エンジンマウントのリペア


以前交換した、エンジンマウント(リア)のインナラバーの交換をしてみました。

マウントの分解には、ケースを結合している6個所のスポット溶接をドリルで、剥がし、内部の部品を取り出します。

左の写真が、取り外したマウントの全部品です。

この部品群の中で、消耗変形しているのは、ゴムの塊なのですが、目視で解るくらいに変形しているのがわかります

左が古いマウントラバーで右の新品との違いがはっきりとわかります、この古い状態ですと急ブレーキを懸けると、エンジン+ギヤボックスが上に移動して、非常に不快ですし、発進時にひどい振動が発生するようになります。

*このマウントゴムはDSの数多い?ウイークポイントの一つだそうです

ゴムの交換ですが、ゴムは中心ボルトの下側から挿入され、ワッシャ状の金属板を強固にかしめて、固定してあります

左のかしめ部を旋盤を使用して削り取ります。

かしめの替わりにM6のボルトで固定する方法に変更するために旋盤にドリルを取り付けて、下穴加工を行った後、雌ネジを切ります。

左はサンドブラスト前、右はサンドブラスト後の各部品です。

新品ラバーに交換も済み、サンドブラストでキレイになって、めでたしメデタシ。

あとはケース上下を溶接でくっつけて、缶スプレーで塗って完成です。

戻る

装置協力ブリティッシュビート