紅 まゆい
せつなさと希望の織りなす一つの物語り たとえば 昼であれば 果てなく透んだ青い空 夜であれば 星々の埋める空を 人がみつめる あの気持ち。 つねに希望を持って生きているのに なお 現実の悲しさに出会いながら 人生を歩まねばならない事実。 耐えることは 十分できるけれど なお 静かに胸の痛む あの気持ち....。
("ANNALES--Poenarum Anthologica" より転載)
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