パラボラアンテナ 左図はここで見た国交省のものと同じ形式のものです。導波管を曲げて管口のスロットから反射鏡に向かって放射します(受信の場合は反射鏡からスロットへ向かっての反射波を受け止めます)。曲がり具合になんとなく親近感が沸きます。大月局と同様、三ツ峠山の中継局と通信しています。


富士山を背景に 大月局は鉄柱(パイプ)でしたが、富士吉田局は四角鉄塔構造でした。手前のものが富士吉田国道出張所局、後方のものは東京電力富士吉田営業センター局です。東電の局のアンテナにはレドームがあり放射器などが見えませんでしたが、おそらくカセグレンではないかと思います。開口方向は同じく三ツ峠山です。


合同庁舎 少し富士吉田駅方に下った所に富士吉田合同庁舎があります。ここにもマイクロ端局がある様ですが、上記の2局と異なり、建物に直付けされたアンテナが三ツ峠山方に開口していました。レドーム実装のアンテナでしたが、中央部が尖っているものでした。


 撮影は3月中旬でしたので富士山の積雪がかなりありました。この状態から3ヶ月半経過しています。この間だいぶ雪線が山頂に登っていくとともに山頂付近の(登山道)除雪作業を行い、予定通り7月1日に山開きになる様です。また合同庁舎のアンテナの周囲に木々が写っています。この時はまだ蕾状でしたが、時期が合えば開花したものと開口アンテナの取り合わせが観察できるかも知れません。

 上記3局は浅間神社鳥居(国道138号前)に向かって一直線に伸びる道路に沿って設置されています。鳥居付近が海抜850m、東電局付近が840m、国交省局付近が820m、合同庁舎局付近が810mあたりになります。合同庁舎から国道138号までおおよそ1km、40パーミルの坂道に沿って三ツ峠山に向かって開口しているアンテナがあります。


撮影 2008.03.15 10時頃 富士山きれいに見えてました
初稿 2008.06.29

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