ベロセット1935KTT−MkV


ダッチランでの景色

こいつはまだ植物油仕様なんです、今日は寒いからR30ですよとI君は言いながらコースインまでの慌ただしい準備をこなす

KTTこの名前の由来はKはオーバーヘッドカムシャフト、TTはツーリストトロフィモデルを意味します。

要するに 今で言う市販レーサということになります。マーク5ということは5世代目のKTTで 最終的にはマーク8まで発展することになります。

MkWまでのダイアモンド式フレームから セミダブルクレードルタイプのフレームになる、写真ではヘッド回りが 金色のように見えますが 素材はアルミニウム−ブロンズ 所謂”ブロンズヘッド”なるものです。

これは通常の鋳鉄製のヘッドに比較して放熱性に優れています。

ベベルギヤを使用したOHC、当時はカムチェンの耐久性、作動の正確性を確保するために、ギヤ駆動でした。

当時の性能は最高速度 90MPH ガソリン+ベンゾールで 100MPHでした。

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