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アラスカ オーロラ便り1994
by 日蝕貧乏知恵者猫/福島 円
オーロラ・フリーク失格!?
ロッジの室内の写真
 到着後、私を除くみんなはアタフタと防寒着や機材の準備を始めて、朝までオーロラの舞いを堪能したそうです。
 ところが、私は移動で疲れてしまって瞼が言う事を聞いてくれずに、そそくさとベッドに入って敢えなくZzz……。
 「いいオーロラが出たら起こしてネ」とは、オーロラ・フリークにはあるまじき行動で、夜中に「出たっ!」の声を聞いてモゾモゾと起き出し、1ステージ終了後はまたすぐにベッドへ潜り込むという情けなさ。

 このロッジは北の見通しはよくないものの、木立とロッジという前景が入るし、南は遥か遠くマッキンリーなどアラスカ山脈が見渡せて、左手にはノースポール市、右手にはフェアバンクス市の灯火が見えるような場所で、「明るい・形も良い・動きも速い」けれども色がないという今年のオーロラとナトリウム灯の赤が一緒に写って、皆さんの写真ではとても良いアクセントになっていました。
スノーモービルの写真
  翌日は昼間から余り天気が良くなくて、ジャグジーに入ったり、思い思いにゆったり過ごしました。
 ロッジからは、緩やかな丘を下ったあたりにパイプラインが通っているのが何とか見えるのですが(少なくとも数km先)、その辺りまでがオーナーの土地だとか。
 私有地内ということで、私は無免許でスノーモービルを運転させてもらいましたし、中には護身用の44口径のマグナムを撃たせてもらった人もいて、オーナーの熊との格闘武勇伝と共にかなりスリリングな体験だったようです。

 この夜は、オーナーのご家族達と焚火で肉やマシュマロを焼いたり花火をして遊んだりと盛り沢山で、雲のせいでオーロラは拝めなかったものの、あっと言う間の2泊3日間でした。

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