MID Racing 第1戦
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浜名湖で行われたMID Racing 第1戦に参加しました 吹きました。3位入賞です(実連7.5クラス) そのレポートです |
152-9 井田
今年のMID Racing
実連中部支部が年4回、浜名湖の各ゲレンデで行うMID Racingは、フルオープンのアップウインドレーシングです。昨年まではMID SLALOM シリーズ戦として年3戦、浜名湖にて、ノンダガーボードのアップウインドレースでした。今年からは、フルオープンなので、ロングボードでの参加も可能。最低風速7ノットでレース実行です。
私は7.5より大きいセイルは持っていないので、いずれにしろ実連7.5クラスでエントリーした。
浜名湖へ
レースは、4/29(祝)。高速で3時間くらいはかかる。28日から行ければ良いのだが、会社は29日からGW休みになるため、直前はいろいろあって休めなかった。そのため、28日夜、浜名湖へ向けて、一般道でのんびり行くことに。支度をしているうちに深夜になり、出発は午前1時半。
八王子から129号で厚木、厚木から246号で、沼津まで行き、そこから1号で順調に進んだ。途中、東名御殿場から沼津の間が事故で通行止めになっているようだった。
静岡県内、国道1号のバイパスは夜間(22:00〜6:00)は、無料になっているので、いいね。そろそろ空が白んで来た。正面には大きな月が見えている。浜松市内は時間のロスになるので、磐田から東名に乗り、三ケ日まで行く。IC出た所のコンビニで食料調達し、今回の開催地「佐久米海岸」へ。朝5時半、ヤマハの駐車場に到着。ここまで290km。十数台ワンボックスばかり止まっている。前日から来ているニコン竹田さんの車もあった。シートを倒して睡眠。レースまで
朝7時目がさめる。凄い吹いている。浜まで見に行くと、何人かの人が嬉々とセイルをセッティングしている。浜は、神社の木が防風の役目をしていて、風はないが、ちょっと右海面を見ると、白波が立っている感じ。う〜む。今回持ってきたセイルは 7.5 と 6.5 …。今回は見学かな〜。と再び爆睡。8時、携帯で起こされる。NTTの島田さんからで、体調が悪く、今回はパスするとのこと。そういえば、篠田さんも来るはずだが、まだ見当たらない。もう一度、浜を確認しに行くと風が落ちているようだ。これなら、出られそう!セッティングを開始する。まず、強風用の V8 7.5 をセット。続いて、微風用のRB 7.5 もセットする。ボードはロングだけを浜に持って行った。ショートボードの方は、294だが、今時のボードに比べると非力なので、ここは一発ロングで、風も落ちてきそうだし、と思う。コース
セッティングをしているといつのまにかスキッパーズミーティングが始まっていた。篠田さんも到着した。コースは、上って第1マーク、アビームの第2マーク、ダウンの第3マーク、アビームのフィニッシュ。1周である。
エントリーは募集人員マックスの94名。それを2つにグループ分けしてそれぞれ予選を行い、上位30名が決勝に進出できる。下位の者も予選ヒートで順位が付き、その順位×2−1がポイントになる。(だったかな)
第1レース
私は予選第2ヒートの組。篠田さん、竹田さん、コマツゼノアの内藤さんも同じ組。風はミニマムの7ノットを十分クリアするだけ吹いている。6〜7メートルくらいかな。
スタート位置はまたハマッて真中あたり。しかし、ゼネリコで救われる。今度は、本部船寄りから、3秒後のスタート。上り角度を取りながら走る。トップ集団は、さすがに早い、第1マークに先に着いている。私のほうはショートボードと上り角度が違うので、ショートボードにつられて、ポートを伸ばし過ぎないように注意したが、それでもちょいオーバー。ここまでフルダガーで上り、第2マークへ向かう。アビームだが、ショートは第1マークをオーバー目に回航し、上から落としてくるように走ってきて、どんどん抜かれてしまう。ロングはどうしても引きずって走る感じだ。第2マークを回航後は、ダウンだ!前を行くショートボードに続いて走る。しかし、これがまずかった。第3マークが前方に見えない。引っ張られてとんでもなくアウトに膨らんだ。風はそれほどキツくもなかったのだからもう少し落ち着いてコースを見据えれば良かった。コースを修正し、第3マークを回航し、フィニッシュまでフルプレーニング。
フィニッシュ時に、「次のスタートは○○時25分!」と本部船からアナウンスが届く。前にフィニッシュした選手も浜に戻るようなので、まだ時間はありそうだ。実は私は時計を持っていない。予選は通らなかっただろうと思い、決勝に出なかったのだが、実は予選通過していた!通過していたかどうかの見極めは、本部船に青い旗が上がっている間のフィニッシュは決勝進出だとのこと。これはスキッパーズミーティングでちゃんと説明があったのだが、聞き逃していた。無念。予選は、通過していたので決勝DNF扱いの61位だった。
後日談
レースリザルトを各企業に発送する作業をまかされている関係で、入手した集計表を見ると第1レースの予選は23位でフィニッシュしていたのだった。けっこう早い(順位)だったんだなあ。第2レース
第2レースは、予選ヒートの順番が逆になった。今度こそ、本部船の青旗を確認するぞ。先ほどとほぼ同じ風速か。スタートは5秒遅らせて本部船わきから登り角度を取って出る。上りは、ハーネスかけてストラップに足入れて上っていく。第1マーク(上マーク)付近まで来ると、上位選手がすでにマーク回航しているのが見える。今度は少しポートをのばして、第2マークへのアプローチが楽になるようにする。ふだんのタックのタイミングよりも遅らせること10秒。タックすると第1マークがアビーム方向より、少し下に見える。このまま第2マークへアビームでプレーニング。少しずつだが風が上がってきているような感じだ。第3マークへの恐怖のランニング。今度はマークの位置をしっかり把握し、向かう。少し右寄りを見なれたセイルが、篠田さんだ。あ、ジャイブで沈した。よし、ここで抜こうと、あわててジャイブ。少しタイミングが早かった。第3マークはまだだいぶ下にあった。また下らせなければ、あわててバランスを崩し、危うく沈するところだったが、なんとか第3マークを回航。フィニッシュまでフルプレーニングだ!すると後方から凄い勢いでショートボードに抜かれた。あ、篠田さんだ。結局、篠田さんに遅れること29位で予選通過。
浜に戻ると篠田さんは調子悪そう。決勝戦はDNS?私のほうは、上がってきた風に合わせてダウンテンションを少し増す。もう一つの予選ヒートの間、浜をプラプラすると竹田さんと内藤さんが浮かない顔。聞くと予選ヒートの順が逆になったのに気付かず、予選スタートに間に合わなかったそうだ。
いよいよ、決勝だ。決勝に出るなんて97年3月に海の公園でやったスラロームのレース(横浜八景島レーシングチャンピオンシップ)以来かなあ。風はさらに上がっているようだが、気合入れていく。第2レース決勝ヒート
決勝ヒートは、やはり予選を通過した早い選手ばかりだ。風もブローで9mくらいまで上がっているのか。ちょっときつい。スタートはまた本部船横から出る。第1マーク(上マーク)へのアプローチでかなりの数の選手と交差する。風が上がった分、ショート有利か。第1から第2マークへかけては、少し風が振れて、上り気味?どうも重たい。やはり、ここでもショートに抜かれる。第2〜第3マークへの、恐怖のダウン。とにかくブームを離さず、真下にガンガン突っ走る。なんとか走り切り、ジャイブ!第3マークから第4マーク、フィニッシュまでは猛烈に気持ちイイ。ロングもフルプレーニング状態で、なんとか完走!もう1レース!?
けっこうバテバテで帰着した。これでもう終了かと思って帰着したら、最後に一斉スタートで3レース目をやるとのこと。なんだか、また風が上がってきたのかな。ここまでロングできたら、最後までロングで乗ってやる。ショートに換えたところで、沈したり、上り角度が取れなければ、完走も危うい。
湖面を見ると、かなり波も出て、「館山寺漂流」なみの風か?第3レース
またも、スタートは本部船横を狙う。風が上がって、とどまっているのも苦しい。スタート直後、なんと秋田さんが沈している。「おお!」とその下を通過した後、なぜか私も沈。セイルアップし、走り出すと秋田さんが前に見える。さすが、早い。私はまたも同じ上り角度で第1マークへとブローを捜しながら向かった。
第1から第2マークは、もう少しスピードが欲しいところだが、やはりショートにはかなわない。第2マークにからまって沈している選手がいる。どうやら竹田さんらしい。マーク回航した後、恐怖のダウンに突入!
ガンガン下って行く。膝は曲がり、半尻もち状態。こういう時に限って前方で沈している人がいる。と、気を取られた瞬間私の体はボードの横へ。沈してしまった。それでもすぐに立て直し、下へ下へと突っ走る。で、ジャイブした所でまた沈。さすがに疲れてきたか、風も波もある。第3マークからフィニッシュまではフルプレーニングで沈せずに走りきれた。結局竹田さんには抜き返されてしまった。
パーティー
3レース終了し、後片付け。ゆっくり片付けてから、お楽しみパーティーである。OKIがメイン幹事の SUMMER CUP もこういう楽しいパーティー付きでぜひともやりたいものである。(やりますよ!今年の SUMMER CUP はパーティー付き!)
パーティー会場は車で5分ほどの「咲夢茶屋(さくめちゃや)」です。篠田さんの先輩?の新日鉄名古屋の人、自衛隊の田宮さん、竹田さん、内藤さんらと同席し、楽しい一時を過ごす。集計に時間がかかっているようで、なかなか表彰式が始まらない。
やっと表彰が始まった。セイルナンバーが片側にしか貼っていない選手とかいたせいか、着順の確認に手間取ったようだ。実連 7.5 クラスで3位に入った。2位は竹田さん。一緒に竹田さんのデジカメで写真を撮った。頑張った甲斐があった。うれしい!