TCOSビデオ・グループ


カラー・マルチ・ディスプレイ

 ◆(ソニー)KV−14MD1
  画面14インチ、チューナー内臓、ビデオ入力1系統、アナログRGB入力1系統のマルチ・メ
  ディア型テレビ。スピーカーは正面向かって左側に1基のみで、音声入力もモノラルのみ。パソ
  コン画面表示は98のハイ・レゾ・モードまで対応。

  ◇エピソード
   98の購入を決めた際、予算の都合により専用のディスプレイを買う余裕がなかったため、事
   前にテレビを買い変えた際にパソコンのディスプレイにもなる本機を購入した。現在ではテレ
   ビ&ディスプレイ共用型は珍しくもありませんが、当時は本機とNEC製の1機種ぐらいしか
   なく、買いに行った店の店員に「こりゃまた珍しいテレビやねぇ、わたしゃ初めて見た。100台
   売って1台出るか出ないかの代物やね」と言われたものでした。

カラー・テレビ

 ◆(シャープ)14CーS1F【退役】
  画面14インチ、ビデオ入力1系統、音声モノラルのテレビ。

  ◇エピソード
   我がTCOSのシステム創設時4台衆の1台。SL−HF77の購入を想定してビデオ入力装備の
   本機を購入しましたが、ビデオの普及していない当時においては珍しい存在でした。単に輝度
   を上げているという意味ではなくて全体的に画面が明るく、リモコンを含めて操作性も良く、
   非常に気に入っていた1台でした。KV−14MD1の購入に伴って退役し、他家へ転出とな
   りました。

ビデオ・デッキ

 ◆(ソニー)SL−HF77【退役】
  ベータ・ハイファイ方式ビデオ・デッキ。ノーマル型ステレオ・ビデオのSL−F11をベース
  に開発された民生品初のハイファイ・ビデオであるが、映像帯域の中央にステレオ音声を記録す
  るベータ・ハイファイ方式であるが故に、ノーマル型ベータ・デッキに比べて画質面でやや劣っ
  ている。各ローディング機構部がそれぞれ専用のモーターを有する贅沢なフル・ダイレクト・ド
  ライブ構造であり、本機のインデックス・サーチの早さは現行機でも肩を並べる機種が存在して
  いないほどである。

  ◇エピソード
   TCOSのシステム創設時4台衆の1台。就職して半年ほど経った頃、その時点ではまだ実家に置
   いたままになっていたビデオ資産を生かすべくビデオ・デッキの購入を決意した際、どうせな
   ら実家のよりいい機種をと言う事で、当時の最高級機であった本機を月々3000円の36ヶ月ロー
   ンで購入しました。ハイファイ方式のデメリットで、ノーマル方式のベータ・ビデオより画質
   で劣っていましたが、それでも当時のVHSビデオと同等以上の画質を誇っていたものでした。
   ED−V6000の購入に伴い、1度も故障する事なく退役しましたが、記念すべきハイファ
   イ・ビデオ1号機として我がシステムの殿堂入りを果たしました。

 ◆(ソニー)SL−HF66【退役】
  ベータ・ハイファイ方式ビデオ・デッキ。SL−HF77に続いて発売された中級モデルであり、
  ローディング機構部のモーター数を3個に減らしてベルト・ドライブ方式とし、特殊再生機能も
  2倍速と固定のスローのみに限定し、さらにインデックス・サーチを搭載しない事により価格の
  低減化を計った機種である。画質向上を目的としたμTP回路を搭載しており、SL−HF77
  に比べて画質のクリアさが向上している。

  ◇エピソード
   SL−HF77と最強のハイファイ・タッグを組ませるために購入しました。フル装備の77
   に比べて実に簡素な機能しか持っていませんでしたが、編集子機としては充分に役割を果たし
   てくれました。"ベータ・プロ" SL−HF900購入に伴い、1度も故障しないままシステム
   から退役し、実家へ転出しました。

 ◆(ソニー)SL−HF900
  ハイバンド・ベータ・ハイファイ方式ビデオ・デッキ。在来型ハイファイ・ビデオより映像の輝
  度信号の周波数帯域を最高5.6MHzまでシフト・アップする事により画質の向上を計り、ハイフ
  ァイ化により低下した画質をノーマル型並みのレベルまで引き上げた。さらに、幻のβIモード
  の復活、新機能ジョグ/シャトル・ダイアルの搭載など話題豊富なビデオであり、発売当時は大
  いに業界を賑わせたものであった。

  ◇エピソード
   AV雑誌で本機の発売を知り、その週末にすぐに購入に走りましたが、ベータ対VHSの普及
   比率が3対7であった当時においてすら日本橋(大阪の秋葉原)の多くの電気店で本機は売り
   切れになるほどの人気ぶりでした。購入して会社の寮へ持ち帰り、さっそく噂のβIモードを
   試し、余りの画質の高さに目を剥いていると、部屋へ入って来た友人が、「あれ? なんでこの
   番組まだやってんの? さっき終わったはず・・・。なんや、ビデオか」、要するに友人は、テ
   レビのオン・エアと間違えたのです。これはβIの画質の高さを現す何よりのバロメーターだ
   と言えるでしょう。

 ◆(ソニー)ED−V6000
  ED(Extended Definition)ベータ方式ビデオ・デッキ。5.6MHzハイバンド・ベータに続い
  て開発された6MHzスーパー・ハイバンド・ベータをさらに上回り、輝度信号の記録帯域を9.3
  MHzを高め、業務用ビデオに準ずる高画質を実現した。本機は、高価だったEDベータの普及
  を狙った簡易モデルであり、特殊再生機能は速度固定のスローとコマ送りのみでジョグ・シャト
  ルは装備していない。

  ◇エピソード
   老朽化したSL−HF77と交代させるために購入。ほんとうは最高級機のED−V9000
   が欲しかったのだが、ラックのスペースの都合から本機でなければ収まらなかったため、本機
   を選択した。EDでは、βIIモードでHF900のβIモードに匹敵する画質を再現出来た。
   個人的には、EDはS−VHSより優る民生品最強のフォーマットだと思っています。

 ◆(ソニー)SLV−F60
  ハイ・クオリティVHSハイファイ方式ビデオ・デッキ。低価格かつ操作性を重視した、いわゆ
  る "ゴク楽ビデオ" の初号機。本体とリモコンの両方にシャトル・ダイアルを装備し、録画予約
  を含めた操作情報をテレビ画面にスーパー・インポーズ表示する機能を備える。

  ◇エピソード
   ベータ対VHS戦争に敗れたとは言え、生粋のベータ・ユーザーである私はVHSなどを買う
   つもりはさらさらなかったのですが、私の自作のプロモーション・ビデオの視聴希望者の大半
   がVHSユーザーだったため、しぶしぶ本機を購入しました。ソニー製を選んだのと、S−V
   HSを買わなかったのは、私の最後の抵抗です。

LDプレーヤー

 ◆(ソニー)LDP−505
  ソニー初の自社製LDプレーヤー。発売当時は、LDを生産しているのはパイオニアだけという
  時代であり、本機も特殊再生が可能なのは標準ディスクのみ、PCM音声未対応(ただし、別売
  りで外付け可能)と言った簡易仕様てあった。マイク・ジャック2つにエコーを備えており、カ
  ラオケを意識した造りになっている。

  ◇エピソード
   それまでパイオニア製LDプレーヤーのOEM製品しか販売していなかったソニーが、いよい
   よ自社製プレーヤーを発売するとの情報を得た私は、その週末には日本橋の馴染みの店に走り
   ました。店頭で本機を発見した私は、直ちに顔見知りの店員に価格を尋ねたところ、在庫は入
   荷しているものの公式発売日は3日後との返事でした。しかし、欲しい機械を目の前にして帰
   るのをよしとしなかった私は何とか売ってくれるように(客の立場ながら)懇願し、私が筋金
   入りのソニー・フリークである事を知る店員もついに折れ、箱の図柄が外から見えないように
   包装紙で包んだ上に、買った日を誰にも言わない約束で売ってくれました。

デジタル・サウンド・プロセッサー

 ◆(ソニー)DSP−501
  LDP−505専用外付けPCM音声デコーダー。本機とLDP−505を専用ケーブルで接続
  する事によりPCM音声収録LDのデジタル音声の再生が可能となる。

  ◇エピソード
   LDP−505発売当時は、PCM対応のLDは音楽ライブものぐらいで、ジャケットにわざ
   わざ "デジタル音声" などと書かれていた時代でしたが、せっかく付けられるのならばと言う
   事で購入しました。

VAセレクター

 ◆(ソニー)SB−V5【退役】
  5入力3出力のAVセレクター。入力5系統の内、相互ダビングが可能なのは2系統のみで、残
  る3系統は入力のみ、出力の1系統はモニター用である。薄型のボディに大きめのボタンが8個
  並ぶだけのシンプルなデザインで、操作性は良好。

  ◇エピソード
   ビデオ・デッキが2台にLDが1台と映像機器が増えたのに合わせて本機を購入しました。表
   示ランプも小さく、派手さは無いセレクターでしたが、非常に使い勝手が良く、気に入ってい
   た1台でした。SB−V3000と交代してシステムを退役し、他家へ転出しました。

 ◆(ソニー)SB−V3000
  6入出力対応のフル・マトリクスAVセレクター。ビルの窓状に配置された36個のボタン群を操
  作する事により、それぞれの入力信号を他の5つの出力へ割り振る事が可能。また、NTSC→
  S/Yコンバーターや音声外部入力端子、ビジュアル・プロセッサー用端子も装備しており、A
  Vセレクターに必要とされる機能を充分に備えている。

  ◇エピソード
   映像関連機器がビデオ・デッキ3台、LD1台、PCMプロセッサー1台、ファミコン1台、
   ビジュアル・プロセッサー4台と増加したため、先代のSB−V5では能力不足となり、本機
   を購入しました。少々高価な機械ですが、私が要求する機能をすべて網羅しており、購入した
   電気店の当時の担当者も「文句なし、業界最強のセレクターです」と絶賛していました。

マルチ・カラー・コレクタ

 ◆(ソニー)XV−C900
  映像色調整機。色あいおよび色の濃さ調整、カラーバー・ジェネレーター、ガンマ補正、ネガ・
  ポジ反転、ワイプ/バック・カラー・ジェネレーター、画像/音声フェーダー、ビデオ・アート、
  オーディオ・ミキシング、スプリット・スクリーン、クロマ・ノイズ・リダクションなど多彩な
  機能を装備する。

  ◇エピソード
   自作プロモーション・ビデオ制作プロジェクト "リマインド" で購入した1台です。ビデオで
   は、映像ワイプおよびフェードに使用しました。

漢字ビデオ・タイトラー

 ◆(ソニー)XV−J770
  JIS第2レベルまでの漢字ROMを内蔵したスーパー・インポーザー。内臓ROMの漢字以外
  にも、24×24ドットのオリジナル文字/図形も50個まで登録可能。タイトル・メモリー容量は、
  内臓メモリーが10枚まで、別売りのメモリー・カードを装着すれば、さらに40枚を記憶出来る。
  画面表示/ワイプ・パターンは23種類。

  ◇エピソード
   自作プロモーション・ビデオ制作プロジェクト "リマインド" で購入した1台です。ビデオで
   は、オープニング・タイトルおよびエンディングのクレジット・リストに使用しました。

デジタル・ビデオ・アダプター

 ◆(ソニー)XV−D300
  ビジュアル・エフェクター。画面メモリー、画面9分割、ズーム、モザイク、ピクチャー・アー
  ト、ストロボ・アクションなどの映像効果機能を持つ。

  ◇エピソード
   自作プロモーション・ビデオ制作プロジェクト "リマインド" で購入した1台です。ビデオで
   は、装備するほぼ全機能を使用して映像効果に使用しました。

イメージ・スキャナー

 ◆(ソニー)XV−T600
  ピクチャー・コンピューター。付属のスキャナーを使用して単色図形を読み込み、着色などの編
  集が出来る他、別売りのトラック・ボールを接続する事により、図形を作成する事も可能。作成
  /編集した図形を、画面にスーパー・インポーズ表示する機能を持つ。

  ◇エピソード
   自作プロモーション・ビデオ制作プロジェクト "リマインド" で購入した1台です。ビデオで
   は、エンディングのラストに直筆のサインを表示させるのに使用しました。

ビデオ・プリンター

 ◆(ソニー)CVP−G500
  カラー・ビデオ・プリンター。プリント画素数最大448×580。プリント・サイズ普通(A6)、
  縮小、4画面分割、25画面分割。プリント階調数イエロー、マゼンダ、シアン各色64階調。プリ
  ント印画紙は普通紙、ステッカー式印画紙、はがき式印画紙の3種類があり。

  ◇エピソード
   自作プロモーション・ビデオ制作プロジェクト "リマインド" で購入した1台です。ビデオで
   は、ビデオ・テープに張るラベルの制作に使用しました。

8mmビデオ・カメラ・レコーダー

 ◆(ソニー)CCD−V700
  41万画素、プレシジョンCCD方式カメラ、8倍ズーム。ビデオ部は、ハイエイト・ハイファイ
  方式。タイトル2画面メモリー。いわゆる "パスポート・サイズ" TRシリーズが出始めの頃に
  本機はその上位に位置する機種として発売されていた。

  ◇エピソード
   自作プロモーション・ビデオ制作プロジェクト "リマインド" で購入した1台です。当時、ソ
   ニーにおける41万画素CCDカメラでは本機が最も安価だったので選びました。

カラー・モニター

 ◆(ソニー)XV−M30
  4インチ・カラー液晶モニター。電源はビデオ・カメラと共通のバッテリーを使用しており、カ
  メラのマウントに取り付けられるアタッチメントを標準装備している。

  ◇エピソード
   CCD−V700のビュー・ファインダーはモノクロだったので、出先でカラー映像をチェッ
   クするために本機を購入しました。

アンテナ・ブースター

 ◆(ソニー)BO−500
  UHF、VHF、BS対応4分配アンテナ・ブースター。BS、UHF、VHF−LOW、VH
  F−HIGHの各ゲイン調整ボリュームおよびFMトラップ・スイッチを備える。

  ◇エピソード
   アンテナ・ブースターとしては特に優れているわけでもなく、単にソニー製にこだわって見た
   だけです。日本橋中を探しても、置いてあったのはソニー専門店であるAVICだけでした。

無停電電源

 ◆(サンケン)MPS−500JH
  パソコン用無停電電源装置。供給容量500VAで、パソコン本体、CRTディスプレイ、ハード・
  ディスクを約5分間駆動可能。

  ◇エピソード
   私が外出中に起こるアパートの停電によりビデオの録画予約が度々パアにされたのに対処すべ
   く本機を購入しました。自慢を兼ねて、AVマニアの先輩に購入を報告すると、「あぁ、あれ
   ねぇ、実験して見たらビデオを2台動かして40分持ったで」との返事? 「ひょっとして先輩、
   MPSを持ってるんですか?」、「あぁ、2ヶ月ほど前に買った」、さすが! 上には上がいる
   ものだと思い知らされました。

ルート・セレクター

 ◆(dbx)MODEL 007
  3系統入出力、サウンド・プロセッサー3台、ノイズ・リダクション・ユニット対応のルート・
  セレクター。無電源タイプだが操作性は抜群で価格が安く、コストパフォーマンスの高い機械。

  ◇エピソード
   本来はオーディオ系統用ルート・セレクターですが、PCMプロセッサーのシステム編入によ
   り変則的な接続となったSL−HF900の映像系配線を整理するために購入しました。

パワー・ディストリビューター

 ◆(ティアック)AV−P25
  15口のコンセントおよび電源ノイズ・フィルターを1段装備する電源分配機。AV−P二桁型番
  シリーズの中級機。

  ◇エピソード
   ビジュアル・グループの第1ディストリビューターとして購入しました。

 ◆(ティアック)AV−P255
  15口のコンセントおよび電源ノイズ・フィルターを1段装備する電源分配機。AV−P25の後
  継機種であり、極性チェッカーが追加された。

  ◇エピソード
   自作プロモーション・ビデオ制作プロジェクト "リマインド" によって増加した機器群用に購
   入しました。

インテリジェント・テレホン

 ◆(ソニー)IT−A90
  出先からコントロール可能な赤外線リモコンを内臓した多機能電話機。留守録はICメモリーで
  最長42秒までのメッセージを2つまで記憶可能。応答メッセージは最大5種類まで登録できる。
  他に、転送電話機能も備える。

  ◇エピソード
   電話機をビジュアル・グループに入れるのも妙な話しですが、それは本機を購入した目的が、
   急なビデオ録画が発生した場合に、出先からビデオ・デッキをコントロールするためだったか
   らです。