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Alaska Facts
通貨

 今でこそオーロラ・ウォッチング・ツアーは有名になり、年に一万人以上もの人がお出かけとか。そして、日本航空が夏だけでなく冬にも成田からの直行便ツアーを始めたので(成田〜アンカレジ、フェアバンクス間でツアー客のみ利用可能。私のような個人客には無縁…。いいなぁ!;_;)、以前よりも随分手軽に出かけられるようになりました。(2005.11月現在)

 しかし、1990年に初めてアラスカへ行く時の周りの知識や反応は、かなり寂しいものでした。
 「アラスカってどこの国?」(^_^;)
 「昼間でも外に出ていると凍えてしまうらしいけれど、そんな所に何しに行くの?」・・・といった状況でした。
 確かに厳寒期の内陸以北へ行けば、そういう体験をすることもあると思います。
 ところが(意外かもしれませんが)、フェアバンクスなどの内陸部は夏には30℃を越えることもあります。
 夏の昼間でも凍えるような思いをするには、バロー近辺まで行かなければならないのでは?
 どうも偏った情報しか入ってこないような気がします。

 それで、アラスカはアメリカ合衆国なので
アメリカ・ドルが流通しています。
 クレジットカードもトラベラーズ・チェック(T/C)も、ほとんどの場合で使用可能です。

両替
 アンカレジ市内では、ダウンタウンの銀行で日本円から米ドルへの両替が可能です。
 5th Ave, Mallの1FのWells Fargo Bank5th Ave. Mall Offsite(支店)
 (他店舗のサーチはこちらから)
 月-土:10:00-18:00、日曜休み。
 電話:(907)297-2739 (アンカレジ市内からは、"907"不要)
 混みあっている事が多いので、時間には余裕を持って行かれることをお勧めします。

 また、大きなホテルのフロントでも応じてくれる所があるかも知れません。
 (アンカレジのダウンタウン&お土産情報はこちらでご紹介しています)
 しかし、地方の場合はほぼ日本円を扱っていないので、日本で予めドルへ両替して行くか、ドル建てのトラベラーズ・チェックを用意して行くと良いでしょう。

 レートや紛失した際のことを考えると、現金よりもトラベラーズ・チェックの方が安心かも知れません。
 但し、タクシーや小さな店舗の中には現金しか使えない場合もありますので、ある程度の現金も用意した方が良いと思います。
 なお、トラベラーズ・チェックはお釣りを現金でもらうことが出来ますので、現金が足りなくなったら少額の買い物の際にトラベラーズ・チェックで支払えばいくらかの現金を作れます。
 銀行にもよると思いますが、例えばUS$100-セットのT/Cの場合には、US$20-×2枚、US$10-×5枚、US$5-×1枚、US$1-×5枚が組み合わされています。
 $5-の買い物をして$20-のT/Cを使えば、$15-程度の現金でお釣りがもらえる訳です。

クレジットカード
 身分証明や支払い能力があるという証明もしてくれるので、買い物の時以外にも活躍します。(例えば、レンタカーを借りる時やホテルのチェックインの際など)
 そして
『プラスティック』と呼ばれることが多いように思います。(ローカルかも知れませんが。^^;;)
 買い物をした時に、もしレジで「支払いはプラスティックかキャッシュか?」と聞かれた時に思い出して下さいネ。(そう聞かれた時でも、トラベラーズ・チェックでの支払いは可能だと思いますので確認を。)

P.S.
 「プラスティックかペーパーか?」と聞かれることもありますが、この場合、多くはプラスティック=ビニール袋、ペーパー=紙袋で、買った品物をどちらに入れるかを問われていると思われます。
 ただ、ペーパー=紙幣を意味して使われる場合もあるようですので、その時のシテュエーションで判断することが必要なのかも?(2004.11.8追記)

物価

 本土に比べて物価は割高。
 しかし、豊かな石油資源の恩恵に授かり、アラスカには州の物品税がありません。
 アンカレジ市やフェアバンクス市では市の消費税もありませんが、その他の地域では消費税がかかる所があります。

 割高になる理由ですが、まず、様々な物資は空輸か船で運ばなければならないので、運送料がかさみます。
 また、州内も主要都市を除き、多くのコミュニティーへの輸送は道路がないので空輸となります。
 同様に医療機関も都市部を除いてないので、小型機や水上飛行機などを使った『空飛ぶお医者さん』(Air Doctor)がいますが、コストはかかります。
 それから、都市部に比べて地方では、食料品は50〜70%も割高になるだけでなく光熱費なども高くなりますが、一般的にガソリンは安いようです。
 しかし、夏の長い日照時間を利用した農業(ポテト、各種ベリー類、干し草などが有名)、豊かな海の恵みの漁は盛んで、これらの産物はアメリカ本土へも運ばれていますし、これらの品目に関してはアラスカ州内の主要都市とアメリカ本土との価格差は見られないようです。

 ちなみに日本に比べると、肉がとても安いのに比べ、魚介類は高いという印象です。
 でも小さなスーパーマーケットでも(日本でも、以前はどこの魚屋さんもそうだったように)、クルマエビ1尾やホタテの貝柱1個から買えますし、サケやハリバット(オヒョウ)も好みの大きさにカットしてもらったり、皮をはいだり詰め物をしてもらったりなどの加工もしてくれます。
 効率や能率主義のところと、こういう所がごっちゃになって根強く残っている所がアメリカだなぁと、いつも思います。


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[2005.11.7 加筆]