高背鉄塔複数 ここから振り返ると船橋市にある新京葉変電所の高背鉄塔が見えます。見ている位置は白井市(のホーマックスーパーデポ白井店屋上駐車場)ですが、新京葉変電所は隣の船橋市にあります。また新野田変電所脇を通過した国道16号もすぐ近くを通過しています(ここを訪問した時の経路は、羽村→国道16号そのまま(東北道岩槻IC付近で渋滞どはまり以外はほぼ順調)→野田→柏→白井電話局付近でした)。

 マイクロの鉄塔も高背ですが、収容している送電線も高背鉄塔のものばかりで、変電所の規模が伺えます。右側の鉄塔の下方(木々の上辺り)に携帯電話基地局の空中線が設置されているのも見えました。付近の様子もゆっくり見て見たいのでマイクロ鉄塔を目標に歩いてみました。

リングに設置されているアンテナ群 少し歩いて北総線(あるいは国道464号)沿いに出ます。ここからマイクロ鉄塔を見てみました。新野田変電所と同じく3段リング構成で、各リングにには周辺局と対向したパラボラアンテナが設置されています。このうちの一つ(あるいはダイバーシチで2つとか?)は25キロほど離れた新野田変電所に向かって開口しているのでしょうか…


国道16号と鉄塔 マイクロだけでなく、送電線の鉄塔も高背のものばかりです。2組の鉄塔、左側は新古河変電所とリンクされている新京葉線、右側は新佐原変電所とリンクされている印旛線とありました。鉄塔下の方に見える防音壁が国道16号線になります。今歩いている国道464号とはもう少し先(約0.5キロ先)で交差します。


下段リング鉄塔越しに 500kV送電線でしょうか、連接碍子の規模はハンパではありません。また碍子の先端部(送電線接続部)には避雷用のリングでしょうか、輪っかが設置されています。片やその奥の方には受信電力で-30〜-60dBmといった微弱なものを相手にする開口アンテナが見えています。


房総線 新京葉変電所と房総変電所は房総線などで連携されています。房総変電所は京葉コンビナートにある火力発電所の電力を集約して房総線などで新京葉変電所に送り出しています。左図はその房総線の1、2号鉄塔です。マイクロの鉄塔に負けず劣らずの大きさの鉄塔で、この規模のものが市原市の房総変電所から設置されています(北総線小室駅の上に3号鉄塔があります)。

 房総線は(1966年275kVで運用開始して、)1973年に日本初の500kV送電線として房総変電所から新古河変電所をリンクしていましたが、新京葉変電所が開設された際に新京葉変電所までとなりました(1989年)。新京葉変電所から新古河変電所までが新京葉線になっています(*)。

 左図は国道16号と464号の交差点かつ北総線との陸橋部分よりマイクロ鉄塔方を見たものです。新京葉変電所へはここから国道16号に入って更に小室交差点を右折して行く必要があります。距離でこそあと1キロほどですが時間の都合でここで断念、小室駅から(一駅ですが)白井駅まで戻り、更に国道16号を岩槻IC方に進んで羽村まで戻ってきました。



撮影:2013.05.04 13時頃〜14時頃
初稿:2013.08.15
訂正:2015.11.20(電気学会HPリンク訂正)


(*)参考
電気学会のホームページ

でんきの礎」一覧の第1回にある「500kV系送電の実運用」より。pdfで紹介されています。1回目の最初が「秋葉原」ってのもいわゆる「つかみはOK」ってとこでしょうか…


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