=▲2八歩=モザイクをかける。挑戦者渡辺明19歳

渡辺明の直筆証言によれば△7五歩は羽生が「ひえー。それはやらないと思いました」と言った。渡辺明は羽生の「ひえー」で「加藤一二三は変態と羽生先生も思っている」と言いたかったのであるが、事実は逆であった。渡辺明が童貞棋士であると見透かされているのである。羽生は「君はまだチンポを入れるには若い」と言っているのである。もっと過激に読めば「ボクのタテガミをマネするナ」と言っている。
これをリポーター風に記す。
16:22=橋本崇載四段の名前で控え室は△6四歩を推薦。
17:10=マシュダ一家のみ△7五歩を主張。
17:25?=渡辺明は▲2八歩。
17:35=マシュダ一家は▲2八歩を「緩手」と断言
18:18=教皇加藤一二三は控室で44手めは△7五歩で「渡辺五段が指し切っていた」と断言。
王位戦第3局「カノッサの屈辱」以来、ここにおいて我々は教皇と完全に思考一致を見たと言えるであろうか?しかし教皇の方は橋本に罪をなすりつけている。教皇はあとだしジャンケンである。我々は中だしジャンケンで勝負したかった。
渡辺明が選択した▲2八歩に対し教皇は「(44手め)2八歩と指した理由が不可解」と18:18に述べている。一方マシュダ一家は17:35に44手め▲2八歩は「羽生にチャンスを与えた緩手」と断言している。マシュダ一家の方がはるかに日経の実況より的確で素早いということである。
このようなドス黒い経緯があったので渡辺明はわざわざハブたんの台詞を公表したのであった。未成年はすべて許される。最近少年犯罪が多いがこれは犯罪でない。若者の自由意志の健康的な発露である。
緩手には二通りある。わざと緩手を指して相手を誘う場合があるからである。これは王座戦の直前まで我々がその意味を検証してきた。75歩と57地点をめぐる解釈の問題である。
渡辺明の▲2八歩はモザイクである。だから加藤一二三は「不可解」と言う。マシュダ一家竜神組なら「なんでオマンコみせない」と怒るところであろう。しかし渡辺明の天才は54角を導いた。これですべて帳消しとなる。我々は本局を分析しない。渡辺明の天才にすべて委ねる。全てが出尽くしたところで鍵を開けるかもしれない。


Re:No: 2311 Prev: 2311 / No: 2313 [返信][削除]

ハ投稿者:マシュダ一家教務課 ハ03/09/04 Thu 23:08:12

>もうそろそろ谷川応援団なんてやめたらいかがですか?
よけいなお世話である。我々は光速ノート更新を毎回首を長くして待っている。
先崎指摘の39飛や66銀打は縁日の型取り手順。手堅いようで壊れる。これは我々のマネでも以下でもない。彼はB級棋士として書いている。
君は金魚すくい屋の前でダダこねたいかね?


最近の実況読ませていただきました Follow: 2313 / No: 2311 [返信][削除]

ハ投稿者:へーへーへー ハ03/09/04 Thu 19:29:46

最近の実況や分析はとても人間業とは思えません。恐ろしいほどです。唸るばかりとしか言いようもありません。
王座戦の展開もすでに2カ月前に予想されていたのですね。
No: 2264を読んであらためてそう思いました。ここの部分です。

>本日の竜王戦1組決勝 康光vs谷川 横歩取り 投稿者:マシュダ一家 投稿日: 6月14日(土)04時23分07秒
>もしこの最終地点での受け切りを最初から畏れるなら32手め62銀が「鬼殺し戦法」でそうであるように12馬変化に対して悪手ということになる。32手めを工夫しても先手には別の攻め筋が発生する。

確かに羽生王座は別の攻め筋で競り勝っていますね。
そっか。「鬼殺し戦法」ですか。あれも金で受けるのが最善でしたものねえ。感想戦ででた筋らしいのですが、上記の時間を見るとほぼ同時に書かれていますね。

将棋世界の先崎八段の王位戦第2局の観戦記はマシュダ一家実況の丸写しでしょう。て言うかそれ以下でしょう。谷川王位の芸がわからないんですから。でもネット連中のレベルの低さは先崎さん以下ですよ。週間将棋の記事をそのまま転載して、なんとも思わない人間がいるんですから。アレって著作権違反にならないんですかね?主従の関係もないどころかそのまま引用して毎回感想付け足して述べてる人がいるんですよ。まあそんなところは読まないでしょうけれど。もうそろそろ谷川応援団なんてやめたらいかがですか?唯一あなた方だけは正論を真っ先に述べておられるわけですし。関係者は誰もが読んでいます。そして圧倒されていますよ。対抗馬はもういないでしょう。


将棋世界10月号 正直三態 No: 2310 [返信][削除]

ハ投稿者:マシュダ一家 ハ03/09/04 Thu 16:55:41

金だして買う中身ではない。
正直1=王位戦第3局の77歩。谷川は自分で自分を評価できないのである。
正直2=王位戦第2局。先崎の恥を知らない正直とは乞食である。
正直3=将棋論孝。マナベがついにネット対局にハマってしまい夕方から始めて翌日の昼過ぎまで疲れて倒れるまで指していると自白している。なんとすがすがしい正直であろう。