浜崎あゆみさんの名前は、もちろんずっと前から知っていましたし、出すシングルが、のきなみミ
リオン・ヒットを飛ばしている事も、様々な広報メディアで目にしていちおう知ってはいました。

　しかし、私は巷の評判には、とんと無関心だった為、あえて彼女のメディアに手を出そうとは考え
ませんでした。

　そして月日は流れて2001年。私が入れ込んでいるゲーム『グラン・ツーリスモ』の最新版である
"３" が発売され、これをプレイすべくＰＳ２を購入ました。

　ＰＳ２ではＤＶＤが見られるので、せっかくだから何か映画のＤＶＤを買おうと思い立ち、ディス
クピアのオンラインストアを物色する事にしました。

　目当ての映画を見つけ、会計を済ませようとした時、「そーいやぁ、最近、ＣＤ買ってないな。そ
ろそろ新しいアーティストでも聴いて見るべぇか」と思いつきました。

　さて、誰のＣＤを買うかですが、先月、ネットを巡回した際、私のスター・ウォーズの師匠が、自
身のＢＢＳで、浜崎あゆみさんを絶賛する書き込みをしていたのを思い出したので、彼女のベスト盤
である『Ａベスト』を買いました。

　そして、自宅に戻ってから（映画のＤＶＤを見終わった後で）『Ａベスト』を聴いた私は、「耳か
ら」ウロコが落ちる思いでした。

　「こりゃスゲぇ・・・」。素直にそう思いました。初めて聴くアーティストのベスト盤で、これほ
ど気に入る曲が多かったのは、初めてでした。

　こーなると、ライヴが見たくなります。と、言ってもビデオでの話しなので、早速、彼女のライヴ
のＤＶＤを探し始めました。

　『Ａベスト』の中では、特に『ディペンド・オン・ユー』と言う曲が気に入ったので、同曲が入っ
ているライヴＤＶＤを探そうとしたのですが、最初に探したオンライン・ストアのデータベースには、
曲のリストが無かったため、ヤマ感で『カウントダウン・ライヴ2000−2001』と言うタイトルのを買
いました。

　物が到着して見てみると、残念ながら同ＤＶＤには、『ディペンド・オン・ユー』は収録されてい
ませんでしたが、浜崎さんのライヴは、私が彼女に抱いていたイメージとは逆に実にホットで、私は
思わず魅入ってしまいました。

　そして、１週間も経たない内に、今度は、『浜崎あゆみ／コンサート・ツアー2000・第２幕』と言
うＤＶＤを買ってしまいました。

　さて、私は、いったい彼女の何処が気に入ったのでしょう？ この記事を書き始めた時は、歌詞が
いいだの、曲がいいだのと、ありきたりの言葉をグダグダと書き並べていたのですが、結局、アップ
するのをやめました。

　彼女のライヴを見て感じた事は、「素直に感動した」、「パワーを貰ったような気がする」、「元
気な気持ちになれた」です。それ以上の感想は、書くだけ無意味だと思いました。

　ちなみに、浜崎さんの美形な容姿は、私にとってはオマケみたいなものです。私は容姿が気に入っ
てアーティストにホレたりする事はありません。（芸能界では、美形キャラはザラにいるのですから）

　すばらしい曲以外にも、浜崎さんを気に入った理由があります。私がこれまでに見てきたライヴ・
ビデオは決して多いとは言えませんが、彼女ほど、ステージの最後で観客に「ありがとう」を何度も
連呼するアーティストは、初めて見ました。彼女の態度からは、ファンを含め、周囲の人々に心から
感謝している気持ちを感じました。

　『カウントダウン・ライヴ2000−2001』の時点では、彼女は押しも押されもせぬ大スターであり、
すでに３ヶ月を越えるツアーすらもこなした人物だというのに、ステージの最後で感極まって泣いて
いる彼女を見たときは、こちらも目頭が熱くなってしまいました。

　どうやら私は、まだよく分かっているとは言えない彼女の人柄にもホレてしまったようです・・・。

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