特別企画

KOHKI ロング・インタヴュー

 
 ここで紹介するKOHKI(コーキ)というミュージシャンは、まだ一般的に広く知られた存在ではない。しかし僕にとって彼が2000年に発表したデビュー作『PANGEA SONG』は、あまりにも大きな衝撃を与えてくれた作品だった。

 本人が弾く三味線をループさせるといったアイデアの革新性に象徴される知性。フェイヴァリット・ミュージシャンにジミヘン、喜納昌吉、高橋竹山という名前を掲げるのも納得の野性的なグルーヴ。しかもその両方を合わせ持つ演奏だけでなく、ミックスやマスタリングまでを、本人がやっており、さらに当時の彼はまだ14歳の少年だという驚愕の事実! それ以来、KOHKIとは一体どんな人物なのだろうかと、ずっと気になっていた。

 それから3年。

 2001年マキシ・シングル『MORE MAGIC MORE MUSIC』でメジャー・デビューを果たし、昨年セカンド『u-ni-cy-cle』をリリース。2003年3月で18歳となった彼に、サード・アルバム『Eke In Eke Out』のリリースを機に、MUSIC MAGAZINEの取材という形で初めて逢うことができた。

 しかしながら本誌では字数の制限のため、非常に興味深いコメントの多くをカットせざるを得なかった。それを公開したいという僕の申し出を、ラストラム・コーポレーションの角田氏とMUSIC MAGAZINE編集部の斎木氏に了承していただいた結果、ここでは全文のテープ起こしを元に再構成したものを、僕のホームページの特別企画として掲載することにした。

 快く僕の申し出を了承していただいた両者に深く感謝します!


KOHKIディスコグラフィー
KOHKIロング・インタヴュー本文
KOHKIブログ