国道4号線から(茨城)県道56号線を東進していくと筑波サーキットのある下妻市に至ります。ここに行く途中、東電の新筑波変電所があり、都心環状の送電線を連系しています。
50万Vを扱う大型変電所であることから電力保安通信設備の要の一つであるマイクロ回線の鉄塔が設置されています。新古河や房総変電所などと同じく、鉄塔の足元には豪快な設備があります。
鉄塔…と書きましたが送電線も「鉄塔」で、左図の左方に送電鉄塔があり、これを(地図上で)追って行くと新古河変電所に至ります。そう言えば「送電線」は国土地理院の「地図閲覧サービス」の2万5千分の1地形図では表示されますが、電子国土基本図では送電線(の記号)はおろか施設名(例:新筑波変電所)も表示されません。紙の地形図では継続されると思いますが、こちらの「地図閲覧サービス」でも続けて(あるいは電子国土基本図にも引き継いで)いただきたく思います。閑話休題。
マイクロの鉄塔を注目して見ました。リングが上下2つあり、それぞれにレドームつきの(たぶん)カセグレンアンテナが設置されており、隣接の変電所などに向かって開口している様子が伺えます。
上下リングの真ん中辺りに設置されているものを拡大して見ました。
左図は送電線を変電所に引き込んでいる部分を拡大したものです。上図の送電線引き込み(接続)部分で、4導体で構成される1本の送電線が構内設備に引き回される3導体(平べったく)になるところです。
少し引いてみました。