巻毛のアントニオと巻舌

英語って発音に苦労しませんでしたか?aがエイだったりアだったり、iがアイだったりイだったり。反則技ばっかりだった気がするのは、もちろん英語の成績が悪かった逆恨みですが。
スペイン語は明朗快活。明るい音とわかりやすい書き方がうれしいです。(カキクケコca,qui,cu,que,co)と、(サシスセソza,ci,zu,ce,zo)、(ハヒフヘホja,gi,ju,ge,jo)に慣れてしまうと、ロミオとフリエッタって自然に言えるようになる。VとBは同じバ。楽勝です〜。「写真」が(Fotoフォト)だと聞いた時は、大喜びしちゃいましたもんね!だからワインのラベルなんて、すいすい読める。(読むだけね、意味はわからない、、。)そんななかで、大変なのはrrとll。rrは、ものすごい巻舌のリャ。べらんめえ!のラだそうですが、江戸っ子じゃない私には、できません〜。「犬」のペロ(perro)と「でも、、、」のペロ(pero)と「髪の毛」(pelo)のペロは巻舌で区別する!?そんなあ、、、。
LLはもっと不思議な音。耳をそばだてて、アントニオの歌を聞いてみて下さい。
♪ラ ベリャ マリア、デ ミ アモール。
(La bella Maria de mi amor.美しいマリア、わたしの恋人。)
「マンボ キングス」のアントニオのllは、とてもさりげなく歌われています。日本人には辛いこの音、でも奥の手があって、スペイン南部(アントニオの産まれたアンダルシアとか)では「ヤ」とか「ジャ」とか言うらしい。だから、スペイン・バレンシアの名物料理(パエリャpaella)はパエでもパエジャでもいいらしい。舌の震えるパエリャよりも、パエジャの方が言いやすい。だから日本人のスペイン語の先生は、アンダルシア風な発音の人、多いかも。
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Lastmodiffied:20/Jun/2001
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