開口面 左図はいかにもマイクロ回線のアンテナです、と主張していそうな感じのするものでした。レドームが着いていないので反射面に向けて長方形導波管の開口部が向かっている構造が良く見えました。

 この形状は導波管給電と称し、導波管をくるりと曲げて管口のスロットから放射される電波を一旦パラボラ反射器(Parabolic reflector)に投じています。これによりアンテナ素子から放射される電波のうち、反射されずに直接空間に出るものを極力低減しています(この直接空間に出るものがビームの幅を広げ、パラボラアンテナの要求する指向性を劣化させるとのことです)。


下から 下から見上げると、このアンテナ専用の鉄柱(というか、鉄塔)の様です。開口面は三ツ峠の方を向いています。

撮影 2006.03.26 12時15分頃

遠景 岩殿山の方から上の鉄塔を見た感じです。背景に溶け込んでおり見辛いですが、画面中央にすらりと建っている鉄塔が目立つと思います。(大月出張所の)場所は国道20号と国道139号が交差する高月橋交差点の近くです。


更に遠景 更に引いて見ますと、この局(画面左端の↓)と電話局(画面中央やや左の↓)と東電大月支社(画面右端の↓)のそれぞれの鉄塔が見えました。開口アンテナはみんな三ツ峠山の方を向いていました。

撮影 2006.05.04 13時前



参考:
国土交通省甲府河川国道事務所
ここから「■電気通信」の項でネットワークの様子がわかります。大月から三ツ峠無線中継局にかけての回線は二級回線だそうです(定義はわかりませんが)。


初稿:2006.05.14
訂正:2006.09.18(リンク先修正)


ひとつもどります