旅 の 話

旅でのできごと、失敗、おかしな話の紹介。
ダージリンでの話(インド)
(1988年 7月)
 
ホームビデオが出始めた頃だった。ビデオを持っての旅はインドが初めてになる。
まだ世の中に8ミリビデオは出ていない。
機種はパナソニックの8倍ズーム、フルサイズビデオで重さは3kgを越すため肩載せ式(業務用はこの形)。

カンチェンジュンガ(8598m)の方向を撮影していた。
夏は雨季にあたり町中が雲の中みたいでガスがかかり展望が望めない。しかたなく茶園や遠景を撮影していた。
天気がいいと、さえぎるものが無い北の空にカンチェンジュンガが輝くようだ。
声を掛けられた(英語で)。
身なりがよく学がありそうだ。歳は50代。
「ここはまだ僻地だから色々なところを撮影して放送局に売り込め」と言っている。
海外の放送局もあまり来た事が無いらしい。
ダージリンを拠点に周ればそれなりの映像が撮れるのは確かだ。
ガントク、紅茶の産地アッサムやブータンやネパール国境にも近い。
題材は豊富にある。しかし、時間が2泊しかない。日程もある(ここだけの旅はできない)。
面白い話しだけど、今回はあきらめる。(それ以来ここには来ていないが・・・)
それにプロではない・・・
その後、茶店でダージリンを飲みながら想いにふけていた。

私はその時、オランダからSL(蒸気機関車)を撮りに来ていた数学の先生と共にしていた(ダージリンの間)。
「Toy Train」は運休していた。
先生はSLが撮れずに次の日、ダージリンを後にした。

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