旅 の 話

旅でのできごと、失敗、おかしな話の紹介。
路線バス内(U.S.A.)
(1980年8月)

ロスに来たからにはビーチを見なければいけないと思った。
ダウンタウンからウィルシャー・ストリートを経由してサンタモニカビーチに行く途中での出来事。
L.A.地区は広く個人旅行者は公共交通機関を使う事になるが当時はバスしかなかった。

あるバス停から不良ぽっい人が乗ってきた。
車内をうろつき話し掛けている。絡んでいるようにも思われる。
誰もが知らんふりをしている。
何だか車内が嫌な雰囲気になってきている(心配)。
当然、私たちのところにも来るが知らないふりをする。
運転手も車内の雰囲気やその男の行動を見て、無線でなにやら連絡をとっているようだ。
バスは走りつづけている。
バスが停まった。扉が開き警官二人が慌しく入りその男を連行していった。
おーと思った。犯罪を未然に防いでいるのだろう。
おまわりさんご苦労様。
何もかなったかのように車内は平静を取り戻した。

ロスはニューヨークより犯罪が多いと、ここに来て知った直後だった。
ホッッ・・・
そのせいだろうか? バスの窓ガラスが放射状に割れている・・・ 
弾が当ったのではないかと勝手に想像している。

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